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山陽電気鉄道5000系電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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山陽電気鉄道5000系・5030系電車 (さんようでんきてつどう5000けいでんしゃ・5030けいでんしゃ)は山陽電気鉄道の所有する車両である。 5000系電車と5030系の相違点は制御方式が界磁添加励磁方式であるかVVVFインバーターであるかのみで車体は共通しているといえる。

5000系

1986年~1995年に製造された、山陽電気鉄道の所有する車両の1形式である。

1次車

当時在籍していた旧性能車(270形・300形・2700形)を完全淘汰するため1986年に5000~5013、5600~5606の3連×7本が製造された。

2次車

非冷房車の2000系を置き換えて冷房化を促進するため1988年1989年かけて5014~5019、5607~5609の3連3本および5000系1次車4本を特急に使用するため3連から4連化するため、T車の5000~5503の4両が製造された

3次車

2次車をベースに転換クロスシートを装備した車輌で1990年に5020~5022、5504~5505、5610~5611の4連2本、
翌1991年には5000系3本を6連化、4本を4連化するために中間電動ユニット5200~5205の6両および付随車5505~5509の4両が製作された。


4次車

1993年に全編成を4連以上にするためT車の5510、5510の2両のみ製造された。
窓形状が若干変更され一部の窓が固定窓となった。

5次車

1995年に5000系3本を6連化するために中間電動ユニット5206~5211の6両製造された5000系最終増備車である。
窓形状が大幅に変更された。 なおこの窓配置が5030系にも採用された。

5030系

1997年、5000系最終増備車をベースにVVVFインバーター化(インバーターは山陽伝統の富士電機製でモーターを1つずつ制御する個別制御方式である。)した車両として登場した、山陽電気鉄道の所有する車両の1形式である。

1次車

1998年に開始された姫路~阪神梅田間直通運転開始に備えて1997年に登場した。
5630-5230-5231-5530-5250-5631
5632-5232-5233-5531-5251-5633
の6連2本(12両)が製造された。
編成は大阪側からTc1-M1-M2-T-M3-Tc2でTc1は山陽初の大阪側制御車となり、M1にM3下枠交差式パンダグラフを搭載した。

2次車

2000年、5000系の4連4本を6連化する際に中間電動車の5235~5241(奇数のみ4両)と5252~5255(4両の)合計8両が製造されたが5000系に2両ずつはさんで使用するため、車内案内装置と非常電話そうちは準備工事にとどまっている。