ジェフリー・マルテ
阪神タイガース #31 | |
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デトロイト・タイガース時代 (2015年7月31日) | |
基本情報 | |
国籍 | ドミニカ共和国 |
出身地 | ラ・ロマーナ州ラ・ロマーナ |
生年月日 | 1991年6月21日(33歳) |
身長 体重 |
185 cm 99 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 三塁手、一塁手、左翼手 |
プロ入り | 2007年 アマチュアFA |
初出場 |
MLB / 2015年7月5日 NPB / 2019年4月29日 |
年俸 | $559,000(2018年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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ジェフリー・レオナル・マルテ・ポーリーノ(Jefry Leonal Marté Paulino, 1991年6月21日 - )は、ドミニカ共和国ラ・ロマーナ州ラ・ロマーナ出身のプロ野球選手(内野手)。右投右打。NPB・阪神タイガース所属。
愛称はエル・ブレイ(El Bley)[2]。
経歴
プロ入りとメッツ傘下時代
2007年にニューヨーク・メッツと契約してプロ入り。
2008年に傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・メッツでプロデビュー。44試合に出場して打率.325、4本塁打、24打点、2盗塁を記録した。
2009年はA級サバンナ・サンドナッツでプレーし、123試合に出場して打率.233、6本塁打、41打点、5盗塁を記録した。
2010年もA級サバンナでプレーし、82試合に出場して打率.264、6本塁打、44打点、4盗塁を記録した。
2011年はA+級セントルーシー・メッツでプレーし、131試合に出場して打率.248、7本塁打、55打点、14盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ピオリア・ハベリーナズに所属した。
2012年はAA級ビンガムトン・メッツでプレーし、129試合に出場して打率.251、9本塁打、58打点、9盗塁を記録した。
アスレチックス傘下時代
2012年12月18日にコリン・カウギルとのトレードで、オークランド・アスレチックスへ移籍した[3]。
2013年は傘下のルーキー級アリゾナリーグ・アスレチックスとAA級ミッドランド・ロックハウンズでプレーし、2球団合計で71試合に出場して打率.272、2本塁打、28打点、8盗塁を記録した。
2014年はAA級ミッドランドでプレーし、107試合に出場して打率.259、10本塁打、53打点、9盗塁を記録した。
タイガース時代
2014年11月22日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだ[4]。
2015年は傘下のAAA級トレド・マッドヘンズで開幕を迎え、7月4日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[5]、翌5日のトロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビュー。この年メジャーでは33試合に出場して打率.213、4本塁打、11打点を記録した。
エンゼルス時代
2016年1月27日にコディ・イーブスとのトレードで、ロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[6]。開幕は傘下のAAA級ソルトレイク・ビーズで迎えたが、5月31日にシーズン2度目の昇格を果たしてからはそのままメジャーに定着。メジャーでは88試合に出場して打率.252、15本塁打、44打点、2盗塁を記録した。
2017年は、初めてメジャーで開幕を迎えたが打撃不振で6月にマイナー降格。9月にメジャー出場枠が拡張されても昇格することはなく、45試合の出場に留まった上、打率.173、4本塁打、14打点と振るわなかった[7]。
2018年、左手首故障の影響で途中離脱しながらも、アルバート・プホルス、大谷翔平らとの併用策により自己最多の90試合に出場し[8][9][10]、209打席で打率.201・7本塁打・22打点の成績を残した[11]。オフに40人枠から外れたが、マイナー降格を拒否したためFAとなった[12]。
阪神時代
2018年12月28日、NPBの阪神タイガースとの契約合意が発表された。単年契約で、背番号はかつて掛布雅之が使用していた31[13]。
2019年、オープン戦期間中の3月中頃に右ふくらはぎの張りを訴え、それ以降は二軍での調整を余儀なくされた。4月24日のウエスタン・リーグ公式戦・福岡ソフトバンクホークス戦(阪神鳴尾浜球場)で実戦復帰[14]。
選手としての特徴
打球の多くが中堅から左翼方向へ飛ぶ右打のプルヒッター[15]。特に、メジャー通算で放った30本の本塁打の内、中堅より右翼方向への本塁打はわずか1本のみである[16]。
守備では三塁手、一塁手の他、左翼手の経験を持つ[7]。55mを6.8秒で走る走力も持ち合わせていることから、走塁には自信があると語っている[17]。打撃フォームには、2018年に阪神タイガースに在籍したウィリン・ロサリオを想起させるものがある。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2015 | DET | 33 | 90 | 80 | 9 | 17 | 4 | 0 | 4 | 33 | 15 | 0 | 0 | 2 | 0 | 8 | 0 | 0 | 22 | 2 | .213 | .284 | .413 | .697 |
2016 | LAA | 88 | 284 | 258 | 38 | 65 | 14 | 0 | 15 | 124 | 44 | 2 | 2 | 0 | 3 | 18 | 0 | 5 | 59 | 8 | .252 | .310 | .481 | .790 |
2017 | 45 | 145 | 127 | 10 | 22 | 5 | 0 | 4 | 39 | 14 | 1 | 0 | 0 | 1 | 13 | 0 | 4 | 34 | 2 | .173 | .269 | .307 | .576 | |
2018 | 90 | 209 | 194 | 28 | 42 | 7 | 1 | 7 | 72 | 22 | 1 | 1 | 0 | 0 | 13 | 0 | 2 | 41 | 6 | .216 | .273 | .371 | .644 | |
MLB:4年 | 256 | 728 | 659 | 85 | 146 | 30 | 1 | 30 | 268 | 91 | 4 | 3 | 2 | 4 | 52 | 0 | 11 | 156 | 18 | .222 | .288 | .407 | .695 |
- 2018年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
一塁(1B) | 三塁(3B) | 左翼(LF) | |||||||||||||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2015 | DET | 22 | 106 | 11 | 3 | 9 | .975 | 7 | 2 | 15 | 1 | 3 | .944 | - | |||||
2016 | LAA | 29 | 169 | 14 | 2 | 18 | .989 | 22 | 10 | 34 | 2 | 2 | .957 | 27 | 39 | 2 | 1 | 0 | .976 |
2017 | 28 | 172 | 12 | 2 | 21 | .989 | 10 | 3 | 16 | 0 | 1 | 1.000 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
2018 | 71 | 335 | 33 | 3 | 35 | .992 | 10 | 5 | 8 | 1 | 1 | .929 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
MLB | 150 | 782 | 70 | 10 | 83 | .988 | 49 | 20 | 73 | 4 | 7 | .959 | 32 | 43 | 2 | 1 | 0 | .978 |
- 2018年度シーズン終了時
記録
- MiLB
- オールスター・フューチャーズゲーム選出:1回(2011年)
NPB打撃記録
- 初出場・初先発出場:2019年4月29日、対中日ドラゴンズ6回戦(ナゴヤドーム)、6番・一塁手で先発出場
- 初打席:同上、2回表に阿知羅拓馬から遊飛
- 初安打:同上、9回表に小熊凌祐から左前安打
- 初打点・初本塁打:2019年5月1日、対広島東洋カープ5回戦(阪神甲子園球場)、6回裏に菊池保則から左越えソロ
背番号
- 55 (2015年)
- 19 (2016年 - 2018年)
- 31 (2019年 - )
登場曲
- 「Cristo Conmigo」 - Almighty (2019年 - )
応援歌(阪神在籍時)
力の限り
魅せろよマルテ
打てよ遥か遠く
レッツゴーレッツゴーマルテ
脚注
- ^ “Jefry Marte Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2018年5月20日閲覧。
- ^ Explaining Angels Players Weekend nicknames MLB.com (2017年8月24日) 2017年8月27日閲覧
- ^ Mets Acquire Collin Cowgill MLB TradeRumor
- ^ Anthony Fenech (2014年11月22日). “LHP Duran among prospects to sign Tigers minor deals” (英語). Detroit Free Press 2016年10月22日閲覧。
- ^ Aaron McMann (2015年7月4日). “Jefry Marte brings power bat, some flexibility to Detroit Tigers lineup” (英語). MLive 2016年10月22日閲覧。
- ^ Jeff Fletcher (2016年1月27日). “Angels get infielder Jefry Marte from Tigers for Kody Eaves” (英語). Orange County Register. 2016年10月22日閲覧。
- ^ a b 阪神 来季30発期待大砲獲り 16年メジャー15発のマルテら候補 Sponichi Annex 2017年9月11日
- ^ 打者専念の大谷翔平とプホルス…ソーシア監督が起用法を苦悩「1日1日見て…」 Full-count 2018年7月24日
- ^ 大谷=左腕苦手は過去!? 番記者指摘、プホルスDL入りから対左腕打率は3割超 Full-count 2018年9月28日
- ^ 大谷は先発外れる 左腕先発とプホルスDHで負担減 日刊スポーツ 2018年7月12日
- ^ 阪神 大谷の同僚を獲得調査 “4番本命”メジャー通算30発マルテ内野手 Sponichi Annex 2018年10月31日
- ^ 阪神が獲得狙う、マルテ内野手がFA選択 スポーツ報知 2018年11月7日
- ^ 阪神がマルテ獲得「神が導いてくれた」背番号は31 日刊スポーツ 2018年12月28日
- ^ 阪神マルテが実戦復帰 3打数1安打 上々の再スタート Sponichi Annex 2019年4月24日
- ^ 阪神、新助っ人はマルテ最有力!矢野虎「最後のワンピース」 SANSPO.COM 2018年12月20日
- ^ Jefry Marte Career Home Runs Baseball-Reference.com 2018年12月25日閲覧
- ^ 来季4番候補マルテ、カーネルの呪いはオレが解く!パワーはもちろん走塁も自信アリ デイリースポーツ online 2018年12月24日
関連項目
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Jefry Marte stats MiLB.com
- 個人年度別成績 J.マルテ - NPB.jp 日本野球機構
- Jefry Marte. (@jmarte19) - Instagram