ブレイブ・ストーリー
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『ブレイブ・ストーリー』 (BRAVE STORY) は宮部みゆき著のファンタジー小説。
小説を原作あるいは原案としたアニメ映画(2006年7月8日公開)、漫画、ゲームがある。映画および映画から派生したゲームは「中黒」(・)に代わり半角スペースで区切った『ブレイブ ストーリー』と表記する。
漫画は『ブレイブ・ストーリー~新説』と『ブレイブストーリー』との2作品がある。ゲームは、PS2、PSP、ニンテンドーDSそれぞれのソフトがあり、映画公開日より2日早い2006年7月6日に発売された。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
小説『ブレイブ・ストーリー』
ストーリー
三谷亘(ミタニ ワタル)は小学5年生。どこにでもいるような、普通の少年だった。ある日、幽霊が出ると噂される"幽霊ビル"で、要御扉(かなめのみとびら)に出会う。そこを潜り抜けると、はじめてみる、大きな、現実とは違う、不思議な世界、幻界(ヴィジョン)が広がっていた。
もう一度要御扉のもとへいきたいと幽霊ビルへ行くが、隣のクラスの優秀な転校生・芦川美鶴(アシカワ ミツル)が上級生に痛めつけられている現場に居合わせてしまう。助けようとしたワタルもまた暴力を振るわれるが、ワタルによって解放されたミツルは魔術を使って漆黒のバルバローネを呼び出し、上級生に反撃し、そして最後には、上級生たちをバルバローネは飲み込み、消してしまった。夢としか思えないその光景がワタルの心を掴む。そしてミツルは姿を消した。
そんな中、ワタルの父が突然、昔愛した女性と復縁すると、離婚を宣言して家を出て行ってしまう。その愛していた女性、田中理香子のお腹にはもう子供がいた。ショックでワタルもろとも親子でガス自殺をしようとする母。ガス漏れにも気付かず眠っていたワタルを起こしてくれたのは、行方不明になっていたミツルの声だった。
「運命を変えたかったら、幻界へ行け」というミツルの呼びかけに応じ、家族を取り戻す為、母と自分の運命を変える為に幽霊ビルの階段の上に現れた要御扉を通って、ワタルは再び幻界へ。
導師の導きで、願いを叶えてくれる運命の女神が住むという"運命の塔"を目指す"旅人"となったワタルは、水人族のキ・キーマ、ネ族のミーナといった仲間と出会いながら、幻界での旅を続ける。そして、ミツルもまた、運命の塔を目指す旅人として、ワタルより一足先に旅立っていた。ワタルの、そしてミツルの願いは叶えられるのだろうか…。
用語
- 現世(うつしよ) 三谷亘や芦川美鶴がいた世界。現代日本語では、「うつしよ」は「現世」(げんせ)の古い呼び方であり、この世のこと。
- 幻界(ヴィジョン) ワタルとミツルが望みをかなえるために旅人として赴いた世界。現世の人々の想像エネルギー、特に旅人自身のエネルギーが強く反映される。陸地としては、南北2大陸とその間の島々がある。ラウ導師は、ミツルとワタルが旅する幻界が異なっていると言っているが、旅人ごとに複数の幻界が存在するかという質問は否定している。皇女ゾフィは、現世と幻界は「混沌の深き淵」に浮かぶ対になる世界であるが幻界は複数あると述べている。なお、英語の"vision"には、視覚、視界、想像力、見方、幻影、未来像などの意味があり幻界の定義を考える上で興味深い。
- 魔界 敵意と害意にあふれた闇の世界であり、幻界になり損なった世界(ゾフィ談)。
- 混沌 幻界と現世の外部を取り巻く空間。作中の「久遠の谷」は「混沌」と同じ空間を示している可能性がある。なお、「混沌」という言葉は、日本神話(記紀)に述べられている創世(天地開闢)前の状態や、ギリシア神話のカオス(英語chaos)と同じ。
- 要御扉(かなめのみとびら) 現世と幻界をつなぐ扉。扉を開くためには、命を掛けても運命を変えたいと思う現世の人と、その人の近くにふさわしい場所が必要。現世で扉が開く間隔は作品によって異なる(原作10年ごと、漫画『ブレイブ・ストーリー~新説』50年ごと、ゲーム『ブレイブ ストーリー ワタルの冒険』1000年ごと)。開いている期間は90日間(原作)。
- 旅人 望みをかなえるために現世から幻界に入って旅をするヒト。女神信者からは敬意を受けるが、老神信者からは「ザザ・アク」(偽の神・神を騙る者)として命を狙われる。一回の要御扉が開いている期間に幻界に入れる旅人数は作品によって異なる。原作では、通常一人でハルネラの時にだけ二人。原作以外は二人以上が同時に旅人となる設定。
- おためしのどうくつ 旅人にとって幻界の最初の試練の場所。旅人を魔導師と勇者に振り分け、そのほかの属性も判定する。
- 四神将 おためしのどうくつにいる巨像。運命の女神を奉じている。(暁の神将:東方守護・目は赤、夕闇の神将:西方守護・目は青、風雪の神将:北方守護・目は白、陽光の神将:南方守護・目は金色)
- 宝玉 玉(ぎょく)とも呼ぶ。旅人が旅の途中で集める必要があるアイテム。
- 原作でワタルが集めた宝玉に宿る精霊(4番目まで)
- 女神の力の一端を担うもの、癒しの精霊 白いローブを纏った女性
- 勇気を司り、鋼の意思を尊ぶ精霊 右手に剣、左手に盾を持ち、背中に1対の羽がある金色の少年
- 希望を護り育て、未来を司る精霊 真紅の衣と白銀の胸当てをつけた少女
- 互恵と友愛を司る信義の精霊 袖が長い白金色のローブを纏い、同じ色のヴェールで髪を覆った長身の男性
- 原作でワタルが手にいれた5番目の宝玉
- 闇の宝玉。「魔界」から「幻界」に運び込まれたもの。
- 原作のミツルが集めた宝玉の色は、赤・薄緑・蒼・琥珀・漆黒。
- 原作でワタルが集めた宝玉に宿る精霊(4番目まで)
- 女神 「運命の女神」または「創世の女神」と呼ばれることもある。旅人が旅を成し遂げたときに願いを叶えてくれる存在。女神信者は、女神が混沌の中から幻界を創世したと信じている。しかし老神信者は、女神は老神が創った幻界をだまし取ったと信じている。水人族の古語では女神を「ウパ・ダ・シャルバ」(光のように美しいヒト)と呼ぶ。
- 老神・冥王 老神は女神よりも古い存在と言い伝えられており、水人族語で「イル・ダ・ヤムヤムロ」(混沌を統べるもの)と呼ばれる。「女神が幻界を創世したときに、混沌を統べる冥王と盟約を交わした」(シン・スンシ談)ということから判断すると、老神と冥王は同じ存在。老神信者にとっての「老神」は、幻界を女神に奪われたが、女神による幻界統治が破綻したときに再来する救世神。なお、原作中である人物が自分自身が冥王になると言っているが、その登場人物の勘違いだと思われる。
- ヒト 幻界の社会を構成する人種(種属)の集合体、または個人。現世の人間と同じアンカ族、トカゲ人間に見える水人族、猫耳のネ族、鳥型のカルラ族、ウサギみたいな飛足族、アンカ族に似ているが小柄なパン族、ドラゴン族、そのほかの動物に似た獣人族がいる。北の帝国政府および老神信者は、アンカ族至上主義を取り、他人種を差別し迫害している。
- 南大陸=連合国家または連邦 ナハト国(農畜産業主体)、ボグ国(商業主体)、ササヤ国(学術が盛ん)、アリキタ国(鉱工業主体)、デラ・ベルシ特別自治州(老神信者が住むと思われている)がある大陸。これらは緩やかな連合を組み、南大陸全体が一つの連合国家である。様々な人種が共存し、特別自治州以外の大多数のヒトは女神信者である。
- 北大陸=北の統一帝国 北の大陸は300年昔に、老神の一族と称する初代皇帝ガマ・アグリアスI世のもとで統合され、一つの帝国となった。映画ではイルダ帝国。皇都ソレブレアに水晶大宮殿(クリスタル・パレス)がある。現皇帝はガマ・アグリアスVII世。皇女はゾフィ。自然環境は南大陸に比べて厳しい。アンカ族が他人種を迫害したので、多くの非アンカ族が南大陸に難民として逃げた。近年、皇帝直属のシグドラという組織が、難民を強制的に帝国に連れ戻そうとしている。
- ハイランダー(高地人) 南大陸で発生した自警団組織またはそのメンバー。現在は連合政府に従う。メンバーは赤い革でできたファイアドラゴンの腕輪を身に着ける。組織としては、連邦議会から指令を受ける4国それぞれのハイランダーの首長がおり、その下にブランチ長(おさ)、ブランチに属するハイランダーがいる。幻界創世期に女神を守ったファイアドラゴンがゴザ高地に騎士となって降り立ち、その子孫がハイランダーの源流となる自警団を組織したと言い伝えられている。そのため、連邦議会の指令よりも女神のお告げを優先する。
- シュテンゲル騎士団 南大陸で比較的に近年組織された治安行動などを行う組織。連合政府の指揮下にあり、部隊は人種別に構成される。治安部隊である遊撃隊は、アンカ族で構成され、連邦内各国にそれぞれ2師団が配置されている。他には非アンカ族によって構成され、災害救助と復興、山林開拓を行う部隊もある。
- 星読み 幻界の天文学者。星読みという職業が必要になったのは、風船の航行に必要な風を星の動きから読みとるためとも、「北の凶星」を観測するためとも言われる。星読みの活動の中心はササヤの国営天文台。大きな町には、少なくとも一人の星読みがいて星読み台がある。
- 風船(かざぶね) 風を動力とする幻界の船。南北大陸間の移動や漁業に使われる。現世と違い機械的な動力を使っていないことが、原作中で意味を持っている。通常の日本語では風船=ふうせん(英語balloon)の意味。
- 光の境界・ヒト柱・半身・ハルネラ・北の凶星(きたのまがぼし) 女神が幻界を創る際に冥王と交わした盟約は、幻界が混沌に壊されることを防ぐため、現世の千年ごとに「光の境界」を張りなおすことであった。境界を張りなおすエネルギー源および次の千年の幻界の監視役としてヒトを選び出す。この選ばれるヒトを「ヒト柱」または「半身」と呼ぶが、多少意味に違いがある。作中ではラウ導師、ババ、ブブホ団長、ロンメル隊長、サーカワの長老、バクサン博士、オンバが半身についての知識を持っている。「ヒト柱」が選ばれる期間を「ハルネラ」(アンカ族古語)または「柱の時」(星読みの専門用語)という。「北の凶星」は、ハルネラ開始のときに白く輝き始め、期間中は血のように赤く輝く。なお、日本語の「人柱」は工事などの成功を祈って犠牲として奉げられる人のこと。
既刊一覧(完結済)
愛蔵版は1冊、定本ハードカバーは2分冊、角川文庫は3分冊、角川スニーカー文庫は4分冊となっている。初出は新聞連載。
- 単行本(角川書店)
- 上巻 (ISBN 4048734431)
- 下巻 (ISBN 404873444X)
- 愛蔵版 (ISBN 4048734458)
- 角川文庫
- 上巻 (ISBN 4043611110)
- 中巻 (ISBN 4043611129)
- 下巻 (ISBN 4043611137)
- 角川スニーカー文庫
- (1)幽霊ビル (ISBN 4043611072)
- (2)幻界 (ISBN 4043611080)
- (3)再会 (ISBN 4043611099)
- (4)運命の塔 (ISBN 4043611102)
映画『ブレイブ ストーリー』
フジテレビとGONZO(GDH)が共同で製作した長編劇場用アニメ。 監督は『LAST EXILE』、『フルメタル・パニック!』、『ゲートキーパーズ』などを手がけた千明孝一。製作総指揮は『踊る大捜査線』などを手掛けた亀山千広。
当初、配給はブエナビスタ・インターナショナルが手掛ける予定だったが、事情によりワーナー・ブラザーズが新たに配給権を獲得した。 当作品は、ジブリ作品を中心にアニメ制作で実績のある日本テレビに対し、フジテレビが新たにアニメ映画に乗り出したもの。声優だけでなく、俳優、コメディアンがキャラクターの声に起用されているのも特徴的。それでいながら、一般芸能人を声優に起用した際の不自然な演技が一切見られないのはGONZO側特に村濱章司のこだわりであると言われる。 フジテレビではこの作品のCMが頻繁に放映された。 原作が1000ページ以上の大作であるため、それを2時間程度の映画に纏めるにあたっては、8プロット、17脚本が作成された。
スタッフロールの最後にある謝辞の対象である別所考治は、『マジンガーZ』『アルプスの少女ハイジ』をはじめ、数多くのアニメ・特撮番組のフジテレビ側プロデューサーであった人物である。
なおゲーム好きで有名な原作者の宮部みゆきは、各種メディア上で自作がアニメになると聞いて狂喜乱舞した(ただ、映画になるとは思わなかったともコメントしている)と語り、アニメージュ誌上にて映画を大々的に肯定した。
原作との相違点
- ワタルは原作では10歳の設定だったが11歳に変更されている。
- 宝玉が手に入る場所と、宝玉を集めることによって使える「技」が差し替えられている。
- 原作ではガス自殺未遂で母・邦子は病院に運ばれるが、劇場版では父・明が家を出て行ったショックで調理中のガスコンロの火が消えたのに気付かず、そのままガスを吸って倒れて病院に運ばれる(ガスを吸ってしまったといっても比較的軽いもので、心身衰弱によって倒れたものと思われる)。
- ハルネラ、星読み、シュテンゲル騎士団、老神教、女神教および「幻界は旅人の心を反映した世界」という設定が削除されている。つまり幻界に関する設定の大部分が削除されている。
- 原作中の凄惨な内容を示唆する表現は映画中にはない(大松香織とダイモン司教の関連)。
- 映画中の出来事は一部順番や詳細部分が変更されており、原作を見なくては分からない表現も存在する。
コラボレーション
- 2006年6月15日~7月6日の1ヶ月、『クイズ$ミリオネア』とのコラボレーションCMが放送された。主人公のワタルがスタジオのセンターシートに座りみのもんたの出す問題に答え、テレフォンブレーンとしてキ・キーマ、ミーナ、カッツ、ミツルが登場する。
- 2006年7月8日放送の『脳内エステ IQサプリ』のコーナー『IQミラーまちがい7』ともコラボレーションした。
- 花王のシャンプー、リンスのメリットとのコラボレーションCMでワタルと母が登場。また、アニメ本編内にメリットの広告が登場している。
- 2006年の『お台場冒険王』では、2つのアトラクションが設置された。1つは、フジテレビ社屋球体で上映された5面マルチ画面での『はねるのトびら Featuring ブレイブストーリー』で、はねるの出演者がブレイブストーリーの世界を冒険するというライド。もうひとつは、大きなテントで行われた『ブレイブ・ランド』でディズニーランドの『シンデレラ城ミステリーツアー』のようにハイランダーと一緒に幻界を旅するアトラクション。
- 2006年7月第4週の『笑っていいとも!』の『曜日対抗いいとも選手権』でもコラボ。
スタッフ
- 製作総指揮:亀山千広
- 原作:宮部みゆき
- 脚本:大河内一楼
- 監督:千明孝一
- アニメーション制作:GONZO
- 製作:関一由、村濱章司、秋山創一、渡辺純一
- プロデューサー:小岩井宏悦、関口大輔、梶田浩司
- キャラクターデザイン・総作画監督:千羽由利子
- 3D監督:白井宏旨
- 撮影監督:吉岡宏夫
- 編集:瀬山武司
- 音楽:ジュノ・リアクター
- (作曲:ベン・ワトキンス、オーケストレーション・指揮:アラン・ウィルソン、演奏:スロバキア国立交響楽団)
- 音響監督:鶴岡陽太
- 色彩設計:内林裕美
- 美術設定:小林誠、村田峻治、平澤晃弘
- デザイン協力:植田均、大橋誉志光、神戸洋行
- 製作:フジテレビ、GONZO、ワーナーエンターテイメントジャパン、電通、WT
- 配給:ワーナー・ブラザーズ
- 映像仕様:ビスタサイズ、カラー
- 音声仕様:ドルビーデジタルEX、スカイウォーカー・サウンド
キャスト
- 三谷亘(ワタル):松たか子
- 芦川美鶴(ミツル):ウエンツ瑛士
- カッツ:常盤貴子
- キ・キーマ:大泉洋
- ミーナ:斎藤千和
- 謎の少女:川澄綾子
- オンバ:樹木希林
- ユナ婆:柴田理恵
- 皇女ゾフィ:矢島晶子
- ラウ導師:伊東四朗
- 運命の女神:今井美樹
- 三谷明:高橋克実
- 三谷邦子:田中好子
- ダイモン司教:石田太郎
- 若い司教:板倉俊之(インパルス)
- 犬ハイランダー:堤下敦(インパルス)
- 小村克美:虻川美穂子(北陽)
- 小川:伊藤さおり(北陽)
- 石岡:石田彰
- 四神将(知恵が~)&ミツルの回想シーンでの歌声:大沢在昌
- トローン(カッツの側近):京極夏彦
- パック(サーカス団の少年)&ミツルの回想シーンでの歌声:宮部みゆき
主題歌
漫画
『ブレイブ・ストーリー~新説』
- 漫画:小野洋一郎、原案:宮部みゆき
- 週刊コミックバンチ(新潮社)にて連載。ワタル、ミツル等メインキャラクターは14歳の中学2年である設定になり、大松香織がワタルと共に旅をして居る、ジョゾも旅人の証を手に入れていることなどが大きな変更点。冒険要素を廃しバトルに全精力を注いでいる。
- 既刊
- (1)ISBN 4107711412 (2)ISBN 4107711420 (3)ISBN 4107711528 (4)ISBN 4107711706 (5)ISBN 4107711889 (6)ISBN 4107712052 (7)ISBN 4107712141 (8)ISBN 4107712303 (9)ISBN 4107712400 (10)ISBN 4107712508 (11)ISBN 4107712664 (12)ISBN 4107712761 (13)ISBN 4107712877
『ブレイブストーリー』
- 漫画:姫川明、原作:宮部みゆき、映画:ブレイブ ストーリー
- てんとう虫コミックススペシャル(小学館)。「小学五年生」(2006年4月号~8月号)で連載。映画を元にするが一部内容に違いがある。(ISBN 4091401902)
ゲーム
- 『ブレイブ ストーリー ボクのキオクとネガイ」』=ニンテンドーDS用ソフト バンダイナムコゲームスより、2006年7月6日発売
- 『ブレイブ ストーリー ワタルの冒険』=プレイステーション2用ソフト SCEIより、2006年7月6日発売。3本の中ではもっとも映画の内容に近い。
- 『ブレイブ ストーリー 新たなる旅人』=プレイステーションポータブル用ソフト SCEIより、2006年7月6日発売。ストリートファイターの岡本吉起、ガンダムでも有名の安田朗らが手がけ、品薄になるほどに3作の中で最も売れた。ファミ通ゴールド殿堂。