ワイルド・スピード EURO MISSION
ワイルド・スピード EURO MISSION | |
---|---|
Fast & Furious 6 | |
監督 | ジャスティン・リン |
脚本 | クリス・モーガン |
原作 |
キャラクター創造 ゲイリー・スコット・トンプソン |
製作 |
ヴィン・ディーゼル ニール・H・モリッツ クレイトン・タウンゼンド |
製作総指揮 |
ジャスティン・リン アマンダ・ルイス サマンサ・ヴィンセント クリス・モーガン |
出演者 |
ヴィン・ディーゼル ポール・ウォーカー ミシェル・ロドリゲス ジョーダナ・ブリュースター ドウェイン・ジョンソン タイリース・ギブソン クリス・“リュダクリス”・ブリッジス サン・カン ガル・ガドット エルサ・パタキー ルーク・エヴァンズ |
音楽 | ルーカス・ビダル |
撮影 | スティーヴン・F・ウィンドン |
編集 |
クリスチャン・ワグナー ケリー・マツモト |
製作会社 |
オリジナル・フィルム ワン・レース・フィルムズ |
配給 |
ユニバーサル・ピクチャーズ 東宝東和 |
公開 |
2013年5月24日 2013年7月6日[1] |
上映時間 | 130分[2] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $160,000,000[3] |
興行収入 |
$788,679,850[3] 20.2億円[4] |
前作 | ワイルド・スピード MEGA MAX |
次作 | ワイルド・スピード SKY MISSION |
『ワイルド・スピード EURO MISSION』( - ユーロ・ミッション、原題: Fast & Furious 6、別題: Furious Six)は、2013年公開のアメリカ合衆国のカーアクション映画。ワイルド・スピードシリーズ第6作。
時系列では、第3作『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006年)は本作と次作『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015年)の間の出来事を描いており、本作のミッドクレジットシーン及び『SKY MISSION』冒頭シーンにて『X3 TOKYO DRIFT』のシーンが別視点で描かれる。
登場人物
- ドミニク・トレット(愛称:ドム)
- かつてアメリカでトラック強盗犯のリーダーを努めていた男。腕っぷしが強いだけでなく車の運転も超一流。人を惹き付ける不思議なカリスマ性を持つ男。
- レイエスの現金強奪後、自由を手に入れたドムは、ブライアンとミア、エレナと共に平穏な生活を過ごしていた。そして、ブライアンとミアの間に息子ジャックが産まれ、伯父となり幸せな生活を送っていた。
- ある日突然現れたホブスから、死んだはずのレティが一週間前にロンドンで撮られた写真を見せられる。ブライアンたちにも写真を見せたドムは真相を探る為にロンドンへと飛ぶ。
- さらにはホブスの要請で今までの犯罪を帳消しにする代わりにロンドンで暗躍するオーウェン・ショウ率いる犯罪組織を摘発するのに協力して欲しいと頼まれる。要請を承諾したドムは再びドミニクファミリーを招集。
- 早速ショウのアジトを突き止めて襲撃するが、襲撃を察知したショウに逃げられてしまう。更には飛び出してきた見覚えのあるドリフトを見て咄嗟に追跡する。
- その車から出てきたのはやはりレティだった。近寄ろうとするドムだったが、彼女は突然ドムに発砲し、走り去っていく。
- ブライアン・オコナー
- 元FBI捜査官。車の運転は度胸任せで少々危なっかしい面もあるものの、まぎれもなく一流。現金強奪後、ドミニク、エレナ、ミアと産まれた息子ジャックと幸せに暮らす5人だったが、ドミニクから思いもよらない写真を見せられる。
- 死んだはずのレティが生きていたという写真だった。自分の依頼した潜入で死んだと思っていたブライアンは真相を探る為にドムとロンドンへ。ホブスからの依頼を承諾した彼らは再びファミリーと共に大仕事を開始する。
- ルーク・ホブス捜査官
- DSS(アメリカ外交保安部)の捜査官。ブラジルでドミニク一味を追い回したが、その過程で彼らと協力関係になった事もあり、ドミニク達の人間性に惹かれ、最終的には見逃した過去を持つ。
- みた目通りかなり荒っぽい男だが、その反面、細かな観察力と確かな推理力を持つ凄腕の捜査官。新たな任務としてロンドンでオーウェン・ショウを追っていたが、一団の中に死んだはずのレティがいることを知る。ホブスはドミニクの元に飛び、彼にこの事実を突き付けてすべての犯罪歴を抹消する代わりにロンドンでの捜査に協力する事を要請する。
- ミア・トレット
- ドミニクの妹。紆余曲折を経てブライアンの妻となり、息子のジャックを出産。幸せに暮らしていたが、突然レティが生きていた事を知る。ミアは真相を知る事に躊躇していたドミニク達の背中を押して、ロンドンに向かわせる。
- ショウの一味が現われ、ジャックとエレナを先に逃がすも、拉致され、輸送機の中で始末されそうになるが、駆けつけたドムたちに救出される。
- ローマン・ピアース
- ブライアンの幼馴染み。陽気でおしゃべりで口が上手いお調子者。現金強奪の金を元に大富豪となったローマンは美女をはべらせてプライベートジェットでカジノへと向かっていたところ、ドム達からの招集により再びファミリーに参加する。
- テズ・パーカー
- ブライアンがマイアミで暮らしていた頃の土地の顔役。過去にストリートレースで大怪我をしてからは、自分で危険な運転する事は少なくなったが、今回も電子機器のスペシャリストとして参加。相変わらずローマンとは何かと張り合っている。
- ハン・ソウルオー
- ドミニクが南米で強盗団のリーダーをしていた頃の右腕的存在。今回もドライバーだけでなく、敵情視察の現場諜報班としても行動する。今回はローマンとの行動が多く、敵との格闘戦を繰り広げる。
- ジゼルとは相変わらずの仲で、そろそろ彼女との結婚を真剣に考えはじめていたが、ショウ一味との最後の戦いで亡くなったことで心に深い傷を負うも、彼女との約束を果たすため東京に行く決心をする。
- ジゼル・ヤシャール
- かつてドム達が壊滅させた麻薬組織の一員だった女性。前回のブラジルの一件でハンとは恋仲になる。ドム達超一流のドライバー達にひけをとらない実力者。元軍人であるため銃火器に精通している。
- ハンと同じく、ドライバー兼偵察班として参加。今回は捜査官のライリーとの行動が多く、ライリーと共に改造車を作ったと思われる店に出向き、銃撃戦を繰り広げてしまい、重要人物を死なせてしまうも、携帯電話からかつてのボス、ブラガの情報を入手する。
- ショウ一味との最後の戦いで輸送機のフラップにワイヤーを引っ掛けた車から落ちそうになるが、敵に撃たれそうになるハンを助けるために、自らが身代わりとなって敵に向かって発砲、転落死する。
- エレナ・ベネス
- ホブスが捜査で南米に赴いた時、地元警察から捜査協力のために派遣された有能な女性警官。以後、ドミニクと関わった事で、警察の職を捨てて一味に身を投じ、ドミニクの恋人となった。
- 現金強奪後、警察を辞めた彼女はドミニクに引かれて彼の元に寄り添っていた。ジャックも産まれて幸せな生活を過ごしていた矢先、ドミニクの昔の恋人レティが生きていた事を知り、ミアと同じくドミニクの背中を押してロンドンに向かわせ、自分はミアとジャックを守る為にとどまる。
- ライリー・ヒックス捜査官
- ロンドンでホブスの部下として新たに加わった捜査官。格闘技術に優れている。地下鉄構内を逃走するレティと激しい殴り合いを繰り広げる。しかし、実はショウ側のスパイであり、終盤にショウ達と共に逃亡するも、輸送機の中でレティにワイヤーガンで撃たれた上で滑走路に放り出され死亡する。
- レティ・オルティス
- ドミニクの幼少の頃からの幼なじみであり恋人。ブラガの麻薬密売組織に潜入し、フェニックスに殺害されたと思われていたが、実は車の爆発に巻き込まれて崖から転落して重傷を追い、更にはそのショックにより、すべての記憶を無くしていたところをブラガの手引きにより、死体を擬装されて死亡したように見せかけていた。
- その後ショウの一味に加わり、ドミニクに再会しても記憶が戻らなかったものの、次第に彼を気にするようになる。記憶を無くしても、レースに対する情熱は残っているようで、夜な夜な開催されるレースに参加しており、ドミニクもその可能性を予測してレースに参加。同じレースを走り、同じテクニックで着いてくるドミニクに次第に心を通わせていく。
- 実ははじめて出会った10代の頃、ドムより先に車の運転をしており、運転する彼女に惚れたドムが彼女を追いかけるようにして車の運転をはじめたのだとドムによって明かされた。
- オーウェン・ショウ
- ロンドンで暗躍する犯罪組織のボス。『MAX』でドム達が組織壊滅に追いやったブラガが取引をしていた相手でもあり、記憶を無くしたレティを引き取った人物。元特殊空挺部隊 (SAS)出身で、カブールでは戦車大隊を指揮していたなど数々の戦地を転戦している歴戦の戦士というだけあって、格闘術に長けている。
- 頭脳明晰かつ知略にも長けており、様々な場所に内通者を送り込み、情報や弱味を見つけては逆手に取って形勢逆転を繰り返す。ドライバーとしての腕も一流で、特殊な改造車を操って車を転倒させながら逃走し、街中をパニックに陥れる。このことからもわかる通り、目的のためには、無関係な一般人を巻き込むことも躊躇せず、仲間さえも必要とあれば切り捨てる冷酷非情な性格。
- 最後は逃亡中に輸送機に乗り込んできたドミニクと格闘を繰り広げるも、滑走路に投げ出され以降の生死は不明だったが、次回作の冒頭にて昏睡状態で入院していることが判明。
- ヴェーグ
- ショウの組織のメンバーでショウの右腕的存在のブロンドの女性。ショウらからは『ベイ』と呼ばれている。彼女の写真を見たローマンはブライアンに「いつ女装して写真を撮ったんだ」とジョークを飛ばしている。2台あるフリップ・カーのうち1台を操りブライアンが運転する車をクラッシュに陥れる。
- ジャー
- ショウの組織のメンバーのアジア系男性。ローマンからは『ハンの双子』と称される。戦闘能力が高く、ロンドンの地下鉄駅構内では警備員や追ってきたハンとローマンらを圧倒する。
- クラウス
- ショウの組織のメンバーの大男。白人でありローマンからは『ホブスの白い双子』と称される。持ち前の筋肉を駆使しドムやホブスと互角に戦う。ドムの資料写真に記憶を失う前のレティが写っているのを見て「これは問題だ」と発言する。
- アイボリー
- ショウの組織のメンバーで車両整備も担当する黒人男性。写真を見たローマンは「ハンサムだ」と評し、「これは俺の双子」と称される。物語中盤、ジゼルらがフリップ・カーを製造したフィルツのもとを訪れたところをレティ、ジャーとともに急襲、バイクで逃走を図るもジゼルに射殺される。
- デリンジャー
- ショウの組織のメンバー。常にニット帽を被っており、ローマンからは『ミニ・テズ』と称される。
- アドルフリン
- ショウの組織のメンバー。スペインのNATO基地に侵入しセキュリティシステムを故障させようとしたが逮捕される。しかしこれはショウの計画の一部であり、これがターゲットを基地の外に出し別の場所へ輸送させるきっかけとなった。
- アルトゥーロ・ブラガ
- かつてレティが潜入した麻薬密売組織のボス。『MAX』の一件で刑務所に服役の身だが多額の賄賂により自由に行動し、看守すら支配している。レティの死を擬装したことがドミニクやブライアンを苦しめた。ショウの情報を聞き出す為に刑務所に入所してきたブライアンをいたぶって殺すつもりが、逆に返り討ちに合い、ショウの情報を話した。
- デッカード・ショウ
- ED後に現れた男。オーウェン・ショウの実の兄。『X3 TOKYO DRIFT』にて事故死したと思われていたハンだが、彼を事故に見せかけて殺害した張本人。
- 次回作『SKY MISSION』にて戦う敵。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹き替え |
---|---|---|
劇場公開版[5] | ||
ドミニク・トレット | ヴィン・ディーゼル | 楠大典 |
ブライアン・オコナー | ポール・ウォーカー | 高橋広樹 |
ルーク・ホブス | ドウェイン・ジョンソン | 小山力也 |
レティ・オルティス | ミシェル・ロドリゲス | 甲斐田裕子 |
ミア・トレット | ジョーダナ・ブリュースター | 園崎未恵 |
ローマン・ピアース | タイリース・ギブソン | 松田健一郎 |
テズ・パーカー | クリス・“リュダクリス”・ブリッジス | 渡辺穣 |
ハン・ソウルオー | サン・カン | 川島得愛 |
ジゼル・ヤシャール | ガル・ガドット | 東條加那子 |
エレナ・ネベス | エルサ・パタキー | 坂井恭子 |
オーウェン・ショウ | ルーク・エヴァンズ | 東地宏樹 |
ライリー・ヒックス | ジーナ・カラーノ | 林真里花 |
アルトゥーロ・ブラガ | ジョン・オーティス | 後藤哲夫 |
フェニックス・カルデロン | ラズ・アロンソ[6] | |
マイケル・スタジアック捜査官 | シェー・ウィガム | 丸山壮史 |
クラウス | キム・コールド | |
フィルツ | トゥーレ・リントハート | 小田柿悠太 |
NATO指揮官 | ビクター・ガーデナー | 横島亘 |
ヴェーグ(ベイ) | クララ・パジェット | |
ジャー | ジョー・タスリム | |
アドルフソン | ベンジャミン・デイヴィス | |
デリンジャー | サミュエル・スチュワート | |
アイボリー | デビッド・アジャラ | 綿貫竜之介 |
オークス | マシュー・スターリング | |
レースのスターター | リタ・オラ | |
デッカード・ショウ | ジェイソン・ステイサム[7] | 山路和弘 |
翻訳 | 岡田壯平 | 松崎広幸 |
テレビ放送
回数 | テレビ局 | 番組名 | 放送日 | 放送時間 | 放送分数 | 吹き替え版 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
初回 | テレビ朝日 | 日曜洋画劇場 | 2016年1月31日 | 21:00 - 23:10 | 130分 | 劇場公開版 | 8.7% |
2回 | BSジャパン | シネマクラッシュ | 2017年5月3日 | 19:45 - |
登場車両
クライスラー
- ダッジ・チャージャー
- 2012年式 SRT8:終盤、逃走を図るショウ一味を追撃するためにドミニクとハンが1台ずつ搭乗。ドミニクのは爆発する輸送機から脱出後、横転し大破。
- 1969年式 デイトナ:ショウらに対抗するためにテズがオークションで競り落とした車の1台。後半ドミニクが搭乗する。
ヘッドライトが固定化されている。ニトロを搭載しており、レティとの公道レースで使用した。終盤のハイウェイでの戦車とのチェイスにてドミニクがレティを救うために乗り捨て、橋のガードに激突して大破した。
また、この車両は今作品用に1から制作された模様。 - ダッジ・チャレンジャー SRT8 11年式
- ドミニクの愛車。前作から。冒頭、ブライアンのGT-Rと海沿いの道路にて運転。
- クライスラー プリムス・ロードランナー 70年式
- レティが使用。ボディカラーは灰色。回想シーンで登場。
- プリムス・バラクーダ・クーダ 72年式
- ドミニクの愛車。ボディカラーは黒。ラストシーンに登場。
GM
- シボレー・カマロ 70年式
- 1970年式:ハンの愛車。ボディカラーはオレンジ。ラストシーンに登場。
- 1969年式SS:ショウらに対抗するためにテズがオークションで競り落とした車の1台。未使用。
- ビュイック・リヴィエラ 63年式
- テズの愛車。ボディカラーは白。ラストシーンに登場。
フォード(米国フォード/欧州フォード非分別)
- フォード・トリノ 72年式
- フェニックスが使用。ボディカラーは緑。回想シーンで登場。
- なおフェニックスがレティに狙いを定めるシーンでは73年式のトリノとなっている。
- フォード・エスコートRS2000 70年式
- ショウらに対抗するためにテズがオークションで競り落とした車の1台。後半ブライアンが搭乗する。
- フォード・アンヴィル・マスタング 69年式
- ショウらに対抗するためにテズがオークションで競り落とした車の1台。後半ローマンが搭乗する。
- 終盤のハイウェイでの戦車とのチェイスにて戦車の前方を走行していた際に砲撃の至近弾を受けてエンジンが故障。そのまま戦車に轢き潰されるが、ローマンが脱出直前に積まれていたウインチのワイヤーを戦車に括り付けたためスクラップとなった後も戦車の足かせとなり、ハイウェイでのチェイスの決着につながる。
その他アメリカ車
- ナビスター・MXT
- ホブスの専用車。前作に登場したグルカ・F5同様、重装甲。
- ルクラ・LC470
- ショウらに対抗するためにテズがオークションで競り落とした車の1台。後半テズが搭乗する。
- 1950年代に欧州のレースで活躍した「リスター・コルベット」の復刻版。
- ハーレーダビッドソン・XR1200 08年式
- ハンが搭乗。ボディカラーはオレンジ。ハイウェイでの戦車とのチェイスにて先頭を走るジープを追跡する。
ランボルギーニ
- ランボルギーニ・ガヤルド
- ロンドンのストリートレースで登場。ボディカラーは白。
- ランボルギーニ・アヴェンタドール
- フリップカーの製作者のアジトに置いてある。ボディカラーはオレンジ。
- ランボルギーニ・ガヤルド・スーパーレジェーラ 08年式
- ローマンの愛車。ボディカラーは黄色。ラストシーンに登場。
フェラーリ
- フェラーリ・360モデナ
- ロンドンのストリートレースで登場。ボディカラーは黒。
- フェラーリ・スクーデリア・スパイダー 16M
- ロンドンのストリートレースで登場。ボディカラーは白。
- フェラーリ・F40
- ロンドンのストリートレースで登場。ボディカラーは赤。
- フェラーリ・エンツォフェラーリ
- エンジンルームが見えている状態で、車両後部のみ、ロンドンのストリートレースで登場。ボディカラーは赤。
- フェラーリ・458スパイダー
- フリップカーの製作者のアジトに置いてある。またロンドンのストリートレースでも登場。いずれもボディカラーは黄色。
- フェラーリ・FXX(レプリカ)
- テズの愛車。実際はBMWをベースとしたレプリカであり、エンジンもBMW製のV8エンジンである。
ケーニグセグ
- ケーニグセグ・CCR
- ロンドンのストリートレースで登場。ボディカラーはオレンジ。
- ケーニグセグ・CCX
- ロンドンのストリートレースで登場。ボディカラーは黒。
メルセデス・ベンツ
- メルセデス・ベンツ・SLS AMG
- ロンドンのストリートレースで登場。ボディカラーは赤。
- メルセデス・ベンツ・Sクラス(W140)
- デッカードが搭乗、エンドクレジット前に登場。後日談にあたる『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』にてハンのRX-7に横から衝突、大破・炎上させた。
- メルセデス・ベンツ・Gクラス W460
- 右ハンドルのイギリス仕様が登場し、こちらはショウらの組織のもの。
- また、逃走を図るショウ一味を追撃するためにローマンとテズが搭乗する左ハンドルのオープントップも登場。
ポルシェ
- ポルシェ・911
- フリップカーの製作者のアジトに置いてある。ボディカラーは黒。
- ポルシェ・カレラGT
- ロンドンのストリートレースで登場。ボディカラーは黄色。
ヴォクスホール
- ヴォクスホール・ベクトラ 02年式
- ロンドンのパトカー。フリップ・カーによって次から次へと大破していく。
- ヴォクスホール・アストラ 07年式
- 同上。パトカー。
その他欧州車
- BMW M5 E60 10年式
- ボディカラーは紺。ホブスがドミニクらに用意した車。ドミニク、ブライアン、ローマン、テズ、ハン、ジゼルら6名が別々の車両に搭乗。物語前半に逃走するショウ一味を追跡するために使用するがハンとジゼルの車両は対物ライフルの銃撃で各坐。ローマンとテズの車両はショウ一味が使用した電子兵器「チップ・ガン」によって制御不能に陥ってクラッシュ。ブライアンの車両はヴェーグのフリップ・カーによってトンネル内で弾き飛ばされ、大破した。この後使用する車両が旧車ばかりなのは、この事故を教訓に「電子チップで壊されないクルマ[8]を探せ・・・速いのをな」とテズにドミニクが指示したためである。
- ランドローバー・レンジローバー 02年式
- ショウの組織が頻繁に使用。
- ジェンセン・インターセプター 71年式
- レティの愛車。ボディカラーは銀色。
- ニトロを搭載しており、中盤ドミニクとの公道レースで使用。
- イーグル・スピードスター 12年式
- ショウらに対抗するためにテズがオークションで競り落とした車の1台。未使用。ジャガー・Eタイプの復刻版。
- アストンマーティン・DB9
- ショウの愛車。ボディカラーは銀色。
- パガーニ・ゾンダ
- ロンドンのストリートレースで登場。
- スパイカー・C8 スパイダー
- ロンドンのストリートレースで登場。車両の前で所有者と思わしき男性からキーの様なものを受け取りシザードアを閉めていた様子から、レティがレースで勝ち取ったものと思われる。
- ランドローバー・ディフェンダー
- 終盤のアクションシーンで登場。デリンジャーが搭乗する。
- ルノー・マグナム
- トラック。スペインの基地から戦車を移送する際に使用するが、ショウたちによって潰される。
- ドゥカティ・モンスター
- ジゼルが搭乗。ボディカラーは赤。ハイウェイでの戦車とのチェイスにて先頭を走るジープを追跡し、飛び移ろうとして乗り捨てる。
- アルファロメオ・ジュリエッタ 12年式
- ショウの輸送機の内部に積まれていた車の1台。ボディカラーは赤。輸送機に乗り込んだブライアンとミアが脱出する際に搭乗。そのままヴェーグのフリップ・カーとバトルを行う。いずれもボディカラーは赤。フリップカー製作者のアジトに置かれていた前述の同一車両と思しき個体も登場。
日産
- 日産・GT-R 12年式
- ブライアンの愛車。前作から。冒頭、銀色の個体がドミニクのチャレンジャーと海沿いの道路にて運転。ラストシーンでは艶消しブルーでBenSopraボディキットを装着した個体も登場。
- 日産・フェアレディZ Z33 02年式
- エンドクレジット前に登場した車。Veilside仕様。後日談にあたる『TOKYO DRIFT』でハンを追跡していた。
- 日産・370Z
- ロンドンのストリートレースで登場。
スバル
- スバル・BRZ 12年式
- ミアの愛車。ボディカラーは青。
- スバル・インプレッサ WRX STI GRB
- ロンドンのストリートレースで登場。
トヨタ
- トヨタ・カローラハッチバック(日本名カローラFX) AE90系、ガンメタ
- ハイウェイでドミニク達を避け、緊急停止する。
- トヨタ・カムリ 07年式
- エンドクレジット前に登場した一般車。よく見るとナンバープレートにハイフンがない。
その他日本車
- ダイハツ・テリオス
- ハイウェイで戦車に破壊される一般車両。
- 三菱・ランサーエボリューション IX 06年式
- エンドクレジット前に登場。APR Performance仕様。後日談にあたる『TOKYO DRIFT』にてハンとともにZ33から逃走すべく渋谷を疾走していた。
- マツダ・RX-7 FD3S-VeilSide Fortune Model 94年式
- エンドクレジット前でハンが使用していた車。後日談にあたる『TOKYO DRIFT』にてZ33から逃走すべく渋谷でカーチェイスを繰り広げたが横からデッカードが運転するベンツに衝突され大破、炎上しハンは命を落とした。
- その他
- フリップ・カー
- ショウ一味が使用する特殊車両。外見はフォーミュラーカーの形状をしているが、車両の前部の坂道のような特殊な形状から前方から突入してくる車両をはね上げてクラッシュに追い込むことができる。また、横方向にスライド走行するなど、敏捷に動けるよう前後の車輪が同時、もしくは夫々にハンドルを切ることができる。3人乗り。
- 2台登場し、1台はショウが、もう1台はショウの部下であるヴェーグが搭乗。後述のほうは終盤大破する。劇中で搭載エンジンは”ターボディーゼル”と表現されてるが実際搭載されているのはシボレー製LS3エンジンである。
- ヴィッカース・アームストロング・FV 4201 チーフテン
- 戦車。ショウ一味が積まれているICチップ目的に車体ごと強奪したもの。ハイウェイ上でドミニクらとチェイスを行う。対向車線に突入して民間車両を轢き潰しながら走行し、橋を砲撃で崩落させて道を寸断するなど、破壊の限りを尽くす。
- ヒュンダイ・トラジェ
- 路上駐車車両。チップ・ガンにより制御不能に陥ったM5 E60が突っ込み大破。
以下全て、チーフテンにより破壊された一般車両。他にも多数の車両が破壊される。
- 砲撃:シトロエン・クサラ?(シルバー、砲撃)
- 踏みつぶし:ダイハツ・テリオス(グリーン×シルバーツートン)、マツダ・ファミリアアスティナ(イエロー)、フォルクスワーゲン・ジェッタ(シルバー)
- 巻き添えを食って破損:ヒュンダイ・アクセント LC系5ドア初期型(砲撃で崩落した橋から落下)、フォルクスワーゲン・ポロ?(シルバー、チーフテンを避けコンクリートウォールに接触)、フォルクスワーゲン・ゴルフ及びポロ(ブルーとシルバー、砲撃で崩落した橋を避け壁に接触)、フォルクスワーゲン・ボーラ(黒、橋の瓦礫に巻き込まれる)
公開
プレミア上映は2013年5月7日にロンドン、レスタースクエアのエンパイア・シネマで行われた[9][10]。イギリスでは2013年7月17日、北米では5月24日に封切られた[11][12][13]。
興行収入
2013年7月5日時点で北米で2億3398万ドル、北米外で4億4870万ドル、全世界で6億8268万ドルを売り上げている[3]。公開から31日後に世界興行収入は6億3690万ドルに達し、『ワイルド・スピード MEGA MAX』を抜いてシリーズ史上最高のヒット作となった[14]。
北米ではコメディ『ハングオーバー!!! 最後の反省会』とアニメ『Epic』と同週公開であった。2013年5月23日に2409劇場で深夜上映が行われ、『ワイルド・スピード MEGA MAX』(380万ドル)の約2倍の650万ドルを売り上げた。初日には3659劇場で封切られた[15][16]。戦没将兵追悼記念日週末の4日間では約120万ドルを売り上げて初登場1位となった。これは戦没将兵追悼記念日のオープニング成績としては歴代4位である。観客のうち36%がラテン系、49%が女性、57%が25歳以上であった[17]。
批評家の反応
Rotten Tomatoesでは174件のレビューで支持率は70%となった[18]。またMetacriticでは39件のレビューで加重平均値は61/100となった[19]。
参考文献
- ^ “『ワイルド・スピード EURO MISSION』 公開日が7月6日(土)に決定!!& オンライン限定予告が到着!!”. 東宝東和株式会社 オフィシャルサイト (2012年2月27日). 2012年2月28日閲覧。
- ^ “Fast & Furious 6”. bbfc.co.uk. 全英映像等級審査機構 (May 3, 2013). 2013年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。May 4, 2013閲覧。
- ^ a b c “Fast & Furious 6”. Box Office Mojo. Amazon.com (May 17, 2013). 2013年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月5日閲覧。
- ^ 2013年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
- ^ “ワイルド・スピード EURO MISSION”. ふきカエル大作戦!! (2013年6月26日). 2017年4月27日閲覧。
- ^ クレジットなしのカメオ出演。
- ^ クレジットなしのカメオ出演。“Fast & Furious 6 (2013) - Full cast and crew” (英語). IMDb. 2013年7月6日閲覧。
- ^ ドミニクは、「チップ・ガンはカーコンピューター(燃料噴射装置などの電子制御装置)を狂わせるもの」である為内部にコンピュータの類を一切搭載していない車なら効果がないことに目を付けた。
- ^ Kemp, Stuart (May 7, 2013). “'Fast & Furious 6': Justin Lin and His Cast Roar Into London for World Premiere”. The Hollywood Reporter (Prometheus Global Media). オリジナルの2013年5月7日時点におけるアーカイブ。 May 7, 2013閲覧。
- ^ Dadds, Kimberly (May 7, 2013). “Now that will get motors racing: Michelle Rodriguez struggles with her cleavage in strapless red gown at Fast & Furious 6 premiere”. Daily Mail (London: Associated Newspapers). オリジナルの2013年5月7日時点におけるアーカイブ。 May 7, 2013閲覧。
- ^ Sandwell, Ian (April 10, 2013). “UK releases: Fast & Furious 6 moved forward to May 17; Secret Service set for Nov 14, 2014”. Screen International. EMAP. 2013年5月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。May 5, 2013閲覧。
- ^ “‘Fast And Furious 7′ Gets July 11, 2014 Release Date”. Deadline.com. PMC (April 16, 2013). 2013年4月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。April 16, 2013閲覧。
- ^ Finke, Nikki (May 17, 2013). “‘Fast & Furious 6′ Breaks Records In UK-Ireland Before Begins Global Rollout May 24”. Deadline.com. PMC. 2013年5月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。May 18, 2013閲覧。
- ^ Finke, Nikki (June 16, 2013). “International: ‘Fast 6′ Passes $400M As 2nd Biggest 2013 Film, ‘Star Trek Into Darkness’ And ‘Hangover III’ Cross $200M, Will Smith & Leo DiCaprio Still Huge Overseas Stars”. Deadline.com. PMC. 2013年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。July 1, 2013閲覧。
- ^ Finke, Nikki (May 24, 2013). “‘Fast & Furious 6′ Opens To Big $6.5M Thurs Late Shows/Friday Midnights; ‘Hangover III’ Weak $11.7M Wed/Thurs Kicks Off Crowded Memorial Weekend With Toon ‘Epic’ Debut”. Deadline.com. PMC. 2013年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。May 24, 2013閲覧。
- ^ Finke, Nikki (May 24, 2013). “Record-Breaking Memorial Weekend 2013! ‘Fast & Furious 6′ Easy #1 With $36M Friday/$110M For Franchise Biggest; #2 ‘Hangover III’ $15.5M/$52M; #4 ‘Epic’ $10M/$44.2M”. Deadline.com. PMC. 2013年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。May 24, 2013閲覧。
- ^ Finke, Nikki (May 27, 2013). “$317M Record-Breaking Memorial Weekend! #1 ‘Fast & Furious 6′ $317M Global For Franchise Biggest; ‘Hangover III’ $82.2M; ‘Epic’ $86.6M”. Deadline.com. PMC. 2013年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。May 27, 2013閲覧。
- ^ “Fast & Furious 6 (2013)”. Rotten Tomatoes. 2013年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。May 17, 2013閲覧。
- ^ “Fast & Furious 6”. Metacritic. 2017年9月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。May 17, 2013閲覧。