8.6秒バズーカー
8.6秒バズーカー 8.6BYO BAZOOKAA | |
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メンバー |
はまやねん タナカシングル |
結成年 | 2014年4月1日[1] |
事務所 | 吉本興業 |
活動時期 | 2014年 - |
出身 | 大阪府[2] |
出会い | 吹田市立第二中学校の同級生 |
現在の活動状況 | テレビ・ライブなど |
芸種 | リズムネタ・漫才 |
ネタ作成者 | タナカシングル |
同期 | ダブルヒガシ 、ちからこぶ、カベポスター、サンパウロ、バッテリィズ、ドーナツ・ピーナツ、プードル、丸亀じゃんご、朝倉こと姉(元つぼみメンバー) |
公式サイト | 公式プロフィール |
8.6秒バズーカー(はってんろくびょうバズーカー)は、日本のお笑いコンビ、タレントである。吉本興業大阪所属。略して「ハチロク」とも言われる。
概要
大阪NSC36期生(2013年4月入学)出身。NSC卒業後の2014年4月1日に結成し、デビュー。
2人は吹田市立第二中学校の時の同級生。中学生時代はもう一人を加えた3人で芸人を目指そうとしていたが、就職することを選んだ一人が抜け、残った2人で芸人を目指すことになった[3]。
袖まくりした赤いワイシャツと赤いズボン(はまやねんは膝丈、タナカは八分丈)に黒いネクタイ、サングラスという出で立ちが基本スタイル[4]。なお、この衣装にする前は私服で出演していた[5]。
2014年末から2015年にかけてリズムネタの「ラッスンゴレライ」で大ブレイクし、年末年始(2014年12月27日〜2015年1月7日)には12本のテレビ番組に出演[6]。2015年3月18日には同事務所所属芸人では最速となるデビューから1年以内でのDVD『ラッスンゴレライ』を発売[7]。また、同月23日には初単独ライブをなんばグランド花月で行い、こちらもデビューから史上最短記録になる[8]。下積み経験のない芸人がこれほどブレイクしたのは異例である[9]。2015年2月14日に開催されたTOKYO RUNWAYに登場した[10]。
反日朝鮮人芸人
「ラッスンゴレライ」のネタを巡って「広島市への原子爆弾投下」などを揶揄する疑惑がネット上で次々と浮上した。
内容 | 疑惑点 | 8.6秒バズーカー側の主張 | 備考 |
---|---|---|---|
コンビ名「8.6秒バズーカー」 | 8月6日に投下された原子爆弾 | 「8.6秒」ははまやねんの50m走のタイム、これにインパクトがありそうな言葉だからと「バズーカー」を足してコンビ名を付けた[11][9]。 | ブログやネタなどで「8月6日」、「広島」、「広島市への原子爆弾投下」などに関連する発言や情報が多数浮上している(後述)。 |
ネタ「ラッスンゴレライ」 | 爆弾投下の号令"落寸号令雷"[12] | 「深夜2時のテンションで“ラッスンゴレライ”みたいな。“モッスン”でも何でも良かった」と主張[12]。 | デマであると判明[12]。 |
衣装 | ネット上では、
といった推測が出ている。 |
NSCの授業の合間に、私服でサングラスだけかけてネタをしていたことがある[12]。 | 諸説あり。 |
ネタのセリフ「ちょっと待って!」 | 爆撃機"チョットマッテ号"[12] | 偶然であると主張。 | 爆撃機B-29につけられた名前。当時、(爆撃機に)日本の言葉を付けるのが流行していた[12]。 |
内容 | 疑惑点 | 比較 | |
---|---|---|---|
決めポーズ | 平和記念公園の原爆の子の像を意識しているのではないか |
そのほかにも、過去に
などとツイートしていたことや、ブログでは
も見つかっている[13]。これらの書き込みから反日疑惑が濃厚になり、2015年後半には人気が失速した。吉本興業が事態を静観していたこともマイナスとなった[12]。
メンバー
- はまやねん(1991年3月10日(33歳) - )
- タナカシングル(旧芸名:田中シングル(たなか しんぐる)、1991年2月26日(33歳) - )
- ツッコミ、ネタ作り担当。アイドルグループ吉本坂46のメンバー。
- 身長173cm、体重57kg、血液型B型。
- 趣味は音楽、スケートボード、サッカー。特技はギター、バンド。
- 観葉植物が好き[5]。
- 小学生、中学生時代はサッカー部に所属。卒業アルバムにはJリーガーになりたいと書いていた[15]。
- 約1,000人もいる同期生との競争で勝てる自信が無かったことから、プロデビューは諦め、NSCの1年だけで辞めようとしていた考えがあったという[20]。
- 2017年2月、20代の一般女性との結婚を発表[21]。後に明かしたところによると、結婚前の2016年10月に妻との間に第1子が誕生していた[22]。
- 2018年8月20日、約6000人の中から6次審査まである吉本坂46の最終オーディションに合格し、メンバー(1期生)に選ばれる。
- 2019年10月24日、同日更新したYouTube公式チャンネルの動画「【占い】田中シングル改名します!これから芸名を付ける人は絶対見るべき」の中で、占い芸人・アポロン山崎の姓名判断で田中シングルの画数がやばいと指摘されたため、改名を即決。音は変わらない「タナカシングル」「たなかしんぐる」「田中しんぐる」の総画数を比較した結果、より仕事運が良いという「タナカシングル」に決定し、Twitterでも改名を発表した[23][24]。
ラッスンゴレライ
2014年末から2015年にかけて彼らがブレイクした時のネタ。「ラッスンゴレライ」という意味不明なフレーズをはまやねんがリズムの中で言い、タナカシングルがそれに戸惑いながら同じくリズムに乗って「ラッスンゴレライって何ですのん」「ちょっと待ってちょっと待ってお兄さーん」などと応じる展開の、リズムネタである[4]。
元々は普通に漫才をしていた二人だが、はまやねんが口下手で、ネタを言うタイミングがうまく行かなかったことから「リズムに乗せればネタもタイミング良く言える」という発想でリズムネタを行うこととなった[25]。「ラッスンゴレライ」というフレーズは、ネタ作りに困った田中がはまやねんを笑わそうとした時に生まれたという。「ラッスンゴレライ」と言い出してから1時間でネタを完成させ[26]、次の日がネタ見せだったのでこのネタを持っていく。NSC講師の本多正識は、彼らの芸を面白いとは思わなかったが「(やるなら)衣装も揃えて、ベルトもサングラスも靴も揃えて、トータルで綺麗にしてオリラジのように動きのキレをよくしてやり」とアドバイスした[27]。田中はこのフレーズを「自転車に乗ってる時に思い付いた」とも述べている[28]。ブレイクのきっかけは2014年11月4日深夜に放送されたフジテレビの番組『オサレもん』、そして日本テレビの『ぐるナイおもしろ荘』への出演で、中高生を中心に人気を獲得するようになっていった[29][30]。またスマホで彼らの動画を手軽に見せ合える若い世代のコミュニケーション環境も、急速な流行に拍車をかけた[27]。年末の新語・流行語大賞で、「ラッスンゴレライ」はノミネート50語に選ばれたが、トップ10からは漏れた。落選の報を聞いて田中は「悔しいですね。上半期に頑張りすぎました…」と下半期の失速を悔やんだ[31]。
出演
テレビ
- オサレもん(2014年11月5日、フジテレビ) - 初出演以降、不定期出演
- 初詣!爆笑ヒットパレード(2015年1月1日、フジテレビ)
- ぐるナイおもしろ荘(2015年1月1日・2月26日、日本テレビ) - 若手にチャンスと愛を…誰か売れて頂戴SP
- エンタの神様(2015年3月21日 - 、日本テレビ)
- 笑点(2015年5月10日、日本テレビ)
- リズムネタAゴーゴー(2015年11月21日、TBSテレビ)
- アイドルゾーン20時(2016年4月 - 6月21日、TOKYO MX)金曜アシスタント[32]
- 日テレ系お笑いの祭典 NETA FES JAPAN (2020年2月24日、日本テレビ)
CM
- スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号(2015年3月)[33]
- ベラジオコーポレーション(2015年4月)[34]
- タマホーム「国産材」篇(2015年6月)[35]
- マルハニチロ「おいしいおさかなソーセージ」(2015年7月)
作品
DVD
- ラッスンゴレライ(2015) EAN 4571487557159
- ラッスンゴレライブ(2015) EAN 4571487559566
音楽配信
シングル
- ラッスンゴレライ(2015.02.25)
- ストリートミュージシャン(2015.06.03)
- ダルマさんがローリングナイト(2017.09.27)
- 崖上くるぶ見せるー子(2017.10.11)
- ゴリラ(2017.10.25)
受賞
- Yahoo!検索大賞 2015・お笑い芸人部門賞[36]
- 第1回 上方漫才協会大賞 話題賞
脚注
出典
- ^ 公式プロフィールより。
- ^ 日本国外出身とされていたこともあった。
- ^ “TVでた蔵「2015年3月8日放送 行列のできる法律相談所」”. TVでた蔵. (富士ソフト、ワイヤーアクション) (2015年3月8日). 2015年3月8日閲覧。
- ^ a b “中高生に大人気「ラッスンゴレライ」ってなんですのん(1/2)”. エキサイトレビュー (2015年1月8日). 2015年1月30日閲覧。
- ^ a b “【エンタがビタミン♪】<8.6秒バズーカーインタビュー>「ラッスンゴレライ」ウケると思わず。意味不明すぎて本気で「説明してね」だった。”. Techinsight (2015年1月31日). 2015年2月23日閲覧。
- ^ 日本テレビ 「ぐるナイおもしろ荘」、テレビ東京「ざっくりハイタッチ」、フジテレビ「爆笑ヒットパレード2015」、テレビ朝日「美女たちの新年会 〜しゃべりまくって幸せになっちゃうぞSP〜」、日本テレビ「PON!」、よみうりテレビ「祇園笑者」、毎日放送「オールザッツ漫才2014」、関西テレビ「緊急生放送!(秘)個人情報流出!よしもとランキング2014」、朝日放送「新春!オールよしもと初笑いスペシャル」、NHK総合大阪「初笑い 東西寄席」、毎日放送「春一番 笑売繁盛」、毎日放送「ごぶごぶ」 の12本。
- ^ “8.6秒バズーカー、デビュー1年未満で異例のDVD発売”. ORICON STYLE (オリコン). (2015年1月28日) 2015年1月30日閲覧。
- ^ “8.6秒バズーカー、史上最速NGKで単独ライブ 先輩・藤崎に“満席”約束”. ORICON STYLE (オリコン). (2015年2月5日) 2015年2月6日閲覧。
- ^ a b “反日疑惑 8.6秒バズーカーが「文春さんマジでお願いします!」”. 週刊文春WEB. 文芸春秋 (2015年4月29日). 2015年5月1日閲覧。
- ^ “【東京ランウェイ】8.6秒バズーカー、1ネタだけのサプライズ出演”. エルザ (ORICON). (2015年2月14日) 2019年8月8日閲覧。
- ^ “「8.6秒」の由来は50メートル走イリースポーツ online”. デイリースポーツ. (2015年1月21日) 2015年2月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “反日疑惑でクレーム殺到、“テレビに出ちゃいけない芸人”に…「8.6秒バズーカー」が語るデマの“真実と悪夢””. abema TIMES (2019年8月8日). 2020年3月16日閲覧。
- ^ a b c 8.6秒バズーカー「反日疑惑」に釈明もなくファン離れ加速かデイリーニュース
- ^ 86hamayanen0310のツイート(856482370962116609)
- ^ a b FLASH(光文社)2015年3月3日号 10、11頁
- ^ “「ラッスン」8.6秒 ボケ役のイケメンすぎる過去がネットで話題”. ゲンダイネット (日刊ゲンダイ). (2015年3月9日) 2015年3月10日閲覧。
- ^ “8.6秒バズーカー・はまやねん結婚していた 不倫報道ツイッターで謝罪「全くの誤解」”. ORICON NEWS (オリコン). (2017年1月27日) 2017年2月28日閲覧。
- ^ 86hamayanen0310のツイート(824631013351395329)
- ^ “8.6秒バズーカー・はまやねん離婚報告 お相手には「感謝の気持ちでいっぱい」”. ORICON NEWS (2018年9月30日). 2019年8月23日閲覧。
- ^ “8.6秒、デビュー諦めかけていた”. デイリースポーツ online (デイリースポーツ). (2015年3月1日) 2015年3月2日閲覧。
- ^ “8.6秒バズーカーの田中シングルさんが20代一般女性と結婚”. 産経ニュース (産経新聞社). (2017年2月9日) 2017年2月10日閲覧。
- ^ 8・6秒バズーカータナカシングルが第1子誕生を報告 日刊スポーツ 2017年5月21日20時47分
- ^ “8.6秒バズーカー・田中シングルが改名”. ナリナリドットコム. (2019年10月25日) 2019年12月10日閲覧。
- ^ 86TanakaSingleのツイート(1187329235372765185)
- ^ “8.6秒 口下手転じてリズム漫才完成”. デイリースポーツ online (デイリースポーツ). (2015年1月31日) 2015年2月1日閲覧。
- ^ “8.6秒バズーカー、ついにネットのウワサ否定 「ネットの力はすごい」”. J-CASTニュース (2015年4月22日). 2015年5月2日閲覧。
- ^ a b “反日芸人!? 8.6秒バズーカーを陰で操っていると言われた男が真相を激白”. 日刊SPA!. 扶桑社 (2015年6月15日). 2015年6月16日閲覧。
- ^ 8.6秒バズーカー @86BAZOOKAAAAAA 2014年10月14日17:44のツイート
- ^ “中高生に大人気「ラッスンゴレライ」ってなんですのん(2/2)”. エキサイトレビュー (2015年1月8日). 2015年1月30日閲覧。
- ^ “ぐるナイ「おもしろ荘」がゴールデンタイムに!初回は和牛、いぬ、エレキテル”. お笑いナタリー (2015年1月29日). 2015年3月8日閲覧。
- ^ “8.6秒、流行語大賞逃し落胆「上半期に頑張りすぎた…」”. オリコン (2015年12月1日). 2015年12月1日閲覧。
- ^ 本来は2700・八十島の代打MCとして第1週より出演していたが、そのまま継続出演している。
- ^ “仮面ライダー3号説明してね♪“最速芸人”8.6秒バズーカー、映画CMに登場”. お笑いナタリー (2015年3月13日). 2018年3月7日閲覧。
- ^ “ベラジオがイメージキャラクターに8.6秒バズーカーを起用”. 遊戯通信web (2015年4月22日). 2015年8月26日閲覧。
- ^ “タマホーム「国産材」篇”. タマホーム企業情報 CMギャラリー「テレビCM」 (2015年6月1日). 2015年6月1日閲覧。
- ^ “Yahoo!検索大賞:“今年の顔”に三代目JSB 大賞受賞に「全ての方に感謝」”. MANTAN WEB (2015年12月9日). 2015年12月9日閲覧。
外部リンク
- 公式プロフィール
- 吉本坂46 公式プロフィール(タナカシングル) - 吉本坂46公式サイト
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