天久聖一
天久 聖一 | |
---|---|
本名 | 上記に同じ |
生誕 |
1968年8月14日(56歳) 日本・香川県 |
国籍 | 日本 |
職業 |
漫画家 小説家 劇作家 アニメーター アニメーション監督 Youtubeクリエーター ミュージシャン 俳優 |
代表作 |
「バカドリル」 「ブッチュくんオールナイト大百科」 「バカはサイレンで泣く」 「書き出し小説」 |
YouTube | |
---|---|
活動期間 | 2020年 - |
ジャンル | コメディ、政治、雛祭り、パクチー |
登録者数 | ヒナTUBE - 約1250人 |
総再生回数 |
第1巻 - 約13000回 第2巻 - 約3500回 |
関連人物 | kouichitv(共演経験有) |
天久 聖一(あまひさ まさかず、男性、1968年8月14日[1] - )は、日本の漫画家、小説家、劇作家、アニメーター、Youtubeクリエーター、アニメーション監督、ミュージシャン、俳優である。香川県仲多度郡まんのう町生まれ[2]。既婚。息子が一人いる[3]。
略歴
香川県出身。高篠小学校、満濃中学校、善通寺第一高校と学生時代を過ごす[2]。高校に進学する気はなかったが、「どこでもいいから受験しろ」との担任の言葉に従い、善通寺第一高校を、同じ中学からは一番の不良と天久氏の2人だけがスポーツ受験した。本人の話では、理由は勉強をせずにマンガを描いていても許される校風だったからだという[4]。
高校卒業後、中学時代に見た『アルカトラズからの脱出』に影響を受け、神戸拘置所の刑務官になるも、音楽部の顧問の言葉が忘れられず、1989年にマガジンハウス『NEWパンチザウルス』の「自画の目覚め」でギャグマンガ家としてデビューする[5]。
1994年、タナカカツキとともにパルコのフリーペーパー『GOMES』にて連載していた『バカドリル』をまとめたコミックスが、初の出版[6]。
2006年、太田出版の季刊誌『hon-nin』で、初の小説『自己完結女子大の青春』連載[7]。
2009年、mixiコラム欄にて毎週月曜日、バカドリル新ネタを発表。イラストは、これまでのタナカカツキに加え、ロビン西、八重樫東、よシまるシン、藤本康生、zen、原田芳雄、ぱま、東京007を迎えている[6]。
2009年、『美しい男性!』(BSジャパン)に放送作家として初参加[8]。
2012年、 松尾スズキとタッグ「松とパクチー」を組み、松尾のひとり芝居『生きちゃってどうすんだ』で初めて演劇に携わる [8]。同年より、イッツ・コミュニケーションズが運営するデイリーポータルZにて、小説の書き出しを募る「書き出し小説大賞」を二週に一度開催。投稿者が自由に作品を投稿できる『自由部門』と天久氏がその時の気分で決めたお題に基づいて投稿する『規定部門』がある[9]。
2020年、YouTuberとしてデビューを果たす。ひなまつりのひな人形達が、最近の政治について語り合うバラエティ番組『ヒナ談』を作成している。
人物
- 尊敬する人物として、イングランドの詩人ベン・ジョンソン、ケラリーノ・サンドロヴィッチを自身のTwitterにて明かしてる[10][信頼性要検証]。
- Facebookの自己紹介には「無名漫画家」と謙虚な一面を見せる一方で、ビデオポッドキャスト番組『シコウヒンTV』では、自身の著作『味写入門』を絶賛してしまうという自己陶酔的な一面もある[11]。
- 「震災の時でも自粛ムードに負けずに活動をすべき」「自身の作品は小説であろうと全て漫画である」などの極端な立場を貫くことがある[12]。
- 青い鳥文庫のサイトの「天才双子の小説教室出張版」を手がけている[13]。
- お笑い芸人を目指したこともあり、バイきんぐの小峠英二と「やめなされ」というコンビを組んでいたこともある。活動していた時期としては3ヶ月と短く、テレビ出演はなかったためあまり知られてはいないが、天久氏はこの時の経験がのちのお笑いユニット東海オンエアとしての活動に一躍かっている。
- 電気グルーヴとの親交も深く、ライブやラジオに出演のほか、ミュージックビデオを作成することもある。中でもピエール瀧とは親友で、草野球チーム「ピエール学園」のメンバーである。彼らのライブに時折ゲストボーカルとして参加することもある。実は本人は歌があまり上手くないのに目立ってしまうため石野卓球はよく思ってはいない[14]。
- イラストレーターであるよシまるシンとは、世界を代表する芸術家として交流があり、共同で展覧会『ロゴゴ展』を開催したこともある[15]。
出版物
バカドリルシリーズ
- バカドリル /扶桑社・1994年(サブルPB版・2006年)
- バカドリルコミックス /扶桑社・1995年
- バカドリル いくよ /扶桑社・1997年
- バカドリル くるよ /扶桑社・1997年
- バカドリルXL /扶桑社・1998年
- バカドリル 頭痛 /扶桑社・1999年
- バカドリル 腹痛 /扶桑社・2000年
- 新しいバカドリル 上下巻 /ポプラ社・2008年
バカはサイレンで泣く
- バカはサイレンで泣く /扶桑社・1995年
- バカサイ /太田出版・2002年
- バカサイ〈2〉 /太田出版・2003年
- バカはサイレンで泣く'09 /扶桑社・2009年
- バカサイ'13 /扶桑社・2013年
ブッチュくん
- ブッチュくんオール百科 /ソニー・マガジンズ・1999年
- ブッチュくん全百科 /講談社・2011年
その他
- やんちゃブック /宝島社(宝島コミックス)・1989年
- 僕が固い石をぶつけると、君は「痛い」と言ってくれるだろうか。 /JICC出版局(宝島コミックス)・1992年
- モテたくて… /光栄・1995年
- ドムーン/メディアワークス・1999年
- バングラデシュ日本 /太田出版・2002年
- お前 /扶桑社・2003年
- 味写入門 /アスペクト・2010年
- こどもの発想。/アスペクト・2011年
- 前髪タラちゃん /非売品・2011年・アルミ伯爵名義 - 電気グルーヴのベストアルバム『電気グルーヴのゴールデンヒッツ〜Due To Contract』とDVD『電気グルーヴのゴールデンヒッツ〜Stocktaking』の同時購入者特典としてタワーレコード全店で配布された[16]
- 少し不思議。 /文藝春秋・2013年
- ノベライズ・テレビジョン /河出書房新社・2013年
- 書き出し小説 /新潮社・2014年
- 味写道 / アスペクト・2014年
- 大爆笑!こどもの発想。 /アスペクト・2015年
- 挫折を経て、猫は丸くなった。 /新潮社・2016年
- 十年後のこと_恥ずかしい杭 /河出書房新社・2016年
- サヨナラコウシエン /LEED Cafe comics・2018年[1]
DVD
- 悲しみジョニー(日本コロムビア・2003年9月25日)規格品番:CCBM-5242 /限定版・規格品番:XT-1494
ミュージック・ビデオ
- 電気グルーヴ「Cafe de 鬼 (顔と科学)」(2004年) - SPACE SHOWER Music Video Awards『BEST GROOVE VIDEO/BEST ANIMATION VIDEO』受賞
- 電気グルーヴ「Mr.Empty」(2004年)
- 電気グルーヴ「中年パンク」(2004年)
- ゆらゆら帝国「美しい」(2007年) - SPACE SHOWER Music Video Awards『BEST CG/ANIMATION VIDEO』受賞
- 電気グルーヴ「モノノケダンス」(2009年) - SPACE SHOWER Music Video Awards『BEST VIDEO OF THE YEAR/BEST GROOVE VIDEO』受賞[17]
- 電気グルーヴ「電気グルーヴ21周年のうた」(2010年)
- 電気グルーヴ「人間的大統領」(2017年)
舞台
- 2006年 ハットリ座第2回公演『オスウーマン』作・演出 リトルモア地下[18][19]
- 2010年 シティボーイズミックスpresents『動かない蟻』作・演出 世田谷パブリックシアターほか[20]
- 2012年 松尾スズキ1人芝居『生きちゃってどうすんだ』作・演出 ザ・スズナリほか[21]
- 2015年 日本総合悲劇協会vol.5『不倫探偵〜最期の過ち〜』作・演出 本多劇場ほか[22]
Youtube『ヒナ談』
雛人形を用いてひな壇トークを行う。声の出演は劇団「地蔵中毒」のメンバー。
登場人物
- お雛さま 「ひな形春子」
- お内裏さま「オダイリジョー」
- 三人官女「ナッチ」「ひ〜ちゃん」「ダンチョー」
- 五人囃子「ナノさん」「タケル」「ダイゴ」「ぴーすけ」「つっくん」
- 随身「左大臣」「右大臣」
各作品
- 01巻「目指せジムリーダー雛」
- 02巻「再起図り雛」
- 03巻「いきなり下克上雛」
その他
- 書籍『ダイナマイト人生相談』挿絵[23]
- 任天堂『メイド イン ワリオ』サンプル4コママンガ[24]
- デイリーポータルZにて「書き出し小説大賞」連載中[25]
- 天久聖一のお前はどこのカンヌじゃ? / IMAGICAエンタテインメント 2004年 -悲しみジョニーの再編集版[26]
- 遺影俳優 / NHK FM 2014年[27]
- 舞台『米つぶサイズの地球』チラシ漫画[28]
- 漫画『世論島』 / 朝日新聞[29]
関連人物
脚注
- ^ a b “サヨナラコウシエン – LEED Cafe”. リイドカフェ. 2020年4月2日閲覧。
- ^ a b かがわ移住物語、香川移住物語、2020年3月25日 15:48
- ^ 天久聖一 (2020年3月22日). “五十代ユーチューバーおひな様に受肉?!”. デイリーポータルZ. 2020年3月30日閲覧。
- ^ 少し不思議。. 文藝春秋
- ^ “NEWパンチザウルス創刊号 1989年2月23日号 - 古本買取販売 ハモニカ古書店 建築 美術 写真 デザイン 近代文学 大阪府古書籍商組合加盟店”. NEWパンチザウルス創刊号 1989年2月23日号 - 古本買取販売 ハモニカ古書店 建築 美術 写真 デザイン 近代文学 大阪府古書籍商組合加盟店. 2020年4月3日閲覧。
- ^ a b “ほぼ日刊イトイ新聞 - 『バカドリル』を知ってますか~?”. www.1101.com. 2020年4月3日閲覧。
- ^ 『hon-nin vol.02』宮藤官九郎,安野モヨコ,吉田豪,本谷有希子,町山智浩,堤幸彦,天久聖一,池松江美,せきしろ/太田出版【本が好き!】
- ^ a b “日本総合悲劇協会、11年ぶりの新作。松尾と天久が3年ぶりにタッグを組んだ話題作をWOWOWで放送。”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2020年3月30日閲覧。
- ^ 天久聖一 (2012年10月21日). “書き出し小説大募集”. デイリーポータルZ. 2020年3月30日閲覧。
- ^ 自身のTwitter企画、「天久聖一の40の質問だけ答えます」にてフォロアーの質問に対してそう答えた。
- ^ “TV&smile 第103回天久聖一さん 後編”. TV&smile. 2020年4月4日閲覧。
- ^ 編集部. “天久聖一さん『少し不思議。』著者インタビュー 『少し不思議。』(天久聖一 著) | インタビューほか”. 文藝春秋BOOKS. 2020年4月4日閲覧。
- ^ “第2回 印象的な書き出しの方法を教えて! - 青い鳥文庫”. aoitori.kodansha.co.jp. 2019年2月20日閲覧。
- ^ “ピエール瀧 と 天久聖一”. エルペディア. 2020年3月31日閲覧。
- ^ “天久聖一 × よシまるシン 「ロゴゴ展」2016年8月5日(金)〜8月28日(日)”. 神田のオルタナティブスペース アートギャラリーカフェ 手と花(テトカ|TETOKA). 2020年5月31日閲覧。
- ^ 電気グルーヴ新作購入で天久聖一「前髪タラちゃん」贈呈、音楽ナタリー、2011年4月5日 17:02
- ^ “<SPACE SHOWER Music Video Awards 09>発表、大賞は安室奈美恵”. JAPAN MUSIC NETWORK,Inc.. 2020年5月10日閲覧。
- ^ “リトルモア地下 | 2008”. www.littlemore.co.jp. 2020年6月3日閲覧。
- ^ “ほぼ日刊ピエール新聞 - 天久聖一の味写入門。第51回”. www.1101.com. 2020年6月3日閲覧。
- ^ 公演情報. “シティボーイズミックスPRESENTS 『動かない蟻』 | 世田谷パブリックシアター/シアタートラム”. setagaya-pt.jp. 2020年12月16日閲覧。
- ^ “大人計画『生きちゃってどうすんだ』”. 宵越しの銭は持たない. 2020年12月16日閲覧。
- ^ “WOWOWオンライン”. WOWOW. 2020年12月16日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “天久聖一が挿絵約60点を描き下ろし、末井昭の人生相談本に”. コミックナタリー. 2020年12月16日閲覧。
- ^ “メイドイン俺 : レコードとマンガ”. www.nintendo.co.jp. 2020年12月16日閲覧。
- ^ “ライタープロフィール”. デイリーポータルZ (2018年10月15日). 2020年12月16日閲覧。
- ^ “天久聖一のおまえはどこのカンヌじゃ?|日本の映画情報を検索 日本映画情報システム”. www.japanese-cinema-db.jp. 2020年12月16日閲覧。
- ^ “遺影俳優”. NHKオーディオドラマ. 2020年12月16日閲覧。
- ^ “濱津隆之・佐伯さち子・水谷圭一&見届け人・天久聖一! ~ミズタニー『米つぶサイズの地球』上演記念座談会 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス”. SPICE(スパイス)|エンタメ特化型情報メディア スパイス. 2020年4月2日閲覧。
- ^ “「天久聖一の世論島」:朝日新聞デジタル〜ピエール瀧よ大麻は合法か?”. 朝日新聞デジタル. 2020年12月16日閲覧。
外部リンク
- 天久聖一 (@amahisa) - X(旧Twitter)
- 天久聖一の味写入門
- 天久聖一の味写道
- バカサイ・おブログさん
- 『バカドリル』Webサイト
- YouTubeチャンネル ヒナ談