カンテら!
カンテら! | |
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ジャンル | トーク番組 |
放送方式 | 収録 |
放送期間 | 2021年3月30日(29日深夜)- |
放送時間 | 毎週火曜・水曜 3:00-4:00 |
放送局 | ラジオ大阪 |
パーソナリティ |
関純子 豊田康雄 若田部克彦 藤本景子 村西利恵 吉原功兼 堀田篤 竹上萌奈 服部優陽など |
『カンテら!』は、ラジオ単営局のラジオ大阪で2021年3月30日から毎週火曜日・水曜日の3:00 - 4:00(月曜日・火曜日の深夜)に放送中のトーク番組。『カンテら!』という番組タイトルは、「カンテレ」(関西テレビ放送の通称)の現職アナウンサーから2名が、日替わりでパーソナリティを務めるラジオ番組であることに由来している。
概要
ラジオ放送事業を保有していない関西テレビ(KTV)の現職アナウンサーから2名が、日替わりでパーソナリティを担当するラジオ番組。パーソナリティは、自身の持ち味を生かしたコーナーを持つ[1]ほか、担当回の構成、選曲、リスナーからのメッセージ紹介などにも携わる[2]。その一方で、「カンテレトピックス」(パーソナリティを含むKTVアナウンサーのこぼれ話や局内でありがちな話をニュース風に紹介するコーナー)を毎回編成しているほか、投稿や楽曲のリクエストが採用されたリスナーにはKTVのステーション(または番組)グッズを進呈する。
パーソナリティを担当するアナウンサーが、ラジオならではの双方向性を生かしながら、テレビカメラを意識せずにマイクに向かってトークで素顔をさらけ出すことを想定[3]。放送開始時点のKTVアナウンス部長である大橋雄介は、番組の開始を前に、パーソナリティを任される部下のアナウンサーに向けて「『ラジオに1度は挑戦したい』と思っているアナウンサーは、(テレビ単営局のKTVにも)少なくない。(ラジオ大阪から)大きなチャンスをいただいたので、テレビでは決して出せないパーソナリティーを出し切ってもらいたい」とのエールを送っている[2]。
番組開始までの経緯
ラジオ大阪(OBC)も関西テレビ(KTV)も、前田久吉(産業経済新聞社・大阪新聞社などの創業者)が設立に関与。1976年度には、前田の意向から、両局の間で現職アナウンサーの相互交流(番組出向)企画が実施された。この企画にKTVから参加したアナウンサーが、当時「征平の挑戦」(同局制作・フジテレビ系列の全国ネット番組『ハイ!土曜日です』内の体当たりロケシリーズ)で名が知られていた桑原征平で、OBC平日午後の看板番組だった『みんなでみんなでリクエスト バンザイ!歌謡曲』火曜分のパーソナリティを浅川美智子(タレント・ジャズシンガー)とのコンビで1年間にわたって担当。担当終了後もKTVで2004年5月15日の定年退職までアナウンサー生活を全うした後に、フリーアナウンサーとして、朝日放送→朝日放送ラジオの複数の番組(『桑原征平粋も甘いも』『征平・吉弥の土曜も全開!!』など)で長年にわたってパーソナリティを務めている。
その一方で、OBCでは1969年5月6日から、毎週火 - 土曜日の3:00 - 5:00に『日野ミッドナイトグラフィティ 走れ!歌謡曲』(文化放送制作の生放送番組)の同時ネットを実施してきた。しかし、2021年3月27日(土曜日)放送分で終了することが決まったため、当該時間帯での番組編成を一新。『走れ!歌謡曲』の放送枠を引き継ぐ『ヴァイナル・ミュージック〜歌謡曲2.0〜』(3月30日スタート)の同時ネットを4時台に限定する一方で、3時台を自主編成枠へ転換したうえで、火・水曜日に当番組を放送することになった。
OBCとKTVは、毎年4月に大阪市内で上方漫才大賞発表会を共催するとともに、ラジオとテレビで関西ローカル向けに生中継。両局の現職アナウンサーから各1名(2020年の第55回時点ではOBC:藤川貴央、KTV:関純子)が司会陣に加わっているほか、第40回(2005年)以降の発表会ではサイマル放送を実施している。ただし、KTVの現職アナウンサーがOBCでレギュラー番組を担当する事例は、前述した相互交流企画の終了(1977年3月)以来44年振り。KTVのアナウンサーだけが出演する番組が(OBCを含む)ラジオ局からレギュラーで放送される事例は、1958年11月22日のKTV開局以来初めてである[3]。
ちなみに、OBCの現職アナウンサーは当番組の放送期間中に、KTV制作の番組へレギュラーで出演しない。ただし、当番組へ「ゲスト」として登場することはある。
放送時間
- 毎週火・水曜日 3:00 - 4:00(事前収録)
パーソナリティ
出演の時点ではいずれも関西テレビ(カンテレ)の現職アナウンサーで、火・水曜分とも交代で2名ずつ担当する。
以下の日付は未明基準で、担当者の氏名の後の「 」内は担当回で放送された企画。
コンビの顔触れや役割を固定しない方針で、上記以外のアナウンサーも随時担当[1]。
注釈
- ^ 私蔵しているレコード(アルバム盤)から自身が選んだ楽曲を流すとともに、その楽曲にまつわるエピソードなどを紹介する企画。
- ^ 藤本から「青春時代」に関するテーマを提示したうえで、そのテーマに見合った楽曲のリクエストとエピソードを、電子メールとハガキで募集する企画。
- ^ 現役のスポーツアナウンサーである吉原が、スポーツ中継でのエピソードを熱弁する企画。
- ^ 2人とも学生時代からのSIAM SHADEファンであることにちなんだプレゼン企画。
- ^ かつて『FNNスーパーニュースアンカー』でリポートを担当していた「それではみなさんご昭和願います」(生中継企画)のラジオ版で、自身が育った昭和時代の思い出や、昭和時代の最後(昭和63年=1988年)に入社した関西テレビでのエピソードなどを披露。「中学生時代(1978年)によく視聴していた」という『未来少年コナン』(NHK総合テレビ)のテーマソングを、自身の希望でオープニング曲に使用している。
- ^ 2人を中心にアマチュアバンドを10年ほど組んでいることを背景に、好きな洋楽を流しながら、バンドでのエピソードなどを思いのままに語り合う企画。
脚注
- ^ a b “【新番組『カンテら!』】3月29日(月)スタート!深夜のラジオ大阪で、カンテレアナウンサーがトーク!”. ラジオ大阪 (2021年2月23日). 2021年2月25日閲覧。
- ^ a b “カンテレのアナがラジオ大阪の新番組に出演 構成など全て企画する異例の試み”. スポーツニッポン (2021年2月22日). 2021年2月25日閲覧。
- ^ a b “カンテレがラジオ初挑戦 アナ2人が日替わりで出演 OBC新番組「カンテら!」”. サンケイスポーツ (2021年2月22日). 2021年2月23日閲覧。
関連項目
- あどりぶラヂオ - 毎日放送(2021年3月31日まではテレビ・ラジオ兼営)が2018年4月4日未明(3日深夜)から平日に編成している生放送の音楽番組。当番組開始の時点では、木曜未明放送分のパーソナリティを毎日放送の現職アナウンサーが週替わりで担当しているほか、火曜未明(月3 - 4回)放送分の放送時間が当番組と重複している。毎日放送のラジオ放送事業をMBSラジオが承継した同年4月1日(木曜日)以降も放送を継続。
- アナパラ〜Oh!ラフィーキ〜 - 朝日放送ラジオが朝日放送(テレビ・ラジオ兼営)時代の1998年10月から1年半にわたってレギュラーで放送。当番組と同様に、朝日放送の現職アナウンサーが交代でパーソナリティを務めたほか、企画や制作に携わっていた。
- メダマ!?ラジオ - ニッポン放送が2007年度下半期(ナイターオフシーズン)の火 - 金曜日21時台に編成していたレギュラー番組。フジテレビの現職アナウンサーが、ニッポン放送のアナウンサー(火・木曜日は吉田尚記、水・金曜日は増田みのり)とコンビを組みながら、1ヶ月交代で曜日別にパーソナリティを担当した。
- ザ・フジテレビラジオ - 『メダマ!?ラジオ』と同じニッポン放送制作の番組で、2010年10月4日から2012年4月1日まで通年で放送。パーソナリティをフジテレビの現職アナウンサーに固定したうえで、男女1名ずつのコンビが隔週交代で出演していた。
- 日テレラジオ 女子アナミュージックミュージアム→ミューミューランチBOX - アール・エフ・ラジオ日本が2003年4月7日から1年半にわたって月 - 木曜日の午後に編成していた生放送番組シリーズで、日本テレビの現役女性アナウンサー(当時)が日替わりで1名ずつパーソナリティを担当。
外部リンク
- カンテら! (@kantera_obc) - X(旧Twitter)
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