北村宏司
北村宏司 | |
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第76回菊花賞の表彰式にて | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 長野県須坂市[1] |
生年月日 | 1980年7月24日(44歳) |
身長 | 158.0cm[1] |
体重 | 50.0kg[1] |
血液型 | A型[1] |
騎手情報 | |
所属団体 | JRA(日本中央競馬会) |
初免許年 | 1999年[1] |
免許区分 | 平地[2] |
重賞勝利 | 34勝 |
G1級勝利 | 3勝 |
通算勝利 | 1391勝 |
経歴 | |
所属 |
美浦・藤沢和雄厩舎(1999.3.1-2010.12.31) 美浦・フリー(2011.1.1-) |
北村 宏司(きたむら ひろし、1980年7月24日[3] - )は日本中央競馬会 (JRA) の美浦所属[1]の騎手である。
来歴
競馬学校騎手課程15期生[5]で、1999年に藤沢和雄厩舎所属として騎手デビュー。同期は高田潤、武英智、二本柳壮。競馬学校時代にはアイルランド大使特別賞を受賞した。
1999年3月6日、中京競馬4Rでイブキアーンドランに騎乗し、デビュー。[1]16頭立ての16着に終わった。3月14日の中山競馬2Rでタイキコンコルドに騎乗し、JRA初勝利[1]を挙げた。最終的に年間37勝を挙げ、JRA賞(最多勝利新人騎手)を獲得[1][6]。
2000年1月30日、東京新聞杯で単勝7番人気のダイワカーリアンに騎乗し、重賞初勝利[1][7]を果たした。8,9月にはダイワテキサスで関屋記念、新潟記念、ダイワルージュで新潟3歳Sと重賞を立て続けに勝利した。前年を上回る年間38勝を挙げた。
2006年5月14日、ヴィクトリアマイルでダンスインザムードに騎乗し、勝利。自身初のGIタイトルを手にした。同時にヴィクトリアマイルの初代優勝騎手となる[1][8]。自己最多となる79勝を挙げた。
しかし、2009年こそ87勝を挙げたものの、2007年以降は70勝に届かない年が続いた。2011年1月1日、所属していた藤沢和雄厩舎を離れ、フリーとなった[9]。
2013年1月12日、史上26人目となるJRA通算10000回騎乗を達成。デビューから13年10ヶ月7日での達成は歴代最速。12月27日、自身初の年間100勝を達成した[10]。
2014年3月10日、JRA通算1000勝を達成した[11]。11月2日の天皇賞・秋でスピルバーグに騎乗し、勝利。8年ぶり2度目のG1勝利となった[12]。11月9日、アルゼンチン共和国杯をフェイムゲームで勝利。2年連続の年間100勝を達成した[13]。12月27日には史上2人目のJRA年間1000回騎乗を達成(1人目は幸英明)[14]。最終的に117勝を挙げ、自己最高となる全国リーディング5位をマークした[15]。
2015年1月4日、JRA通算1100勝を達成した。6月17日、プリンスオブウェールズSに出走するスピルバーグの調教を付けるため、イギリスへ渡航。アスコット競馬場でリアルトラに騎乗(結果は14着)[16]。海外初騎乗となった。10月25日、菊花賞でキタサンブラックに騎乗し、勝利。人馬ともにクラシック初制覇を果たした[17]。12月5日の中山競馬2Rで左膝関節捻挫を発症し、長期休養に入った。27日の有馬記念で騎乗予定だったキタサンブラックも乗り替わりとなる[18]。
2016年4月2日の中山競馬で4ヶ月ぶりに復帰したが、4月13日には左膝軟骨除去手術のため再休養を発表した[19]。8月28日の新潟競馬で再復帰したが、年間24勝に留まった。
2017年9月24日、オールカマーをルージュバックで制し、2年ぶりに重賞を勝利した。
2019年3月1日、中山競馬1Rでタマノカイザーに騎乗した際にクリストフ・ルメールが斜行したため落馬。頭部外傷などの重傷を負い、5ヶ月の戦線離脱を余儀なくされた。8月3日の新潟競馬で復帰したが[20]、怪我の影響で自己最低の年間20勝に留まり、2020年も42勝に終わった。
2021年5月22日、史上23人目となるJRA通算1400勝を達成した[21]。
騎乗成績
日付 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初騎乗 | 1999年3月6日 | 4歳未勝利 | イブキアーンドラン | 16 | 16 | 16着 |
初勝利 | 1999年3月14日 | 4歳未勝利 | タイキコンコルド | 14 | 1 | 1着 |
重賞初騎乗 | 1999年4月25日 | NZT | トレジャー | 18 | 6 | 3着 |
重賞初勝利 | 2000年1月30日 | 東京新聞杯 | ダイワカーリアン | 16 | 7 | 1着 |
G1初騎乗 | 2000年5月7日 | NHKマイルC | マイネルブライアン | 18 | 7 | 14着 |
G1初勝利 | 2006年5月11日 | ヴィクトリアM | ダンスインザムード | 18 | 2 | 1着 |
年度 | 勝利数 | 騎乗数 | 勝率 | 獲得賞金(万円) | 全国 | |
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1999 | 37 | 363 | .101 | 4億5201 | 26 | JRA賞(最多勝利新人騎手)
最多勝利新人騎手賞 フェアプレー賞 民放競馬記者クラブ賞(関東新人騎手賞) |
2000 | 38 | 592 | .064 | 9億834 | 25 | |
2001 | 54 | 652 | .083 | 10億1347.6 | 18 | |
2002 | 41 | 596 | .063 | 8億458 | 25 | |
2003 | 78 | 690 | .113 | 10億8119.2 | 10 | |
2004 | 65 | 745 | .087 | 11億2299.1 | 12 | |
2005 | 59 | 740 | .080 | 11億9484.2 | 15 | |
2006 | 79 | 842 | .094 | 15億6286.6 | 10 | |
2007 | 61 | 821 | .074 | 12億4345.8 | 15 | |
2008 | 55 | 513 | .107 | 9億4605.4 | 21 | フェアプレー賞 |
2009 | 87 | 828 | .105 | 16億806.4 | 10 | |
2010 | 60 | 878 | .068 | 12億9065.4 | 19 | |
2011 | 78 | 815 | .096 | 12億7016.5 | 11 | |
2012 | 88 | 904 | .097 | 15億3646.6 | 8 | |
2013 | 101 | 898 | .112 | 16億9136.7 | 7 | |
2014 | 117 | 1016 | .115 | 22億8282.8 | 5 | 優秀騎手賞5位 |
2015 | 76 | 754 | .101 | 14億8705.4 | 12 | |
2016 | 24 | 232 | .103 | 3億8094.7 | 45 | |
2017 | 60 | 778 | .077 | 11億8706.5 | 17 | |
2018 | 62 | 815 | .076 | 12億2942.5 | 18 | |
2019 | 20 | 379 | .053 | 4億9818 | 50 | |
2020 | 42 | 641 | .066 | 7億8012.4 | 26 | |
2021 | ||||||
中央 | 1382 | 15400 | .089 | 255億7210.8 | ||
地方 | 24 | 250 | .096 |
出典:JRA騎手名鑑(累計成績は2021年1月1日現在)
重賞
JRA
- 2000年
- 2004年
- 2005年
- 2006年
- 2007年
- 2008年
- 2009年
- ダイヤモンドステークス - モンテクリスエス[1]
- エルムステークス - マチカネニホンバレ[1]
- 2010年[22]
- 2011年[23]
- フィリーズレビュー - フレンチカクタス
- 2012年[24]
- 2013年[25]
- 2014年[26]
- ダイヤモンドステークス - フェイムゲーム
- フラワーカップ - バウンスシャッセ
- 京王杯スプリングカップ - レッドスパーダ
- 天皇賞・秋 - スピルバーグ
- アルゼンチン共和国杯 - フェイムゲーム
- 2015年[27]
- ダイヤモンドステークス - フェイムゲーム
- スプリングステークス - キタサンブラック
- セントライト記念 - キタサンブラック
- 菊花賞 - キタサンブラック
- 2017年[28]
- 2018年
- 共同通信杯 - オウケンムーン
- オーシャンステークス - キングハート
- 関屋記念 - プリモシーン
地方競馬
表彰・リーディング
表彰
- 1999年
- 2008年
- フェアプレー賞(関東)[29]
- 2014年
- 優秀騎手賞5位
開催リーディング
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac “profile”. 2015年12月28日閲覧。
- ^ “平成28年度 騎手免許試験合格者” (PDF). 日本中央競馬会 (2016年2月11日). 2016年4月6日閲覧。
- ^ “北村宏司のプロフィール|競馬データベース - netkeiba.com”. netkeiba.com. 2015年10月25日閲覧。
- ^ https://www.suzakanews.co.jp/news/contents/event/event.php?id=2889
- ^ “【公開模擬レース】参加騎手・イベント決定!”. 競馬学校. 2015年10月25日閲覧。
- ^ 北村宏司 年度別成績 - netkeiba.com、2015年12月28日閲覧
- ^ ダイワカーリアンの競走成績 - - netkeiba.com、2015年12月28日閲覧
- ^ 過去G1成績 ヴィクトリアマイル -- JRA公式サイト、2015年12月28日閲覧
- ^ 北村宏司騎手らが所属変更、フリーに
- ^ 北村宏騎手が自身初のJRA年間100勝を達成!
- ^ 北村宏司騎手がJRA通算1000勝達成 - netkeiba.com、2015年12月28日閲覧
- ^ 異常事態? 重賞未勝利馬が秋GI4連勝 秋の盾は10年ぶり藤沢和厩舎スピルバーグ - スポーツナビ、2015年12月28日閲覧
- ^ 北村宏司騎手が年間100勝を重賞の舞台で達成!
- ^ 北村宏司騎手がJRA年間1000回騎乗達成 - netkeiba.com、2015年12月28日閲覧
- ^ 2014年度 リーディングジョッキー(全国)【勝利度数順】
- ^ イギリスで騎乗した北村宏司騎手「本当に良い経験になりました」
- ^ “【菊花賞】キタサンブラック快勝!北村宏は悲願のクラシック初制覇”. スポーツ報知. (2015年10月26日) 2015年10月26日閲覧。
- ^ https://search.yahoo.co.jp/amp/s/news.sp.netkeiba.com/%3Fpid%3Dnews_view_amp%26no%3D104958%26usqp%3Dmq331AQQKAGYAayU-Mr0wdm3OLABIA%253D%253D [リンク切れ]
- ^ 北村宏 再び休養…左膝軟骨除去へ
- ^ 落馬負傷の北村宏、新潟でレース復帰
- ^ [1]
- ^ “重賞レース一覧 2010年”. 日本中央競馬会. 2015年10月25日閲覧。
- ^ “重賞レース一覧 2011年”. 日本中央競馬会. 2015年10月25日閲覧。
- ^ “重賞レース一覧 2012年”. 日本中央競馬会. 2015年10月25日閲覧。
- ^ “重賞レース一覧 2013年”. 日本中央競馬会. 2015年10月25日閲覧。
- ^ “重賞レース一覧 2014年”. 日本中央競馬会. 2015年10月25日閲覧。
- ^ “重賞レース一覧 2015年”. 日本中央競馬会. 2015年10月25日閲覧。
- ^ “重賞レース一覧 2017年”. 日本中央競馬会. 2017年9月25日閲覧。
- ^ “競馬ブックコーナー”. 競馬ニホン. 2015年10月25日閲覧。
- ^ 米俵にニッコリ!北村宏 新潟リーディング
- ^ “開催競馬場・今日の出来事 7月26日”. 日本中央競馬会. 2015年10月25日閲覧。