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和歌山市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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わかやまし ウィキデータを編集
和歌山市
和歌山城天守和歌山城西之丸庭園
雑賀崎からの眺望紀三井寺
和歌山城から望む和歌山市街
和歌山市旗 和歌山市章
和歌山市旗 和歌山市章
1909年明治42年)1月1日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 和歌山県
市町村コード 30201-5
法人番号 6000020302015 ウィキデータを編集
面積 208.85km2
総人口 344,805[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 1,651人/km2
隣接自治体 和歌山県:海南市紀の川市岩出市
大阪府:阪南市泉南郡岬町
兵庫県:洲本市紀淡海峡を挟んで)
市の木 クスノキ
市の花 ツツジ
和歌山市役所
市長 尾花正啓
所在地

640-8511
和歌山県和歌山市七番丁23番地
北緯34度13分49.3秒 東経135度10分14.7秒 / 北緯34.230361度 東経135.170750度 / 34.230361; 135.170750座標: 北緯34度13分49.3秒 東経135度10分14.7秒 / 北緯34.230361度 東経135.170750度 / 34.230361; 135.170750
和歌山市役所

地図
市庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト

和歌山市位置図

― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト

和歌山市(わかやまし)は、和歌山県の北部に位置する都市。和歌山県の県庁所在地で、中核市に指定されている。

概要

和歌山城から見た和歌山市のスカイライン

県の面積の約4%ほどだが、県人口の約40%が暮らしているプライメイトシティである[要出典]。中世には海南市の一部とともに「雑賀の里」と称された[1]江戸時代には御三家の一つである紀州徳川家が治める紀州藩城下町として栄え、「若山」とも表記された。

地理

和歌山市中心部周辺の空中写真。
2008年5月3日撮影の84枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

位置

紀の川河口に位置し、中心市街地は左岸に形成されている。

地形

河川

主な川

気候

和歌山市
雨温図説明
123456789101112
 
 
49
 
10
3
 
 
62
 
11
3
 
 
97
 
14
6
 
 
98
 
20
11
 
 
147
 
24
16
 
 
184
 
27
20
 
 
176
 
31
24
 
 
102
 
33
25
 
 
181
 
29
22
 
 
161
 
23
16
 
 
96
 
18
10
 
 
63
 
13
5
気温(°C
総降水量(mm)
出典:気象庁
インペリアル換算
123456789101112
 
 
1.9
 
50
37
 
 
2.4
 
51
38
 
 
3.8
 
58
42
 
 
3.9
 
67
51
 
 
5.8
 
76
60
 
 
7.2
 
81
68
 
 
6.9
 
88
76
 
 
4
 
91
77
 
 
7.1
 
84
71
 
 
6.3
 
74
60
 
 
3.8
 
64
50
 
 
2.5
 
55
41
気温(°F
総降水量(in)

瀬戸内海式気候である。[2]

  • 気温 - 最高38.5℃(2013年(平成25年)8月11日)、最低-6.0℃(1945年(昭和20年)1月28日)
  • 最大降水量 - 353.5ミリメートル(2000年(平成12年)9月11日)
  • 最大瞬間風速 - 56.7メートル(1961年(昭和36年)9月16日)
  • 最深積雪 - 40センチメートル(1883年(明治16年)2月8日)
  • 夏日最多日数 - 159日(1998年(平成10年))
  • 真夏日最多日数 - 87日(1961年(昭和36年))
  • 猛暑日最多日数 - 22日(1967年(昭和42年))
  • 熱帯夜最多日数 - 49日(2010年(平成22年))
  • 冬日最多日数 - 51日(1945年(昭和20年))
和歌山市(和歌山地方気象台)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 21.2
(70.2)
22.0
(71.6)
24.5
(76.1)
30.0
(86)
32.4
(90.3)
35.3
(95.5)
37.8
(100)
38.5
(101.3)
35.8
(96.4)
32.3
(90.1)
27.7
(81.9)
25.2
(77.4)
38.5
(101.3)
平均最高気温 °C°F 9.8
(49.6)
10.7
(51.3)
14.3
(57.7)
19.7
(67.5)
24.3
(75.7)
27.1
(80.8)
31.1
(88)
32.6
(90.7)
29.0
(84.2)
23.4
(74.1)
17.9
(64.2)
12.5
(54.5)
21.0
(69.8)
日平均気温 °C°F 6.2
(43.2)
6.7
(44.1)
9.9
(49.8)
15.1
(59.2)
19.7
(67.5)
23.2
(73.8)
27.2
(81)
28.4
(83.1)
24.9
(76.8)
19.3
(66.7)
13.8
(56.8)
8.6
(47.5)
16.9
(62.4)
平均最低気温 °C°F 2.9
(37.2)
3.1
(37.6)
5.8
(42.4)
10.7
(51.3)
15.6
(60.1)
20.1
(68.2)
24.3
(75.7)
25.1
(77.2)
21.5
(70.7)
15.6
(60.1)
9.9
(49.8)
5.1
(41.2)
13.3
(55.9)
最低気温記録 °C°F −6.0
(21.2)
−5.4
(22.3)
−4.0
(24.8)
−1.4
(29.5)
3.7
(38.7)
9.0
(48.2)
14.4
(57.9)
13.5
(56.3)
11.2
(52.2)
4.3
(39.7)
−0.6
(30.9)
−3.0
(26.6)
−6.0
(21.2)
降水量 mm (inch) 48.7
(1.917)
62.0
(2.441)
96.9
(3.815)
98.4
(3.874)
146.6
(5.772)
183.5
(7.224)
175.8
(6.921)
101.8
(4.008)
181.3
(7.138)
160.8
(6.331)
95.9
(3.776)
62.7
(2.469)
1,414.4
(55.685)
降雪量 cm (inch) 0
(0)
1
(0.4)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
1
(0.4)
平均降水日数 (≥0.5mm) 7.2 7.9 10.3 10.0 10.4 12.5 10.6 7.2 10.2 9.6 7.3 7.7 111.1
平均降雪日数 (≥0cm) 8.8 8.7 2.1 0 0 0 0 0 0 0 0 5.7 25.4
湿度 61 61 60 61 64 72 73 70 69 67 66 63 66
平均月間日照時間 135.8 143.1 179.6 196.9 207.6 157.6 206.1 239.9 173.2 169.9 147.7 135.4 2,100.1
出典:気象庁(平均値:1991年 - 2020年、気温極値:1879年 - 現在)[3][4]

地域

和歌山市の中心市街地には、城下町としての名残を留めた小さな町が点在し、町名に「○○」と「○○」とが混在する[注釈 1]は「ちょう」と読んでかつての武家町を、は「まち」と読み同じく町人町を表す(一部「町」でも「ちょう」と読む例あり)。

人口

1985年の国勢調査で40万1352人を記録して以降は減少傾向となっている。2021年の人口は約35万5000人。

和歌山市と全国の年齢別人口分布(2005年) 和歌山市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 和歌山市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
和歌山市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 365,267人
1975年(昭和50年) 389,717人
1980年(昭和55年) 400,802人
1985年(昭和60年) 401,352人
1990年(平成2年) 396,553人
1995年(平成7年) 393,885人
2000年(平成12年) 386,551人
2005年(平成17年) 375,591人
2010年(平成22年) 370,364人
2015年(平成27年) 364,154人
2020年(令和2年) 356,729人
総務省統計局 国勢調査より

隣接自治体

和歌山県の旗和歌山県
大阪府の旗大阪府
兵庫県の旗兵庫県

歴史

徳川吉宗騎乗像
和歌山城南西)

先史

古代

近世

近代

明治
  • 1909年(明治42年) - 市章制定。
昭和

現代

昭和
  • 1958年(昭和33年)10月1日 - 和歌山城天守再建。
  • 1965年(昭和40年)9月14日 - 台風24号に刺激を受けた秋雨前線により集中豪雨。14日の時点で加太、和歌浦地区などで床上浸水413戸以上、床下浸水1820戸以上[5]
  • 1966年(昭和41年)11月3日 - 市民憲章制定。
平成
  • 1997年(平成9年)4月1日 - 中核市に指定。
  • 2007年(平成19年) - 「和歌山市中心市街地活性化基本計画」が内閣総理大臣によって認定。
令和
  • 2021年(令和3年)10月3日 - 六十谷水管橋の一部が崩落し市内の4割にあたる約6万世帯(約13万8000人)の居住地域に断水等の影響が発生[6]

行政区画の変遷

編入した町村の所属郡は、特記以外は全て海草郡

政治

行政

※ 行政組織については「和歌山市役所」も参照

市長

歴代市長
和歌山市官選市長
氏名 在職期間 出身地 学職歴 備考
1 1 長屋喜弥太
ながや きやた
1889年4月1日
- 1897年
紀州藩 和歌山区長
2 2 加藤杲
かとう あきら
1897年
- 1915年
3 3 遠藤慎司
えんどう しんじ
1915年
- 1923年
4 4 紀俊秀
きい としひで
1923年
- 1931年
貴族院議員 旧紀伊国造家(旧男爵)出身
5 5 渡辺行太郎
わたなべ いくたろう
1931年
- 1935年
6 6 有川定一
ありかわ ていいち
1935年
- 1936年
7 7 田口易之
たぐち やすゆき
1936年
- 1946年
8 8 鈴木康四郎
すずき こうしろう
1946年
- 1947年
1 和歌山県 和歌山県立田辺中学校
和歌山市助役
退任後、和歌山県議会議員
和歌山市公選市長
氏名 在職期間 出身地 学職歴 備考
9 9 高垣善一
たかがき ぜんいち
1947年
- 1966年5月31日
5 和歌山県 関西大学法文学部・経商学部卒
和歌山市議会議長
任期途中で死去。
14 10 宇治田省三
うじた しょうぞう
1966年
- 1986年
5 和歌山県 立命館大学法文学部卒
和歌山県議会議員
19 11 旅田卓宗
たびた たくそう
1986年
- 1995年12月
3 和歌山県 和歌山県立和歌山工業高等学校
和歌山県議会議員
任期途中で辞職し、和歌山県知事選に立候補するも落選。
22 12 尾崎吉弘
おざき よしひろ
1995年12月
- 1998年
1 和歌山県 和歌山県立桐蔭高等学校
和歌山県議会議員
収賄事件で逮捕・辞職
23 11 旅田卓宗
たびた たくそう
1999年1月
- 2002年8月
1 和歌山県 和歌山工業高等学校卒
和歌山市議会議員
任期途中で辞職し、出直し市長選に立候補するも落選。
その後、市長在任中の収賄容疑で逮捕・起訴。
勾留中に市議選に立候補して当選
市議在任中に最高裁で刑が確定して失職。
24 13 大橋建一
おおはし けんいち
2002年8月
- 2014年8月24日
3 和歌山県 東京大学文学部
毎日新聞記者
25 14 尾花正啓
おばな まさひろ
2014年8月25日
- 現職
2 和歌山県 東京大学農学部・工学部卒
和歌山県庁

議会

市議会

  • 定数 - 38人
  • 任期 - 2019年5月2日から2023年5月1日まで
  • 議長 - 井上直樹(2019年5月24日就任)
  • 副議長 - 奥山昭博(2020年6月12日就任)
会派構成(2019年6月4日現在)
会派名 議員数
公明党議員団 8
自由民主党市議団 7
政和クラブ 6
日本共産党和歌山市会議員団 6
民主クラブ 5
和歌山興志クラブ 4
日本維新の会 2

県議会

和歌山県議会(和歌山市選挙区)
  • 定数:15名
  • 任期:2019年4月30日〜2023年4月29日
議員名 会派名 備考
岩井弘次 公明党県議団
森礼子 自由民主党県議団
中拓哉 公明党県議団
多田純一 公明党県議団
長坂隆司 改新クラブ 党籍は無所属
山下直也 自由民主党県議団
井出益弘 自由民主党県議団
尾崎太郎 自由民主党県議団
藤本眞利子 改新クラブ 党籍は無所属
林隆一 日本維新の会
奥村規子 日本共産党県議団
宇治田栄蔵 自由民主党県議団
新島雄 自由民主党県議団
片桐章浩 改新クラブ 党籍は無所属
浦口高典 改新クラブ 党籍は国民民主党

衆議院

選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
和歌山県第1区(和歌山市) 岸本周平 国民民主党 4 選挙区
門博文 自由民主党 3 比例復活

施設

文化施設

和歌山県立近代美術館

運動施設

対外関係

姉妹都市・提携都市

海外

姉妹都市

経済

和歌浦
ぶらくり丁商店街
(雑賀橋付近、2006年撮影)
県庁前付近
和歌山城近辺
日赤医療センター前
本町通り

第一次産業

農業、漁業といった第一次産業も盛んである。

農業

農業では稲作のほか、野菜栽培が行われている。全国屈指の生産量を誇る名産にショウガがある。中でも新生姜が有名で、河西地区、布引地区、小豆島地区で作られている。ハウス栽培が主流であり、産地ごとに出荷時期をずらし、出荷期間を長くする戦略をとっている。これらは大都市圏に出荷されているほか、近年はジンジャーエールアイスクリームジャムなどの特産品開発も進んでいる。そのほか、布引ダイコンとして知られるダイコンハクサイキャベツピーマンなどの生産量も多い。

漁業

漁業は市北部の加太漁港と市南部の和歌浦、雑賀崎漁港が中心となっており、前者はタコタイ、後者はシラスハモクマエビ(アシアカエビ)などが水揚げされている。

第二次産業

南部の三葛紀三井寺を中心とするニット産業は日本一で、丸編みニットは和歌山県が全国シェアの37%を占める[7]

工業

主な工場

第三次産業

近年、郊外化など消費変化による経済力の衰えと、大阪都市圏への交通網の整備等によるストロー現象による人口減少が大きな問題となっている。平成23年度の市の事業として、道路網の充実の他、経済・雇用情勢への対応として企業や起業家の誘致(ふるさと起業)、廃校になった学校を利用するなどして医療系や教育・保育系の大学、短大を新たに4校誘致[8]。するなど、減少した人口の回帰や経済復興索を打ち出している。

商業

市内消費経済として、和歌山市中心部に位置し、かつて泉南地方からも購買層を持っていたぶらくり丁商店街は、地元老舗百貨店「丸正」が自己破産となり、大丸ビブレなど集客力の高い店舗が相次いで閉店。さらに、大阪都市圏への交通網の整備等によるストロー現象に加え、市内においては郊外型大型ショッピングセンター(主にオークワ系)の相次ぐ出店により、郊外化など人の流れに大きな変化が起き、いわゆるシャッター通りと化している。ぶらくり丁には2005年10月、大手量販店ドン・キホーテを、2007年11月には旧丸正跡地に複合施設「フォルテワジマ」を開設するなど、市は構造改革特別区域法を利用して規制緩和、人の流れの回帰に努めている。

本社を置く企業

製造業
運輸・情報通信業
商業
金融機関

情報・通信

マスメディア

新聞社

放送局

テレビ局
この他に近畿広域圏のテレビ放送が受信できる。
ラジオ局

教育

大学

国立
県立
私立

短期大学

私立

高等学校

県立
市立
私立

中学校

国立
県立
市立
私立

小学校

私立
市立

義務教育学校

特別支援学校

国立
県立

インターナショナルスクール

交通

鉄道

和歌山市内の鉄道網

市内のターミナル駅としてはJR西日本和歌山駅南海電鉄和歌山市駅がある。しかし、行政機関や金融機関、商店等が集積する和歌山城本町通りの周辺へは、いずれの駅からも徒歩10〜30分の距離があり、路線バスが補っている。かつては南海和歌山軌道線路面電車)が和歌山駅(1968年までは東和歌山駅)・和歌山市駅から和歌山城付近を通り、国道42号を南下して和歌浦・海南駅まで伸びていたが、1971年(昭和46年)に廃止された。

鉄道路線

和歌山駅西口
西日本旅客鉄道(JR西日本)
和歌山電鐵
南海電気鉄道

バス

かつては御坊南海バス大十バスも南海和歌山市駅まで乗り入れていた。

路線バス

道路

高速道路

国道

県道

主要地方道
一般県道

主な通り

中心市街地(南北方向)
中心市街地(東西方向)
その他

航路

港湾

船舶

観光

和歌山城
養翠園
雑賀崎

主な観光地として和歌浦徳川吉宗など紀州徳川家で知られる和歌山城がある。和歌山市の売り込みの強化・ゆるキャラといったキャラクター展開など、観光面は平成23年度の和歌山市の3大中心事業[要出典]として対外アピールを行っている。

名所・旧跡

史跡

寺院

神社

淡嶋神社

観光スポット

自然景勝地

レジャー

和歌山マリーナシティ
(ポルトヨーロッパ)
加太淡嶋温泉

文化・名物

祭事・催事

スポーツ

野球

サッカー

出身関連著名人

出身著名人

芸能
ミュージシャン
作家・画家
スポーツ選手
政治家
実業家
放送
学者
医師
法律家
映画評論家
その他の文化人
歴史上の人物

和歌山市を舞台とした作品

  • 鉄道唱歌第五集 関西・参宮・南海篇』(1900年11月)
    • 49.親のめぐみの粉河より 又乗る汽車は紀和の線 船戸田井の瀬うちすぎて 和歌山みえし嬉しさよ
    • 50.紀の川口の和歌山は 南海一の都会にて 宮は日前国懸(ひのくまくにかかす) 旅の心の名草山
    • 51.紀三井寺より見わたせば 和歌の浦波しづかにて こぎゆく海士(あま)の釣船は うかぶ木の葉か笹の葉か
    • 52.芦辺のあしの夕風に 散り来る露の玉津島 苫が島には灯台の 光ぞ夜は美しき
    • 53.蜜柑のいづる有田村 鐘の名ひびく道成寺 紀州名所は多けれど 道の遠きを如何(いか)にせん
    • 54.みかへる跡に立ちのこる の天主の白壁は 茂れる松の木の間(このま)より いつまで吾を送るらん
    • 55.北口いでて走りゆく 南海線の道すがら 窓に親しむ朝風の 深日はここよ夢のまに
大和田建樹は『鉄道唱歌』において歴史・地理的に重要な位置に多く歌詞を割り当てる傾向があり、第五集では伊勢吉野山高野山、そしてこの和歌山が該当する(奈良は、『鉄道唱歌』の付録である『奈良めぐり』において歌いこんだ)。なお、この当時は現在の和歌山駅和歌山市駅は開業しておらず、南海本線の和歌山終点は紀ノ川の北部に設けられた和歌山北口駅(現在の紀ノ川駅)、紀和鉄道(和歌山線の前身)のターミナル駅は(旧)和歌山駅(1968年に紀和駅へ改称)であった。
松本清張の小説。市内の淡嶋神社などを舞台とする。
田中靖規の漫画。市内の友ヶ島を舞台とするサスペンス。

脚注

注釈

  1. ^ 他に「丁」と「町」が混在する旧城下町には、宮城県仙台市がある。

出典

  1. ^ a b 孫一と雑賀鉄砲衆”. 和歌山市観光協会. 2020年7月30日閲覧。
  2. ^ 和歌山市のデータ - 和歌山市ホームページ
  3. ^ 平年値(年・月ごとの値)”. 気象庁. 2021年5月19日閲覧。
  4. ^ 観測史上1 - 10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2018年12月5日閲覧。
  5. ^ 「近畿・四国の前触れ被害広がる 一万二千戸が浸水」『日本経済新聞』昭和40年9月15日.15面
  6. ^ “和歌山・水管橋崩落 給水に列「いつまで続くのか」 飲料売り切れも”. 毎日新聞. (2021年10月4日). https://mainichi.jp/articles/20211004/k00/00m/040/037000c 
  7. ^ 平畑玄洋 (2016年1月9日). “よみがえる紀の国:8 「紀州肌着」で産地広くPR、「信和ニット」”. 朝日新聞』朝刊和歌山版 (朝日新聞社) 
  8. ^ 「大学誘致 若者残って/和歌山市に教育・医療など4校/求人にらみ専門性重視」『日経産業新聞』2019年10月1日(働き方面)
  9. ^ 東京大学生産技術研究所川添研究室加太分室地域ラボ(2019年11月23日閲覧)
  10. ^ 小西克幸(こにしかつゆき)の解説”. goo人名事典. 2020年11月15日閲覧。

関連項目

外部リンク

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