マリオカート8
ジャンル | アクションレースゲーム |
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対応機種 | Wii U |
開発元 | |
発売元 | 任天堂 |
販売元 | 任天堂 |
プロデューサー | |
ディレクター | 矢吹光佑 |
プログラマー | 白岩祐介 |
音楽 | |
美術 | 石川雅祥 |
シリーズ | マリオカートシリーズ |
メディア |
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発売日 | |
対象年齢 | |
ダウンロードコンテンツ | あり |
デバイス | Wii U GamePad、Wiiハンドル、Wii U PROコントローラ、ヌンチャク、クラシックコントローラ(Proも含む)[2] |
解像度 | 720p |
サウンド | サラウンド(リニアPCM5.1ch)対応 |
売上本数 | |
その他 |
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『マリオカート8』(マリオカートエイト、MARIO KART 8)は、任天堂より2014年5月29日に発売されたWii U用ゲームソフト。また、2017年4月28日にNintendo Switchへ要素を追加した移植版として『マリオカート8 デラックス』(マリオカートエイト デラックス)が発売された。本項ではこちらも併せて記述する。
概要
前作『マリオカート7』に続き、タイトルにナンバリングが記されている。
本作では、前作で搭載された空中あるいは水中での走行が引き続き搭載され、さらに新しく「反重力」という要素が搭載された。コース上のカベや天井などに「反重力エリア」が配置されており、「反重力エリア」に進入するとタイヤが水平に可動し、壁面や天井などを走行することが可能。この反重力の概念から、本作のタイトルロゴの「8」もメビウスの輪のように裏表が反転したコースをデザインしたものとなっている。また、『マリオカートWii』で初登場したバイクが本作で復活し、新たにATVが追加。『7』と同様に、好みのパーツを組み合わせてマシンのカスタマイズも可能。
本作はシリーズ初のHD(720p)対応となり、2人プレイ時も60fpsで動作する。また、Wii U GamePadの操作に対応しており、GamePadの画面上にはコースマップやクラクションボタンが表示される。アナログスティックによる操作に加え、Wiiリモコンと同様のモーションセンサーを使用した操作にも対応している。また、テレビを使用せずWii U GamePadの画面のみでのプレイに対応している[5]。
シリーズとしては初めてコースのBGMに生演奏が収録され、著名ミュージシャン[注釈 1]が多数参加した。トップを走っている時のパーカッション入りBGM(イケイケトラック)も健在。
インターネットに接続して遠くのプレイヤーと通信対戦することも可能で、インターネットの通信対戦では1ゲームに最大12人まで参加可能。また、『7』では搭載されていなかった1人用の「VSレース」モードが復活している。
Wii Uと本作を同梱した『Wii U すぐに遊べるマリオカート8セット』が2014年11月13日に発売された[6]。『Wii』と異なり、Wiiハンドルは未同梱。
ゲームモード
本作には以下のゲームモードが搭載されている。
- ひとりで
- 1人用のモード。「グランプリ」「タイムアタック」「VSレース」「ふうせんバトル」の4種類のゲームをプレイできる。
- グランプリ
- 4つのコースで構成されたカップ(大会)をプレイし、総合順位を競うゲーム。1レース終了ごとに順位に応じて「ドライバーズポイント」が与えられ[注釈 2]、4レース終了時の合計得点で総合順位が決まる。本作ではコンピュータキャラの表記が従来の『COM』から『CPU』に変更された。
- タイムアタック
- コースを選択して自分のマシン1台だけで走り最速レコードを目指すゲーム。過去作と同様、始めに「トリプルダッシュキノコ」を所持してスタートする。自分の走りが最速レコードになるとその走行が「ゴースト」として保存される。保存されたゴーストはインターネットにアップロードでき、世界中のユーザーと共有することができる。公正を期すため毎回コース内容が変わるコースの場合、コース内容は1つに固定されている(エキサイトバイクなど)。
- VSレース
- 走るコースやアイテム、レースの回数などの細かいルールを自由に設定して対戦するゲーム。グランプリと同様のポイント制を採用しており、最大32レースをプレイできる。『8 デラックス』ではWiiU版『8』における追加コンテンツが初めから入っているため、最大レース数が48レースまで拡張された。
- ふうせんバトル
- アイテムでライバルを攻撃し、風船を割りあうゲーム。制限時間内に相手の風船を割った数と、自分が持っている風船の数を合計した数で順位が決まる。
- みんなで
- 2〜4人で対戦するモード。「グランプリ」「VSレース」「ふうせんバトル」の3種類のゲームをプレイできる。各ゲームの詳細は上述。
- インターネット(ひとりで/ふたりで)
- インターネットに接続して、遠くにいるプレイヤーやフレンドと対戦するモード。以下の4種類のモードから、対戦相手を探してプレイできる。
- せかいのだれとでも/こくないのだれかと
- それぞれ世界中、国内のユーザーとマッチングし、レースやふうせんバトルで対戦する。
- フレンドやライバルと
- 「フレンド」に登録したプレイヤーや、一度対戦したことのあるプレイヤーと対戦する。
- 大会で(『8 デラックス』のみ)
- インターネット上で開催されている「大会」に参加して対戦できる。他のユーザーの大会に参加するだけでなく、自分で大会を開くこともでき、大会を開く場合は大会名や開催期間、その他の細かいルールを設定する。
- マリオカートTV
- インターネットで自分の「ハイライト映像」を投稿したり、他人のハイライト映像をダウンロードしたり、鑑賞できるモード(後述)。
- カタログ
- 新しいコースやキャラクター、マシンがセットになった追加コンテンツを有料で購入できる。
プレイヤーキャラクター
プレイヤーキャラクターはマリオカート8公式サイトより[7]。
Wii U版『8』での隠しキャラクターは各グランプリで優勝することで一人ずつ解放されるが、誰が解放されるかはランダム。本作は隠しキャラクターを解放していない状態でもCPUキャラクターとして登場することがある(メタルマリオ、ベビィロゼッタ、ピンクゴールドピーチは除く)。また、追加コンテンツ購入により、キャラクターが増やせる(後述)。
Switch版『8 デラックス』ではほぼ全ての追加コンテンツのキャラクターも最初から含まれているだけではなく、最初から選択できる。
グランプリにおいて、『8』ではE3試遊版に登場した12人[注釈 3]に限り初期スタート位置の上位2名が固定されていたが、『8 デラックス』ではジュゲム・キングテレサ・リンク・Miiを除くすべてのキャラに最大2人の固定キャラが割り振られている。
軽量級
性能配分は『8』では2種類、『8 デラックス』では6種類。
- キノピオ
- ノコノコ
- ヘイホー
- ベビィマリオ
- ベビィルイージ
- ベビィピーチ
- ベビィデイジー
- ベビィロゼッタ - 完全新規キャラ、Wii U版隠しキャラ
- ジュゲム - Wii U版隠しキャラ
- キノピコ - Wii U版隠しキャラ
- レミー - 新キャラ、Wii U版隠しキャラ[注釈 4]
- ラリー - 新キャラ、Wii U版隠しキャラ[注釈 4]
- ウェンディ - 新キャラ、Wii U版隠しキャラ[注釈 4]
中量級
性能配分は『8』では2+DLCキャラ用の2種類、『8 デラックス』では5種類。
重量級
性能配分は『8』では3種類、『8 デラックス』では5種類。
- クッパ
- ドンキーコング
- ワリオ
- ワルイージ
- ロゼッタ - Wii U版隠しキャラ
- メタルマリオ - Wii U版隠しキャラ[注釈 5]
- ピンクゴールドピーチ - 完全新規キャラ、Wii U版隠しキャラ[注釈 5]
- ロイ - 新キャラ、Wii U版隠しキャラ[注釈 4]
- モートン - 新キャラ、Wii U版隠しキャラ[注釈 4]
その他
- Mii - Wii U版隠しキャラ
- Miiの重量は前々作『Wii』と同様、Miiスタジオで設定した身長と体重によって変化する。本作ではハーフヘルメットを着用している。ボイスは『Wii』のものを加工したもの。
Wii U版追加コンテンツ
『8 デラックス』ではデフォルトで登場。
第1弾
- タヌキマリオ(スーパーマリオ 3Dランド) - 中量級、新キャラ
- ネコピーチ(スーパーマリオ 3Dワールド) - 中量級、新キャラ
- リンク(ゼルダの伝説) - 重量級、新キャラ
第2弾
その他(第1弾と第2弾の購入特典)
- ヨッシーのカラーバリエーション8色
- あかヨッシー
- あおヨッシー
- みずいろヨッシー
- きいろヨッシー
- ピンクヨッシー
- くろヨッシー
- しろヨッシー
- オレンジヨッシー
- ヘイホーのカラーバリエーション8色
- みどりヘイホー
- あおヘイホー
- みずいろヘイホー
- きいろヘイホー
- ピンクヘイホー
- くろヘイホー
- しろヘイホー
- オレンジヘイホー
その他のキャラクター
レース内で観客や障害物などとして登場するキャラクターの一覧。※は障害物。
- ジュゲム(緑)
- 従来通りサポートの役割をする。本作ではコースアウトした際はアイテムを失わず、場所次第では今までよりもかなり早く復帰する。ただし、コインが3枚取られる。復帰の変更に伴い、復帰直後のダッシュや大幅なショートカットはなくなった。
- キノピオ(プレイヤーキャラ以外)
- 「マリオカートスタジアム」「マリオサーキット」「キノピオハーバー」等に登場。スイーツキャニオンのものはお菓子で出来ている。
- ヨッシー(プレイヤーキャラ以外)
- 「スイーツキャニオン」「ワリオスノーマウンテン」「SFC ドーナツへいや3」「N64 ヨッシーバレー」「GC ヨッシーサーキット」「リンリンメトロ」に登場。
- パックンフラワー(アイテム以外)※
- 「スイーツキャニオン」「マリオサーキット」「ヘイホーこうざん」「エレクトロドリーム」「N64 ピーチサーキット」「3DS ミュージックパーク」「3DS パックンスライダー」「GC ヨッシーサーキット」に登場。ピーチサーキットのものはその場にいるだけで何もしてこない。それ以外のコースのものは土管から顔を出していて、近くを通ったマシンにかみついて転倒させる。複数の土管がまとまってある場所では、時間によって出現場所が変わる[8]。「3DS ミュージックパーク」、「3DS パックンスライダー」では、原作ではタイムアタック時のパックンが一定時間で噛みつくようになっていたが、今作ではグランプリ、VSなどと同じになっている。また、エレクトロドリームの個体は色が異なる。ヘイホーこうざんは、土管から顔を出していて、コース上から見えるが、高い位置などに設置されているため、ほとんど噛み付くことはない。
- プクプク ※
- 「スイーツキャニオン」「ドルフィンみさき」「DS プクプクビーチ」「3DS パックンスライダー」に登場。ぶつかると減速したりむきを変えられたりする。
- ドッスン ※
- 「ドッスンいせき」に登場。一定の規則で上下していて、落ちてきたときに下にいたマシンは踏み潰される。本作では両面に顔がある。
- クリボー ※
- 「マリオサーキット」「N64 ヨッシーバレー」「3DS パックンスライダー」に登場。コースをゆっくり左右に動いていて、触れるとスピン。本作では「3DS パックンスライダー」のものは茶色に統一され、ハリボテクリボーにそのまま触れると大きく減速するようになった。また、倒してもダッシュキノコを落とさなくなった。
- タワークリボー ※
- 「マリオサーキット」に登場。動きや性質は普通のクリボーと同じ。
- ノコノコ(プレイヤーキャラ以外)
- 「キノピオハーバー」「エレクトロドリーム」「3DS ネオクッパシティ」に登場。キノピオハーバーのものは路面電車を操縦している。
- テレサ ※
- 「ねじれマンション」に登場。グライダーで飛ぶエリアに登場し、触れると減速してしまう。
- フィッシュボーン
- 「ねじれマンション」に登場。
- ヘイホー(プレイヤーキャラ以外)
- 「ヘイホーこうざん」「エレクトロドリーム」「ワリオスノーマウンテン」「GC シャーベットランド」「Wii ワリオこうざん」「ネイチャーロード」に登場。「GC シャーベットランド」のものは障害物として登場する。
- モンテ族
- 「サンシャインくうこう」「DS プクプクビーチ」に登場。
- マーレ族
- 「ウォーターパーク」に登場。
- リフトン
- 「ドルフィンみさき」に登場。
- ウツボ
- 「ドルフィンみさき」に登場。体がそのままコースになっている。背中の中央を通過する度にジャンプアクションを決めることができる。
- バサバサ ※
- 「ワリオスノーマウンテン」「N64 ヨッシーバレー」「Wii ワリオこうざん」に登場。数匹の群れで現れる。触れると少し減速する。
- パタパタ
- 「スカイガーデン」「GC カラカラさばく」「3DS パックンスライダー」「3DS ネオクッパシティ」に登場。
- ホネパックン ※
- 「ホネホネさばく」に登場。性質は普通のパックンフラワーと同じ。
- カロン(デラックスのプレイヤーキャラ以外)
- 「ホネホネさばく」「3DS ネオクッパシティ」に登場。「ホネホネさばく」のものはコースを歩く障害物として登場。
- ファイアバー ※
- 「クッパキャッスル」「DS ワリオスタジアム」に登場。回転しており、触れるとスピンする。
- クッパ像 ※
- 「クッパキャッスル」に登場。分岐したルートを一定間隔で左右交互にたたき、叩かれると潰され腕に触れると転倒する。叩かれた方のルートは路面が波打つ。
- ハンマーブロス
- 「クッパキャッスル」「3DS ネオクッパシティ」に登場。
- 牛 ※
- 「Wii モーモーカントリー」に登場。コースをゆっくりと移動している。
- チョロプー ※
- 「Wii モーモーカントリー」「SFC ドーナツへいや3」に登場。砂地を移動しながら時々顔を出す。チョロプーが通った場所は砂地が盛り上がっており、ジャンプアクションが可能。
- カニ ※
- 「DS プクプクビーチ」に登場。触れるとスピンする。
- 一般車 ※
- 「N64 キノピオハイウェイ」「3DS ネオクッパシティ」に登場。「3DS ネオクッパシティ」は、コースと違う場所を走るため、当たることはない。触れるとスピンまたは転倒するが、順走方向に走るものの一部はサーフボードやダッシュジャンプ台、グライドボードを荷台に乗せており、乗ることが可能。「3DS ネオクッパシティ」のものは反重力で走行している。
- サンボ ※
- 「GC カラカラさばく」に登場。左右に体を曲げる。触れるとスピン。体を曲げている間は間にコインが出てくる。
- ティキトントン ※
- 「3DS DKジャングル」に登場。左右に動いている。
- フログーン ※
- 「3DS DKジャングル」に登場。とび跳ねながら左右に動いている。
- さけぶ柱
- 「3DS DKジャングル」に登場。グライダーで飛ぶエリアにあり、風を起こして飛ぶ方向を曲げてしまう。
- フリーザー ※
- 「GC シャーベットランド」に登場。『ダブルダッシュ!!』では触れるとカートが凍りつき、大きなタイムロスとなっていたが、本作ではスピンするのみ。
- テンポ君 ※
- 「3DS ミュージックパーク」に登場。『7』とは異なり、表情が豊かになっている。一定のリズムでジャンプしており着地時に衝撃波で周りのマシンが浮き上がる。このタイミングでジャンプアクションが可能。『7』では、ファイナルラップに入るとジャンプのリズムが速くなっていたが、今作では変わらない。
- ファイアスネーク ※
- 「Wii グラグラかざん」に登場。ジャンプしながら一定の範囲で動いている。触れるとスピンする。
- 蒸気機関車
- 「N64 レインボーロード」に登場。コースに沿って動き、時々コースにコインを投入する。
- ワンワン ※
- 「N64 レインボーロード」「GBA チーズランド」に登場。「N64 レインボーロード」のものは鎖に繋がれておらず、転がりとび跳ねながら移動しており、着地で路面が波打つ。「GBA チーズランド」では鎖に繋がれており、一定範囲内で突進する。
- スーパードッスン ※
- 「SFC レインボーロード」に登場。ドッスン同様にその場を上下しているが、触れるだけで転倒する。着地時に路面が波打つ。
- キャプテン・ファルコン
- 「ミュートシティ」に登場。コース途中のモニターに表示される。
- トロッコ
- 「Wii ワリオこうざん」に登場。コースを一定のルートで走っている。本作では反重力エリアで登場するため、障害物ではなくスピンターボを発動させるギミックとして登場する。
- ハイラル兵
- 「ハイラルサーキット」に登場。
- デクババ ※
- 「ハイラルサーキット」に登場。コースの路肩に生えており、近づいたマシンにかみついて転倒させる。
- キース ※
- 「ハイラルサーキット」に登場。数匹の群れで現れる。動きはバサバサに似ているが、バサバサと違い触れるとスピンする。
- リセットさん ※
- 「どうぶつの森」の春・夏・秋コースに登場。コースの特定の場所で地中から出入りしており、触れると転倒する。
- ゆきだるま ※
- 「どうぶつの森」の冬コースに登場。コースに置いてあり、触れると減速する。
- メカクッパ ※
- 「GBA リボンロード」に登場。コースを左右に歩いている。
- ミニキノピオ
- 「GBA リボンロード」に登場。
- 地下鉄 ※
- 「リンリンメトロ」に登場。コースを路線に沿って走っている。触れると転倒。
マシンパーツ
マシンパーツはレースでコインを一定枚数集めることで入手可能。前作『マリオカート7』同様、自分だけのマシンをカスタマイズすることが可能。カートフレームは従来のカートに加えて、コーナリングが得意なバイク、オフロードに強いバギーの3タイプがある。バイクは前々作『Wii』以来の登場となり、改善点としてウィリーは加速状態の時に演出としてのみになったかわり、『Wii』と違いバイクでもスーパーミニターボが発生するようになった。バイクは『Wii』と同様にドリフトタイプとハングオンタイプが存在し、ドリフト時の挙動が異なる。 カート、バイク、ATVフレームは合わせて37種、タイヤは21種、グライダーは14種、その組み合わせは10878通り、キャラクター36人も合わせると全391608通り存在する。『Wii』と同様にピーチ・デイジー・ロゼッタの3人、及びピンクゴールドピーチはバイクに搭乗すると服装がバイクスーツに変わる。
なお、本作では一部のパーツの能力が同じ部分の他のパーツと共有されている。『デラックス』では能力がより細かく設定され、全く同じ能力のパーツは大きく減少した。
- カートフレーム(41種)
- スタンダードカート
- スケルトン[注釈 7]
- ネコクラシカル
- プリンセスコーチ
- スニーカート
- パタテンテン
- クッパシップ
- スティールダイバー
- ビートデイモン
- トライマッシュ
- Gフォース
- ターボ・ワン
- スーパースター
- ゴールドカート
- GLA(※ベンツアップデート)
- W25シルバーアロー(※ベンツアップデート)
- 300SLロードスター(※ベンツアップデート)
- ブルーファルコン(※第一弾DLC)
- Bダッシュ(※第一弾DLC)
- タヌキバギー(※第一弾DLC)
- わくわくビートル(※第二弾DLC)
- Pウイング(※第二弾DLC)
- クッパクラウン(※『デラックス』)
- バイクフレーム(ドリフトタイプ)
- スタンダードバイク
- マキシマム
- そらまめ
- バーニングボール
- モト・ドーザー
- きせかえスクーター(※第二弾DLC)
- マスターバイク零式(※デラックス版 ver.1.6.0 より)
- バイクフレーム(ハングオンタイプ)
- マッハGP
- スーパーコメット
- ジェットライダー
- ヨッシーバイク
- マスターバイク(※第一弾DLC)
- ATVフレーム
- スタンダードATV
- ハナチャンバギー
- くまライド
- バウザートライク(※第二弾DLC)
- トルネード(※『デラックス』)
- スプラバギー(※『デラックス』)
- タイヤ(21種)
- ノーマルタイヤ
- ノーマルブルー
- ワイルドタイヤ
- ワイルドホット
- ローラータイヤ
- スカイローラー
- リングタイヤ
- スパイシーリング
- スリックタイヤ
- サイバースリック
- ブロックタイヤ
- クリームブロック
- メタルタイヤ
- ボタンタイヤ
- スポンジタイヤ
- ウッドリング
- クッションタイヤ
- ゴールドタイヤ
- GLAホイール(※ベンツアップデート)
- トライフォースタイヤ(※第一弾DLC)
- リーフタイヤ(※第二弾DLC)
- 古代のタイヤ(※デラックス版 ver.1.6.0より)
- グライダー(15種)
- スーパーカイト
- セイルプレーン
- ズングリカイト
- ワリオカイト
- パラフォイル
- パラフォイル MKTV
- パラシュート
- もくもくバルーン
- ピーチパラソル
- フラワーカイト
- クッパだこ
- ゴールドカイト
- ハイラルカイト(※第一弾DLC)
- かみひこうき(※第二弾DLC)
- パラセール(デラックス版 ver.1.6.0より)
アイテム
本作ではアイテムは21種類登場し、その内本作からの新アイテムは4種類ある。アイテムはコース上のアイテムボックスを通過すると入手できる。
本作では『7』まで続いていた「順位が下位になる程、強力なアイテムが出やすい」という仕様が廃止され、「1位との距離」によって出現するアイテムが変わる仕様となったため、アイテムの出現設定も大幅に変更されている。これにより、今まで下位でしか入手できなかった「サンダー」や「スター」、「パワフルダッシュキノコ」といった強力なアイテムが中位、極端に差が開いていれば上位でも出現するようになった。逆に、状況によっては最下位でもバナナやミドリこうら、コインが出る可能性もある。
本作では、過去シリーズと異なり、装備しているアイテムを使いきるまで次のアイテムを手に入れることができなくなった。また、コースアウトしても所持しているアイテムは没収されなくなった。なお、アイテムはキャラクターが手に持つため、相手の獲得したアイテムはレース画面でも直接視認が出来る。ゲームパッドのマップ画面にも各ドライバーが所持しているアイテムが表示される。
『8 デラックス』では『マリオカート ダブルダッシュ!!』以来のアイテムの2つ同時保持が可能[注釈 8]。
- バナナ
- コースにバナナの皮を設置し、踏んだマシンをスピンさせる。直接マシンにぶつけてもスピンさせることが出来る。
- トリプルバナナ
- バナナの3本セット。これまでのシリーズと異なり、「トリプルこうら」同様マシンの周囲を回転する。トリプル系は全て入手した時点で装備するようになり、今までのシリーズよりも回転が遅くなった。
- ミドリこうら
- 使用すると、前または後ろに直進し、壁で跳ね返る。あたったマシンは転倒する。
- アカこうら
- 前方にいるマシンを追尾して転倒させる。ジャンプ台で穴を飛び越えたりすれば飛ばずに落ちるが、グライダー地点では空中を追尾してくる。
- トリプルミドリこうら・トリプルアカこうら
- 3つのこうらがマシンの周りを回転する。投げて使用できるほか、投げずに直接相手のマシンにぶつけても攻撃できる。
- ダッシュキノコ
- 使うと一定時間加速する。加速中はダートの影響を受けない。また、ゲッソーにスミをかけられていた場合はスミを振り払える。「どうぶつの森」では、コース内にある木に体当たりすると、稀に、りんごやみかんがドロップする。この果物も、ダッシュキノコと同様の効果がある。
- トリプルダッシュキノコ
- マシンの周りに3つの「ダッシュキノコ」が回転する。回転しているキノコが相手に当たってもキノコを奪われることはないが、相手のマシンに加速効果を与えてしまう。タイムアタックではマシンの周りを回転することはなく、前作以前と同様の使い方をする。
- パワフルダッシュキノコ
- 使うと一定時間の間、何回でもダッシュが可能。本作では、使用できる残り時間がアイテム欄にゲージで表示され、確認出来るようになった。
- トゲゾーこうら
- 発射された時点でトップを走るマシンに向かって高速でコース上を進んでいきクラッシュさせる。スターやキラー以外で回避するには「ダッシュキノコ」をタイミングよく使うか、「スーパークラクション」を使わなければならない。しかし、コース上に設置されているダッシュボードをタイミング良く踏んだとしても回避は出来ない。前作同様、ターゲットのマシン以外でも、走行中のトゲゾーこうらにぶつかると転倒する。
- ファイアフラワー
- ファイアボールを発射し、あたったマシンをスピンさせる。使える残り回数と時間がアイテム欄で確認出来るようになった。
- ボムへい
- 基本的に前に投げるか後に設置して使用する。着地してからしばらく経つか、使用者以外のマシンが近づくと爆発し、巻き込まれた相手をクラッシュさせる。周辺のアイテム(バナナ、コウラ)は破壊される。また、使用者以外が近づくとボムへいが歩きだし爆発に巻き込もうとする。自分のマシンの後ろに装備することが可能。ただし、体当たりや、飛ばせる武器(バナナ、コウラ、ボムへい)があたると、爆発する(使用者も巻き込まれる)。
- キラー
- しばらくの間キラーに変身し、障害物やライバルマシンを吹っ飛ばしながら自動でコースを進む。自動で進むが左右に入力することで進路を微調整できる。使用中は後方を確認できない。
- ゲッソー
- 自分より前にいるマシンすべてにスミをかけ、しばらくの間視界を悪くする。視界が悪くなるだけでなく、グリップ力も落ち滑りやすくなる。ダッシュキノコ、スーパースター、キラー、ダッシュボードによる加速効果で墨を早く落とせる。また、陸上から水中に入ったとき、パックンフラワーに噛まれたときにも墨を落とすことが出来る。
- サンダー
- 使用者以外全員のマシンをスピンさせると同時にアイテムも落とさせ、さらにしばらくの間マシンを小さくしてスピードを落とさせる。小さくされたマシンは通常サイズのマシンと接触すると踏み潰されるうえ更に遅くなってしまう。元のサイズに戻るまでの時間は、順位が高いほど長くなる。
- スーパースター
- しばらくの間無敵状態になり、触れた相手を転倒させる。ダートの影響を受けずに走ることもでき、障害物を蹴散らして進むことも可能。ただし、コースアウトによる転落とサンダーによるアイテム落下は防げない。
- コイン
- 使用するとコイン2枚をその場で入手する。「アイテム・コインなし」以外のすべての設定で出現する。「ハイラルサーキット」ではコインの代わりにルピーが、「どうぶつの森」ではベルが登場する。
- パックンフラワー
- 新アイテム。マシンの前方に一定時間パックンフラワーを出し、近づいたライバルマシンにかみついて転倒させる。噛みつくたびに加速がかかる。出していれば何もしなくても噛みついてくれるが、アイテムボタンで自分の前を任意に噛み付かせることも出来る。落ちているバナナやコイン、さらにスミをかけようとしたゲッソーも食べてくれる。ジャンプアクションを決めると一緒にポーズを取る。また、使える残り時間がアイテム欄で確認できる。
- ブーメランフラワー
- 新アイテム。ブーメランを3回投げることができる。ブーメランに触れた相手をスピンさせる。1, 2回目は投げたあと戻ってくるがどこかで破壊された場合は戻ってこない。貫通性能があるため連続攻撃が出来たり、複数の相手にまとめてあたることがある(マシンの後ろや周囲にアイテムを装備していてもそれを貫通しスピンさせられる)。
- スーパークラクション
- 新アイテム。1回だけ周囲に衝撃波をだし攻撃できる。ライバルマシンを転倒させたり、アイテムや障害物を破壊できたりする。トゲゾーこうらも破壊可能。
- ミラクル8
- 新アイテム。入手すると8つのアイテム(バナナ・ミドリこうら・アカこうら・ボムへい・ダッシュキノコ・スーパースター・ゲッソー・コイン)がマシンの周囲を回転し、前方に来たアイテムを一つずつ使用することができる(前作に登場した「ラッキー7」の上位互換になっている)。マシンの周囲を回転しているため、スーパースターなどを横取りされることがある。全て使い切らないと次のアイテムが取れない。
コース
本作初登場の新規16コースに加え、過去のマリオカートシリーズからリメイクされた16コース、追加コンテンツによる配信で追加される16コース、計シリーズ史上最多となる48コース。Switch版『8 デラックス』では48コース全てを最初から選択可能。()内は英語名。
本作のコースのほとんどに観客がいる。DLCのエキサイトバイク、どうぶつの森、リンリンメトロ以外のオリジナルコースは全て反重力ゾーンが存在し、一部のリメイクコースにも存在している。また、BGMに生演奏が収録されているコースが多い。
同じコースでも150ccと200ccでは、スタッフゴーストの使用キャラクターやマシンカスタマイズが異なる。
オリジナルコース
キノコカップ
- マリオカートスタジアム(Mario Kart Stadium)
- スタジアム内部に作られたサーキットコース。過去作の「ワリオスタジアム」や「ワルイージスタジアム」が砂地なのに対し、こちらは路面が舗装されている。背景には花火が上がっている。
- 「マリオサーキット」以外のコースで初めてマリオの名前が入ったコースであり[注釈 9]、一番手であるこのコースに「サーキット」の名がつかないのも史上初である[注釈 9]。
- ウォーターパーク(Water Park)
- 水中に垂直に建つ逆U字形の反重力エリアが特徴的な遊園地が舞台の海系コース。コースターやコーヒーカップ、観覧車など遊園地ならではの仕掛けも登場する。
- 水中、反重力、グライダーの3つの要素が存在する他、スピンターボのギミックがこのコースで初登場する。
- スイーツキャニオン(Sweet Sweet Canyon)
- お菓子でできた丘陵地帯のコース。大砲で飛ばされた先には、ケーキの丘や、オレンジジュースで構成された水中エリア、キャンディでできた分岐エリアなど、お菓子ならではの仕掛けが存在する。
- ドッスンいせき(Thwomp Ruins)
- ドッスンが潜む古代遺跡の自然系コース。コースの至る所にドッスンが設置されている。
- 一部、水中を走るゾーンも存在する。一定時間経過後は、遺跡入口付近のグライドボードが開放される。
フラワーカップ
- マリオサーキット(Mario Circuit)
- マリオカートシリーズ恒例の、ピーチ城周辺を走るコース。メビウスの輪の形になっており、表裏両方を走って1周のカウントとなる。ねじれた橋を通過することで、表裏が切り替わる。
- コース中にはクリボーが登場し、コース終盤のグライダーで飛行する場所には『Newスーパーマリオブラザーズ2』のタワークリボーの姿もある。一定間隔で交互に土管から出てくるパックンフラワーがいる。
- オリジナルコースで「サーキット」の名が入るコースは前作までは2コース以上存在したが、本作ではこのコースのみとなっている。
- 『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では、対戦ステージとして登場する。
- キノピオハーバー(Toad Harbor)
- 港町の道路系コース。分岐の多い入り組んだ街の中を走る。途中で路面電車が運行している線路があり、電車に接触するとクラッシュする。
- ねじれマンション(Twisted Mansion)
- お化け屋敷とその地下水路を走るコース。通路がねじれており、コースの半分以上が反重力ゾーンとなっている。
- グライダー飛行するエリアにはテレサがおり、ゴール手前には斧を振り下ろす像がある。
- ヘイホーこうざん(Shy Guy Falls)
- 巨大な滝のある鉱山のコース。反重力によって鉱山のふもとから滝を一気に掛け上がり、また下りるという構成になっている。
- 背景の至る所に作業中のヘイホーがおり、BGMのテンポに合わせて動く。
スターカップ
- サンシャインくうこう(Sunshine Airport)
- 飛行機が飛び交う空港のコース。空港館内を抜け、沢山の飛行機が並ぶ飛行場を抜けた先には、空中の足場を走行する反重力エリアが存在する。
- 空港内の電光掲示板には、本作に登場する一部のコース名が表示されている。
- また、背景に「64ノコノコビーチ」で使われたノコノコ状の岩のようなものが見られる。
- ドルフィンみさき(Dolphin Shoals)
- 水辺の海系コースでリフトン達が泳いでいる。シリーズでは初めて水中からのスタートとなるコースである。
- コース中盤でウツボの上を走り、後半は激しい水流のゾーンを抜けた先に反重力ゾーンが存在する。
- エレクトロドリーム(Electrodrome)
- クラブディスコをモチーフにしたコース。電子音楽をテーマにした仕掛けが至る所に盛り込まれており、コースの初めと終盤に存在するグライダー飛行するエリアの背景ではノコノコやヘイホー達が踊っている。
- 最終カーブにいるパックンフラワーは他のコースのものとは違う色をしている。コースのモニターにはラリーが映っている。
- ワリオスノーマウンテン(Mount Wario)
- 雪山を滑降するセクション制コース。頂上から洞窟、ダム、森林、スキーコース、大ジャンプと目まぐるしく展開していき、BGMも各セクションに合わせて変化。
- スタートとゴールの位置が違うコースとしては『7』の「ウーフーアイランド2」があるが、このコースはスタート地点にループする事なく、ゴール地点が完全な行き止まりというシリーズ初のコースである。
- また、BGM の一部にマリオカート64の 「 シャーベットランド」のフレーズが含まれている。
スペシャルカップ
- スカイガーデン(Cloudtop Cruise)
- 雲と蔓で出来た道の上を走るコース。後半はクッパの飛行船や積乱雲の中を走っていく。
- 積乱雲内ではダッシュボードの上に一定間隔で雷が落ちてくる。オフロード(減速地帯)が存在しない数少ないコース。
- BGMの一部に、『スーパーマリオギャラクシー』の「ウィンドガーデン」と『スーパーマリオギャラクシー2』の「空島」のフレーズが含まれている。通常は弦楽器や管楽器のオーケストラ調の曲だが、積乱雲ゾーンに入るとエレキギターなどのロック調の曲に変わる。
- ホネホネさばく(Bone Dry Dunes)
- 砂漠とほねクッパのような形をした洞窟内を走るコース。砂漠のコースではあるが、序盤は道路が舗装されている。
- 序盤で流砂の上を走る船が横に見えるが、乗船しているキノピオ達が時折コインをコース上に投下する。中盤には骨の上を走る反重力ゾーンが存在する。コース中盤ではほねパックン、終盤ではカロンが走行の邪魔をする。
- クッパキャッスル(Bowser's Castle)
- クッパ城の内外を走るシリーズ恒例のコース。コース全体の内、半分以上が反重力走行である。
- 途中、巨大なクッパ像がダッシュボードをパンチし、妨害する。2周目以降にはクッパ石像のレーザー攻撃の他、岩石が転がってくる仕掛けも存在する。
- クッパキャッスルでは初となる、おじゃまキャラのドッスンが1体もいないコース[注釈 9]。
- レインボーロード(Rainbow Road)
- 宇宙空間に浮かび、路面が虹色に舗装されているマリオカートシリーズ恒例のコース。従来のレインボーロードシリーズと比べてかなり機械的な造りとなっており、コース中盤からは宇宙ステーションらしき物の中を走行する。また、7と違って3周コースとなっている。
- レインボーロードとしては初めて悪路が登場する他、観客も存在する。
クラシックコース
外観や構造が大幅に変更されたコースが多い。オリジナルコース同様、多くのコースで生演奏を収録したBGMが使われている。
こうらカップ
- Wii モーモーカントリー(Wii Moo Moo Meadows)
- のどかな牧場のコース。コース上を牛やチョロプーが横切る。反重力エリアは存在しない。
- 『Wii』と異なり、背景の時間帯が明け方に変更されている他、グライドボードが新たに設置されている。風車にはコインがついている。
- GBA マリオサーキット(GBA Mario Circuit)
- マリオの横顔を象ったサーキットコース。ゴール手前にはピットがある。DLCコースを除くと本作唯一の『アドバンス』からのコースである。
- 高低差や壁ができてレイアウトが一新された。一部のカーブがジャッキで地面ごと持ち上げられ、反重力エリアになっている。また、後半の2か所にオイルが撒かれており、それぞれの手前にカラーコーンが設置されている。
- DS プクプクビーチ(DS Cheep Cheep Beach)
- 海と砂浜で構成された海系コース。反重力エリアは存在しない。
- 『DS』からの変更点として、水中も走行出来るようになった。また、『DS』ではいなかったモンテ族が新たに観客として登場している。
- N64 キノピオハイウェイ(N64 Toad's Turnpike)
- 交通量が多い高速道路の道路系コース。コース前半は三車線、後半は二車線。触れるとスピンまたは転倒する一般車がコースを走っている。
- アイテムボックスおよびスタート位置が本線上に変更され、遮音壁は反重力で走れるようになっている。背景が大都会の風景に作り変えられ、『64』にはなかったサービスエリアも設置。
- 『64』では「おまけ」の場合に限り全車線とも一般車がプレイヤーとは逆の方向に進行していたが、本作ではクラスを問わず、ランダムで右車線(ミラーは左車線)のみ逆走になる[注釈 10]。また、グライドボードやジャンプ台が付いた一般車が追加されている(逆走する車線では出現しない)。
バナナカップ
- GC カラカラさばく(GCN Dry Dry Desert)
- サンボやアリじごくのトラップが登場する砂漠のコース。反重力エリアは存在しない。
- 『ダブルダッシュ!!』にあった竜巻が無くなった代わりに、時間経過で倒れる支柱が追加されており、ジャンプ台として利用できる。また、コース後半がオアシスに変更されている。
- SFC ドーナツへいや3(SNES Donut Plains 3)
- 池が存在する自然系コース。DLCコースを除くと本作唯一の『スーパーマリオカート』からのコースである。反重力エリアは存在しない。
- 「GBA マリオサーキット」と同様に高低差や壁ができてレイアウトが一新。池の中を走行する事が出来るようになり、コース中盤では水中を走るルートが新たに追加されている。後半ではチョロプーが一定エリアを移動している。
- 背景には『スーパーマリオカート』にはなかった砦が追加された。イケイケトラックが作動すると、『スーパーマリオカート』のBGMにあったホイッスルが流れるようになる。
- N64 ピーチサーキット(N64 Royal Raceway)
- ピーチ城のある湖沿いを走るサーキットコース。反重力エリアは存在しない。
- 湖の上を越える場所はグライドボードに変更され、ピーチ城付近は入れなくなっている。コース中の木が桜の木に変更され、湖の上にキノピオが乗ったスワンボートと『7』の「デイジーヒルズ」に登場した気球が追加された。
- 3DS DKジャングル(3DS DK Jungle)
- 『ドンキーコング リターンズ』の世界観がモチーフの自然系コース。
- 神殿内部が反重力ゾーンとなっている。ゴール手前の分岐点では近道のルートには穴が空いており、ジャンプで飛び越えるように変更されている。
- 本作のクラシックコースの中では、BGMが原典からほぼ変わっていない数少ないコースである。
このはカップ
- DS ワリオスタジアム(DS Wario Stadium)
- スタジアム内に造られたモトクロスのような凸凹コース。ファイアバーやダッシュジャンプ台がある。
- 『DS』とはコースのレイアウトが大きく異なり、コース後半には反重力エリア、水中エリア、グライドボードが追加されている。背景のグラフィックも大幅に変更されており、時間帯も夜ではなく昼になっている。
- GC シャーベットランド(GCN Sherbet Land)
- 雪原と凍った湖の上を走るコース。雪道のため非常に滑りやすい。
- 水中を走るエリアが追加されており、水中エリアの一部が反重力エリアになっている。「DS ワリオスタジアム」とは逆に、時間帯が夜に変更されている。
- 3DS ミュージックパーク(3DS Music Park)
- 大きな楽器で構成されたコース。コース中に『Wii Music』で登場した「テンポ君」が登場する。反重力エリアは無い。
- テンポ君が跳ねる際にメトロノームのリズムがつくようになった他、最終ラップでもBGMに合わせて跳ねるようになった。また、コース外にも小さいテンポ君が追加されている。
- N64 ヨッシーバレー(N64 Yoshi Valley)
- 分岐点が非常に多い渓谷のコース。反重力エリアは無い。
- 『64』ではコースから転落すると大きなタイムロスを余儀なくされたが、本作では復帰が早い為タイムロスになる時間が大幅に減少している。コースの各所に転落を防ぐ為の柵が追加され、コースの要所に逆走防止措置の段差が設置されている。
- 最も遠回りになるルートの一部分が、大砲による大ジャンプエリアに変更されている。また、渓谷出口のつり橋の前の広場で回転している巨大なたまごの後ろにコインが付いている。この他、『64』にいたハリマンネンはクリボーに差し替えられている。
- 背景も観客のヨッシーを始めとして大きく作り変えられた。『64』ではゴールしないと表示されなかった順位表示は、本作では通常通り表示される。
サンダーカップ
- DS チクタクロック(DS Tick-Tock Clock)
- 『DS』に登場した、柱時計内部が舞台のコース。振り子や歯車などの仕掛けが登場する。反重力エリアは存在しない。
- 振り子が一つ増え、時計の針は障害物としてではなくショートカットするための足場になった。
- デザインが大きく作り変えられ、振り子にはサンダーのマークが描かれている他、背景にはBGMに同調して動く歯車が至る所に配置されている。数字のデザインも『DS』では『スーパーマリオ64』に準じた算用数字の「3、6、9、12」だったのに対し、本作ではローマ数字の「III、VI、IX、XII」に差し替えられている。
- 3DS パックンスライダー(3DS Piranha Plant Slide)
- 『スーパーマリオブラザーズ』の地下面がモチーフのコース。
- 水中エリアの一部が反重力エリアとなり、進入用の土管も含めてデザインが前作から大幅に作り変えられた。中盤のレンガブロックの足場が左右逆になっていたり、ハリボテクリボーの数が減っているなど、細かい所も変更されている。
- 『7』では地下水路内のクリボーは青かったが、本作では通常の茶色のクリボーである。
- Wii グラグラかざん(Wii Grumble Volcano)
- マグマの海に浮かぶ活火山のコース。ファイアスネークや火山弾が登場する他、時間の経過と共にコースの一部分がマグマの海に沈み、道幅が狭くなっていく。反重力エリアは存在しない。
- グライドボードが追加されているが、『Wii』から変化している部分は少なく、BGMも原典からほぼ変わっていない。
- N64 レインボーロード(N64 Rainbow Road)
- 1周が非常に長い2代目「レインボーロード」。『64』とは違いセクション制になっており、1周でゴールとなる。
- 『7』のレインボーロードと同様、ファイナルセクションに突入する際はBGMがイントロからではなく、後半部分から演奏される。
- ネオンサインが花火に変更されたり、宙を走る汽車が追加された他、背景が『64』と大きく異なっており、大都会の夜景になっている。コースの路面は『スーパーマリオカート』のようなタイル状のものへ変更された。一部柵が反重力エリアなどに変わり、ダッシュボードも多数設置された。ワンワンの挙動も変更され、波打っている路面で繰り返し跳ねるようになっている。
Wii U版追加コンテンツ
Switch版『8 デラックス』では最初から収録されている。
たまごカップ
- GC ヨッシーサーキット(GCN Yoshi Circuit)
- 上空から見るとヨッシーのシルエットになっている、島の外周部を走るコース。多くのカーブで構成され、多くのアイテムボックスがある。
- 背景が変更されたことでスタート地点付近に家が建ち、これまでいなかった観客としてヨッシーが沿道にいる。『ダブルダッシュ!!』ではヨッシーのヘリコプターが飛んでいたが、本作では普通のヘリコプターが飛んでいる。『DS』では削除されていた「デイジークルーザー」が再び見えるようになったが、位置は変更されている[注釈 11]。また、パックンフラワーの配置も『DS』までとは大幅に異なっている。
- エキサイトバイク(Excitebike Arena)
- 『エキサイトバイク』をモチーフにしたコース。長い直線とヘアピンカーブで構成された、0の字型の極めてシンプルな構造をしている。
- ジャンプ台やダート等があり、プレイするたびに4種類の配置からランダムに選ばれる[注釈 12]。
- ドラゴンロード(Dragon Driftway)
- 『スーパーマリオギャラクシー2』に登場したドラゴン「ガブリュウ」をモチーフとしたアジア風のコース。ジュゲムの修行の里で、コースのあちこちにジュゲムが描かれている。
- コースのほとんどが反重力エリアであり、曲がりくねった背中がコースになっている。
- ミュートシティ(Mute City)
- 『F-ZEROシリーズ』の同名コースをモチーフにした、大都会の上空に作られたコース。
- コース全域が反重力エリアであり、通常のゾーンが一切存在しない。多くのダッシュボードやスピンターボバーがあり、一度スタートするとスタートラインもダッシュボード化する。また、コース上にコインが存在せず、その代わりピットエリアでコインを入手することができる。
- このコースと「ビッグブルー」では、レース開始時とレース結果時のBGMが初代『F-ZERO』の曲となる。
ゼルダカップ
- Wii ワリオこうざん(Wii Wario's Gold Mine)
- 鉱山の内外をトロッコの線路に沿って走る、高低差が激しいコース。
- 鉱山内部が反重力エリアとなり、トロッコはスピンターボのギミックとなり障害物ではなくなった。
- SFC レインボーロード(SNES Rainbow Road)
- 虹色のタイルで作られた元祖「レインボーロード」。マリオカート史上初めて、レインボーロードがカップの最終コース以外に登場することとなった。
- コースは『7』に準拠しており、ところどころにいるスーパードッスンが着地すると周辺の路面が波打つ。
- ツルツルツイスター(Ice Ice Outpost)
- キノピオたちが北極に作ったコース。黄色と緑のルートが何度も分岐しながら絡み合っている。
- 後半は反重力エリアで、スピンターボバーが設置されている。路面に霜がついていて非常に滑りやすい。また、コースの一部に氷で作られたショートカットがある。
- ハイラルサーキット(Hyrule Circuit)
- 『ゼルダの伝説シリーズ』をモチーフとしたコース。平原からスタートし、グライダーで飛んでハイラル城に入り、抜けると城下町に出て、森林地帯に入る。
- 中盤の城の一部分に反重力エリアが存在し、そこにある3つのスイッチにぶつかると「マスターソード」への階段が開く。後半の森林地帯ではキースが飛来し、路肩にはデクババが生えている。また、コース上のコインがルピーに変わっていたり、アイテムボックスを通過すると「宝箱を開けたときに流れるBGM」が流れたりと、同シリーズの特徴が取り込まれている。
どうぶつカップ
- GC ベビィパーク(GCN Baby Park)
- 遊園地内に造られた、マリオカートシリーズ史上最短コース。1周の距離が極端に短く、0の字にぐるぐる回るという極めてシンプルな構成をしている。
- 周回数は『ダブルダッシュ!!』と同じ7周[注釈 13]。コースが傾けられ、ミュートシティ同様にコース全域が反重力エリアになっている。
- BGMは周回を重ねるごとに音程が上がっていく。ファイナルラップではイントロではなく曲の後半部分で始まるようになった。
- GBA チーズランド(GBA Cheese Land)
- チーズをモチーフにした砂漠地帯のコース。
- 『アドバンス』ではなかった高低差や壁ができてレイアウトが一新され、中盤で反重力エリアになる。また、後半のネズミのチューさんが鎖に繋がれたワンワンに差し替えられている他、背景の時間帯が『アドバンス』では夜だったのが、本作では昼になっている。
- ネイチャーロード(Wild Woods)
- ヘイホーが暮らす巨大樹につくられたコース。木を幹で上り、ウォータースライダーで下ってヘイホーの集落をグライダーで飛ぶ。
- コース全域が反重力エリアになっているコースを除くと、唯一スタート地点が反重力エリアとなっている。
- どうぶつの森(Animal Crossing)
- 『どうぶつの森シリーズ』をモチーフにした、森林と村の自然系コース。反重力エリアは存在しない。
- プレイするたびに四季が変わり[注釈 14]、四季によってコースの仕掛けが変化する[注釈 15]。リンゴに触れるとダッシュし、冬は雪だるま、それ以外の季節はリセットさんが邪魔をする。
- コース上のコインがベルに変わっていたり、岩にぶつかるとコインの音が鳴ったり、レース結果時に「純喫茶 ハトの巣」のBGMが流れたりと、同シリーズの特徴が取り込まれている。
- また、マリオカートシリーズで初めて、コース名に漢字が使われている。
ベルカップ
- 3DS ネオクッパシティ(3DS Neo Bowser City)
- 街の高所に建設されたサーキット系コース。雨が降っており路面が滑りやすい。
- コースの最終カーブは反重力エリアに変更され、途中の水たまりはスピンターボバーに変更されている。沿道には『7』ではいなかった観客がおり、背景には一般車が走行するようになった。
- 「3DS DKジャングル」や「Wii グラグラかざん」と同様、BGMが原作からほぼ変わっていない。
- GBA リボンロード(GBA Ribbon Road)
- コース全体がリボンになっているコース。
- 背景が大きく変更されて子供部屋をミニチュア感覚で走るコースになり、コース自体も高低差がつけられてレイアウトが一新。新たに路面の波打ちや反重力エリアやグライダーで飛行するエリアや、『アドバンス』にはいなかったメカクッパが登場する。BGMも大きくアレンジされて曲調が変わった。また、『ヨッシー ウールワールド』に登場する「あみぐるみヨッシー」が背景として先駆けて登場する。
- リンリンメトロ(Super Bell Subway)
- 地下鉄の駅と線路を舞台としたコース。
- 1つの駅の周りをまわるコースとなっており、列車が行きかう地下のトンネルではところどころに抜け道が存在する。スタート付近の駅構内エリアと地下エリアでBGMのアレンジが変化する。
- DLCコースも含めたマリオシリーズの作品をモチーフとする新作20コース[注釈 16]で、唯一反重力エリアが存在しないコースとなっている。
- ビッグブルー(Big Blue)
- 『F-ZEROシリーズ』の同名コースをモチーフにした、近未来の水の惑星につくられたセクション制のロングコース。「ワリオスノーマウンテン」と同様にスタート地点にループする事もなく、ゴール地点が完全な行き止まりになっている。
- 全区間反重力エリアで、ダッシュボードやスピンターボバーが多く配置され、セクション1と3ではベルトコンベア、セクション2ではウォータースライダーがある。「ミュートシティ」と同様、ピットエリアのみにコインが配置されている。
- ファイナルセクションに突入する際に、「ミュートシティ」には無かった特別なSEが流れる。
バトルコース
Wii U版『8』ではマリオカートシリーズで初めてレースコースを使用しており、バトルモード専用のコースは存在しない。また、「N64 ヨッシーバレー」の逆走防止用の段差はスロープで埋められ、「Wii モーモーカントリー」、「GC シャーベットランド」、「N64 ヨッシーバレー」以外のコースのグライドボードは撤去されている[注釈 17]。また「キノピオハーバー」ではスタート近くの2つのダッシュジャンプ台は撤去されている。 マリオサーキットではパックンフラワーが出現しない。
- Wii モーモーカントリー
- GC カラカラさばく
- SFC ドーナツへいや3
- N64 キノピオハイウェイ
- マリオサーキット
- キノピオハーバー
- GC シャーベットランド
- N64 ヨッシーバレー
沿革
マリオカート8
発売前
- 2013年1月23日 - 『Wii U Direct Nintendo Games 2013.1.23』でマリオカートの最新作をWii Uで開発中であることと、同年のE3に出展することが発表された。
- 2013年6月11日 - 『Nintendo Direct@E3 2013』で初めて予告映像が公開され、2014年春に発売予定であることが発表された。
- 2013年12月18日 - 『Nintendo Direct 2013.12.18』で2つ目の予告映像が公開された。
- 2014年2月14日 - 『Nintendo Direct 2014.2.14』で3つ目の予告映像が公開され、発売日が同年5月29日に決定された。
- 2014年4月3日 - 4つ目の予告映像が公開された。
- 2014年4月30日 - 『マリオカート8 Direct 2014.4.30』が公開。本作の新要素である"反重力"やインターネットの仕様など、詳細な情報が公開された。Direct終了間際に5つ目の予告映像が公開された。
- 2014年5月6日 - 紹介映像が公開された。
2014年(発売後)
- 5月29日 - 日本国内で発売開始。
- 5月30日 - 北米、欧州で発売開始。
- 5月31日 - 豪州で発売開始。
- 8月5日 - メルセデス・ベンツによるコラボレーションカートの紹介映像が公開された。
- 8月27日 - 更新データが配信され、メルセデス・ベンツとのコラボレーションカート3種のダウンロード、追加コンテンツの予約購入ができるようになった。
- 11月6日 - 『Nintendo Direct 2014.11.6』で追加コンテンツ第1弾の予告映像が公開され、配信日が同年11月13日に、第2弾の配信日が2015年5月に決定された。amiiboに対応することも発表された。同日、追加コンテンツ第1弾の紹介映像が公開された。
- 11月13日 - 追加コンテンツ第1弾が配信された。10種のamiiboに対応した(対応amiiboの発売は同年12月6日)。『Wii Uすぐにあそべるマリオカート8セット』がシロとクロの二色で発売された。
2015年以降
- 2015年4月2日 - 『Nintendo Direct 2015.4.2』 で追加コンテンツ第2弾の情報が公開。配信日が当初の予定から前倒しの4月23日に決定された。amiiboの追加対応も発表され、さらに150ccを上回る速さの200ccが同日に解禁されることが発表された。
- 2015年4月21日 - 『クラブニンテンドー』で当ソフトのサウンドトラックCDが180ポイントで先行受け付けが開始された。
- 2015年4月23日 - Ver.4.0(200ccの解禁、amiiboの追加対応、その他修正など) 及び 追加コンテンツ第2弾が配信された。
- 2015年5月1日 - Ver.4.1(「グランプリ」で最初から、200ccとミラー150ccが選べる。その他修正など)が配信された。
- 2016年4月5日 - Web版『マリオカートTV』のサービスが終了した。
追加コンテンツ
2014年8月27日にVer.2.00が公開されて、追加コンテンツの機能が実装された。このようにマリオカートでの追加コンテンツはシリーズ初である。 これには歴代のコースやキャラクター、マシンパーツも追加される。
無料コンテンツ
メルセデス・ベンツ コラボレーションカート
GLA、W25 SilverArrow、300SLロードスターの3種類(W25と300SLのボディカラーはどのキャラクターで使用しても銀色になる)。メルセデス・ベンツとのコラボレーションによるカートで[9]、マリオカートシリーズ史上初の実在車両である。2014年8月27日に配信開始された。
200ccクラス
シリーズ初、150ccよりもさらに速い200ccで全コースをプレイできるようになった。あまりにも速いため、コースによってはブレーキを駆使する必要がある[注釈 18]。2015年4月23日に配信された。当初150ccの全カップ(追加DLCコースは除く)で優勝するとプレイできたが、2015年5月1日に配信された更新データ(Ver.4.1)をダウンロードすると最初からプレイできる。『デラックス』版ではグランプリに加え、新たにタイムアタックでも選択できるようになった。
有料コンテンツ
2014年8月27日には「第1+2弾 まとめてお得パック」として、第1弾と第2弾の割引セットの予約を開始した。なお、両方の追加コンテンツを予約または購入した状態であると、8色のヨッシーとヘイホーを使うこともできるようになる。
ゼルダの伝説パック
ゼルダの伝説シリーズとのコラボパックで、2014年11月13日に配信開始。
リンク、タヌキマリオ、ネコピーチの3キャラクターと、ゼルダカップ、たまごカップの2カップ(8コース)、4台のマシンパーツ(Bダッシュ、ブルーファルコン、マスターバイク、タヌキバギー、トライフォースタイヤ、ハイラルカイト)が追加。
どうぶつの森パック
どうぶつの森シリーズとのコラボパックで、2015年4月23日に配信開始。
むらびと、しずえ、ほねクッパの3キャラクターと、どうぶつカップ、ベルカップの2カップ(8コース)、4台のマシンパーツ(わくわくビートル、きせかえスクーター、Pウイング、バウザートライク、リーフタイヤ、かみひこうき(カイト))が追加。
マリオカートTV
自動で30秒程度に編集された[注釈 19]ハイライト映像をMiiverse上に投稿することが可能で、そのハイライトを他のユーザーと鑑賞しているかのように楽しむことができる。Miiverseで一般ユーザーが動画を投稿できるようになったのは当ソフトが初。また、ハイライト映像をYouTubeにアップロードすることができる[注釈 20]。
また、マリオカートTVのWeb版が発売日と同時にサービス開始。Miiverseのように、NNIDでログインすることによって、自分やフレンドがアップロードした映像をスマートフォンやパソコンで閲覧可能。ログインしなくても見られた。2016年4月5日限りでサービスを終了した(ゲーム内のサービスは現在も継続中)。
amiiboとの連動
2014年のE3で、Wii U GamePadのNFC読み取り機能をもったフィギュア『amiibo』と連動することが発表された。
NFCリーダーにamiiboをタッチすると、そのキャラクターに応じてMii用のレーシングスーツが入手できる(例えばマリオのamiiboをタッチすると、マリオ柄のスーツが手に入る)。
対応amiiboは以下の通り。
- 第1弾…マリオ・ルイージ・ヨッシー・ピーチ・ドンキーコング・リンク・カービィ・キャプテンファルコン・サムス・フォックス
- 第2弾…クッパ・キノピオ・ワリオ・ロゼッタ&チコ・むらびと・ピクミン&オリマー・ソニック・ロックマン・パックマン
- デラックスのみ…スプラトゥーンシリーズ・どうぶつの森シリーズ
- 互換対応…ドクターマリオ・トゥーンリンク・ゼロスーツサムス・あみぐるみヨッシー(ビッグ・みどり・ピンク・みずいろ)
2014年11月13日に配信された更新データでソフトを更新するとamiiboと連動するようになる。
マリオカート8 デラックス
ジャンル | アクションレースゲーム |
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対応機種 | Nintendo Switch |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
販売元 | 任天堂 |
プロデューサー |
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ディレクター | 白岩祐介 |
プログラマー | 高寺達也 |
美術 |
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シリーズ | マリオカートシリーズ |
バージョン | 1.7.2(2021年5月26日) |
人数 |
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メディア |
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発売日 | |
対象年齢 | |
デバイス |
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解像度 |
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売上本数 | |
その他 |
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『マリオカート8 デラックス』(マリオカートエイト デラックス、MARIO KART 8 DELUXE)は、2017年4月28日にリリースされたNintendo Switch用のアクションレースゲーム。
主な変更点・追加点
Wii U版のDLCが全て収録されているほか、新要素が追加された。 「マリオカートTV」はYouTubeへの投稿機能が削除され、過去6レース分とお気に入り登録した6レース分の最大12レースのリプレイを鑑賞できるモードに変更された。
2018年6月26日の更新(Ver.1.5.0)で『Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit』の「バイク Toy-Con」、2018年9月19日の更新(Ver.1.7.0)で『Nintendo Labo Toy-Con 03: Drive Kit』の「クルマ Toy-Con」による操作にも対応。Toy-Con使用時は、キャラクターの背中越しの視点がデフォルトとなる[19]。
ゲームモード
- バトル
- 「ふうせんバトル」に加え、歴代のマリオカートシリーズに収録されているルール「あつめてコイン」・「ドッカン!ボムへい」[注釈 22]・「いただきシャイン」[注釈 23]、「ケイドロ(ドロケイ)」の要領で追うチームと逃げるチームに別れて戦う新ルール「パックンVSスパイ」が追加されている。
- 『マリオカート7』以前と同様に、バトルモード専用のコースで行うようになった(後述)。Wii U版『8』の上記コースはバトルモードでは選択できない。
- ローカル通信で
- Switch本体を携帯モードで持ち出せることからローカル通信にも対応した。最大8台の本体を持ち寄って対戦できる。ただし『グランプリ』は遊べない。
- Toy-Con 設定
- Ver.1.5.0から追加。「バイクToy-Con」および「クルマToy-Con」を使って遊ぶかどうかの設定ができる。
キャラクター
Wii U版のDLCに加えて、キングテレサ、カロン、クッパJr.、スプラトゥーンのガールとボーイなどが追加された。
- キングテレサ - 重量級
- カロン - 軽量級
- クッパJr. - 軽量級
- ガール(スプラトゥーン) - 中量級、新キャラ
- カラーバリエーションはオレンジ、ライムグリーン、ピンク。
- ボーイ(スプラトゥーン) - 中量級、新キャラ
- カラーバリエーションはブルー、パープル、ターコイズ。
- ゴールドマリオ - 重量級、隠しキャラ[注釈 24]
- リンク(ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド) - 新キャラ(2018年7月20日配信の更新データVer.1.6.0より追加)[注釈 25]
アイテム
アイテムが2つ持てるようになったほか、以下のアイテムが追加された。
- ハネ
- バトル専用アイテムで、『スーパーマリオカート』以来の復活。使用するとその場で大きくジャンプし、アイテムや低い柵などを飛び越えることができる。本作ではジャンプで相手を飛び越えた時に相手のふうせん、コイン、シャインを奪うことができる。ジャンプアクション扱いのため、使用後に着地すると加速する。
- テレサ
- 『マリオカートDS』以来の復活。使用すると一定時間マシンが透明になり(スーパースターよりも無敵時間が長い)相手から見えなくすることができる上に、アイテムをすり抜けることができる。また、自分より先のライバルからアイテムを奪ってくる(奪えなかった場合はダッシュキノコを入手する)。
コース
DLC追加コースを含む48コース全てを最初から選択可能になった。
バトルステージ
- バトルスタジアム
- スタジアム内部につくられたステージ。中央部分が反重力ゾーンとなっている。
- 分岐点が多くあり、バトルステージの北部にはクッパの像、南部にはカートに乗っているマリオの像がある。
- 周辺にはビルが多く立ち並ぶ。
- スカイスイーツ
- 空に浮かぶお菓子の国のバトルステージ。
- BGMは「スイーツキャニオン」のアレンジ。
- ドラゴンドージョー
- 中華風の宮殿をモチーフにしたバトルステージ。宮殿の中と外両方を行き来することができる。一方通行が多い。
- BGMは「ドラゴンロード」のアレンジで、宮殿の外に出ると掛け声のSEが混ざる。
- ムーンステーション
- 月面の基地と月面を舞台にしたバトルステージ。クレーターなどが存在する。コース全体が反重力ゾーンとなっており通常のゾーンは一切ない。
- 3DS ウーフータウン
- 「ウーフーアイランド」にある市街地を舞台にしたステージ。『7』では夜だったが、本作では昼に変更。
- 原典の新作バトルステージのBGMは共通のメロディであったが、本作では『Wii Sports Resort』のタイトルBGMに変更。『7』の「ウーフーアイランド」とは別のアレンジがされている。
- 原作では通れなかったバスケットコートが通れるようになる。
- GC ルイージマンション
- 3階建てのお化け屋敷の内外がステージになっており、フロアを行き来して戦う。
- 原典のBGMは『ダブルダッシュ!!』の「クッパキャッスル」のBGMであったが、本作では『DS』の「ルイージマンション」のBGMのアレンジに変更されている。
- SFC バトルコース1
- 正方形のフィールドの中央がダートになっていてその周りがフェンスで区切られている。
- 『スーパーマリオカート』からデザインが一新され、ジャンプ台やグライドボードが新たに設置されている。
- デカライン高架下
- 『スプラトゥーン』にある同名のステージをそのままモチーフとした市街地のステージ。いたるところにインクが塗られていてすべりやすい。
- BGMは「Splattack!」のアレンジで、残り時間が1分になると「Now or Never」が流れる。また、アイテムボックスを通過するとギアパワー抽選中のSEが流れる。
売上本数
2021年12月の時点で国内累計566万本、世界累計4,335万本の累計販売本数を記録している[20]。これは2020年に社会現象を巻き起こした『あつまれ どうぶつの森』の販売本数(3,389万本)を超えた。またNintendo Switchのソフトとしては最高の売上本数になっており、2021年12月には単一ソフトの売上としてそれまで1位であった、1985年発売スーパーマリオブラザーズ(4024万本)を抜き、マリオシリーズ全体でトップとなるなど、発売から5年[注釈 26]を経過しても出荷され続けている異例のロングセラーゲームとなっている[21]。
脚注
注釈
- ^
Electric & Acoustic Guitar
増崎孝司Electric & Acoustic Bass
川崎哲平Drums
坂東慧
appears by the courtesy of
T-SQUARE Music Entertainment Inc.Drums
則竹裕之Acoustic Guitar
遠山哲朗Alto Saxophone
勝田一樹Alto Saxophone
本間将人Soprano, Tenor & Baritone Saxophone / Flute
山本拓夫Tenor Saxophone
竹野昌邦Trumpet
エリック・ミヤシロTrumpet
西村浩二Trumpet
Luis ValleTrumpet
奥村晶Trombone
村田陽一Trombone
中川英二郎Trombone
鹿討奏Flute / Tin Whistle
高桑英世Oboe
最上峰行Violin / Erhu
篠崎正嗣Violin
中西俊博Violin
今野均Accordion
佐野芳明 - ^ 1位から順に15・12・10・9・8・7・6・5・4・3・2・1ポイント。
- ^ ヘイホーとベビィ系を除く最初から選択可能なキャラクター11人とキノピコ。
- ^ a b c d e f g 過去作では7人の総称が「コクッパ7人衆」となっていたが、本作より公式サイトのキャラクター紹介で「クッパ7人衆」と総称されている。
- ^ a b マシンは中量級と同じサイズになる。
- ^ Wii U版『8』では男女で同一枠だが、Switch版『8 デラックス』では別枠扱いに分化。なお、表記はどちらも同じ。
- ^ スケルトンは初期作の『スーパー』、『64』、『アドバンス』のカートをモチーフにしたもので、このフレームパーツは前作『7』にも登場している。本作のスケルトンは『スーパー』のものをモチーフとしている。
- ^ 『ダブルダッシュ!!』では2人1組でそれぞれアイテムを1つずつ持てる、という点で見れば、1人で2つのアイテムを持つことができるのは初。ただし、『マリオカートダブルダッシュ!!』の時のようにアイテムの順番を入れ換えることはできない。
- ^ a b c アーケード版を除く。
- ^ 公正を期すため、タイムアタックではプレイヤーと同じ方向で固定されている。
- ^ 『ダブルダッシュ!!』ではスタート後の右カーブから見ることができたが、本作はゴール前のS字カーブの部分から見ることができる。
- ^ 公正を期すため、タイムアタックではコース形状が固定されている。
- ^ 『DS』ではグランプリ、タイムアタック、VSが5周、ミッションランが3周だった。
- ^ 但し、特定のボタンを押す隠しコマンドによって季節を固定することが出来る。
- ^ 公正を期すため、タイムアタックでは夏に固定されている。
- ^ 新規16コース+DLCのうち、「ドラゴンロード」「ツルツルツイスター」「ネイチャーロード」「リンリンメトロ」
- ^ ヨッシーバレーのグライドボードは一本道の先にある為。
- ^ 150ccの1.5倍の速さ。なお、50ccは0.8倍、100ccは0.9倍。
- ^ 任意で45秒、60秒程度のハイライト映像にリメイクすることが出来る。
- ^ アップロードには「Googleアカウント」が必要。
- ^ 168万本(2017年度)[13]、89万本(2018年度)[14]、93万本(2019年度)[15]、130万本(2020年度)[16]、86万本(2021年4月-12月)[17]の合算。
- ^ アイテムの仕様を除き、『ふうせんバトル』と同じルールで行うようになった。
- ^ プレイヤー個々にタイマーが設けられ、奪ったシャインを自分のカウントが0になるまで守り抜くものに変更された。誰かがカウントを0にするとその場で終了し、残りカウントが少ない順に順位が付く。
- ^ 先駆けて『アーケードグランプリDX』で既に登場していた。メタルマリオの別カラーとして追加されるが、ゴールドマリオがデフォルト扱いとなる。
- ^ 既存のリンクと同一枠だが、CPUキャラとしては別個に登場する。
- ^ Wii U版を含めた場合は9年。
出典
- ^ 「マリオカート8 プロデューサー&ディレクターインタビュー」『電撃Nintendo 7月号』第14巻第8号、KADOKAWA、2014年5月、9頁。
- ^ “【E3 2013】「マリオカート8」は壁や天井もコースになる!”. GAME Watch. インプレスWatch (2013年6月14日). 2013年6月21日閲覧。
- ^ “ファミ通 販売本数ランキング TOP30”. ファミ通.com (2017年1月12日). 2017年1月12日閲覧。
- ^ “株主・投資家向け情報:販売データ - 主要ソフト販売実績 Wii U専用ソフト”. 任天堂. 2021年11月4日閲覧。
- ^ “マリオカート8: ソフト詳細”. 任天堂. 2015年11月27日閲覧。
- ^ “『マリオカート8』をすぐに遊べるWii U本体同梱セットが11月13日に発売決定”. ファミ通.com (2014年10月20日). 2015年7月1日閲覧。
- ^ https://www.nintendo.co.jp/wiiu/amkj/index.html マリオカート8公式サイトより
- ^ 「エレクトロドリーム」、「マリオサーキット」、「3DS ミュージックパーク」のものがこれに当たる。
- ^ “メルセデス・ベンツ日本、GLAクラスのCMにマリオを起用!! 「マリオカート8」に「GLA」カートが登場”. GAME Watch. インプレスWatch (2014年5月29日). 2014年5月30日閲覧。
- ^ 世界三大三代川 (2017年2月9日). “Nintendo Switchにぴったり! 『スプラトゥーン』キャラ&コースも入った全部入り、『マリオカート8 デラックス』開発者インタビュー【Nintendo Switchインタビュー特集】”. ファミ通.com. 2017年3月20日閲覧。
- ^ “Mario Kart 8 Deluxe for Nintendo Switch - Nintendo Game Details”. Nintendo America. 2017年5月16日閲覧。
- ^ “Mario Kart 8 Deluxe|Nintendo Switch|Games|Nintendo”. Nintendo UK. 2017年5月16日閲覧。
- ^ “任天堂株式会社 2018年3月期 決算参考資料” (PDF). 任天堂 (2018年4月26日). 2018年4月26日閲覧。
- ^ “任天堂株式会社 2019年3月期 決算参考資料” (PDF). 任天堂 (2019年4月25日). 2019年4月25日閲覧。
- ^ “任天堂株式会社 2020年3月期 決算参考資料” (PDF). 任天堂 (2020年5月7日). 2020年5月7日閲覧。
- ^ “任天堂株式会社 2021年3月期 決算参考資料” (PDF). 任天堂 (2021年5月6日). 2021年5月6日閲覧。
- ^ “任天堂株式会社 2022年3月期 第3四半期 決算参考資料” (PDF). 任天堂 (2022年2月3日). 2022年2月3日閲覧。
- ^ “株主・投資家向け情報:業績・財務情報 - 主要タイトル販売実績 Nintendo Switch専用ソフト”. 任天堂 (2022年2月3日). 2022年2月3日閲覧。
- ^ “【マリオカート8 デラックス】更新データの内容を教えてください。”. 任天堂 (2018年6月). 2018年7月27日閲覧。
- ^ 河村鳴紘 (2021年8月19日). “〈あつ森&マリオカートが売上ぶっちぎり〉任天堂決算で分かる「なぜSwitchにはロングセラーが多いのか」”. 週刊文春. pp. 1-2. 2021年8月19日閲覧。
- ^ 任天堂業績・財務情報 ‐ ソフト売上実績(2021年12月末時点)より。https://www.nintendo.co.jp/ir/finance/software/index.html
外部リンク
- マリオカート8(Wii U) 公式サイト
- マリオカート8 デラックス(Nintendo Switch) 公式サイト
- マリオカート8 - YouTubeチャンネル
- マリオカート8 デラックス - YouTubeチャンネル
- マリオカート8 - YouTubeプレイリスト
- マリオカート8 デラックス - YouTubeプレイリスト