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暇空茜

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ひまそら あかね

暇空 茜
生誕 水原 清晃みずはら きよてる
1982年または1983年[1]
日本の旗 日本大阪府
住居 日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
別名 暇な空白
教育 学士
出身校 東大寺学園中学校卒業
東大寺学園高等学校中退
近畿大学文学部卒業
職業 ゲーマー
ゲームクリエイター
YouTuber
ブロガー
団体 セガ2007年 - 2012年
gloops2012年頃入社、退社年不明)
グラニ(2012年入社、退社年不明)
Cygames2018年時点)
代表作 神獄のヴァルハラゲート
敵対者 グラニ社社長(2013年 - 2022年
仁藤夢乃
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暇空 茜
人物
職業
YouTube
チャンネル
活動期間 2021年 -
登録者数 20.4万人
総再生回数 3971万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2023年8月20日時点。
テンプレートを表示

暇空 茜(ひまそら あかね[2]1982年または1983年[1] - )は、日本の男性ゲーマー[3]ゲームクリエイターYouTuberブロガー[4]。株式会社グラニ元取締役[5]。 本名は水原 清晃(みずはら きよてる)[6][7][8]、配信サイトnoteでの表示名は暇な空白。「無職一般富裕オタク」を自称している[1]

経歴

大阪府出身[9]。祖父をシベリア抑留で失っていると自称している[10]。水原の自称によれば、中学受験で東大寺学園中学校・高等学校に入学したが学業に身が入らず不登校になった[11]。以前から父親に殴る蹴るなどの家庭内暴力を受けていたが、登校を強要する父親との口論の末に父親を刃物で刺す事件を起こし警察沙汰になり、高校を中退し、大学入学資格検定合格後、近畿大学文学部へ入学したという[11]

若年期はコンピュータゲームに熱中していたという。水原の自称によれば、『ファイナルファンタジーXI(FF11)』で難関とされる『闇の王』を最初に倒した『Apos』というプレイヤーは水原であり、またアニメソードアート・オンライン』の主人公である『キリト』はAposこと水原を模倣した人物であるという[12](水原の自称によれば、キリトの行動は水原と酷似しているという)。

Aposは特別ゲストとしてFF11公式企画に招待された[13]ほか、公式ファンブック『ヴァナ・ディール トリビューン』に掲載されたことがある[14])。なお、Aposが編み出したとされる『Apos戦法』に関して、Aposを自認する水原は「実際にはそんな戦術は使っていないのに、周囲に誤解された」と不快感を表明している。

一方、ソードアート・オンライン原作者の川原礫は雑誌の取材に対し「キリトのモデルはいない」と述べており、X(旧Twitter)上でも「Aposの存在は知らない」と言及している(なお、Aposとキリトの戦術には類似する点もあるが、一致はしない。)

FF11以前には『ウルティマオンライン』を遊んでおり、水原は『ウルティマオンライン ビギナーズガイド』(ローカス、2001年9月28日)他6冊の編集に関わった、と水原は自称している[15][16][17]

水原の自称によれば、大学卒業後、2007年にセガに入社し、ゲーム開発者となったという[1]。その5年後、gloopsに転職し、2012年にはgloopsにいたメンバーと共に「グラニ」を創業した、と水原は自称している[1]。グラニ社で開発したと水原が自称する『神獄のヴァルハラゲート』は「大ヒット」(水原による表現)を記録し、グラニ社は売り上げが伸びて急成長し、時価総額が100億円近くに達した、と水原は主張している[1]。また、2018年頃には、Cygamesに所属していた[18]

作家の山本一郎によれば、水原は一種のプランナー職を務めており、ソーシャルゲームにおけるイベント、データテーブル、ゲームシステムを設計する一点突破の仕組みづくりのプロフェッショナルであったという[19]

2020年頃から、インターネット上の著名人の真偽不明な個人情報を暴露するという「認知プロファイリング活動」(詳細は後述)を開始。2022年から開始した、仁藤夢乃に対しての認知プロファイリング活動、付随して行われた住民訴訟などが報道され、注目を集めるようになった。

グラニ社とのトラブル・訴訟

2013年1月1日に水原はグラニ社の取締役に就任したとされるが[5]、その後、グラニ社長との間で金銭問題のトラブルが発生した。内容は水原がグラニ社との雇用契約を結んだ当初の条件が履行されなかったこととされる[19]。このためグラニ社長と水原との関係が悪化したという。

同年、水原はグラニ社長を相手取って1億1294万1261円の収益金配分とそれに対する遅延損害金の支払い求めて民事訴訟を起こした(平成25年(ワ)21900号収益金配分請求事件)[20][21]。この裁判は一審で420万円の支払いを認め、残りを棄却する一部認容・一部棄却がなされ[22]、原告・被告ともに控訴。控訴審では開発過程を明らかにするためにチャットログの開示を求める文書提出命令の申し立てが追加され、文書提出命令に関しては2016年に請求が認容された(平成28年(ウ)第10038号文書提出命令申立事件)[23]。一方、収益金配分請求事件の係争中であった2015年には、保有株式の持分比率の低下によって損害を被ったとして損害賠償請求を提起(平成27年(ワ)第8708号損害賠償請求事件)[24]。第一審では5億7469万3828円の限度で請求が認容されたものの、控訴審では3億9998万5814円に減額[25]。水原の上告によって最高裁まで争ったものの、2022年に上告が棄却されて判決が確定した[24][26][25]。一連の裁判により、水原は6億円を得たとされている[1][19]

この裁判の結果について、水原は

「これだけ高額な損害賠償請求を起こすには莫大な弁護士費用がかかります。僕は勝訴するまでは、約2000万円の借金を抱えているピンチにありましたが、途中、相手方が提案してきた3億円の和解案も蹴ったうえで、勝利を収めたのです。弁護士は『100人中100人が和解します』と青ざめていましたが、僕は納得できない理由で妥協ができない性格です。この姿勢はColabo問題でも貫いています」

と新潮社のインタビューで述べた[1]

フェミニストに対する活動

水原は、「これまでツイフェミと呼ばれる人たちが、漫画やアニメなど色々なコンテンツを燃やしてきたことをご存知の方は多いかと思います[27]」と述べ、フェミニストとの対決を宣言している。

水原は、そのきっかけになった出来事の一つとして、漫画『宇崎ちゃんは遊びたい!』の献血キャンペーンポスターの炎上騒動を挙げている(詳細は作品の項目へ)。水原は「作品を燃やすな。クリエイターが一生懸命作り出した作品に泥をかぶせ、排除しようとするのは行き過ぎだ。漫画文化の未来を閉ざそうとする攻撃を許すわけにはいかない」と主張した。水原は、「ツイフェミが漫画の作品を燃やし、社会的に排除している」と考え、2022年5月からYouTubeのチャンネルで本件を取り上げるなど、「作品潰しに動いていた人物のウソを暴くなどの調査」を始めた[1]

水原は次に、日本各地の温泉地を美少女へと擬人化した企画『温泉むすめ』のセクシャルな設定についての炎上騒動(詳細は作品の項目へ)に関して、批判のきっかけとなるツイートを行った一般社団法人『Colabo』代表の仁藤夢乃を攻撃対象とした[1]。仁藤をターゲットにするよう提案した、水原の友人「なる」は、「たまたまそこに仁藤夢乃さんがいて仁藤夢乃さんの直近事例がたまたま温泉むすめだった程度では・・・」と述べている[28]

水原は仁藤に「ゆめにゃん」という独自の愛称をつけて呼び[29][30][31]、仁藤の写真や似顔絵をYoutubeの動画やTwitterで繰り返し使用している[32]。水原が使用する仁藤の似顔絵は漫画家の知るかバカうどん提供によるもの[33]

水原は、「仁藤さんは、作品に対して一方的に、自分たちの倫理観によって悪と決めつけ断罪して攻撃してきた」「仁藤さんの批判によって、温泉むすめの運営会社は『スポーツ文化ツーリズムアワード2021』の表彰を辞退までさせられた。このやり方は魔女狩りのレベルだ[1]」「色んな人と関わって作品を作っている以上、作者は自分の思いだけで言い返すのは難しい。クリエイターはクライアントとの関係や世間的なイメージなどを人質に取られている。フェミニストはそういう反論できない人に向かって石を投げるので、これは許せない[27]」などと主張し、「じゃあ、僕が代わりに戦おう[27]。あなた方がやっている事業は、後ろ暗いところはないんだろうな?徹底的に調べ上げてやると覚悟を決めた」として、Colaboに関連する内容について行政への情報開示請求や住民監査請求を行っている[1][34](住民監査請求の詳細は後述)。

水原は「調査結果」をnoteYouTubeTwitterで随時ネット投稿・公開している[35][36][37]。Colaboに類する団体である若草プロジェクトBONDプロジェクトぱっぷすへの追及も行っており、それらを総称して「WBPC」と呼んでいる[38]。また、赤い羽根共同募金に対しても疑惑があると主張している[39]。水原は「公金チューチュー」といった表現もしており[40]、「ナニカグループ」という言葉を使ってそれらの法人の利権や思想に関する主張をしている[41]小川たまかがTwitterでナニカグループの定義や意味について質問した際は、「個人からの質問に回答する義務は無い」と回答を拒絶した[42]が、一方で同じくTwitter上で「ナニカグループはアメーバのような集合体である[43]。黒幕とかはいない[44]。誰がトップとかもない。反日と左翼と北朝鮮とツイフェミの集合体[45]」「1つの思想で動いてるチームじゃなくて、利益でつながっている[46]。統率はとれてない。だからアメーバみたいな群体である[47]」「北朝鮮正義連)、共産党立憲民主党社民党れいわ新選組矯風会(在日キリスト)、抱樸奥田知志SEALDSとか)、日本赤軍がバックにいる。厚生労働省村木厚子)もついてる[48][49]日本財団警察官僚東京新聞朝日新聞毎日新聞あたりにも根を張ってる。ナニカグループに逆らうと、総出で社会的に殺される[50]。草津冤罪事件もそんな感じだった。連携して文化を燃やしにくる[51]。ナニカグループと戦わないと、文化は全て焼き尽くされる[52]」と主張している。

水原によるこれらの投稿に対して、Colabo側は2022年11月、水原による「生活保護不正受給」などの主張は事実無根であり「団体と代表理事の仁藤夢乃に対する誹謗中傷が過激化している」として、水原に対して損害賠償と記事削除を求める訴訟を東京地裁に起こした[53][54]

Colabo側弁護団の神原元は、衆議院第二議員会館で行われた会見で「デマを積み上げて信用を傷つけるサイバーハラスメントで、本質は『女性の権利のために立ち上がった人が気に入らない』という女性差別だ」[53][54]「リーガルハラスメントという言葉があり、合法的な嫌がらせだ。行政の透明性を高めたいなどの目的でやっているのかということだ。制度の濫用だ」[55]などと水原を批判した。ネット上では「弁護士が住民監査請求という市民の権利行使に対して使う言葉ではない」との反論があった[1]。また、この会見によって「リーガルハラスメント」がTwitterのトレンドに入り、水原のTwitterフォロワー数がその後1ヶ月で10万人以上増えるなど、この問題への注目度はさらに高まった[1]。水原は、「この会見での弁護士の言動は敵失だった」としている[1]

このColabo側の訴訟に対して、水原は争う構えを見せている[27]。また、各種訴訟を行う・受けるための費用としてカンパを募っており、開始から24時間で2200万円[1]、7月31日時点で1億1104万7149円の支援が集まった[32]。自身へも殺害予告等が送られてきているとして、被害届を出すと述べた[27]

水原のこれまでの行動は基本的に単独行動であり、情報開示請求も住民監査請求も初めてというノウハウのない状態で行っている[1]。下記の住民監査請求でもほとんどの請求内容が退けられてはいるが、「監査委員もゆりこの言いなりっぽいから、司法でやるしかない」として住民訴訟を複数提起している(詳細は後述)。

これらの活動は、文筆家の室井佑月が「私は暇空の味方」[56]と支持の表明をするなど、著名人からも言及され注目を集めた[57][42]。評論家の白川司は、水原を「萌え系が新しい保守のあり方として成立する過程で誕生したニュータイプのヒーロー」と評した[39]。塩野谷恭輔は、水原の主張は「右派」的であると述べている[58]

文芸評論家の藤田直哉は、水原が「ラスボス」という表現を使うなど不正を探すオンラインゲームを集団でプレイしているかのような「ゲーム的な運動方法」だと分析した上で、米国で実行者がQアノンなどの前身になったとされるゲーマーゲート集団嫌がらせ事件と似ており、心配だと述べた[3]。水原の支持者についてQアノンをもじった「暇アノン」という蔑称が生まれている[1][59]

2023年1月、一連の動きの中で名誉を傷つけられたとして、水原は神原元太田啓子伊藤和子の3弁護士を提訴したと公表した[60]。また、望月衣塑子菅野完に対しても訴訟を提起した[38]

妨害行為や情報暴露行為の否定

水原は、2022年12月14日の時点で、「僕は正式に権利として認められた知る権利や手続きを使って戦います。バスカフェやコラボ事務所へのリアルでの突撃、秘匿されてる10代女子シェルターの情報暴露、このような行為を一切否定します。僕の賛同者はこのようなことをしないでください」「そのような迷惑行為を確認した時点でブロックします」としている[34]。例え暇空の賛同者であってもブロックすることを明言しており[61][62]、「俺のブロックのトリガーは羽より軽い」とも発言している[63]

また同年12月9日以降、「俺はなるくんと弁護団としか組んでない[64]」「俺の味方(仲間)はなるくんと弁護団だけ」と何度も表明しており、他のWBPCを追及する人についても仲間として一切認めない[65]

住民監査請求・住民訴訟

住民訴訟を行うにはまず住民監査請求が必要である。監査委員に対して住民監査請求を行った後、監査委員が出した結果に不服がある場合は裁判所に対して住民訴訟が行われる。

水原はColaboが行った若年被害女性等支援事業の委託契約をめぐる会計に不審な点があるとして2022年9月と11月に東京都監査委員住民監査請求を行った[66][67][68][69]。9月分は棄却。11月分は2023年1月4日に結果が公表され、ほとんどの請求事項は「妥当でない」と退けられたが[70]、領収書がない経費が計上され、領収書があっても疑義があるケースが確認されるなどとして、「精算には不当な点が認められ、その限りでは本件請求には理由がある」と認定。東京都福祉保健局に2月28日までの再調査を勧告した[71][72]。東京都の住民監査請求で勧告が出たのは2016年8月以来、約6年ぶりであった[73]

水原は2023年1月公表の監査結果について「監査の段階でColaboが新たに出してきた帳簿をもとに、僕の主張の大半を退けている」「その新たな帳簿は、これまでcolaboが公開していた会計書類と矛盾する。現時点で信頼性は皆無」「まったく納得していません」として、住民訴訟を提起した[1][74]。3月13日、住民訴訟の初回口頭弁論が行われた。この口頭弁論では、水原側代理人を務める弁護士の渥美陽子によって、水原による声明文が読み上げられた[75]

2023年3月3日に再調査結果が公表され、複数の事業を担当している税理士などの報酬を案分せず計上した経費など約192万円を経費と認めなかったが、これら以外の事業費2713万円は経費として認定された。Colaboが委託費の上限2600万円を上回る経費をかけて事業を行ったことが確認されたため、都に返還される委託費はゼロという結果になった[76][77][78]

水原はColaboに続いて東京都の若年被害女性等支援事業の委託を受けたBONDプロジェクト若草プロジェクトぱっぷすの3団体に対しても「様々な点において不当がある」などと主張し、2023年2月から3月にかけてに8件の住民監査請求を行った。東京都監査委員は同年4月から5月にかけて、「主張には理由がない」としてColaboと同様に8件の住民監査請求を棄却した[79][80]。それを受け2023年5月に若草プロジェクト、BONDプロジェクト、ぱっぷすの3団体に対しても住民訴訟を行った[81]

のりこえねっとへの提訴と敗訴

2022年12月、水原がYoutubeに投稿した、仁藤夢乃を批判する2件の動画がDMCAに基づく申し立てにより削除された[82]。申立人は「のりこえねっとTube」で、動画中に使われた仁藤の顔写真への権利を主張した[32]。水原は即座にYoutube運営に対して異議申し立てを行い、Youtube運営はのりこえねっとに対してこの著作権侵害について法的措置を取った証拠を提出するよう求めた[83]が、法的措置が取られなかったため、水原の異議申し立てが認められ、動画は復活した[84]

水原はこの件について「不当な著作権侵害申し立て」[82]であると主張し、のりこえねっとへ、不法行為に基づく165万円の損害賠償請求訴訟を提訴した[85] [86]。この提訴について水原は「俺は不当な攻撃されると燃えるんだよ 思い知らせてやる」と述べた[32]。この訴訟における水原の代理人は弁護士の垣鍔晶[86]

仁藤によれば、当事者尋問について水原は「身の危険があるため衝立がなければ出ない」として拒絶した[87]。これに対し仁藤は「彼らの嫌がらせでデマ、殺害予告レイプ予告、自宅近くに変な男が来るとか被害受けてるのは私たちなのに。私達は正々堂々闘うつもり。彼らはネットではイキってるけど、ネットではイキったこと言うけど現実の法廷での裁判ではすごく逃げてる感じ。そういう人達を応援してる人達も早く、おかしいと気づいてほしい」と述べた[87][88]。一方で、この仁藤の主張ついて水原は「裁判長が衝立かビデオでやるとか?って提案したら、神原弁護士が衝立もビデオも認めない!って吠えただけなのに、それを俺が衝立求めたとか嘘を広めた」と主張している[89]

2023年8月24日、中島基至裁判長は水原の訴えを棄却し、訴訟費用を水原の負担とした[32]。のりこえねっとが権利を主張した写真は、新聞記事に仁藤の写真を載せるためにのりこえねっとがカメラマンに撮影を依頼して作成したものであり、のりこえねっとが権利を持っていると認定され、判決文には「したがって、原告の主張は理由がない」「原告の主張は採用することができない」と記された[86]。判決言い渡し日には、水原も代理人の垣鍔も出廷しなかった。

判決に対し水原は、「過去にこういうことがありましたという証言だけで物証もなく、そのときに著作権が譲渡されていたと認めるのはいかがなものかと思う」と疑いを再提起したが、DMCAでの攻撃をこれ以上させないという目的は達成したため控訴せず、のりこえねっとから訴訟が提起されたためそちらの防御訴訟で改めて戦うとした[90]

のりこえねっとの代理人弁護士の神原元は「弁護士を20年やっている中で体験したことのない裁判だった。原告は訴状1本出して、それ以上の反論がなかった」「著作権があるという証拠を見たら、参りましたと。常識ではちょっと考えられない裁判」[32]「裁判そのものが遊びになっている。こちらを嘲笑する道具になっちゃってる」と述べた[91]。また、動画の削除からわずか4日で水原が提訴したことについて、「普通の弁護士だったら(依頼者が言う通りなのかどうか)調べますよね。4日ということは何も調査せずに裁判を起こした」「こんなことで社会に迷惑をかけることが許されるのか」と、垣鍔晶を批判した[32]週刊金曜日は垣鍔への電話インタビューを試みたが、保留の後に一方的に電話を切られたという[32]。のりこえねっと所属の辛淑玉は「確かなのは、Colabo叩きの一環としてのりこえねっとを使ったということ」「のりこえねっとにとっては、申し訳ないけれど軽い裁判でした。でもそれにつきあわなければならないしんどさがある」と述べた[32]

この判決について弁護士の中川卓は、「なぜこれで提訴できるんだ!何か秘策があるのか!?と思ったら何も無かった件」と述べた[92]

のりこえねっとは2023年7月に、仁藤の写真について著作権侵害で水原を訴え、係争中[32][93]。また、写真のカメラマンも著作権侵害で水原を訴え、係争中[93]

キャラクターとしての暇空茜

暇空茜と名乗る前は、「暇なアーニャ」と名乗っていた時期がある。その頃には、『SPY×FAMILY』の登場キャラクターであるアーニャというピンクのロングヘアの少女が、シャーロック・ホームズのような古典的な探偵を思わせる装いをした画像をアイコンにしていた。

暇空茜と名義を改めてからTwitterやYoutubeで使っているアバターは、アーニャとは異なるピンクのロングヘアの少女の姿をしている。探偵のような服装で、頭部に紐状の赤いリボンと、緑色の市松模様の布リボンをつけている。水原の友人である「なる」が考え、イラストレーターの「こふじ」が注文を受けて描いた[94]。Youtubeでは、なるも少女姿のアバターを使い、二人の少女の会話形式で動画が進む。なお、動画はなるが制作し、Youtubeとnoteの売上は水原となるが折半している[95]。動画上での声は、VOICEROID琴葉茜を使用。「暇空茜」と琴葉茜は、髪色や特徴的な2つのリボンの配置などキャラデザインが似ており名前も一致するが、水原は「暇空茜」はオリジナルキャラクターだと主張している[96]。こふじは、「二次創作では無いよ。琴葉 茜、紲星あかりのデザイン要素はあくまで引用、パロディとして取り入れてる」[94]「様々な引用やパロディを組み合わせて作り上げた私独自のデザイン」と答えている[97]

出演

2023年1月10日にYouTubeの番組「ニュースあさ8!」に出演し、百田尚樹有本香と共にColabo表現の自由困難な問題を抱える女性への支援に関する法律に関連する問題について対談し、機動戦士ガンダムシリーズのネオジオン軍に例えて、ジオン軍よりネオジオン軍の方が狡猾であったことを理由にColaboを侮ってはならないという旨主張し、HUNTER×HUNTERの内容を引用した発言を行った[98][99]

2023年1月17日に日本維新の会の衆議院議員である足立康史が開いた『あだスペ緊急特番「コラボColabo問題」「若年被害女性等支援事業」の本質を外しまくっているネット情報のレベルの低さ』というTwitterスペースのライブ配信に参加し、足立と議論を行った[100]

出典

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関連項目

外部リンク