乾侑美子
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(いぬいゆみこから転送)
乾 侑美子(いぬい ゆみこ、1941年6月20日[1] - 2010年7月4日)は、日本の児童文学の翻訳家。
経歴
[編集]東京都生まれ[1]。 1964年(昭和39年)お茶の水女子大学文教育学部教育心理学専攻卒業[1]。家庭文庫を手伝った後、児童書の翻訳を始める。
著書
[編集]- 『写経の古寺巡礼』(日本放送出版協会) 1997.4
共著
[編集]- 『月のえくぼ』(飯島太千雄共著、小学館、漢字の絵本) 1995.11
- 『雨のしずく』(飯島太千雄共著、小学館、漢字の絵本) 1995.11
- 『こわい山、やさしい山』(飯島太千雄共著、小学館、漢字の絵本) 1995.11
翻訳
[編集]- 『シャノン 生命あるかぎり』(レナード・ジョンソン、マーク・ミラー、佑学社) 1975
- 『ボヘミアの民話』(イルジー・ホラック編、佑学社、世界の民話シリーズ) 1976.10
- 『さんびきのちいさいどうぶつ』(マーガレット・ワイズ・ブラウン、ペンギン社) 1977.9
- 『親子ネズミの冒険』(ラッセル・ホーバン、評論社) 1978.2
- 『青い小鳥』(マリー・ドォルノワ、佑学社) 1978.2
- 『ペルシアの民話』(ヤロスラフ・ティッチィ編著、佑学社、世界の民話シリーズ) 1978.7
- 『昔話の魔力』(ブルーノ・ベッテルハイム、波多野完治共訳、評論社) 1978.8
- 『ちゃぼのバンタム』(ルィーゼ・ファティオ、佑学社) 1979.1、のち童話館出版 1995.9
- 『ジップくんこんどはなにになるの』(シルビア・ケイブニー、評論社) 1979.10
- 『ジップくんどうぶつえんへゆく』(シルビア・ケイブニー、評論社) 1979.10
- 『こうさぎたちのクリスマス』(エイドリアン・アダムズ、佑学社) 1979.11
- 『にんじんケーキ』(ノニー・ホグローギアン、評論社) 1979.11
- 『さすがのナジョーク船長もトムには手も足もでなかったこと』(ラッセル・ホーバン、評論社) 1980.5
- 『きょうりゅうくんとさんぽ』(シド・ホフ、ペンギン社) 1980.5
- 『世界のむかし話 2 ガラスの山のおひめさま ノルウェー』(バージニア=ハビランド、学校図書) 1983.9
- 『ゴリラのジュリアス』(シド・ホフ、文化出版局) 1983.12
- 『シェイクスピア物語』(ラム、小学館、フラワーブックス) 1984.2
- 『みんなみんなねむっている』(ハンス・バウマン、評論社) 1984.3
- 『語りつぐグリムの昔話』(ペンギン社) 1985.6
- 『いたずらねこのスニーカー』(マーガレット・ワイズ・ブラウン、ペンギン社) 1985.3
- 『それぞれの海へ』(ラッセル・ホーバン、評論社、文学の部屋) 1987.12
- 『本は友だち 障害をもつ子どもと本の出会いのために』(トーディス・ウーリアセーター、藤田雅子共訳、偕成社) 1989.3
- 『子どもに贈るバースデー・パーティー・ブック』(エリザベス・レアード、文化出版局) 1990.9
- 『レターズ ミセスXとの友情』(ダーク・ボガード、弓立社) 1990.10
- 『秘密の花園』(バーネット、小学館、てんとう虫ブックス) 1991.4
- 『メルヒェン』(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ、あすなろ書房) 1991.11
- 『カーリンのじかん』(ウラジミール・シュクティナ、アスラン書房) 1993.5
- 『おやすみ、わにのキラキラくん』(カズコ・ストーン、福音館書店) 1993.10
- 『こまるなあおとうさん』(メイール・シャレヴ、アスラン書房) 1994.8
- 『子どもの夢を追って エリック=カール自伝』(箕浦万里子共訳、偕成社) 1994.8
- 『おなかのすいたあかちゃんひとり』(スー・ヘラード、童話館) 1994.9
- 『世界自然保護基金』(ピーター・デントン、偕成社、世界を救う国際組織) 1996.1
- 『アンデルセン自伝 わたしのちいさな物語』(あすなろ書房) 1996.3
- 『動物げきじょう 21幕』(アリスとマーティン・プロベンセン、童話館出版) 1997.11
- 『かえでがおか農場のなかまたち』(アリスとマーティン・プロベンセン、童話館出版) 1998.4
- 『春の日や庭に雀の砂あひて E・J・キーツの俳句絵本』(リチャード・ルイス編、偕成社) 1999.6
- 『ジョン・レノン 永遠に語りつがれるスーパースター』(マイケル・ホワイト、偕成社、伝記 世界の作曲家) 1999.4
- 『1812初版グリム童話』(小学館文庫) 2000.6
- 『だれか、あそんでくれないかな』(ウルセル・シェフラー、評論社) 2000.11
- 『こわくなんかないよ、モーリッツ』(パロマ・ヴェンゼル、評論社) 2000.11
- 『なぞなぞの絵本』(ベネット・サーフ、岩崎書店) 2000.4
- 『冷たい心臓』(ヴィルヘルム・ハウフ、福音館書店) 2001.9
- 『ムーン・キング』(シヴォーン・パーキンソン、岩崎書店) 2001.12
- 『まほうつかいリリ まほうでしゅくだいをする』(クニスター、岩崎書店) 2002.11
- 『はみがき、やーだよ!』(スベトラーナ・チューリナ、評論社) 2003.6
- 『ハッカー』(マロリー・ブラックマン、偕成社、偕成社ミステリークラブ) 2003.9
- 『こいぬのチョウチョ』(スベトラーナ・チューリナ、評論社) 2004.4
- 『ホウキさんとメガネさん』(ハンスペーター・シュミット、評論社) 2004.12
- 『はる・なつ・あき・ふゆ』(ドゥブラフカ・コラノヴィッチ、評論社) 2005.9
- 『リトルレッドのクリスマス』(セーラ・ファーガソン、小学館) 2008.12
- 『メイク・ビリーブ・ゲーム』(リアノン・ラシター、小学館) 2009.8
ロジャー・デュボアザン
[編集]- 『めうしのジャスミン』(ロジャー・デュボアザン、佑学社) 1979.1
- 『ペチューニアすきだよ』(ロジャー・デュボアザン、佑学社、「がちょうのペチューニア」シリーズ) 1978.6
- 『ペチューニアのうた』(ロジャー・デュボアザン、佑学社、「がちょうのペチューニア」シリーズ) 1978.7
- 『ペチューニアのたからもの』(ロジャー・デュボアザン、佑学社、「がちょうのペチューニア」シリーズ) 1978.8
- 『ペチューニアのクリスマス』(ロジャー・デュボアザン、佑学社、「がちょうのペチューニア」シリーズ) 1978.12
パット・ハッチンス
[編集]- 『おまたせクッキー』(パット=ハッチンス、偕成社) 1987.8
- 『せかい一わるいかいじゅう』(パット=ハッチンス、偕成社) 1990.8
- 『いたずらかいじゅうはどこ?』(ハッチンス、偕成社) 1991.5
- 『なにしてあそぶ?』(パット=ハッチンス、偕成社) 1991.9
- 『いたずらかいじゅうビリー!』(パット・ハッチンス、偕成社) 1993.11
- 『いたずらビリーとほしワッペン』(パット・ハッチンス、偕成社) 1995.12
- 『いたずらかいじゅうのたんじょうび』(パット・ハッチンス、偕成社) 2000.10
「伝記 世界を変えた人々」
[編集]- 『キュリー夫人』(ビバリー・バーチ、偕成社、伝記 世界を変えた人々) 1991.4
- 『ブライユ 目の見えない人が読み書きできる"点字"を発明したフランス人』(ビバリー・バーチ、偕成社、伝記 世界を変えた人々) 1992.3
- 『ピーター・スコット WWF(世界自然保護基金)をつくり、自然保護に一生をささげたイギリス人』(ジュリア・コートニー、偕成社、伝記 世界を変えた人々) 1993.2
- 『ダーウィン 生物は、自然選択によって進化してきたという進化論をとなえ、世界観を変えた博物学者』(アンナ・スプロウル、偕成社、伝記 世界を変えた人々) 1993.6
「スクールバスのなかまたち」
[編集]- 『スクールバスの子ねこ』(マージョリーとアンドリュー・シャーマット、偕成社) 1994.8
- 『いじわるブライアン』(マージョリーとアンドリュー・シャーマット、偕成社) 1995.8
- 『きえたねこをさがせ』(マージョリーとアンドリュー・シャーマット、偕成社) 1995.12
メアリ・ホフマン
[編集]- 『ストラヴァガンザ 仮面の都』(メアリ・ホフマン、小学館) 2003.12
- 『ストラヴァガンザ 星の都』(メアリ・ホフマン、小学館) 2005.8
- 『ストラヴァガンザ 花の都』(メアリ・ホフマン、小学館) 2006.12
- 『聖人と悪魔 呪われた修道院』(メアリ・ホフマン、小学館) 2008.10
ローズマリー・サトクリフ
[編集]- 『闇の女王にささげる歌』(ローズマリー・サトクリフ、評論社) 2002.12
- 『イルカの家』(ローズマリー・サトクリフ、評論社) 2004.12
- 『ほこりまみれの兄弟』(ローズマリー・サトクリフ、評論社) 2010.8
脚注
[編集]- ^ a b c 日外アソシエーツ 1985, 60頁.
参考文献
[編集]- 日外アソシエーツ 編『現代翻訳者事典』日外アソシエーツ、1985年。ISBN 4816905294。