伊豆の国パノラマパーク
伊豆の国パノラマパーク(いずのくにパノラマパーク)は、静岡県伊豆の国市にある標高452mの葛城山の山頂と北麓を利用した観光施設である。
片道1,791m、最大高低差411m[1]のロープウェイ及び山頂の「碧テラス」、地上エリアのレストラン「トラットリア伊豆パラディーゾ」売店エリア「ブルーマーケット」が主たる施設で、伊豆長岡温泉地区と、葛城山の山頂までを結ぶものである。山頂では富士山と駿河湾の望めるパノラマや、四季に応じた植物、特に春のツツジや、6月のアジサイが見物である。なお「360度の大パノラマ」と謳ってはいるが、東や南西方向の眺望はあまり開けていない。
かつては「伊豆長岡エイトランド」という名称であり、後に名称を「かつらぎ山パノラマパーク」と改称し、その後「伊豆の国パノラマパーク」となり、2021年7月21日からは「伊豆パノラマパーク」に改称した。
沿革
[編集]かつては「伊豆長岡エイトランド」という名称であり、エイトボウルというボウリング場[注釈 1]も併設されていた。後に名称を「かつらぎ山パノラマパーク」と改称し、その後「伊豆の国パノラマパーク」となり、2021年7月21日からは「伊豆パノラマパーク」に改称した。
ロープウェイの名称も「葛城山ロープウェイ」から「伊豆の国パノラマパークロープウェイ」に変更され[注釈 2]、現在は「伊豆パノラマパークロープウェイ」と呼称している。
このロープウェイは、旅館経営者で、観光協会長であった杉山勝美[注釈 3]が主導して生まれたものである[2]。昭和30年代の初め、伊豆長岡温泉の目玉施設としてロープウェイを計画[2]。当初は夢のような計画で相手にされなかったが、旅館のだんな衆に訴え、町を説得[2]。1960年(昭和35年)に開発会社を発足し、有志が株を持ち合い5千万を集めた[2]。1962年(昭和37年)5月には開業し、「東洋一のゴンドラ」と話題を呼んだ[2]。当時のゴンドラは10人乗りで、1台ごとにガイドが付き、片道15分掛かるものであった[2]。開業後数年で4億円を越える負債を抱えてしまい[2]、ロープウェイメーカーである日本ケーブルグループの観光施設運営会社NCリゾートマネージメント株式会社が引き継いだ。
- 1992年(平成4年) - 老朽化した施設を一新[2]
- 2016年(平成28年) - 山頂に富士見テラス新設
- 2017年(平成29年) - 富士見テラスにプレミアムラウンジ新設
- 2018年(平成30年) - 葛城珈琲店オープン
- 2019年(令和元年)6月1日より山頂にある「葛城神社」では、毎月1日と15日の月次祭に、源頼朝にちなんだ勝守りを1日200個限定で頒布する予定
- 2021年(令和3年)7月21日 - 施設名を伊豆パノラマパーク、山頂エリアにある展望台を碧テラスにそれぞれ名称変更[3]
施設
[編集]山麓駅(北緯35度1分35秒 東経138度55分41.8秒 / 北緯35.02639度 東経138.928278度) -
山頂駅(北緯35度0分44.1秒 東経138度55分15.8秒 / 北緯35.012250度 東経138.921056度)
山麓駅側
[編集]- イタリアンレストラン「トラットリア伊豆パラディーゾ」
- 売店エリア「ブルーマーケット」
など
山頂駅側
[編集]- 空中公園
- 碧テラス(旧名称:富士見テラス)
- 富士見の足湯
- ザ・ウォーターラウンジ
- かつらぎ茶寮
- 葛城珈琲店
- ボードウォーク
- 恋人の鐘
- 葛城神社
- 百体地蔵
- アスレチック
など
-
ロープウェイ
-
山頂展望台
-
富士見の足湯
-
ボードウォーク
ロープウェイ利用料金
[編集]出典:公式サイト[4]。「大人」は中学生以上、「子供」は小学生、「幼児」は3才以上。
- 往復 前売オンラインチケット(平日)
- 大人2500円、子供:1400円、幼児:700円
- 往復 前売オンラインチケット(休日)
- 大人3000円、子供:1600円、幼児:800円
- 往復 当日窓口
- 大人3500円、子供:1800円、幼児:900円
- 片道 当日窓口
- 大人2500円、子供:1400円、幼児:700円
グループ施設
[編集]交通
[編集]鉄道・バス
[編集]自動車
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]外部リンク
[編集]- 伊豆パノラマパーク - 公式ウェブサイト
- 伊豆の国パノラマパーク (@izupanoramapark) - X(旧Twitter)
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