ババ抜き
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最後にジョーカーを持っている人が負けの上がりゲーム | |
ジョーカーは特別なカードでババとも呼ばれる | |
別名 | 英:Lose with the Joker、Old Maid |
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種類 | 上がりゲーム(Going-out game) |
人数 | 2人以上(3人以上が好ましい)[1] |
必要技能 | 駆け引き |
枚数 | 51、53枚 |
デッキ | アングロアメリカン |
順番 | 時計回り |
関連ゲーム | |
ジジ抜き |
概要
[編集]ストップ系のゲーム[2] で、ジョーカーを1枚加えた53枚のカードを使って行うトランプゲーム。そして、ローカルルールが数少なく存在する。人数は3人以上が好ましい(2人の場合だと、互いにジョーカー含めどのカードを相手が持っているのかわかってしまうため)。
遊び方
[編集]基本ルール
[編集]基本ルールでは、ゲームの進行のみ記載する。
- ジャンケンなどで親を決める。親は、カードを切ったのち、プレイヤーに全てのカードを伏せたまま均等に配る。
- プレイヤーは各々手札を確認し、同位の札を2枚ずつペアにして場に捨てる( と、 というように)。
- (※ここで手札がなくなった者は勝ち抜けとなる。)
- 手元にペアとなる同位の札がなくなったところで、親の左隣の人は、右隣の人の手札を裏に見たまま、任意の1枚を取る。札を取った時、手札に同位の札があったらペアにして場に捨て、無ければそのまま手札に加える。
- 時計回りの順に、各プレイヤーは右隣の人の手札を一枚取っていく。ただし、右隣の人が上がった直後の番の際は、パスとなり、カードを引かずに、次の番の人に移される。
- 順に手札を取ってペアを捨てていき、手札がなくなった者から順に勝ち抜けていく。
- 最後まで手札、すなわちジョーカー(ババ)を持っていた者が負け。
備考
[編集]元々はジョーカーを加えるのではなく、クイーンを1枚抜いて51枚のカードを使って行われていた。古い書物にはこの形で紹介されている。
「Old Maid」は、1枚のクイーンが「Match」の相手がおらず、独り売れ残ることから名付けられた。日本では1907年(明治40年)に書かれた『世界遊戯法大全』にこれの和訳として「お婆抜き」の名前で紹介されている。
派生して、クイーンではなくランダムにカードを1枚抜いてそれを確認せずに行う方法をジジ抜きという。ババ抜きと違い、1枚残るカードが誰にもわからないのでゲーム終盤まで予想できない。世界遊戯法大全ではこちらは「お爺抜き」として紹介されている。 また、ジョーカーを加え任意の1枚を抜いて行う「ジジババ抜き」という遊びもある。
比喩
[編集]最後に悪い物を持ったまま損害を被る事、運悪く損害を被る事を「ババを引く」などと、ババ抜きに例えて表現する事がある。また、掴まされた偽札を他人に回す事の隠喩としても使われる。
脚注
[編集]- ^ 本間正夫『トランプゲーム』西東社、1996年12月30日、29頁。ISBN 4-7916-0719-8。
- ^ “ババ抜きの無料ゲーム - トランプスタジアム -”. playingcards.jp. 2023年2月10日閲覧。