鼈甲飴
（べっこう飴から転送）
べっ甲飴（鼈甲飴・べっこうあめ）とは、砂糖から作る飴の一種。名は亀の甲羅（鼈甲）のような光沢があることに由来する[1]。
概要
[編集]飴の一種であるが、砂糖の温度変化をみるとドロップが145℃程度まで熱したものなのに対し、べっこう飴は165℃程度まで熱しており黄色を呈している[2]。また、簡単に作れるため、主に祭りなどの屋台で売られたり、しばしば理科の実験などでも作られることがある。
作り方
[編集]家庭で作る場合には原材料は砂糖と水のみのことが多いが、市販されているべっ甲飴は砂糖と水飴と水で作られることが通常である。糖類 CnH2nOn を加熱して溶かし、茶色くなってから（カラメル化）、金型などに流し込んで冷却し、形を作る。
商品
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- 黄金糖
- 黄金糖が製造。1923年に発売したロングセラーのパッケージ化されたべっこう飴[3]。
- 純露
- UHA味覚糖が製造。1971年に発売したロングセラーのパッケージ化されたべっこう飴[4]。
- 塩べっこう
- ロマンス製菓[5]が製造。ロングセラーのパッケージ化された塩べっこう飴。2023年頃までは、通常のべっこう飴も販売していた[6]。
その他にも、大文字飴本舗[7]や押坂製菓など、多くの中小企業や飴屋が製造して販売している。
脚注
[編集]- ^ “特集2 飴”. aff 2016年11月号（農林水産省）. p. 17. 2023年10月30日閲覧。
- ^ “砂糖の種類”. aff 2016年11月号（農林水産省）. p. 13. 2023年10月30日閲覧。
- ^ “黄金糖のひみつ | 黄金糖”. 黄金糖のひみつ | 黄金糖. 2024年12月11日閲覧。
- ^ “【公式】UHA味覚糖 純露 50周年”. www.uha-mikakuto.co.jp. 2024年12月11日閲覧。
- ^ “ロマンス製菓ホームページ”. romance-hokkaido.jp. 2024年12月11日閲覧。
- ^ “ロマンス製菓ホームページ : べっこう飴”. web.archive.org (2017年10月6日). 2024年12月11日閲覧。
- ^ “京都・手作りの味 大文字飴”. 大文字飴本舗. 2024年12月11日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 家庭でトライ!!べっこう飴を作ろう! - 日本化学会
- べっ甲飴の作り方 - 手づくり工房 堺あるへい堂