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横浜ベイサイドマリーナ

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横浜ベイサイドマリーナ
横浜ベイサイドマリーナの位置(横浜市内)
横浜ベイサイドマリーナ
情報
用途 船舶係留
事業主体 マリーナ業
管理運営 横浜ベイサイドマリーナ株式会社
構造形式 鉄骨構造
敷地面積 31,945 m²
駐車台数 1,200台
所在地 236-0007
神奈川県横浜市金沢区白帆1番地
座標 北緯35度22分49秒 東経139度38分52秒 / 北緯35.38028度 東経139.64778度 / 35.38028; 139.64778 (横浜ベイサイドマリーナ)座標: 北緯35度22分49秒 東経139度38分52秒 / 北緯35.38028度 東経139.64778度 / 35.38028; 139.64778 (横浜ベイサイドマリーナ)
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横浜ベイサイドマリーナ株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
236-0007
横浜市金沢区白帆1番地
法人番号 5020001006907 ウィキデータを編集
代表者 代表取締役社長 鈴木 和宏
資本金 40億円
売上高 20億8,108万円
(2024年3月期)[1]
営業利益 2億6,373万5,000円
(2024年3月期)[1]
経常利益 2億4,817万9,000円
(2024年3月期)[1]
純利益 1億7,408万円
(2024年3月期)[1]
純資産 58億9,409万2,000円
(2024年3月期)[1]
総資産 121億7,443万8,000円
(2024年3月期)[1]
決算期 3月末日
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横浜ベイサイドマリーナ(よこはまベイサイドマリーナ)は神奈川県横浜市金沢区にあるマリーナ。「よこはま・かなざわ海の駅」として、国土交通省より海の駅の登録を受けている。

概要

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高度経済成長期の昭和30年代、海外からの木材輸入量の増加により新山下町にあった貯木場が手狭になったため、横浜市は金沢区鳥浜町の埋立地区への移転を計画。昭和49年(1974年)から金沢木材埠頭の供用が開始された[2]。その後、原木を製材してから輸入する時代になると貯木場の利用は減り続けていった[3]

昭和62年(1987年)、「横浜港港湾計画」において金沢木材港の遊休化した貯木水面を利用した「金沢地区マリーナ計画」が決定。平成5年(1993年)より埋立て工事に着手し、横浜市やヤマハ発動機などの出資により「横浜ベイサイドマリーナ株式会社」が第三セクター方式で設立された。平成7年(1995年)には埋立て地の新町名を「白帆」と命名した[4]

開業は1996年4月1日桟橋はAバース:6m ~ Sバース:44mクラス用の1,378区画の他、ビジターバースが約20隻分(10mクラス換算)あり、さらに給油施設や船舶メンテナンス施設を備える。また、船舶販売施設をヤマハ発動機が運営するレンタルボート施設「マリンクラブ・シースタイル」などがあり、アジア地域でも最大級の規模を誇るマリーナとして運営されている。

マリーナ関係者や利用者以外は係留施設への立ち入りは禁止されているが、護岸にはボードウォークプロムナードが整備されており、停泊中の船舶を見ながら散策することができる。

沿革

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「横浜ベイサイドマリーナ地区 開発の経緯」より[5]

  • 1987年(昭和62年)11月 「金沢地区マリーナ計画」決定
  • 1992年(平成4年)12月 港湾計画一部変更、公有水面埋立免許出願
  • 1993年(平成5年)8月 埋立工事着手
    • 11月10日 横浜ベイサイドマリーナ株式会社設立
  • 1995年(平成7年)3月 埋立工事竣工、市街化区域編入、用途地域指定(準工業地域等)
    • 4月 基礎工事着手、マリーナ施設建設工事着手
    • 7月 新町名「白帆」決定
  • 1996年(平成8年)4月 マリーナ施設第1期開業(1,148隻)
  • 1997年(平成9年)1月 マリーナ関連事業用地第1期地区開発事業者決定(2018年3月まで定期借地)
    • 4月 「横浜ベイサイドマリーナ地区地区計画」決定
  • 1998年(平成10年)3月〜 マリーナ関連事業用地第1期地区(A・B・C・D街区)順次オープン
    • 4月 マリーナ施設第2期一部開業(341隻)
  • 2003年(平成15年)1月 マリーナ関連事業用地第2期地区開発事業者決定(土地売却)
  • 2005年(平成17年)4月 マリーナ施設第2期一部開業(9隻)
  • 2008年(平成20年)1月 マリーナ施設第2期一部開業(5隻)
  • 2017年(平成29年)1月 マリーナ関連事業用地第1期地区開発事業者決定(土地売却)
  • 2019年(令和元年)9月9日に関東地方を直撃した台風15号の高波の影響で、金沢区の福浦幸浦地区では護岸の一部が決壊し、工場団地が大規模な浸水被害を受けた[6]。マリーナのある白帆地区も護岸のフェンス一部が折損した[7]

データ

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かすみがうら市産業建設委員会視察報告書(平成30年)より[8]

  • 所在地:神奈川県横浜市金沢区白帆1
  • 企業概要
    • 運営会社:横浜ベイサイドマリーナ(株)
    • 設立:1993年11月10日
    • 出資者:横浜市ほか14法人
    • 設立目的:市民の海洋性レクリエーションニーズへの対応・親水機会の提供。違法係留されている放置艇の受け皿
    • 事業内容:マリーナ施設の整備管理、モーターボート・ヨットなどの保管管理と修理、クラブハウスの経営
  • 施設概要
    • 面積:水域27.9ヘクタール、陸域1.1ヘクタール
    • 整備隻数:1,378隻(海上係留)
    • 桟橋:係留桟橋18タイプ(A-S区画)、ビジター桟橋20隻、給油桟橋10隻
    • 施設:クラブハウス(センター、ウエスト、イースト)約2,700㎡、修理メンテナンスヤード約8,000㎡、サービスセンター・修理工場約600m、給油バース11機、駐車場
  • 来場者数:オーナー等約4万隻16万人、ビジター約2,000隻、レンタル8隻体制約1,000回

交通アクセス

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船舶

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公共交通

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イベント

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マリーナに停泊中の船舶

1998年より毎年10月に「横浜ベイサイドマリーナ オープンヨットレース(YBMオープンヨットレース)[9]」を開催している。当港をホームポートとし、福浦沖海面(東京湾)にて競技を行う[10]。当港や関東近郊のマリーナから100隻前後が参加する、日本最大級のヨットレースとなっている。

また、タレントのタモリが名誉会長を務める「タモリカップ[11]」の横浜大会が開催されていた(2013年の第5回より2018年の最終回まで)。「日本一楽しいヨットレース」を謳い、180隻前後がエントリー、2,000人以上がパーティーに参加する人気イベントだった[12]

毎年夏には「もやい祭り」と呼ばれる、船を係留するもやいロープを供養する祭りが開催される。さまざまな出店やライブ、数百発の花火の打ち上げなどが行われ多くの観客を集めている。また年末には係留されているヨットクルーザーにイルミネーションが灯される。2012年3月から「ジャパンインターナショナルボートショー」の第2会場となった。

この他、桟橋にて毎年9月下旬〜10月上旬頃、「横浜フローティングヨットショー」が開催されている。

周辺エリア

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三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド(リニューアル後)
ベイサイドマリーナホテル横浜(2014年)

1993年に策定された横浜市の長期ビジョン「ゆめはま2010プラン」をもとに、マリーナに面する約14ヘクタールの埋立地に商業施設や宿泊施設を整備し、海洋性レクリエーション拠点地区とする「横浜ベイサイドマリーナ地区計画」が推進された[13]

南西側の第一期地区(A・B・C・D街区)は、公募により民間企業と事業用定期借地権設定契約が結ばれた。三井不動産がA・C・D街区を借り、1998年にアウトレットモール「横浜ベイサイドアリーナ ショップス&レストランツ」を開業した(2008年より三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドに改称)。借地権契約が切れる2018年に三井不動産が約52億円で土地を購入し[14]、アウトレットパークの建替え工事を行い、2020年にリニューアルオープンした。

北東側の第二期地区(E・F街区)は、2005年に横浜ベイサイドリゾートが約51億円で土地を購入し、宿泊・商業施設の整備計画を立てた[15]。2009年にE街区に海運コンテナを利用したカジュアルホテル「ベイサイドマリーナホテル横浜」[16]と立体駐車場がオープンした。しかし、計画されていた高級リゾートホテルと商業施設は着工に至らず[17]、7棟の長期滞在型リゾートホテル(客室総数800室)を建設するプラン[18]に変更されたが、アウトレットパークの拡大リニューアルにつき三井不動産がE街区の土地を購入し、カジュアルホテルは閉鎖された[19]。2020年にはファーストリテイリングがE街区にユニクロ/GUブランド共有の大型店「ユニクロパーク 横浜ベイサイド店」を開業した[20]

第一期地区(5.9ヘクタール)[21]
  • A街区 - 三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドCブロック(フードコート・フードマーケット)
  • B街区 - 横浜ベイサイドマリーナプラザ、シーサイドピアビル、ヤマハマリンセンター横浜
  • C街区 - 三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドAブロック(アウトレットモール)
  • D街区 - 三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドBブロック(ショップ・立体駐車場)
第二期地区(5.3ヘクタール)[21]
  • E街区 - ユニクロパーク ベイサイド店、立体駐車場
  • F街区 - 立体駐車場、大型バス駐車場

脚注

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  1. ^ a b c d e f 横浜ベイサイドマリーナ株式会社 第31期決算公告
  2. ^ 金沢木材港の歴史 横浜ベイサイドマリーナ地区~金沢木材港の歴史について”. 横浜市 (2021年4月2日). 2023年6月22日閲覧。
  3. ^ “本牧 気まぐれ歴史散歩64 『貯木場』 昭和49年まで丸太が浮かんでいた海”. タウンニュース中区・西区版. (2023年1月5日). https://www.townnews.co.jp/0113/2023/01/05/658425.html 2023年6月22日閲覧。 
  4. ^ 町名「白帆」の由来”. 横浜市 (2021年4月2日). 2023年6月22日閲覧。
  5. ^ 開発の経緯”. 横浜市 (2021年4月2日). 2023年6月22日閲覧。
  6. ^ “【台風15号】護岸崩壊、工場に海水 数百社被災か、横浜”. カナロコ. (2019年9月11日). https://www.kanaloco.jp/news/social/entry-194711.html 2023年6月22日閲覧。 
  7. ^ 高木泰士; Md Rezuanul ISLAM; Le Tuan ANH; 高橋篤平; 杉生高行; 古川郁貴「2019年9月台風15号による神奈川・千葉・茨城の高波被害および東京湾の波浪追算」『土木学会論文集B3(海洋開発)』第76巻第1号、土木学会、2020年、13頁、doi:10.2208/jscejoe.76.1_12ISSN 2185-4688CRID 13905651348299678722023年7月4日閲覧 
  8. ^ 産業建設委員会視察報告書” (PDF). かすみがうら市 (2018年). 2023年6月22日閲覧。
  9. ^ 横浜ベイサイドマリーナ オープンヨットレース”. 公式サイト. 2023年6月22日閲覧。
  10. ^ 第24回横浜ベイサイドマリーナ オープンヨットレース コース図” (PDF). 公式サイト (2021年). 2023年6月22日閲覧。
  11. ^ タモリカップ2018横浜大会”. タモリカップ公式サイト (2018年). 2023年6月22日閲覧。
  12. ^ 【フォトれぽ】横浜ベイサイドマリーナで今年も熱狂! 「タモリカップ2017年」潜入レポート!”. はまれぽ (2017年9月10日). 2023年6月22日閲覧。
  13. ^ 横浜ベイサイドマリーナ地区 街づくり協定ガイドライン” (PDF). 横浜市港湾局 (1997年6月). 2023年6月22日閲覧。
  14. ^ “横浜・ベイサイドマリーナ地区、市有地を三井不に売却 施設更新”. 日本経済新聞. (2017年1月21日). https://www.nikkei.com/article/DGXLZO11945940Q7A120C1L82000/ 2023年6月22日閲覧。 
  15. ^ "横浜ベイサイドマリーナ2期地区整備事業について" (PDF) (Press release). 横浜市港湾局. 16 September 2008. 2023年6月22日閲覧
  16. ^ 横浜ベイサイドマリーナ近く、不規則にならぶ謎の白い建物の正体は?はまれぽ.com 2015年1月8日)
  17. ^ “ベイサイドマリーナ2期地区整備 事業者が計画変更を申し出/横浜”. カナロコ. (2013年9月17日). https://www.kanaloco.jp/news/government/entry-41417.html 2023年6月22日閲覧。 
  18. ^ "横浜ベイサイドマリーナ2期地区整備事業について" (PDF) (Press release). 横浜市港湾局. 10 December 2013. 2023年6月22日閲覧
  19. ^ 組合ニュース特集号 金沢臨海部の今昔” (PDF). 横浜市金沢団地協同組合. p. 30 (2022年2月1日). 2023年6月22日閲覧。
  20. ^ ユニクロ、「ユニクロパーク」横浜ベイサイドに!ファミリー向け店舗、GUも(はまこれ横浜 2019年10月10日)
  21. ^ a b 横浜ベイサイドマリーナ地区の地区概要について(横浜市港湾局)

外部リンク

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