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アイパターン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アイダイアグラムから転送)
良好なアイパターンの例。時間ごとにバイナリレベルの変化(000、001、010、011、100、101、110、111)を重ね合わせている。

アイパターン (eye pattern、アイダイアグラム、eye diagram)は、信号波形の遷移を多数サンプリングし、重ね合わせてグラフィカルに表示したものである。

パターンを組み合わせた表示がeye(アイ、英語)に見える事から、アイパターンと呼ばれるようになった。

波形が同じ位置(タイミング・電圧)で複数重ね合っていれば、品質の良い波形であり、「アイが開いている」と言う。逆に、波形の位置(タイミング・電圧)がずれている場合は、品質の悪い波形であり、ジッターが悪くなる。

アイパターンを確認することにより、縦の高さや横の幅からタイミングマージンや電圧マージンを一度に評価できる。

測定の例 比較的品質の良い波形のアイパターン(左)と、品質の悪い波形のアイパターン(右)。 測定の例 比較的品質の良い波形のアイパターン(左)と、品質の悪い波形のアイパターン(右)。
測定の例 比較的品質の良い波形のアイパターン(左)と、品質の悪い波形のアイパターン(右)。

観測方法

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オシロスコープに観測したいデジタルデータ信号を入力する。このとき、トリガはデジタルデータ信号ではなく、クロック信号でおこなう。

観測対象がケーブルなどである場合、観測対象にネットワーク・アナライザ_(高周波回路)を接続し、逆フーリエ変換して観測する。 このとき、ケーブルに入力される信号はネットワーク・アナライザから供給される。高速デジタル伝送用ケーブル等の品質・性能を測定する際に使用される。

関連項目

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