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アタックヤング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アタックヤング60から転送)

アタックヤングは、STVラジオ(2005年9月30日までは札幌テレビ放送ラジオ局)が、1970年9月28日[1]から2016年3月31日まで放送していた深夜のラジオ番組、通称『アタヤン』。

概要

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前身は「夜のディスクパーティー」。基本的な構成は番組開始当初からほぼ変わらず、パーソナリティのフリートークと音楽、ミニコーナーなどを中心にしている。

パーソナリティは放送開始当初より曜日毎の日替わりで担当し、番組名には名前が冠され『○○○○のアタックヤング』となる[注釈 1]

当番組のパーソナリティを担当した後に、全国区の知名度となった人物が多い[注釈 2]

全盛期は他局の裏番組を圧倒しており、1989年の調査では本番組の放送されていた午前0時台のシェア全曜日平均で90%超を記録していた[2]

1991年3月21日には、ホリデーワイドスペシャルとしてアタックヤング20周年記念番組「ありがとうは出発の言葉」を放送した[3]

放送時間

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  • 月曜 - 木曜 24:00 - 25:00(最末期)
    • 放送時間は24:00 - 24:50の時期、24:00 - 24:45の時期など、変動があった。また、日曜は24:30 - 25:20放送の時期があった。詳細は#歴史を参照。

歴史

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  • 1970年9月28日 - 放送開始[注釈 3]
  • 1971年4月 - 土曜日の放送を終了。
  • 1975年4月 - 初のアナウンサーではない外部パーソナリティとして河村通夫横山和之が加入[4]
  • 1980年4月 - 日曜日のみ30分繰り下げ、24時30 - 25時20分の放送となる。
  • 1982年10月 - 日曜日の放送が元の24時 - 24時50分となり、他曜日と同じになる。
  • 1987年4月 - 土曜日の放送が復活。
  • 1988年10月 - 月曜~金曜23時 - 23時10枠で「アタヤンイレブン」がスタート。出演者は当時の24時台の本編出演者と同じ(1990年3月まで)[5][注釈 4]
  • 1992年10月 - 全曜日放送時間が10分拡大、24時 - 25時の放送となる。
  • 1997年4月 - 日曜日の放送を終了。
  • 1997年9月 - 土曜日の放送が再び終了[注釈 5]。日曜日の放送が復活。
  • 1999年4月 - 番組名を『アタヤンPUSH!』に変更、2年後、日曜日の放送が終了。
  • 2002年10月 - STVラジオ開局40周年番組として『復活!魂のアタックヤング』を放送。
  • 2006年4月 - 番組名を『アタックヤング』に再び戻す。
  • 2011年4月 - 日曜日の放送が復活。他番組からの枠移動や企画刷新を含め、6曜日中、4曜日が新出演者となった。
  • 2013年4月 - 日曜日の放送が再び終了。『吉川のりおのアタックヤング』終了で、STVアナウンサーが担当する曜日が無くなり、番組開始以来、全ての曜日をタレント、ミュージシャンが担当する。
  • 2015年4月 - 金曜日の放送が終了。放送時間が15分縮小し、45分番組となる。
  • 2015年9月 - 放送時間が15分拡大し、1時間番組に。金曜は月替わりパーソナリティが担当する『アタヤンNEXT』(24時 - 24時40分)が放送開始。同年10月は工藤聖太が担当し、アタックヤングとしてはSTVアナウンサーが再び担当した。
  • 2016年3月 - 『アタックヤング』の終了を各曜日の番組内で発表。『アタヤンNEXT』は3月25日に、『アタックヤング』は3月31日それぞれ終了。45年6ヶ月の歴史に幕を下した。

『アタックヤング』終了後、月~木はニッポン放送から『ミュ〜コミ+プラス』をネット受け。0時53分からは林美玖による『Pop'n Rollミュージック』を放送。また、『アタヤンNEXT』の後枠は林と浅利琳太郎による『Pop'n Rollにズキューン FRIDAY』を放送。

  • 2022年4月1日 - STVラジオ開局60周年記念企画の一環として『アタックヤング60』の名で金曜24時台にて1年間限定で復活[6]

パーソナリティ

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番組終了時 (2015年度下半期の担当)

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これ以外のパーソナリティ

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タレント・歌手など

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STVアナウンサー(当時含む)

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担当曜日・担当期間

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第1期 (1970年10月 - 1999年3月)

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期間
1970年10月 1971年03月 笹原嘉弘 青木亮 小林裕幸 松田久美子 高野義雄 長南敏雄 村上元昭
1971年04月 1971年09月 松田久美子 小林裕幸 笹原嘉弘 長南敏雄 村上元昭 放送なし 喜瀬浩
1971年10月 1972年03月 喜瀬浩 阿久津正行 小林裕幸 村上元昭
1972年04月 1972年09月 高野義雄 松田久美子 小林裕幸 笹原嘉弘 阿久津正行
1972年10月 1973年03月 村上元昭 高野義雄 笹原嘉弘 小林裕幸 松田久美子 阿久津正行
1973年04月 1973年07月 高野義雄 笹原嘉弘 阿久津正行 上島道子 村上元昭 喜瀬浩
1973年07月 1973年09月 喜瀬浩 高野義雄 笹原嘉弘 阿久津正行 上島道子
1973年10月 1974年03月 村上元昭 上島道子 阿久津正行 高野義雄 喜瀬浩 笹原嘉弘
1974年04月 1974年04月 喜瀬浩 小林裕幸 野村洋子 高野義雄
1974年05月 1974年06月 野村洋子 高野義雄 喜瀬浩 村上元昭 小林裕幸 阿久津正行
1974年07月 1974年09月 臼井佳子
1974年10月 1975年03月 高野義雄 小林裕幸 工藤浩 臼井佳子 喜瀬浩
1975年04月 1976年03月 喜瀬浩 河村通夫 村上元昭 高野義雄 横山和之
1976年04月 1976年09月 河村通夫 高野義雄 喜瀬浩 臼井佳子 笹原嘉弘
1976年10月 1977年03月 喜瀬浩 河村通夫
1977年04月 1978年03月 松山千春 工藤浩 喜瀬浩
1978年04月 1978年09月 河村通夫 松山千春
1978年10月 1979年03月 和久井薫
1979年04月 1980年03月 工藤準基
1980年04月 1980年04月 橋本登代子
1980年05月 1981年03月 和久井薫 工藤準基
1981年04月 1981年09月 鈴木一平 工藤準基 橋本登代子 堺菜穂子 春日和彦 五十嵐浩晃
1981年10月 1983年03月 橋本登代子 工藤準基
1983年04月 1984年03月 林家しん平 田中義剛 石田久美子 春日和彦 堺菜穂子 平野美知良
1984年04月 1984年12月 春日和彦 堺菜穂子 牧泰昌 猶木裕子
1985年01月 1985年03月 権田裕子
1985年04月 1986年03月 宮地佑紀生 木村洋二 春日和彦 権田裕子
1986年04月 1987年03月 千秋幸雄
1987年04月 1987年09月 みのや雅彦 権田裕子 森中慎也 木村洋二 千秋幸雄
1987年10月 1988年09月 片山雅子
1988年10月 1989年08月 木村洋二 千秋幸雄 みのや雅彦 明石英一郎 KAN
1989年09月 1990年09月 坂本咲子
1990年10月 1991年03月 KAN MARU
1991年04月 1992年03月 桂竹丸
1992年04月 1992年09月 MARU みのや雅彦
1992年10月 1993年09月 萩原隆雄
1993年10月 1994年09月 みのや雅彦 落合美穂 萩原隆雄
1994年10月 1995年03月 BirthdaySuit
1995年04月 1995年09月 千秋幸雄 神原智己 福永俊介
1995年10月 1997年03月 山崎まさよし 大植三奈江
1997年04月 1997年09月 明石英一郎 福永俊介 放送なし[注釈 13]
1997年10月 1998年03月 TOMOKO 上田雅一 放送なし 福永俊介
1998年04月 1999年03月 村上ユカ

『アタヤンPUSH!』期 (1999年4月 - 2006年3月)

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アタヤンPUSH!#出演者 を参照。

第2期 (2006年4月 - 2016年3月)

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期間
2006年4月 2007年03月 福永俊介 内山佳子 札幌スーパー
ギャグメッセンジャーズ
岡崎和久 音尾琢真 放送なし
2007年4月 2007年09月 SACON
2007年10月 2007年12月 藤井孝太郎
2008年01月 2009年03月 近藤麻智子
2009年04月 2010年03月 岡本ひろかず
2010年04月 2011年03月 大西暁子・
青山千景
2011年04月 2011年03月 ザ・ビエル座 上杉周大 吉川のりお
『ザ・ミュージックアワー』
the武田組
『the武田組のよるだち』
2012年04月 2013年03月 ザ・ビエル座 川田まみ
2013年04月 2014年03月 the武田組
『the武田組のよるだち』
放送なし
2014年04月 2015年03月 SE-NO 城太郎
2015年04月 2015年09月 城太郎 この間は『ブレイク
スカウター
』を放送
2015年10月 2016年03月 『アタヤンNEXT』
(月替わり)

番組内容

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詳細は各番組の項目を参照

オープニングテーマ曲

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1970年10月 - 1981年3月
Take A Letter Maria(浮気なマリア)/ サンディ・ネルソン[7]
R.B.Greeves(1969年米)のアレンジ版
収録アルバム:Groovy(1970年、LP盤)B面1曲目
1981年4月 - 1999年4月4日
ELECTRO-PHANTASMA(デイヴ・グルーシン
映画『出逢い』(1979年米)のサントラ曲。

番組ロゴ

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  • 初代:1970年 - 1981年
  • 2代目:1981年 - 1985年
  • 3代目:1985年 - 1992年
  • 4代目:1992年 - 1999年
  • 5代目:2006年 - 2016年

ノベルティグッズ

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  • アタヤンTシャツ
  • アタヤン ソックス
  • アタヤン人形
  • アタヤン ウォッチ
  • アタヤン ツインペン
  • アタヤン ハット(白と青のストライプのチューリップハット)
  • ペンケース(通称「アタヤン缶ペン」)
  • マイク型ラジオ
  • テレフォンカード
  • クリアファイル
  • レポート用紙
  • 福介チルドレンタオル

アタックヤング60

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2022年4月1日から2023年3月31日まで、STVラジオ開局60周年記念企画の一環で『アタックヤング60(-シックスティー)』として復活放送を実施[6]。パーソナリティは若手アナウンサーを月替りで起用し[6]、タイトルコールは各月のパーソナリティ名を入れ「〇〇(パーソナリティ)のアタックヤング60」と発していた。また、本番組と同じく60周年記念番組のサウンドプラントスペシャルでも復活特番を編成し、2022年12月4日に「みのや雅彦のアタックヤング」、12月18日に1970年代から90年代の音源を振り返る「喜瀬ひろしと吉川のりおのThe Legend of アタックヤング」を放送。

放送時間
  • 毎週土曜日 0:00-1:00(金曜深夜24:00 - 25:00)
パーソナリティ
いずれもSTVアナウンサー。

脚注

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注釈

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  1. ^ ただしKANは「ゴロが悪い」という理由で自ら「さん」付けで『KANさんのアタックヤング』と題していた。後期には『○曜アタックヤング ○○○○(出演者名)の□□□□(サブタイトル)』と題している番組もある。
  2. ^ 松山千春田中義剛KAN山崎まさよしなど。
  3. ^ 当初の放送時間は毎日24時 - 24時50分
  4. ^ このパートの内容は主にリスナーからの悩み相談とその回答だった。
  5. ^ ドリアン助川の正義のラジオ!ジャンベルジャン!』開始に伴う。
  6. ^ アタヤンPUSHを含む、歴代パーソナリティ最長の11年担当。
  7. ^ 1991年5月4日に放送された特別番組『日高晤郎芸能生活30周年記念・32時間生放送「めぐり逢い・春夏秋冬」』の中で、1回限りの担当。
  8. ^ 2008年開始の冠番組『the武田組のよるだち』が2011年4月から2014年3月までアタックヤングに内包。
  9. ^ 担当曜日を変えながら、長く担当。土曜日担当時は『STVラジオ サタデーナイトスペシャル 明石英一郎のアタックヤング』と称していた。
  10. ^ 番組内では、自らを『ダイナマイト サッキー』という愛称で呼ばれた。
  11. ^ 自らは『神原さとピクのアタックヤング』と称していた。
  12. ^ KANの病気療養のため、3回限りのピンチヒッターとして担当。
  13. ^ この期間、日曜24時 - 25時枠で放送していた番組は『木村洋二のイカリング』(24時 - 24時30分)、『谷本聡子のおしゃべりコンサート』(24時30分 - 25時)

出典

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  1. ^ 札幌テレビ放送社史編纂委員会 編『札幌テレビ放送二十年史』札幌テレビ放送、1978年12月25日、731頁。NDLJP:12275336/387 
  2. ^ 月刊ラジオパラダイス 1989年7月号 29頁
  3. ^ ラジオAM・FM・たんぱ - 北海道新聞1991年3月21日朝刊
  4. ^ 札幌テレビ放送創立50周年記念事業推進室 編『札幌テレビ放送50年の歩み』札幌テレビ放送、2008年6月20日、237頁。 河村通夫インタビューより。
  5. ^ 月刊ラジオパラダイス三才ブックス)1988年12月号『NEW PROGRAM TOPICS』(70頁)
  6. ^ a b c d 2022年春の改編情報”. STVラジオ (2022年3月7日). 2022年3月7日閲覧。
  7. ^ 「深夜番組のテーマ曲」『ラジオライフ』第2巻第2号、三才ブックス、1981年3月1日、64頁。 
  8. ^ a b c TIME TABLE 2022 AUTUMN &WINTER 開局60周年特別号 - STVラジオ

関連項目

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  • STVアタックナイター
  • 安住紳一郎(TBSアナウンサー) - アナウンサーになる前まだ北海道に居た頃、リスナーだった。影響を受けたアナウンサーにパーソナリティーを担当していた木村洋二を挙げている。

外部リンク

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STVラジオ 月曜 - 金曜・日曜 24:00 - 25:00
前番組 番組名 次番組
アタックヤング
(第1期・1970年10月 - 1999年3月)
STVラジオ 月曜 - 金曜 24:00 - 25:00
アタヤンPUSH!
アタックヤング
(第2期・2006年4月 - 2016年3月)
ミュ〜コミ+プラス
(月 - 木 24:00 - 24:53)
ニッポン放送からのネット)
Pop'n Rollミュージック
(月 - 木 24:53 - 25:00)
Pop'n Rollにズキューン FRIDAY
(金 24:00 - 25:00)
STVラジオ 土曜 24:00 - 25:00
(1987年4月 - 1997年9月)
アタックヤング
ドリアン助川の正義のラジオ!
ジャンベルジャン!

(23:30 - 25:00)
(ニッポン放送からのネット)
STVラジオ 金曜 24:00 - 25:00
LIVE HOUSE タムラジオ
  • 日曜25:00 - 26:00枠に繰り下げて継続
アタックヤング60
(2022年4月 - 2023年3月)