アトム・ハーツ・クラブ・カルテット
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(アトム・ハーツ・クラブ組曲第1番から転送)
『アトム・ハーツ・クラブ・カルテット』 作品70は、吉松隆がモルゴーア・クァルテットからの委嘱により1997年に作曲した弦楽四重奏曲。
概要
[編集]ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲とともにプログレッシヴ・ロックを弦楽四重奏で演奏することに力を入れているモルゴーア・クァルテットからの「1970年代プログレ風に」という依頼で作曲された。
吉松によると「ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』にエマーソン・レイク・アンド・パーマーの『タルカス』とイエスの『こわれもの』とピンク・フロイドの『原子心母』を加え、鉄腕アトムの10万馬力でシェイクした曲」であり、正式名称は「Dr. Tarkus's Atom Hearts Club Suite」だという。曲は4楽章構成で、演奏時間は約10分。
2000年には弦楽合奏に編曲した『アトム・ハーツ・クラブ組曲第1番』作品70bが出版された。
編曲
[編集]吉松自身の手により、以下の編成に編曲されている。
- ギター二重奏
- ピアノ三重奏
- サクソフォーン四重奏(トルヴェール・クヮルテットの委嘱による)
- 弦楽合奏(2000年)