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アトム・ハーツ・クラブ・カルテット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アトム・ハーツ・クラブ・カルテット作品70は、吉松隆モルゴーア・クァルテットからの委嘱により1997年に作曲した弦楽四重奏曲

概要

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ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲とともにプログレッシヴ・ロックを弦楽四重奏で演奏することに力を入れているモルゴーア・クァルテットからの「1970年代プログレ風に」という依頼で作曲された。

吉松によると「ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』にエマーソン・レイク・アンド・パーマーの『タルカス』とイエスの『こわれもの』とピンク・フロイドの『原子心母』を加え、鉄腕アトムの10万馬力でシェイクした曲」であり、正式名称は「Dr. Tarkus's Atom Hearts Club Suite」だという。曲は4楽章構成で、演奏時間は約10分。

2000年には弦楽合奏に編曲した『アトム・ハーツ・クラブ組曲第1番』作品70bが出版された。

編曲

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吉松自身の手により、以下の編成に編曲されている。