アルコRSD-5形ディーゼル機関車
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(アルコ RSD-5形ディーゼル機関車から転送)
アルコRSD-5 | |
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シカゴ・アンド・ノース・ウェスタン鉄道(CNW)の1689号。クヤホガ・バレー観光鉄道にて。 | |
基本情報 | |
製造所 | アメリカン・ロコモティブ |
製造年 | 1952年 - 1956年 |
製造数 | 204両 |
主要諸元 | |
軸配置 | C-C |
軌間 | 1,435 mm |
動力伝達方式 | 電気式 |
機関 | ALCO 244型 1基 |
出力 | 1,600馬力 (1,200 kW) |
アルコRSD-5は、アメリカン・ロコモティブ(アルコ)が生産した車軸配置C-Cの電気式ディーゼル機関車である。
解説
[編集]本形式は、RSD-4の発電機容量をPA(1エンジン、2,000馬力)と同一とした改良機である。RSD-4は車軸配置A1A-A1AのRSC-3をC-Cとしたもので、その目的は動軸数が4軸から6軸へと増えたことによる低速での牽引力の増加と、軸重の低減である。
納品先により複数の差異があり、通常はロング・フード(いわゆるボンネットの長い側)向きに運転席を設置するところ、アッチソン・トピカ・アンド・サンタフェ鉄道(ATSF)ではショート・フード側を前としたり、シカゴ・アンド・ノース・ウェスタン鉄道(CNW)ではダイナミック・ブレーキを装備するためにショート・フードの屋根が運転台と同じ高さのハイ・フード型になったものがある。
合計204両が製造されたうち、167両がアメリカ合衆国内で、37両がメキシコ合衆国で使用された。
保存車両
[編集]2006年時点で2両が残っており、ゲーリー・バローン(Gary Balone)が所有していた1689号はクヤホガ・バレー観光鉄道で使用されている。また、かつてユタ鉄道の306号だったもう1両は、ドイル・マコーミック(Doyle McCormack)によりカリフォルニア州で保存されている。
新製時の所有者
[編集]鉄道 | 両数 | ロードナンバー | 備考 |
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アメリカン・ロコモティブ (デモ車) | 1 | 1606 | のちATSF 2157号 |
アッチソン・トピカ・アンド・サンタフェ鉄道(ATSF) | 52 | 2110-2156, 2158-2162 | |
バーミンガム・サザン鉄道(BS) | 1 | 160 | |
チェサピーク・アンド・オハイオ鉄道(C&O) | 26 | 5570-5595 | |
シカゴ・アンド・ノース・ウェスタン鉄道(CNW) | 10 | 1665-1667, 1684-1690 | |
セントラル・レールロード・オブ・ニュージャージー(CNJ) | 1 | 1615 | |
シカゴ・ミルウォーキー・セント・ポール・アンド・パシフィック鉄道 (MILW、ミルウォーキー鉄道) | 6 | 2150-2155 | のち570-575 |
ペンシルバニア鉄道(PRR) | 6 | 8446-8451 | |
セント・ルイス・サウスウェスタン鉄道 (SSW) | 3 | 270-272 | |
サザン・パシフィック鉄道(SP) | 36 | 5294-5307, 5336-5339, 5445-5448, 5494-5507 | |
サザン・パシフィック鉄道(テキサス・アンド・ニュー・オーリンズ鉄道) | 24 | 155-176, 185-186 | |
ユタ鉄道 | 1 | 306 | |
フェロカリル・デル・パシフィコ(Ferrocarril del Pac断ico) | 35 | 801-835 | |
メキシコ国鉄(FNM) | 2 | 6900-6901 | |
合計 | 204 |
参考文献
[編集]- Pinkepank, Jerry A. (1973). The Second Diesel Spotterユs Guide. Milwaukee, Wisconsin: Kalmbach Publishing Company. pp. p.247. ISBN 0-89024-026-4