コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

アレクサンドラ・ウォズニアク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アレクサンドラ・ウォズニアク
Aleksandra Wozniak
アレクサンドラ・ウォズニアク
基本情報
国籍 カナダの旗 カナダ
出身地 同・モントリオール
居住地 同・ブランビル
生年月日 (1987-09-07) 1987年9月7日(37歳)
身長 175cm
体重 60kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2001年
引退年 2018年
ツアー通算 1勝
シングルス 1勝
ダブルス 0勝
生涯通算成績 398勝304敗
シングルス 363勝246敗
ダブルス 35勝58敗
生涯獲得賞金 $2,028,797
4大大会最高成績・シングルス
全豪 2回戦(2012)
全仏 4回戦(2009)
全英 2回戦(2008・10・12)
全米 3回戦(2009)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 1回戦(2009・10)
全仏 2回戦(2010・12)
全英 2回戦(2009・10)
全米 2回戦(2013)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 21位(2009年6月22日)
ダブルス 136位(2010年6月7日)

アレクサンドラ・ウォズニアクAleksandra Wozniak, 1987年9月7日 - )は、カナダケベック州モントリオール出身の女子プロテニス選手。2008年7月にWTAツアーでシングルス初優勝を挙げ、ケベック出身の女子選手として最初のツアー優勝者になった。自己最高ランキングはシングルス21位、ダブルス136位。日本語では「ウォズニアック」の表記も多い。(彼女の姓は、デンマークキャロライン・ウォズニアッキと間違えやすい。)

来歴

[編集]

彼女の両親はポーランド人で、父親はポーランドの元プロサッカー選手であった。アレクサンドラはカナダ・ケベック州モントリオールで生まれ、父親の手ほどきで3歳からテニスを始めた。2001年からカナダ国内の小規模なトーナメントに出場し始め、2004年から女子テニス国別対抗戦・フェドカップのカナダ代表選手に選ばれる。2005年11月にプロ転向。2006年全豪オープンから4大大会の予選会に挑戦し始めたが、最初の1年間は予選会を突破できなかった。2007年全豪オープンから本戦直接出場できるようになったが、この年はすべて1回戦敗退に終わっている。2007年全仏オープンの開幕直前、5月中旬のモロッコフェズ大会で初めて女子ツアー大会の決勝に進んだが、この時はミラグロス・セケラに 1-6, 3-6 で敗れて準優勝になった。

2008年全仏オープンで、ウォズニアクは初めてシングルスの3回戦に進出した。1回戦で第20シードのシビル・バンマーを 6-0, 6-2 のスコアで圧倒し、2回戦はアクグル・アマンムラドワウズベキスタン)と接戦を繰り広げた後、3回戦で第11シードのベラ・ズボナレワに 2-6, 2-6 で完敗している。ウィンブルドンでは、2回戦でキャロライン・ウォズニアッキに敗れた。ウィンブルドン終了後、アメリカカリフォルニア州スタンフォード開催の「バンク・オブ・ザ・ウエスト・クラシック」でツアー初優勝を達成。ウォズニアクは予選3試合を勝ち抜いた後、本戦の決勝でマリオン・バルトリを 7-5, 6-3 で破って優勝した。これはケベック州出身の女子テニス選手による最初のWTAツアータイトルであったことから、2008年8月に彼女の居住地であるブランビル市が「ウォズニアクビル」(Wozniakville)と1日間改名を行ったほど、カナダ国内外から大きな賞賛を得た。

バンク・オブ・ザ・ウエスト・クラシック優勝の後、10月のジャパン・オープンで来日し、カイア・カネピとの準決勝まで勝ち進む。2009年全豪オープンで、アレクサンドラ・ウォズニアクは初めて「第30シード」に選ばれ、カナダの女子選手としてヘレン・ケレシ以来となる4大大会女子シングルスのシード選手になったが、1回戦でザビーネ・リシキに 4-6, 3-6 で敗退する。続く全仏オープンで、ウォズニアクは第24シードから初の4回戦進出を決め、前年の3回戦を上回る自己最高成績を出した。この4回戦では、第2シードのセリーナ・ウィリアムズに 1-6, 2-6 で完敗した。この後全米オープンでも初の3回戦に進み、第10シードのフラビア・ペンネッタに 1-6, 1-6 で敗れた。

2012年7月のロンドン五輪でオリンピックに初出場した。シングルスでは2回戦でビーナス・ウィリアムズに 1-6, 3-6 で敗れた。

ウォズニアクはフェドカップのカナダ代表選手として、チームの通算勝利数歴代1位記録保持者になった。2018年に31歳で現役を引退した。

WTAツアー決勝進出結果

[編集]

シングルス: 3回 (1勝2敗)

[編集]
大会グレード
2008年以前 2009年以後
グランドスラム (0–0)
WTAファイナルズ (0–0)
ティア I (0–0) プレミア・マンダトリー (0-0)
プレミア5 (0-0)
ティア II (1–0) プレミア (0–0)
ティア III (0–0) インターナショナル (0–1)
ティア IV & V (0–1)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2007年5月21日 モロッコの旗 フェズ クレー ベネズエラの旗 ミラグロス・セケラ 1–6, 3–6
優勝 1. 2008年7月20日 アメリカ合衆国の旗 スタンフォード ハード フランスの旗 マリオン・バルトリ 7–5, 6–3
準優勝 2. 2009年4月12日 アメリカ合衆国の旗 ポンテベドラビーチ クレー デンマークの旗 キャロライン・ウォズニアッキ 1–6, 2–6

4大大会シングルス成績

[編集]
略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 通算成績
全豪オープン LQ 1R LQ 1R 1R A 2R A LQ A LQ LQ 1–4
全仏オープン LQ 1R 3R 4R 3R 2R 3R A 1R A 1R LQ 10–8
ウィンブルドン LQ 1R 2R 1R 2R 1R 2R A 1R A A A 3–7
全米オープン LQ 1R 1R 3R 1R 1R 2R 2R 1R A A A 4–8

外部リンク

[編集]