アレクサンドラ・スチュワルト
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アレクサンドラ・スチュワルト Alexandra Stewart | |
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フランス・ラジオ番組『Les Grosses Têtes』にて (2014年) | |
生年月日 | 1939年6月10日(85歳) |
出身地 |
カナダ ケベック州モントリオール |
職業 | 女優 |
活動期間 | 1956年 - 現在 |
配偶者 | ルイ・マル(伴侶) |
主な作品 | |
映画 『鬼火』 『アメリカの夜』 『まぼろし』 |
アレクサンドラ・スチュワルト(Alexandra Stewart, 1939年6月10日 - )は、カナダ出身の女優。
フランス語圏・ケベック州の出身で、フランスにてデビュー。60年以上のキャリアを誇り、同国を中心に欧米を股にかけ活動している。
来歴
[編集]カナダ東部のケベック州のモントリオールで生まれる。1958年にフランスのパリに行き、コンセルヴァトワールで学ぶ。翌1959年、本格的に映画デビューした。以降、フランス映画をはじめ、ハリウッド映画、ドイツ映画、イギリス映画などに出演し、国際的に活躍している。テレビドラマへの出演も多い。
私生活ではルイ・マル監督との間に一女あり。
1963年4月1日から10日にかけて第3回フランス映画祭が東京都千代田区の東商ホールで開催された。ジャン=ガブリエル・アルビコッコの『金色の眼の女』と『アメリカのねずみ』、『突然炎のごとく』『ミス・アメリカ パリを駆ける』『シベールの日曜日』『女はコワイです』『不滅の女』『地下室のメロディー』『地獄の決死隊』の計9本の長編と、短編映画『ふくろうの河』が上映された[1]。スチュワルト、フランソワ・トリュフォー、アラン・ドロン、マリー・ラフォレ、セルジュ・ブールギニョン、アルベール・ラモリス、フランソワーズ・ブリオンらは映画祭に参加するため3月28日に来日した[2][3][4]。
また、1965年の『Mickey One』(日本未公開)では俳優の藤原釜足と共演している。
主な出演作品
[編集]- 乙女の館 Club de femmes (1956年)
- 危険な関係 Les liaisons dangereuses (1959年)
- 唇によだれ L'eau à la bouche (1960年)
- ターザン大いに怒る Tarzan the Magnificent (1960年)
- 栄光への脱出 Exodus (1960年)
- 鬼火 Le feu follet (1963年) - キネマ旬報ベストテン第3位
- ロゴパグ Ro.Go.Pa.G. (1963年)
- 女と男のある限り Das große Liebesspiel (1963年)
- 歓びのテクニック Marcia nuziale (1965年)
- 秘密諜報員ジョン・ドレイク Danger Man (1965年)
- セイント 天国野郎 The Saint (1966年)
- 生き残った者の掟 La loi du survivant (1967年)
- 黒衣の花嫁 La mariée était en noir (1968年)
- 北国の旅愁 Waiting for Caroline (1968年)
- うたかたの日々 L'écume des jours (1968年)
- ポーラの涙 Bye bye, Barbara (1969年)
- ラブ・オア・マーダー 愛欲殺人 Kemek (1970年)
- ツェッペリン Zeppelin (1971年)
- アメリカの夜 La nuit américaine (1973年) - キネマ旬報ベストテン第7位
- マルセイユ特急 The Marseille Contract (1974年)
- ブラック・ムーン Black Moon (1975年)
- 地獄のキャッツ・アイ/呪いの爪 The Uncanny (1977年)
- さよならエマニエル夫人 Goodbye Emmanuelle (1977年)
- ブルー・エクスタシー/官能の夜 In Praise of Older Women (1978年)
- THEエージェンシー Agency (1980年)
- ラスト・カーチェイス The Last Chase (1980年)
- スキャンダラス・ラブ Your Ticket Is No Longer Valid (1981年)
- マダムクロード2/情事の罠 Madame Claude 2 (1981年)
- 愛と哀しみのボレロ Les uns et les autres (1981年)
- ココ・シャネル Chanel Solitaire (1981年)
- 他人の血 Le sang des autres (1984年)
- 官能のメヌエット/解き放たれた愛欲の宴 Femmes (1983年)
- ミストラルの娘 Mistral's Daughter (1984年)
- プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン Under the Cherry Moon (1986年)
- 愛と復讐のヒロイン Sins (1986年)
- フランティック Frantic (1988年)
- シャンペンチャーリー Champagne Charlie (1989年)
- 煉獄の中で The First Circle (1992年)
- まぼろし Sous le sable (2001年) - キネマ旬報ベストテン第5位
- アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵 Mon petit doigt m'a dit... (2005年)
- ヒドゥン・フェイス La cara oculta (2011年)
日本のテレビ番組出演
[編集]- スター千一夜(フジテレビ、1963年4月8日)
脚注
[編集]- ^ 『映画評論』1963年5月号。
- ^ 『映画ストーリー』1963年6月号、雄鶏社、「ドロンとラフォレがやってきた!」。
- ^ 『映画情報』1963年6月号、国際情報社、「フランス映画祭にぎわう」。
- ^ “アラン・ドロン 俳優引退へ “最高の美男”の軌跡”. 毎日新聞 (2017年5月10日). 2018年3月24日閲覧。