インヴィンシブル (ミサイル追跡艦)
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(インヴィンシビル (ミサイル追跡艦)から転送)
艦歴 | |
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発注: | 1982年1月20日 (AGOS-10) |
起工: | 1986年5月2日 |
進水: | 1986年11月8日 |
就役: | 1987年1月30日 |
退役: | 2021年12月15日[1] |
性能諸元 | |
排水量: | 2,285トン |
全長: | 68.3m |
全幅: | 13.1m |
吃水: | 4.9m |
機関: | ディーゼル・エレクトリック 4機, 2軸, 32,000馬力 |
最大速: | 11ノット |
航続距離: | |
兵員: | 士官、兵員 20名 民間技術者 18名 |
兵装: | なし |
航空機: | なし |
インヴィンシブル(USNS Invincible, T-AGM-24)はアメリカ海軍が運用しているミサイル追跡艦。大型レーダーを後部甲板に装備し、ミサイル・ロケットの軌道観測を行う。
概要
[編集]1987年の就役当初は、ストルワート級音響測定艦の10番艦(AGOS-10)として、曳航アレイを装備し音響測定艦任務に付けられていた。1995年に退役していたが、1999年からミサイル追跡艦への改装が開始された。改装はソナー設備を降ろし、コブラ・ジェミニ・レーダーを搭載するというものである。コブラ・ジェミニ・レーダーは後部甲板の球形のレドーム内に収容されている。改装後、2000年4月4日にT-AGM-24として再就役している。
コブラ・ジェミニ・レーダーは1998年に開発された大型レーダーである。捜索範囲は約2,000kmに及び、S-バンドとX-バンドの2つの周波数が使用可能である。インヴィンシブル自体は海上輸送司令部の所属であるが、コブラ・ジェミニ・レーダーはアメリカ空軍の要員が操作している。
母港は設定されておらず、北朝鮮の弾道ミサイル実験の監視のために、佐世保や横須賀に寄航することも多い。
脚注
[編集]- ^ “米ミサイル実験支援艦インヴィンシブルが退役”. 世界の艦船. 海人社 (2022年3月2日). 2024年8月18日閲覧。
外部リンク
[編集]- NVR AGM-24
- navsource.org: T-AGOS-10 / T-AGM-24 Invincible
- Global Security - Cobra Gemini
- FAS - Cobra Gemini
- T-AGM Fact Sheet
- MSC Ship Inventory - USNS Invincible