WebARENA
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(ウェブアリーナから転送)
WebARENA(ウェブアリーナ)は、株式会社NTTPCコミュニケーションズの提供するデータセンタサービスのブランド名で、登録商標である。国内における、ハウジング及びホスティングの有力ブランドのひとつ。
概要
[編集]WebARENAのサービスは、1997年以降Suiteサービスをバージョンアップしつつ提供し、累計10万件[1]に達している。
2015年6月現在、提供内容は以下のとおり。新規契約は最新版のみで、旧版は販売終了(継続使用は可能)となっている。
共用サーバ
[編集]共用レンタルサーバサービス。LinuxとApache HTTP Serverで構成される。
- Suite - ディスク容量50~300MB。メールアドレス数無制限、メールウイルスチェックサービス無料など。
- Suite2 - ディスク容量100~1000MB。ディスク容量配分、管理者の複数化、SSL対応など。ユーザ数35,000(2005年5月現在)。
- SuiteX V1 - ディスク容量30~120GB。Web改ざん検知、マルチドメイン対応、セキュリティ診断などが追加された。
- SuiteX V2 - 2014年2月供用開始。300GB。バックアップやセキュリティ関連が強化された。
メールサーバ
[編集]仮想専用サーバーによる、メールホスティングサービス。2010年6月より迷惑メールフィルタが供用開始。
VPS/クラウド
[編集]バーチャル・プライベート・サーバ(VPS)サービス。SuitePROシリーズと、VPSクラウドが提供されている。
- SuitePRO - OSはFedoraCore 3。
- SuitePRO V2 - 2007年7月供用開始。OSはCentOS 4、のち5[2]。ディスク容量6~20GB(最大50GB)
- SuitePRO V3 - 2010年5月供用開始。OSはCentOS 5。ディスク容量40~50GB(最大1TB)、メモリ1.7~2GB(最大16GB)、CPU(共有)1コア(最大4コア)
- SuitePRO V4 - 2015年6月供用開始。OSはCentOS 6と7に加え、初めてWindows Server系(2008、2012)を採用した。ディスク容量100~4,100GB、メモリ2~32GB、CPU(仮想)2~8コア。また、M2M、IoTとの親和性の高いMaster'sONEをVPNで接続できるオプションを設けた。
専用サーバ
[編集]- Solo(販売終了) - OSはRed Hat Enterprise Linux5と6。ロードバランサによるWebサーバ複数台構成による負荷分散が可能。
- ベーシックモデル - ディスク容量250GB~1TB(RAID1)、メモリ4GB、CPU(Xeon)2コア
- プレミアムモデル - ディスク容量300GB(RAID1)、メモリ16GB、CPU(Xeon)4~16コア
データセンター
[編集]1997年にハウジングサービスとして、最初に供用開始された。
- Symphony - 東京都心及び、NTTグループ(世界で140以上のデータセンターを展開)との提携を掲げている。ブレードサーバー、高密度積載、耐震荷重、大容量電力の提供。
NTTPC社がOEMとして下流に多数ISPを持つ事業者であることから、大手有力ユーザを抱えているものと思われる。
参照
[編集]- ^ SuiteX WebARENA
- ^ 2009年3月30日よりCentOS 5採用。尚、VPSであるSuitePRO V2はマルチOSに対応しておるようで、選択で他のOSを入れることも可能。2009年10月14日現在、CentOS 4若しくはCentOS 5どちらかしか選べない。