ウズベキスタン空軍および防空軍
この記事はロシア語版、英語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。(2023年4月) 翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
ウズベキスタン空軍および防空軍 | |
---|---|
Havo hujumidan mudofaa qoʻshinlari va Harbiy havo kuchlari | |
ウズベキスタン空軍および防空軍のエンブレム | |
創設 | 1992年 |
国籍 | ウズベキスタン |
軍種 | 空軍・防空軍 |
任務 |
航空戦闘 国土防空 |
上級部隊 | ウズベキスタン軍 |
司令部 | タシュケント[1] |
記念日 |
8月第3日曜日 (空軍記念日) |
主な戦歴 |
タジキスタン内戦 バトケン紛争 |
指揮 | |
空軍および防空軍司令官 (防衛省副大臣兼務) | アクマド・バルカノフ少将[2] |
著名な司令官 | アブドゥラ・ホルムハメドフ少将 |
識別 | |
国籍識別標 | |
フィンフラッシュ (国旗と共通) | |
空軍旗 | |
使用作戦機 | |
攻撃機 |
Su-25/M1/M1K/UB[1] Su-24 |
戦闘機 |
MiG-29«9.13»/UB Su-27 Su-30 |
ヘリ |
Mi-8 ユーロコプター フェニック AS 532AL |
攻撃ヘリ |
Mi-24 Mi-35M |
練習機 | L-39 |
輸送機 |
Il-76[1] An-12 An-26 C-295W[1] |
ウズベキスタン空軍および防空軍(ウズベク語: Oʻzbekiston havo kuchlari、Войска ПВО и ВВС Узбекистана)は、ウズベキスタンが保有するウズベキスタン共和国軍の空軍および防空軍組織である。
沿革
[編集]ソビエト連邦(ソ連)時代、トルキスタン軍管区に属していたウズベク・ソビエト社会主義共和国には、ソ連防空軍第49軍がカルシ・ハナバード空軍基地とジザフに駐屯し、タシュケントに司令部があった。ソ連崩壊に伴い、1991年9月1日にウズベキスタンが独立し、第49軍の設備や装備を継承する形でウズベキスタン空軍は創設された。しかし第49軍の戦力は過剰であったことから、Su-24が退役するなど、組織の縮小化が図られた[1]。
2010年代以降、エアバス・ヘリコプターズから各種ヘリコプターを導入したほか、2016年5月までにC-295Wを4機受領した。また、Su-25にアメリカ製の航空服とフランス製のヘルメットを導入するなど、西側諸国の機材の導入と装備の近代化を図っている[1]。
2020年5月のサルドバ貯水池決壊事故では、カザフスタンとの国境地帯にH125MとAS532Lが派遣され、300人以上の民間人を救出した[1]。
2021年ターリバーン攻勢に伴い、アフガニスタン空軍のエンブラエル EMB-314やセスナ 208など46機の航空機(22機の固定翼機と24機のヘリコプター)が脱出しウズベキスタンのテルメズ空港に逃れた[3]。
組織
[編集]公式な部隊配置や機材の種類・機数を公表していない[1]。
部隊
[編集]- 第60混成航空旅団(カルシ・ハナバード空軍基地、カルシ)
- 混成航空旅団(ジザフ)
- 混成航空連隊(フェルガナ)
- 混成航空隊(タシュケント)
- 第65ヘリコプター連隊 (カガン、ブハラ)
- 第66独立ヘリコプター連隊(チルチク)
- 第12対空ミサイル旅団
- 無線技術旅団
教育機関
[編集]ジザフにジザフ高等軍事航空学校がある。
装備
[編集]機体
[編集]作戦機は、カルシ・ハナバード空軍基地の第60混成航空旅団に集中配備されているとされている。2020年頃から、保有する機体の塗装を濃灰色一色に一新し、輸送機には「Uz AIR FORCE」の表記を施している[1]。
名前 | 原産国 | 備考 |
---|---|---|
MIG-29«9.13»/UB | ソビエト連邦 | |
Su-27 | ソビエト連邦 | |
Su-2525/M1/M1K[1] | ソビエト連邦 | |
Su-25UB[1] | ソビエト連邦 | |
Il-76MD[1] | ソビエト連邦 ウズベキスタン |
かつてはウズベキスタン国内で製造されていた[1]。 |
EADS CASA C-295 | スペイン | |
An-12 | ソビエト連邦 | |
An-26 | ソビエト連邦 | |
Mi-8HT | ソビエト連邦 | 機首周囲に防弾版を装備し、一部の機体は12.7mm機関銃を装備した NUB-1MKターレットを搭載[1]。 |
Mi-24P[1] | ソビエト連邦 | |
ユーロコプター フェニック | フランス | |
AS 532AL [1] | フランス | |
L-39 | チェコスロバキア |
兵装
[編集]- R-27R - MiG-29とSu-25に装備[1]
- R-60(AA-8) - MiG-29とSu-25に装備[1]
- R-73(AA-11) - MiG-29に装備[1]
- B-8 80mmロケットポッド - MiG-29とSu-25、Mi-24P、Mi-8HTに装備[1]
- S-24 240mmロケット - Su-25に装備[1]
- 250kg爆弾 - Su-25に装備[1]
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v Fredelic LERT:写真「ウズベキスタン空軍の翼」『航空ファン』通巻814号(2020年10月号)文林堂 P.12-21
- ^ “Справочная (Узбекистан)”. 31 January 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。12 July 2020閲覧。
- ^ Trevithick, Joseph. “Dozens Of U.S.-Bought Afghan Air Force Aircraft Are Now Orphaned At An Uzbek Airfield”. The Drive 18 August 2021閲覧。
参考文献
[編集]- Drozdov, Sergey (2021). “Авиация силовых ведомств Узбекистана [Aviation of the security agencies of Uzbekistan]” (ロシア語). Aviatsiya i kosmonavtika (2): 20–31. ISSN 1682-7759.
外部リンク
[編集]- ВВС Узбекистана на странице Janes.com
- ВВС Узбекистана на странице Globalsecurity.org
- ВВС Узбекистана на странице Worldairforces.com
- Фотографии самолётов ВВС Узбекистана
- Страница Максима Савочкина о военной символике Узбекистана アーカイブ 2011年1月28日 - ウェイバックマシン
- Статья о вооружённых силах Центарльной Азии на сайте "Военно-политический анализ: Цыганок Анатолий Дмитриевич"