ウバラ・ツツ
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ウバラ・ツツ(Ubara-tutu、Ubartutu)は、古代メソポタミア、シュメールの王。
略歴
[編集]シッパルのウバラ・ツツはシュメール神話の人物でエン・メン・ドゥル・アナの子。ウバラ・ツツは大洪水前のシュメール王朝以前の最後の王で18,600年統治したとされる。生きて天国に入ったためしばしばエノクと比較される。大洪水が土地を襲うまでシュメールの王であった[1]。
シュメール王名表によると大洪水の後、北の都市キシュに再度王権が確立された。
ウバラ・ツツはギルガメシュ叙事詩の粘土版11に簡潔に記載されている。来るべき洪水を生き延びるために、エア神(エンキ)から船を作るように指示された人物・ウンナピシュティムの父親であることが確認されている[2]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ ジェームズ・B・プリチャード(ed.), 旧約聖書関連の近東古文 (Princeton, N.J.: Princeton University Press, 1955, 1969). 1950 1st edition at Google Books. p.44: "...a flood [will sweep] over the cult-centers; to destroy the seed of mankind; is the decision, the word of the assembly [of the gods]."
- ^ George, Andrew R. (2003). The Epic of Gilgamesh: The Babylonian Epic Poem and Other Texts in Akkadian and Sumerian. Penguin Classics. ISBN 9780241289907