ツタバウンラン
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(ウンランカズラから転送)
ツタバウンラン | ||||||||||||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Cymbalaria muralis G.Gaertn., B.Mey. et Scherb. (1800)[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
ツタバウンラン | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Ivy-leaved Toadflax[3] |
ツタバウンラン(蔦葉海蘭、学名: Cymbalaria muralis)は、オオバコ科[注 1]ツタバウンラン属の植物の一種。別名、ツタカラクサ[3]、ツタガラクサ[1]、ウンランカズラ[1]。ヨーロッパ原産で、日本では帰化植物の一つ。種小名の muralis(ムラリス)は、「城壁の」の意味で、この植物の生態に基づくものと考えられている[3]。
特徴
[編集]ヨーロッパ原産[3]。日本には園芸植物として大正初年に渡来し、ロックガーデンなどに植えられるが、北海道から本州に野生化して帰化している[3]。道端などに見られる。石垣の隙間などに生えることが多い[3]。
一年生の草本[3]。全体に無毛[3]。匍匐性で、茎は細長く地上を這い、長さ10 - 40センチメートル (cm) になり、所々で不定根を出す[3]。茎は赤みがある。葉は掌状で、ふつう浅く5 - 7裂し、葉脈が浮き出る[3]。
開花期は春から初夏[3]。花は唇形で、白色から淡い青紫色をしており、距(きょ)がある[3]。花冠の長さは7 - 9ミリメートル (mm) 、上唇は2裂して直立し、下唇は背面に黄色い2個の膨らみがあって花口を塞ぐ[3]。雄蕊は4個、雌蕊は1個[3]。果実(蒴果)は径5 - 6 mmの球形で、長い柄がついて垂れ下がり、熟すと裂ける[3]。種子は径1 mmで白色を帯び、歪な皺がある[3]。
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葉
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花
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果実
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 最新の植物分類体系であるAPG体系ではオオバコ科(Plantaginaceae)に分類されるが、古いクロンキスト体系や新エングラー体系ではゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)に分類される[1]。
出典
[編集]参考文献
[編集]- 長田武正『原色日本帰化植物図鑑』保育社、1976年6月1日。ISBN 4-586-30053-1。