コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

エワルド球

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エバルト球から転送)
エワルドの作図法

エワルド球とは、結晶による波動(X線電子線中性子)の回折を、逆格子空間上で幾何学的に理解するために導入された図形のこと。

エワルド球の書き方

[編集]
  1. 逆格子空間の原点Oが終点となるように、入射光の波数ベクトルを描く。
  2. 入射光の波数ベクトルの始点を中心、半径を波数ベクトルの長さ(1/λ)とする円を描く。この円をエワルド球という。

回折条件

[編集]

結晶の逆格子点が、エワルド球上にある場合に回折が起こる。このことはラウエ条件ブラッグの法則と同じ内容である。