エロール・ジマーマン
基本情報 | |
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通称 |
エロジマン The Bonecrusher(ボーン・クラッシャー) |
階級 | スーパーヘビー級(K-1) |
身長 | 190cm |
体重 | 112kg |
国籍 |
オランダ キュラソー |
誕生日 | 1986年4月20日(38歳) |
出身地 |
オランダ ブレダ |
スタイル | ムエタイ |
エロール・ジマーマン(Errol Zimmerman、1986年4月20日 - )は、オランダのキックボクサー。キュラソー系オランダ人[1]。ゴールデン・グローリー所属。
人物
[編集]K-1のプロデューサーである谷川貞治は「見た目にも戦い方にも華がある。イチオシ」とその将来性に期待を寄せている。対戦相手の腕の骨や頭蓋骨を骨折させたことがあることから『The Bonecrusher(ボーンクラッシャー)』というあだ名がついている。骸骨の絵柄の「ボーンスーツ」を着て入場することもあり、試合時のトランクスとアンクルガードも骨をかたどったものを使用している。
2008年9月26日に放送されたSRSの番組内にて、西山茉希がジマーマンの名前を略して「エロジマン」と呼んだことをきっかけで、K-1とフジテレビによってK-1 WORLD GP 2008 FINAL前には積極的に「エロジマン」というあだ名の定着が図られ、ジマーマン本人もあだ名の意味を「つまり、俺がセクシーだってことだろう?」とポジティプに理解した上でこのあだ名を気に入っている[2][3]。
チームメイトのグーカン・サキとは非常に仲が良く、二人の試合が同日同会場で行われた時は、自分の試合を終えた直後であっても休むことなく、必ずお互いのセコンドに就き合っている。
実弟のベンジー・ジマーマンもキックボクサー[4]。
来歴
[編集]2004年7月2日、Kings of the Ringにてトーナメントに参戦し、1回戦でアントニオ・メデリンに膝蹴りで2RKO勝利、準決勝でトーマス・ハロンに判定負け。
同年11月26日、ハロンと再戦し、5R終了2-1のスプリット判定勝ちでリベンジ成功。
2005年3月19日、KO勝ちでMTBN オランダ・ムエタイ 86kg級王座を獲得。
同年4月2日、K-1 Canarias 2005のトーナメントに参戦し、1回戦と準決勝を1RKO勝ちで勝ちあがるも決勝でヘンリクエス・ゾワに敗れて準優勝。
同年10月2日、ヘンリクエス・ゾワと再戦し、判定勝ちでリベンジ成功。
2006年5月22日、K-1スカンジナビア大会のトーナメント1回戦でジョナサン・グロマークに3RKO勝利、準決勝でマゴメド・マゴメドフに判定負け。
同年6月17日、K-1 Canarias 2006のトーナメント1回戦でグレゴリー・トニーに判定負け。
同年12月9日、オランダで行われたthaiboxgala Roosendaal Lijsdreem "Judgement Day"にて、アーネスト・ホーストが「次代のK-1を担う新鋭」と認めたナオフォール“アイアン・レッグ”と再戦。9ヶ月前の初対戦時はジマーマンがKO負けしており、ナオフォールへの高評価もあって不利が予想されたが、番狂わせの3RKO勝ちでリベンジ成功。この勝利で一躍ファンや関係者から注目されるファイターとなった。
2008年4月26日、K-1 WORLD GP 2008 IN AMSTERDAMでは準々決勝でアティラ・カラチにTKO勝ち、準決勝ではビヨン・ブレギーに先制のダウンを奪われながらも逆転KO勝ち、決勝ではザビット・サメドフに物議を醸す判定によって勝利し、優勝。WORLD GPの出場権を獲得した。
2008年9月27日、K-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL FINAL16でグラウベ・フェイトーザから2度のダウンを奪い判定勝ち。左右のフックの連打でフェイトーザからダウンを奪うと、ファイティングポーズをとったばっかりのフェイトーザに強烈な跳び膝蹴りを浴びせるシーンもあった。
2008年12月6日、K-1 WORLD GP 2008 FINALの準々決勝で同じく初出場のエヴェルトン・テイシェイラからダウンを奪い判定勝ち。続く準決勝ではバダ・ハリとダウンを奪い合う激闘を繰り広げるも3Rに逆転KO負け。
2008年12月31日、Dynamite!! 〜勇気のチカラ2008〜でミノワマンと初挑戦となるDREAMルールで対戦し、足首固めで一本負けを喫した。試合後、「自分としてはベストを尽くした。MMAは今回が初めてだったが、自分を盛り上げてがんばった。次回もMMAをやりたいと思っている。今回は1週間しかトレーニングできなかったが、次はもっと練習して臨みたいと思う。」とコメントした。
2009年3月28日、K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMAにてピーター・アーツと対戦し、延長まで縺れ込むも判定負け。
2009年9月26日、K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL FINAL16でグラウベ・フェイトーザと再戦し判定勝ち。
2009年12月5日、K-1 WORLD GP 2009 FINALでレミー・ボンヤスキーと対戦し、1Rにダウンを奪われ判定負け。
2010年4月3日、K-1 WORLD GP 2010 IN YOKOHAMAでK-1スーパーヘビー級王者セーム・シュルトに挑戦し、判定負けで王座獲得ならず。
2010年10月2日、K-1 WORLD GP 2010 IN SEOUL FINAL16にてダニエル・ギタと戦い、右ストレートでKO負けを喫した[5]。
2011年5月28日、ムラッド・ボウジディと再戦し、判定勝ちでリベンジ成功。
2011年11月17日、SuperKombat: Fight Clubトーナメントに参戦し、1回戦で1RKO勝ち、準決勝でステファン・レコとの同門対決でも1RKO勝ち、決勝でロマン・クレイブルに2RKO勝ちして優勝。
2012年1月28日、IT'S SHOWTIME 54 & 55にて、リコ・ヴァーホーベンと対戦し、左フックで1RKO勝ち[6]。
戦績
[編集]キックボクシング
[編集]キックボクシング 戦績 | ||||||
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93 試合 | (T)KO | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 | |
75 勝 | 40 | 35 | 0 | 1 | 1 | |
16 敗 | 7 | 9 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
○ | リコ・ヴァーホーベン | 1R 0:59 KO(左フック) | IT'S SHOWTIME 54 & 55 | 2012年1月28日 |
○ | ロマン・クレイブル | 2R 0:08 KO(右ハイキック) | SuperKombat: Fight Club 【決勝】 |
2011年11月17日 |
○ | ステファン・レコ | 1R 0:58 KO(レフェリーストップ) | SuperKombat: Fight Club 【準決勝】 |
2011年11月17日 |
○ | Sebastian van Thielen | 1R 1:30 KO(右フック) | SuperKombat: Fight Club 【1回戦】 |
2011年11月17日 |
○ | ニコラ・ファリン | 1R 0:15 KO(左フック) | 4. Merseburger Fight Night | 2011年8月28日 |
○ | ムラッド・ボウジディ | 3R終了 判定 | United Glory - 2010-2011 World Series: Final Round | 2011年5月28日 |
○ | Zinedine Hameur Lain | 1R TKO | United Glory - 2010-2011 World Series: Final Round | 2011年3月19日 |
× | エヴェルトン・テイシェイラ | 3R終了 判定0-3 | K-1 WORLD GP 2010 FINAL 【リザーブファイト】 |
2010年12月11日 |
× | ダニエル・ギタ | 2R 0:18 KO(右ストレート) | K-1 WORLD GP 2010 IN SEOUL FINAL16 【WORLD GP 1回戦】 |
2010年10月2日 |
○ | カタリン・モロサヌ | 1R 0:26 KO(右フック) | K-1 WORLD GP 2010 IN BUCHAREST -EAST EUROPE GP- 【スーパーファイト】 |
2010年5月21日 |
× | セーム・シュルト | 3R終了 判定0-3 | K-1 WORLD GP 2010 IN YOKOHAMA 【K-1スーパーヘビー級タイトルマッチ】 |
2010年4月3日 |
× | レミー・ボンヤスキー | 3R終了 判定0-3 | K-1 WORLD GP 2009 FINAL 【WORLD GP 準々決勝】 |
2009年12月5日 |
○ | ウェンデル・ロチェ | 延長R終了 判定3-0 | GLORY 11: A Decade of Fights | 2009年10月17日 |
○ | グラウベ・フェイトーザ | 3R終了 判定2-0 | K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL FINAL16 【WORLD GP 1回戦】 |
2008年9月26日 |
× | ムラッド・ボウジディ | 1R TKO(ドクターストップ:額カット) | IT'S SHOWTIME | 2009年5月16日 |
× | ピーター・アーツ | 3R+延長R終了 判定0-3 | K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMA | 2009年3月28日 |
× | バダ・ハリ | 3R 2:15 KO(右ストレート) | K-1 WORLD GP 2008 FINAL 【WORLD GP 準決勝】 |
2008年12月6日 |
○ | エヴェルトン・テイシェイラ | 3R終了 判定2-0 | K-1 WORLD GP 2008 FINAL 【WORLD GP 準々決勝】 |
2008年12月6日 |
○ | グラウベ・フェイトーザ | 3R終了 判定3-0 | K-1 WORLD GP 2008 IN SEOUL FINAL16 【WORLD GP 1回戦】 |
2008年9月27日 |
○ | ザビット・サメドフ | 3R終了 判定2-0 | K-1 WORLD GP 2008 IN AMSTERDAM 【EUROPE GP 決勝】 |
2008年4月26日 |
○ | ビヨン・ブレギー | 3R 2:59 KO(2ノックダウン:左フック) | K-1 WORLD GP 2008 IN AMSTERDAM 【EUROPE GP 準決勝】 |
2008年4月26日 |
○ | アティラ・カラチ | 1R 2:10 TKO(ドクターストップ:右脛出血) | K-1 WORLD GP 2008 IN AMSTERDAM 【EUROPE GP 準々決勝】 |
2008年4月26日 |
○ | レネ・ローゼ | 2R KO | IT'S SHOWTIME Finale Trophy Max 75 【スーパーファイト】 |
2008年3月15日 |
○ | トヴァロヴィッチ・ダミール | 2R 2:32 KO(パンチ連打) | K-1 WORLD GP 2008 IN BUDAPEST 【EUROPE GP 1回戦】 |
2008年2月9日 |
○ | オーランド・ブレインバーグ | 1R 2:36 KO(右フック) | Ultimate Glory 7 | 2008年1月21日 |
○ | ケナン・アクブルト | TKO | Ultimate Glory 6 | 2007年11月17日 |
○ | ロドニー・ファベイラス | 5R終了 判定 | The Battle of Arnhem 6 | 2007年10月14日 |
○ | グルカン・デマーメンシ | 1R KO | Gentlemen Promotions | 2007年6月2日 |
× | ブレクト・ウォリス | 3R終了 判定0-2 | K-1 Fighting Network Romania 2007 【準決勝】 |
2007年5月4日 |
○ | ピーター・マエストロビッチ | 延長R終了 判定2-0 | K-1 Fighting Network Romania 2007 【1回戦】 |
2007年5月4日 |
○ | ブレクト・ウォリス | 3R終了 判定 | Balans Fight Night | 2007年4月7日 |
○ | ジェリー・ホフマン | 1R KO | Ultimate Glory 2 | 2007年1月21日 |
○ | ナオフォール“アイアン・レッグ” | 3R TKO(レフェリーストップ) | Judgement Day | 2006年12月9日 |
○ | ヨハン・ムパームパギアニス | 1R 2:02 KO | K-1 World MAX North European Qualification 2007 【スーパーファイト】 |
2006年11月27日 |
× | グレゴリー・トニー | 3R終了 判定 | K-1 Cararias 【1回戦】 |
2006年6月16日 |
○ | ボブ・ヴァン・ボックスミアー | 1R TKO | Gentlemen Fight Night 3 | 2006年6月3日 |
× | マゴメド・マゴメドフ | 3R終了 判定0-3 | K-1 Scandinavia 【準決勝】 |
2006年5月22日 |
○ | ジョナサン・グロマーク | 3R TKO | K-1 Scandinavia 【1回戦】 |
2006年5月22日 |
× | ナオフォール“アイアン・レッグ” | 3R KO(右フック) | Future Battle | 2006年3月5日 |
○ | オマール・ベラマー | 2R KO | 2 Hot 2 Handle | 2005年12月17日 |
○ | ヘンリクス・ジョウェー | 5R終了 判定 | Gentlemen Promotion | 2005年10月2日 |
○ | マートルー・カービューラート | KO | It's Showtime 8 | 2005年6月12日 |
× | ヘンリクス・ジョウェー | 3R終了 判定 | K-1 Canarias 2005 【決勝】 |
2005年4月2日 |
○ | エリック・カウマン | 1R KO | K-1 Canarias 2005 【準決勝】 |
2005年4月2日 |
○ | マリオ・オストス | 1R KO | K-1 Canarias 2005 【1回戦】 |
2005年4月2日 |
○ | バス・ヴァン・デン・ムーゼンバーグ | KO | Gentlemen Promotion 【MTBN オランダ・ムエタイ -86kg級タイトルマッチ】 |
2005年3月19日 |
○ | トーマス・ハロン | 5R終了 判定2-1 | Kings of the Ring - Prestige Fgihts | 2004年11月26日 |
○ | ジェローエン・デ・グルート | TKO(レフェリーストップ) | Cage Carnage | 2004年7月11日 |
× | トーマス・ハロン | 3R終了 判定0-2 | Kings of the Ring - World GP 85 KG 【準決勝】 |
2004年7月2日 |
○ | アントニオ・メデリン | 2R 1:20 KO(膝蹴り) | Kings of the Ring - World GP 85 KG 【1回戦】 |
2004年7月2日 |
- | エル・モーエービト | ノーコンテスト | Kickboxing Gala in Mons | 2004年6月23日 |
× | ヘンコー・ケント | KO | No Limits Tonight | 2002年5月25日 |
○ | アリレザ・モーエタエリ | 5R終了 判定 | Muay Thai & Mix Fight Gala | 2002年4月6日 |
○ | クヘールド・ベン・アリ・ジム | 5R終了 判定 | Breidushal | 2001年11月3日 |
総合格闘技
[編集]総合格闘技 戦績 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
1 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
0 勝 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1 敗 | 0 | 1 | 0 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
× | ミノワマン | 1R 1:01 足首固め | Dynamite!! 〜勇気のチカラ2008〜 | 2008年12月31日 |
獲得タイトル
[編集]- MTBN オランダ・ムエタイ 86kg級王座 2005
- K-1 Canarias 2005 準優勝
- K-1 WORLD GP 2008 EUROPE GP 優勝
- SuperKombat: Fight Club 2011 トーナメント 優勝
- GLORYヘビー級王座挑戦者決定トーナメント 優勝
脚注
[編集]- ^ K-1公式サイトでは、K-1 WORLD GP 2008 IN AMSTERDAMではオランダ、K-1 WORLD GP 2008 FINALからはスリナム、K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMAからはキュラソー島と表記されている。
- ^ WGP決勝大会まであと二日 出場選手が個別会見で激白!! K-1公式サイト 2008年12月4日
- ^ 【K-1】12・6エロが自慢?のジマーマン、グーカン・サキともに決勝での対決を熱望 格闘技ウェブマガジンGBR 2008年12月4日
- ^ カラケスが判定勝利、バダ・ハリとの対戦に弾み=アムステルダムファイトクラブ スポーツナビ 2010年3月1日
- ^ K-1 WORLD GP 2010 FINAL16 第5試合 スポーツナビ 2010年10月2日
- ^ 【It's Showtime】ジママーン、1・2・3・4で圧勝KO劇 MMA Planet 2012年1月29日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- エロール・ジマーマン (@errolzimm) - Instagram
- エロール・ジマーマン (@errolzim) - X(旧Twitter)
- K-1 選手データ
- DREAM 選手データ
- エロール・ジマーマンの戦績 - SHERDOG