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エンツォ・G・カステラーリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エンツォ・G・カステラーリ
Enzo G. Castellari
エンツォ・G・カステラーリ Enzo G. Castellari
2009年撮影
本名 Enzo Girolami
別名義 スティーヴン・M・アンドルーズ(Stephen M. Andrews)
E・G・ローランド(E.G. Rowland)
生年月日 (1938-07-29) 1938年7月29日(86歳)
出生地 イタリア王国の旗 イタリア王国ローマ
職業 映画監督、脚本家
活動期間 1960年 -
主な作品
黄金の三悪人
地獄のバスターズ
受賞
放送映画批評家協会賞
アンサンブル演技賞
2009年イングロリアス・バスターズ
全米映画俳優組合賞
アンサンブル演技賞
2009年イングロリアス・バスターズ
その他の賞
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エンツォ・G・カステラーリまたはエンツォ・G・カステラッリEnzo Girolami Castellari, 本名:Enzo Girolami、1938年7月29日 - )は、イタリア映画監督脚本家

来歴

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ローマ出身[1]。父マリーノ・ジローラミと叔父ロモロ・グリリエリは映画監督、兄エンニオ・ジローラミと従兄弟マッシモ・ヴァンニは俳優という映画一家に生まれる[2]。1966年にレオン・クリモフスキー監督のマカロニ・ウェスタン『Pochi dollari per Django』で非公式の助監督をした後、1967年『荒野のお尋ね者』で映画監督デビューした。

主にマカロニ・ウェスタンやアクション映画を多く手がけ、1978年の映画『地獄のバスターズ』で知られるようになる[2]。同作はクエンティン・タランティーノによって『イングロリアス・バスターズ』としてリメイクされ、カステラーリもカメオ出演した[3][4][5][6]

主な作品

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  • 荒野のお尋ね者 Sette Winchester per un massacro (1967) ※
  • 黄金の三悪人 Vado, l'ammazzo e torno (1967) ※
  • ジョニー・ハムレット Quella sporca storia nel west (1968) ※
  • 七人の特命隊 Ammazzali tutti e torna solo (1967) ※
  • 空爆大作戦 La battaglia d'Inghilterra (1969) ※
  • 冷酷なる瞳 Gli occhi freddi della paura (1971) ※
  • 死神の骨をしゃぶれ La polizia incrimina la legge assolve (1973) ※
  • 復讐の銃弾 Il cittadino si ribella (1974)
  • オニオン流れ者 Cipolla Colt (1975)
  • ビッグ・バイオレンス Il grande racket (1976) ※
  • ケオマ・ザ・リベンジャー Keoma (1976) ※
  • ローマ麻薬ルート大追跡 La via della droga (1977) ※
  • 地獄のバスターズ Quel Maledetto Treno Blindato (1978)
  • シャーク・ハンター Il cacciatore di squali (1979)
  • コブラ/フランコ・ネロ 殺しの罠 Il giorno del Cobra (1980)
  • ジョーズ・リターンズ L'ultimo squalo (1981)
  • ブロンクス・ウォリアーズ/1990年の戦士 1990: I guerrieri del Bronx (1982) ※
  • マッド・ファイター I nuovi barbari (1983) ※
  • ブロンクスからの脱出 Fuga dal Bronx (1983) ※
  • 砂漠の戦士/黒いライオン Tuareg - Il guerriero del deserto (1984) ※
  • ライト・ブラスト Colpi di luce (1985) ※
  • 刑事ハマー/カリブの熱い風 Hammerhead (1987) ※
  • 炎の戦士ストライカー Striker (1988)
  • ジョナサン・ベア Jonathan degli orsi (1994) ※
  • デザート・オブ・ファイアー Deserto di fuoco (1997) テレビ映画

※は脚本も担当。

脚注

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  1. ^ Curti 2013, p. 289.
  2. ^ a b Curti 2013, p. 290.
  3. ^ Nocturno n.66. Il punto G. Guida al cinema di Enzo G. Castellari. Dossier Nocturno. (2008) 
  4. ^ Made in Italy, La Repubblica XL n° 22 del giugno 2007, pp. 45-46.
  5. ^ Vivarelli, Nick (19 May 2009). “Enzo and Tarantino: 'Basterds' brothers”. Variety. Reed Elsevier Inc. (Reed Business Information). オリジナルの29 August 2009時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090829123400/http://www.variety.com/article/VR1118003930.html?categoryid=13&cs=1 20 March 2010閲覧。 
  6. ^ “Castellari: come nei western anch'io usavo la pistola, Tarantino mi chiama ancora maestro”. Quotidiano.net. (2020年12月7日). https://www.quotidiano.net/magazine/castellari-come-nei-western-anch-io-usavo-la-pistola-tarantino-mi-chiama-ancora-maestro-1.5789324 2021年2月17日閲覧。 

参考文献

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  • Curti, Roberto (2013). Italian Crime Filmography, 1968–1980. McFarland. ISBN 0786469765 

外部リンク

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