テトラヒドロピラン
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テトラヒドロピラン | |
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Oxane | |
別称 Tetrahydropyran, Oxacyclohexane, 1,5-epoxypentane | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 142-68-7 |
PubChem | 8894 |
ChemSpider | 8554 |
UNII | V06I3ILG6B |
EC番号 | 205-552-8 |
DrugBank | DB02412 |
ChEBI | |
バイルシュタイン | 102436 |
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特性 | |
化学式 | C5H10O |
モル質量 | 86.13 g mol−1 |
外観 | 無色の液体 |
密度 | 0.880 g/cm3 |
融点 |
-45 °C, 228 K, -49 °F |
沸点 |
88 °C, 361 K, 190 °F |
危険性 | |
主な危険性 | 引火性、皮膚刺激性 |
NFPA 704 | |
引火点 | −15.6 °C (3.9 °F; 257.5 K) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
テトラヒドロピラン(英語: tetrahydropyran、THP)は、5個の炭素原子と1個の酸素原子を含む飽和六員環からなる有機化合物である。二重結合を2つ含むピランを参考に命名され、ピランに4個の水素原子を付加することにより生成する。2013年、優先IUPAC名がオキサン(英語: oxane)に決定した[1]。
テトラヒドロピラン環はグルコースなどのピラノースの基本骨格となっている。
合成
[編集]テトラヒドロピランの古典的な有機合成法には、ラネー合金によるジヒドロピランの水素化がある[2]。
利用
[編集]有機合成では、2-テトラヒドロピラニル基はアルコールの保護基として用いられる[3][4]。アルコールをジヒドロピランと反応させるとテトラヒドロピラニルエーテルが得られ、様々な反応からアルコールを保護する。その後、酸加水分解によってテトラヒドロピラニル基が外され、5-ヒドロキシペンタナールとなる。
法的規制
[編集]出典
[編集]- ^ “New IUPAC Organic Nomenclature - Chemical Information BULLETIN”. 2024年5月30日閲覧。
- ^ D. W. Andrus; John R. Johnson (1955). "Tetrahydropyran". Organic Syntheses (英語).; Collective Volume, vol. 3, p. 794
- ^ R. A. Earl L. B. Townsend (1990). "Methyl 4-Hydroxy-2-butynoate". Organic Syntheses (英語).; Collective Volume, vol. 7, p. 334
- ^ Arthur F. Kluge (1990). "Diethyl [(2-Tetrahydropyranyloxy)methyl]phosphonate". Organic Syntheses (英語).; Collective Volume, vol. 7, p. 160
- ^ 法規情報 (東京化成工業株式会社)