オーステンデ=ブルッヘ国際空港
表示
(オステンド・ブルージュ国際空港から転送)
オーステンデ=ブルッヘ国際空港 Internationale Luchthaven Oostende-Brugge | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
IATA: OST – ICAO: EBOS | |||||||||||
概要 | |||||||||||
空港種別 | 公営 | ||||||||||
所有者 | フランデレン地域政府 | ||||||||||
運営者 | イージス・グループ | ||||||||||
所在地 | ベルギー・ウェスト=フランデレン州オーステンデ | ||||||||||
供給都市 | ベルギー・オーステンデおよびブルッヘ | ||||||||||
焦点都市とする 航空会社 | |||||||||||
標高 | 13 ft / 4 m | ||||||||||
座標 | 北緯51度11分56秒 東経002度51分44秒 / 北緯51.19889度 東経2.86222度座標: 北緯51度11分56秒 東経002度51分44秒 / 北緯51.19889度 東経2.86222度 | ||||||||||
ウェブサイト | ost.aero | ||||||||||
地図 | |||||||||||
ベルギーにおける位置 | |||||||||||
滑走路 | |||||||||||
| |||||||||||
統計 (2019) | |||||||||||
貨物(トン) | 24,753 10.7% | ||||||||||
旅客 | 457,423 8.9% | ||||||||||
発着便数 | 25,461 4.6% | ||||||||||
オーステンデ=ブルッヘ国際空港(ーこくさいくうこう、オランダ語: Internationale Luchthaven Oostende-Brugge, フランス語: Aéroport International d'Ostende-Bruges)は、ベルギー王国ウェスト=フランデレン州オーステンデの南西5キロメートルの位置にある国際空港。州都ブルッヘからは25キロメートル離れている。空港名の表記はほかに、
などがある。
貨物輸送が大半を占めるが、旅客輸送も増加しており、観光シーズンには多くのチャーター機や季節運行便が設定される。一方で、ビジネスジェットの運行も頻繁に行われている。
沿革
[編集]第二次世界大戦中、ドイツ空軍がこの地に飛行場を建設した。戦時中は数多くの軍用機がこの飛行場から飛び立ち、バトル・オブ・ブリテンに参加した。戦争が終結した後は国際空港へと転用され、現在に至る。
1992年、フランデレン地域にある地方空港の所有権がベルギー政府から地域政府に移管され、名称が現名称に変更された。
2014年からは空港の運営権を25年間取得した民間企業のイージス・グループが運営している。
2015年以降はTUIフライ・ベルギーが定期旅客便を運行している。
就航航空会社
[編集]旅客便
[編集]2016年現在[4]
航空会社 | 就航地 |
---|---|
TUIフライ・ベルギー | エルチェ、カナリア諸島、マラガ、テネリフェ島 季節運航:アンタルヤ、ハニア、エスキシェヒル、イラクリオン、イビサ島、コス島、ムルシア州、マヨルカ島、ロドス島 |
貨物便
[編集]航空会社 | 就航地 |
---|---|
エジプト航空カーゴ | カイロ |
カタール航空カーゴ[5] | シカゴ-オヘア、ドーハ、ロサンゼルス、リヨン、メキシコシティ、ニューヨーク-JFK、ピッツバーグ |
アクセス
[編集]自家用車では国道N318号線またはN341号線でアクセスできる。またオーステンデ駅など市街地中心部からリムジンバスが運行されている。
事件・事故
[編集]- 1937年11月16日、サベナ・ベルギー航空のユンカースJu52/3mが悪天候により墜落し、乗客・乗員11名全員が死亡した。(1937年サベナ・ユンカースJu52墜落事故)
- 1992年7月21日、修理中のレジェンド航空ダグラス DC-3C(機体コード:LX-DKT)がボーイング707(機体コード:Z-WKV)と接触し、破損した[6]。その残骸は、2008年6月時点では未だに撤去されず残っていた[7]
- 1997年7月26日、空港で開催された航空ショーにて、ヨルダン空軍のアクロバティックチーム「ファルコンズ」のオマール・ハニ・ビラルが操縦するエクストラ EA-300がコントロール不能になり墜落した。当該機は滑走路の端、赤十字社のテントと観客席の近くに墜落、炎上し、地上でも8名が死亡、40名が負傷した[8]。
- 1998年11月14日、IATカーゴが運用するボーイング707貨物機が離陸の数分後に墜落した。ただし、貨物機であったため死者は出なかった[9]。
- 2001年4月18日、イリューシンIL-76が離陸の際にオーバーランし、滑走路奥の芝生で停止した。当該機はそのまま空港に留置され、2年後に解体された。
脚注
[編集]- ^ “AIP for BELGIUM (section AD-2.EBOS) valid from 13 JUL 2023”. ops.skeyes.be (2023年6月29日). 2023年8月6日閲覧。
- ^ “オステンド・ブルージュ国際空港”. NAVITIME Transit. 2023年8月23日閲覧。
- ^ “オーステンデ国際空港”. Fly Team. 2023年8月23日閲覧。
- ^ “ost.aero - Summer programme 2016”. 2016年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。5 May 2016閲覧。
- ^ Noëth, Bart (31 May 2021). “Ostend-Bruges Airport officially added to Qatar Airways Cargo Network”. Aviation24.be. 2023年8月19日閲覧。
- ^ “LX-DKT Accident description”. Aviation Safety Network. 24 June 2010閲覧。
- ^ “Aviation Photo #1372146: Douglas C-47A Skytrain (DC-3) - Untitled”. Airliners.net (2008年6月15日). 2023年8月6日閲覧。
- ^ “9 die when plane crashes at Belgian air show”. World News Story Page (CNN Online). (July 26, 1997). オリジナルのDecember 8, 2008時点におけるアーカイブ。
- ^ “ASN Aircraft accident Boeing 707-355C 5N-VRG Oostende Airport (OST)”. aviation-safety.net. 2023年8月6日閲覧。