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オニトキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オニアカアシトキから転送)
オニトキ
保全状況評価
CRITICALLY ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ペリカン目 Pelecaniformes
: トキ科 Threskiornithidae
: Thaumatibis
: オニトキ T. gigantea
学名
Thaumatibis gigantea
(Oustalet, 1877)
和名
オニトキ
英名
Giant ibis

オニトキ(鬼鴇、Thaumatibis gigantea)は、ペリカン目トキ科に分類される鳥類。別名オニアカアシトキ

分布

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カンボジアタイベトナム南部、ラオス

形態

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全長105cmとトキ科最大種。種小名giganteaは「巨大な」の意で、英名(Giant=巨大な)と同義。頭部と頸部には羽毛が無く、灰褐色の皮膚が露出している。背面は黒褐色、腹面は緑がかった灰褐色の羽毛で覆われる。次列風切と雨覆は灰色。

嘴の色彩は灰褐色。後肢の色彩は赤紫。

幼鳥は、頭部と頸部が短い黒褐色の羽毛で覆われている。

生態

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河川湿地水田などに生息する。通常は番いか家族群で生活するが、冬季には群れを形成する。

食性は動物食で、水辺で小動物を捕食すると考えられている。

繁殖形態は卵生。樹上に営巣する。

人間との関係

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開発による生息地の破壊や乱獲などにより生息数は激減している。個体群は断続的で分断されており、各地で絶滅に近いあるいは既に絶滅しているとされる。以前はメコン・デルタに多数の個体が生息していたとされるが、1990年代に行われた調査では本種は確認されなかった。

関連項目

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参考文献

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  • 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科7 鳥I』、平凡社1986年、88、92頁。
  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ4 インド、インドシナ』、講談社、2000年、168頁。
  • 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目+フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、91頁

外部リンク

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