カスケード
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(カスケーディングから転送)
カスケード(フランス語:cascade)の原義は、連なった小さな滝である[1]。建築分野では人工的に作った滝を指す[2]。
さらにその派生として連続したもの、数珠つなぎになったものを意味する言葉として各分野で用いられる。日本語でのカスケードはこの派生用法が主である。
一般名詞
[編集]- カスケード接続(Cascade connection) - 中間回路同士の縦続接続。ネットワークハブ、割り込みコントローラ、ミキサ、アンプなどで使う。
- カスケード障害- (送電の電力網は、現在は近隣で相互に接続・補完し合っているが)一箇所の電力網が停電すると、接続している近隣の電力網の負荷も増え連動して停電してしまい、次から次へと停電地域が広がってしまう障害。
- Cascading Style Sheetsの優先順位規則のひとつ。
- カスケード反応 - 一つの反応(化学反応など)からカスケード状に次々と反応が起こること。
- カスケード (ジャグリング) - トスジャグリングにおける基本的な技の一つ。
固有名詞
[編集]- Cascade Lakeマイクロアーキテクチャ - Intelのハイエンド向けのCPU。
- Cascade (コンピュータウイルス) - PC/AT互換機のMS-DOSで動作するコンピュータウイルスの名称。画面上の文字を滝のように落下させる。
- The Cascades(カスケーズ)。アメリカの音楽バンド。ヒット曲に「悲しき雨音」(原題・Rhythm of the Rain)がある。
- CASCADE(カスケード)。日本の音楽バンド。ヒット曲に「FLOWERS OF ROMANCE」「Sexy Sexy,」「S.O.S.ロマンティック」等がある。
- カスケード (UNLIMITSの曲)(カスケード) - UNLIMITSの曲。
- カスケイド - アメリカのディープ・ハウスのDJ、クラブ音楽のプロデューサー -
- カスケード (旅客列車) - アメリカでサザン・パシフィック鉄道が運行していた夜行列車。
- アムトラック・カスケーズ - アムトラックがバンクーバー (ブリティッシュコロンビア州) - シアトル - ユージーン (オレゴン州)間でタルゴ客車により運行している昼行列車。
- カスケード山脈 - アメリカの山脈。
- カスケード地震 - 1700年にカスケード沈み込み帯で発生したプレート間地震。
- en:Freightliner Cascadia - アメリカの商用車メーカーのフレイトライナー・トラックスが製造・販売している大型トラック。
- そのほか、英語圏の各地にカスケードの地名がある。
- Cascade - NEWSのシングル「BLUE」収録曲。
- 漫画『みどりのマキバオー』に登場する競走馬 - ミドリマキバオーのライバル。通称:漆黒の帝王
脚注
[編集]- ^ Cascadeメリアム=ウェブスター大学辞典
- ^ 建築用語辞典 カスケード(生活辞典SUKEMITSU CO.,LTD、ウェブアーカイブ)