元老院 (カナダ)
元老院 Senate of Canada Sénat du Canada | |
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第44回議会 | |
種類 | |
種類 | |
役職 | |
元老院議長 | |
与党院内総務 | マーク・ゴールド、 2020年1月24日より現職 |
野党院内総務 | |
構成 | |
定数 | 105 |
院内勢力 | 無所属元老院議員グループ (39) 保守党 (15) 進歩元老院グループ (14) カナダ元老院議員グループ(11) 無所属 (14) 欠員 (12) |
選挙 | |
総督(首相の助言に基づく)による任命 | |
議事堂 | |
カナダ、 オンタリオ州オタワ市パーラメントヒル | |
ウェブサイト | |
sen.parl.gc.ca |
元老院(げんろういん、英語: Senate of Canada、フランス語: Sénat du Canada)は、カナダ議会を構成する議院(上院)。
議院構成
[編集]選出方法
[編集]首相の助言により、総督が国王の名で任命する。
定数
[編集]原則として105名で[1]、州・準州ごとに以下のように議席数が決められている。[2]
- オンタリオ州 24
- ケベック州 24
- 大西洋沿海 24 (ノバスコシア州 10、ニューブランズウィック州 10、プリンスエドワードアイランド州 4)
- 西部 24 (マニトバ州 6、ブリティッシュコロンビア州 6、サスカチュワン州 6、アルバータ州 6)
- その他 9 (ニューファンドランド・ラブラドール州 6、ノースウエスト準州 1、ユーコン準州 1、ヌナブト準州 1)
ケベック州では州を24の区域に分け、それぞれの区域から1人ずつ選ぶよう定められており、言語圏の偏りが生じないようにする。
特例として4または8名の議席を増やす事ができる。この場合、オンタリオ州、ケベック州、大西洋沿海、西部の4地区にそれぞれ同数だけ増やす。特例を重ねて適用することはできるが、113名を超えてはならない。特例を重ねない場合、原則の定数になるまで新たな任命は出来ない。[3]。1867年に現行の議会制度になって以来、この特例が実際に使われたのは、物品サービス税の可決を意図した1990年の事例だけである。イギリスの権限が残っていた1874年には、カナダ首相が特例実施を求めたものの、イギリス政府の反対で実現しなかった。
逆に「欠員が生じた場合、必ず元老院議員を補充しなければならないのか?」という点には憲法上明確な規定がない。党派色の強い指名が続く現状に不満を持つスティーヴン・ハーパーが首相在任中に欠員の補充を拒否し、22人もの欠員を生じさせた事例がある。
選挙資格と被選挙資格
[編集]元老院議員に任命されるための資格は、4,000ドル以上の不動産を持つ30歳以上のカナダ国民で、代表する州に居住していることである。ケベック州の場合はこれに加えて、代表する区域に居住するか不動産を有する必要がある。[4]
財産または居住条件を満たさなくなった場合は失職するが、政府官職のために首都オタワに居住する場合は含まない。[5]
任期
[編集]満75歳まで議席を保有することができる[6]。
議院運営
[編集]定足数
[編集]15名[7]。
脚注
[編集]参考資料
[編集]- 各国憲法集(4)カナダ憲法 - 国立国会図書館調査及び立法考査局
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- sen.parl.gc.ca(公式サイト)