キャドバリー
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(キャドバリー・シュウェップスから転送)
種類 | 子会社 |
---|---|
本社所在地 |
イギリス ロンドン アックスブリッジ |
設立 | 1824年 |
業種 | 食料品 |
事業内容 | チョコレート製造 |
売上高 | £53億8400万 (2008) |
営業利益 | £3億6400万 (2008) |
経常利益 | £3億8800万 (2008) |
従業員数 | 7万1657人 (2008)[1] |
主要株主 | モンデリーズ・インターナショナル |
関係する人物 | ジョン・キャドバリー 創業者 |
外部リンク | https://www.cadbury.co.uk/ |
キャドバリー (Cadbury) は、イギリスの菓子・飲料メーカーである。
アメリカの食品大手モンデリーズ・インターナショナルグループ(旧 クラフトフーヅグループ)の一部で、公正取引または有機製品の標榜で知られる。かつての子会社で現在もグループ企業のグリーン・アンド・ブラックス社を通じ販売している。
歴史
[編集]創業
[編集]- 1824年、ジョン・キャドバリーがコーヒー、紅茶、飲用チョコレート販売店Cadbury Brothers of Birminghamを開業する。
- 1831年、チョコレート工場を操業し、以降菓子メーカーとして成長する。
- 1854年、ヴィクトリア女王よりイギリス王室御用達に指定される[2]。
- 1868年、美麗絵柄の贈答用チョコレートボックスを発売する。
- 1905年、ミルクを使用したキャドバリー・デイリーミルクを発売する。
- 1955年、エリザベス2世よりイギリス王室御用達に指定される[2]。
シュウェップスと合併
[編集]- 1969年、共にイギリス王室御用達で100年以上の歴史を有する、キャドバリー社とシュウェップス社が合併して「キャドバリー・シュウェップスPlc (CS)」が誕生する。シュウェップス社は1783年にジュネーヴで発足して世界初の炭酸入りミネラルウォーターやジンジャーエールなどを生産し、後に拠点をイギリスへ移している。
- 2008年5月2日、北米飲料部門を「ドクターペッパー・スナップル・グループ」としてスピンオフし、本体は「キャドバリー (Cadbury plc)」へ社名変更する。
クラフトフーヅが買収
[編集]- 2010年1月19日、クラフトフーヅの買収提案をキャドバリーが受諾する。買収額は最大約1兆7600億円[注釈 1]、売上総額は2008年度実績で約4兆6000億円[注釈 2]で、同年4月16日、買収手続が完了してクラフトフーヅの完全子会社になり世界最大の菓子メーカーが誕生する。
- 2012年10月1日、クラフトフーヅが北米食品部門を「クラフトフーズ・グループ」としてスピンオフし、旧クラフトフーヅは「モンデリーズ・インターナショナル (Mondelēz International)」へ商号変更し、キャドバリーはモンデリーズの子会社になる。
観光事業
[編集]→詳細は「キャドバリーワールド」を参照
日本での展開
[編集]マルチフッド・インターナショナル
[編集]後述の通り、2012年以降、日本法人である日本クラフトフーズではなく、明治グループのマルチフッド・インターナショナルがキャドバリー製品を販売している。
旧 キャドバリー・ジャパン
[編集]→詳細は「日本クラフトフーズ」を参照
- 1978年、日本法人キャドバリー・ジャパンが設立される。
- 2011年1月、親会社の買収に伴い日本クラフトフーズへ社名変更するも、引き続き1年間キャドバリー製品を扱う。
- 2012年1月、フランスのショコラ・プーラン[注釈 3]を明治グループマルチフッド・インターナショナルへ移管[3]し、ベルギーのトレファン (Trefin) を輸入菓子専門店巴商事へ移管[3]している。
日本コカ・コーラ
[編集]シュウェップス製品(一部のみ)を、日本コカ・コーラが製造している。
不祥事
[編集]2014年、マレーシアで、チョコレートにイスラームで禁忌[注釈 4]とされている豚のDNAが含まれている疑いがあるという噂が流れた。検査を実施したところ「キャドバリー・デアリー・ミルク・ヘーゼルナッツ」と「キャドバリー・デアリー・ミルク・ロースト・アーモンド」2商品から豚DNAが検出された[5]。
キャドバリーを扱った作品
[編集]- ドキュメンタリーTV番組『一流企業:華麗なる失策事例』シリーズ 第3回(ディスカバリーチャンネル)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “Company Profile for Cadbury PLC (CBY)”. 2008年10月1日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b 小野雅子 (2021年1月25日). “王室御用達だけどプチプラで庶民的・キャドバリーのチョコレート”. 地球の歩き方. 2024年9月30日閲覧。
- ^ a b “サイト移転のお知らせ”. キャドバリー・ジャパン. 2016年4月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月30日閲覧。
- ^ “飲食店なら知っておきたい「ハラル(ハラール)認証」。提供時に注意すべきこととは?”. 飲食店ドットコム (2023年5月1日). 2024年9月30日閲覧。
- ^ 「イスラム戒律に非対応、マレーシアでチョコ回収 英系菓子キャドバリーに批判」『日本経済新聞』2014年5月28日。2024年9月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- Cadbury - Kraft Foods - 閉鎖。米モンデリーズ・インターナショナル社トップページにリダイレクト。
- Dr Pepper Snapple Group
- 日本クラフトフーズ株式会社
- Cadbury Schweppes plc - 閉鎖。