高瀬志帆
高瀬 志帆 | |
---|---|
生誕 |
1970年12月21日(53歳) 日本・山梨県甲府市 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 1995年 - |
代表作 | 『おとりよせ王子 飯田好実』[1] |
高瀬 志帆(たかせ しほ、1970年12月21日[2][3] - )は、日本の漫画家[1][4]。女性[1]。山梨県甲府市出身[5]、東京都武蔵野市在住[6]。1995年にデビュー[1]。代表作は『おとりよせ王子 飯田好実』[1]。別名義にたかせ シホがある[2]。
来歴
[編集]中学、高校時代に美内すずえの『ガラスの仮面』を好んでいた[6]。
短大卒業後、製薬会社の事務として就職。体調を壊して、入院中した際に、漫画賞への応募をつづけ、応募5作目にして、1995年に『ぶ〜けデラックス』(集英社)Early Summerに掲載された「HEVENLY PLACE」にて漫画家デビュー[1][7]。
デビュー当初は、OLをしながら描いていたが、両立できなかったため、一旦漫画家の道を諦めるも、1998年に『フィール・ヤング』(祥伝社)で再デビューを果たす[1][8]。その後、7年ほど勤めた会社を辞め、某有名漫画家のアシスタントをしながら、作品を描く[1]。その後、さまざまな媒体で執筆。
結婚を機に東京都武蔵野市に移住[6]。『ガラスの仮面』の作中に登場する武蔵野市の場所を実際に見物し、嬉しくなったという[6]。のちに執筆する『二月の勝者-絶対合格の教室-』でも、吉祥寺を舞台に選んでいる[6]。
2003年、『Eleganceイブ』(秋田書店)2004年2月号より野口美佳を描いた『愛と勇気』を発表[9][10]。
2010年、『月刊コミックゼノン』(徳間書店)2011年2月号より「グルメ男子の日常」を描いた『おとりよせ王子 飯田好実』の連載を開始し[11][12]、2013年に同作がテレビドラマ化される[13]。
2017年、『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて2018年1号より中学受験塾の講師を描いた『二月の勝者-絶対合格の教室-』の連載を開始[14]。同作は2021年にテレビドラマされ[15]、2022年には第67回小学館漫画賞一般向け部門を受賞し[16]、2024年に完結[17]。
作品リスト
[編集]連載・シリーズ
[編集]- キラ・キラ(『Zipper comic』2001年6・7月号 - 2002年2・3月号)
- 恋をするにもほどがある!(『COMIC MIU』2003年9月号 - 11月号)
- 愛と勇気(『Eleganceイブ』2004年2月号[9]、6月号[10])
- あい♥どる(『ヤングガンガン』2005年No.15 - 2006年No.17)
- 東京絵日記(原作:唯川恵、『Telepal f』2005年2月号 - 2006年7月号)
- 恋ノホシ。(『女性自身』)
- おとりよせ王子 飯田好実(『月刊コミックゼノン』2011年2月号[12] - 2016年7月号)
- めざせ!山カゾク♪(『月刊まんがタウン』2012年1月号 - 2013年8月号) - 連載時は「たかせシホ」名義
- イケナイ家族(『Eleganceイブ』2010年6月号[18] - 2016年3月号[19]) - 連載時は2010年6月号から2013年9月号までは「たかせシホ」名義[18][20]、単行本のタイトルは『この育児がすごい!!』
- 二月の勝者-絶対合格の教室-(『ビッグコミックスピリッツ』2018年1号[14] - 2024年25号[17])
読み切り
[編集]- 恋愛のばか
- ピノキオ(『まんが残酷グリム童話』VOL.8[21]、2000年)
- 旅の道づれ(『まんがグリム童話』2001年4月号[21])
- 3匹の子ぶた(『まんがグリム童話』2002年1月号[21])
- ベル・スター(『まんがグリム童話』2002年2月号[21])
- カストロの尼(『まんがグリム童話』2002年4月号[21])
- アナログ・クイーン(『Vanilla』2002年7月号)
- すて☆マン(『Eleganceイブ』2007年7月号[22])
- そこそこ愛してる(『月刊コミックゼノン』2011年4月号[23]) - 「婚活がテーマの特別企画」として掲載[23]
- 官能小説家・松葉いろはのPTAな午後(『グランドジャンプPREMIUM』2017年5月号[24])
書籍
[編集]- 『恋愛のばか』祥伝社、全1巻
- 『彼岸花』原作:長坂秀佳、2001年1月16日発売[25]、全1巻 - ゲーム「弟切草」の関連作品[25]。
- 『キラ・キラ』祥伝社、全1巻
- 『恋をするにもほどがある!』秋田書店〈MIU COMICS DX〉、2003年7月24日発売[26]
- 『恋する童話』ぶんか社〈ぶんか社コミックス〉、2004年、全1巻
- 「3匹の子ぶた」「ピノキオ」「カストロの尼」「旅の道づれ」「ベル・スター」収録[21]。
- 『雑草魂!』朝日ソノラマ、2004年、全1巻
- 『あい♥どる』スクウェア・エニックス〈ヤングガンガンコミックス〉、2006年 - 2007年、全3巻
- 『東京絵日記』原作:唯川恵、全1巻
- 『恋ノホシ。』光文社〈女性自身コミックス〉、2009年、全2巻 - 「たかせシホ」名義
- 『ゆるナチュライフ 〜ズボラでOK!ナチュラル健康生活のススメ』ぶんか社、2009年、全1巻 - 「たかせシホ」名義
- 『ごぶさた日記 子育て夫婦世代の寝室事情ルポ』メディアファクトリー〈コミックエッセイ〉、2010年2月5日発売[27] - 「たかせシホ」名義[27]
- 『男子の黄金期 嘆くより 笑って楽しめ 男子のおバカ』メディアファクトリー〈コミックエッセイ〉、2011年9月22日発売[28] - 「たかせシホ」名義[28]
- 『おとりよせ王子 飯田好実』徳間書店〈ゼノンコミックス〉、2011年 - 2016年、全7巻
- 『めざせ!山カゾク♪』双葉社〈アクションコミックス〉、2013年8月10日発売[29]、全1巻
- 『この育児がすごい!!』秋田書店〈Akita Essay Collection〉、2013年9月13日発売[30]
- 『二月の勝者-絶対合格の教室-』小学館〈ビッグコミックス〉、2018年 - 2024年、全21巻
- 『中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ 新装版』原作:小林延江、日経BP、2019年2月11日発売[31]、全1巻
その他
[編集]- 宮崎県の口蹄疫被害の義援チャリティー同人誌(2010年8月) - カラーイラストで参加[32]
- 『おとりよせ王子 飯田好実』×aiko(KADOKAWA『別冊カドカワ 総力特集 aiko』、2014年5月28日発売[33]) - 「aikoと親交の深い」人物としてコラボマンガ描きおろし[33]
- 特集「まったく新しい吉祥寺ガイド。」(『東京ウォーカー』増刊2014年12月11日号[34]) - 「マンガ家が行きつけの店を紹介するコーナー」寄稿[34]
- 進撃の巨人展ルポ漫画(『BE・LOVE』2015年2号[35])
- 『レタスクラブ』2016年12月24日増刊号別冊付録『別冊レタスクラブ コミックエッセイ祭り』 - 描きおろし作品寄稿[36]
- 漫画家が教える脱稿めし 第5回(『モーニング』2017年19号[37]) - 「マンガ家が締め切り明けに食べる食事について語る企画」寄稿[37]
- バラエティー「人気漫画家39人が選ぶ!本当にすごい漫画はコレだ!2022」(2021年12月31日放送[38]、テレビ朝日系列) - アンケート回答[38]
出演
[編集]外部リンク
[編集]- 高瀬志帆 (@hoshi1221) - X(旧Twitter)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h “【大人の失敗から学ぼうVol.06】天才じゃなくても、自分なりの方法で道を極める!(高瀬志帆)”. 通信制高校ナビ. クリスク (2021年5月14日). 2024年1月28日閲覧。
- ^ a b “たかせシホmeets青沼貴子”. コミックエッセイ劇場. KADOKAWA. 2021年12月19日閲覧。
- ^ “速報 第76回 小学館漫画賞”. 小学館 (2022年1月18日). 2024年1月31日閲覧。
- ^ “高瀬 志帆(漫画家)”. マンガペディア. 2021年12月6日閲覧。
- ^ “甲府出身・高瀬さん 小学館漫画賞”. 山梨日日新聞電子版 (山梨日日新聞社). (2022年1月20日) 2022年1月20日閲覧。
- ^ a b c d e “季刊むさしの”. 武蔵野市. 2021年12月19日閲覧。
- ^ “WORKS(高瀬志帆つちのこくらぶ)”. 2021年12月1日閲覧。
- ^ “プロフィール(高瀬志帆つちのこくらぶ)”. 2021年12月1日閲覧閲覧。
- ^ a b “Eleganceイブ 2004年2月号”. 秋田書店. 2021年12月6日閲覧。
- ^ a b “Eleganceイブ 2004年6月号”. 秋田書店. 2021年12月6日閲覧。
- ^ “自宅グルメの勧め「おとりよせ王子 飯田好実」TVドラマ化”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年2月8日) 2021年12月6日閲覧。
- ^ a b “ホリエモンの小説「拝金」コミカライズがゼノンで開始”. コミックナタリー (ナターシャ). (2010年12月26日) 2021年12月6日閲覧。
- ^ “TVドラマ「おとりよせ王子 飯田好実」主演はD2近江陽一郎”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年2月25日) 2021年12月6日閲覧。
- ^ a b “「おとりよせ王子」の高瀬志帆、中学受験界に現れた“最強最悪”講師描く新連載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年12月4日) 2021年12月6日閲覧。
- ^ “ドラマ「二月の勝者」ポスタービジュアル公開、テーマソングはNEWSの新曲「未来へ」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年9月25日) 2021年12月6日閲覧。
- ^ “第67回小学館漫画賞は「二月の勝者」「ミステリと言う勿れ」「消えた初恋」「古見さん」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年1月18日) 2022年1月19日閲覧。
- ^ a b “受験マンガ「二月の勝者」スピリッツで完結 志村貴子や売野機子の新連載も続々”. ナターシャ (2014年5月20日). 2024年5月20日閲覧。
- ^ a b “Eleganceイブ 2010年6月号”. 秋田書店. 2021年12月19日閲覧。
- ^ “Eleganceイブ 2016年3月号”. 秋田書店. 2021年12月19日閲覧。
- ^ “Eleganceイブ 2013年9月号”. 秋田書店. 2021年12月19日閲覧。
- ^ a b c d e f 『恋する童話』ぶんか社、2004年12月17日、3頁。ISBN 4-8211-8122-3。
- ^ “Eleganceイブ 2007年7月号”. 秋田書店. 2021年12月19日閲覧。
- ^ a b “ゼノンで「エンジェル・ハート」特別編、獠のプロポーズ話”. コミックナタリー (ナターシャ). (2011年2月25日) 2021年12月6日閲覧。
- ^ “雨瀬シオリ、石田敦子らの新連載4本がグラジャンPで一挙に始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年4月26日) 2021年12月6日閲覧。
- ^ a b “「彼岸花」高瀬 志帆 コミックス その他”. KADOKAWA. 2021年12月6日閲覧。
- ^ “恋をするにもほどがある!”. 秋田書店. 2021年12月19日閲覧。
- ^ a b “「ごぶさた日記 子育て夫婦世代の寝室事情ルポ」たかせ シホ コミックエッセイ”. KADOKAWA. 2021年12月19日閲覧。
- ^ a b “「男子の黄金期 嘆くより 笑って楽しめ 男子のおバカ」たかせ シホ コミックエッセイ”. KADOKAWA. 2021年12月19日閲覧。
- ^ “めざせ!山カゾク♪”. 双葉社. 2021年12月6日閲覧。
- ^ “この育児がすごい!!”. 秋田書店. 2021年12月19日閲覧。
- ^ “中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ 新装版”. 日経BP. 2021年12月6日閲覧。
- ^ “藤枝雅らが口蹄疫被害へのチャリティー同人誌を企画”. コミックナタリー (ナターシャ). (2010年5月18日) 2021年12月6日閲覧。
- ^ a b “別冊カドカワのaiko特集にさくらももこ、おとりよせ王子”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年5月22日) 2021年12月6日閲覧。
- ^ a b “マンガ家が集う店紹介、ウォーカー吉祥寺特集”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年10月29日) 2021年12月6日閲覧。
- ^ “「ちはやふる」連載7周年!名場面総選挙の開催決定”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年12月27日) 2021年12月6日閲覧。
- ^ “松田奈緒子、池辺葵、魔夜峰央ら18名のエッセイが、レタスクラブ別冊付録に”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年11月10日) 2021年12月6日閲覧。
- ^ a b “アトムの“かわいさ”はどこから?ATOM開発の舞台裏描く短期集中連載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年4月6日) 2021年12月6日閲覧。
- ^ a b “マンガ家39人が選ぶベストマンガを発表するテレ朝番組、大晦日の深夜に放送”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年12月26日) 2021年12月26日閲覧。
- ^ a b “「おとりよせ王子 飯田好実」の高瀬志帆がTV出演、オレオリ料理の再現も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年4月14日) 2021年12月6日閲覧。
- ^ a b “「おとりよせ王子 飯田好実」の高瀬志帆、食の表現を語るトークイベントに出演”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年10月18日) 2021年12月6日閲覧。