Kintone
URL |
kintone |
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タイプ | Webサービス |
ジャンル | クラウドコンピューティング |
運営者 | サイボウズ株式会社 |
株主 | サイボウズ |
営利性 | 営利 |
開始 | 2011年11月 |
現在の状態 | 現行 |
kintone(キントーン)とは、サイボウズ株式会社が提供している、Webデータベース型の業務アプリ構築クラウドサービスである。
提供リージョン
[編集]クラウドサービス「kintone」は、日本、アメリカ(グローバル)、中国の3リージョンで提供されている。 リージョンによってユーザー管理などの一部の機能に差があり、「kintone」で検索して表示されるヘルプページは、URLによってどのリージョンについての記述かを見分ける必要がある。
日本
[編集]日本では「kintone」(すべて小文字)。日本国内の自社データセンターで、ドメイン「cybozu.com」で提供[1]。
アメリカ(グローバル)
[編集]アメリカ(グローバル)では「Kintone」(先頭大文字)。 US国内のAWSデータセンターで、ドメイン「kintone.com」で提供[2]。
中国
[編集]中国では「才望云」。ドメイン「kintone.cn」で提供[3]。
機能
[編集]マウス操作で直感的に自社に合ったシステムが作成できる他、豊富なAPIを通じて他システムとの連携も容易に可能となっている。さらに、従来であればJavaScriptなどを使用したカスタマイズが必要だった部分も画面上の設定で行えるgusuku Customineがアールスリーインスティテュートよりリリースされた[4]。同サービスを利用すれば、プラグインでは実現できず、カスタマイズ開発が必要で諦めていた機能もカスタマインで実現することができる[5]。
従来のシステム開発は、プログラミングができる社内開発体制か、システムインテグレータへの依頼が必要だった。しかし、日本国内においてはkintoneがリリースされてからユーザーが「業務システムは自分で作る」という考えや、開発会社においても「ユーザーと一緒に良いものを作っていく」という意識が浸透し始めた。その結果、人月商売だったシステム開発の考え方に変化が起こりつつあり、顧客の目の前で開発を行う面前開発など、新たな開発手法も見られるようになった。
略歴
[編集]- 2011年11月7日 - サービスを提供開始[6]
- 2011年11月21日 - サービスを販売開始[7]
- 2017年11月8日 - 「kintone認定資格制度」を開設[8]
- 2018年9月1日 - 「kintone」利用企業数10,000社突破[9]
- 2022年 - 「日経コンピュータ」の顧客満足度調査でクラウド基盤サービス(IaaS/PaaS)部門第1位を4年連続で獲得。27,500社以上が導入された。[10]
- 2024年11月、新機能「kintone AIアシスタント(仮称)」のβ版を発表。生成AIを活用し、kintoneの検索機能を強化してユーザーのデータ活用をサポートする。[11]
- 2024年12月、株式会社RevCommの電話解析AI「MiiTel Phone」との連携を強化。[12]
- 2024年12月20日、西海市の生成AIと「kintone」を活用した取り組み事例を発表。試験運用開始2ヶ月で、モデルの合算で年間2,072時間の業務削減効果と報道された。[13]
脚注
[編集]- ^ “業務アプリを手軽に作れるファストシステム「kintone」提供開始”. サイボウズ株式会社. 2022年4月17日閲覧。
- ^ “AWS 導入事例:サイボウズ株式会社”. Amazon.com. 2022年4月17日閲覧。
- ^ “才望云kintone”. サイボウズ株式会社. 2022年4月17日閲覧。
- ^ “gusuku Customine(カスタマイン) - kintone のカスタマイズをプログラミング無しで簡単に”. アールスリーインスティテュート. 2018年5月11日閲覧。
- ^ “kintoneカスタマイズ”も”ノンプログラミングで実現!gusuku Customineとは”. 株式会社エクス. 2018年5月11日閲覧。
- ^ “業務アプリを手軽に作れるファストシステム「kintone」提供開始”. サイボウズ株式会社. 2022年3月7日閲覧。
- ^ “クラウド版「サイボウズ Office」、「kintone」販売開始”. サイボウズ株式会社. 2022年3月7日閲覧。
- ^ “「kintone認定資格制度」を開設業務改善スキルを証明し、働き方改革時代の業務リーダーを育てる”. サイボウズ株式会社. 2024年5月22日閲覧。
- ^ “「kintone」利用企業数10,000社突破 導入担当者の約8割が非IT部門、東証一部の6社に1社がkintoneを活用中”. サイボウズ株式会社. 2024年5月22日閲覧。
- ^ “奄美市役所、トヨクモkintone連携サービスを活用し、「第1回日本ノーコード大賞」を受賞”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2023年6月27日). 2024年12月28日閲覧。
- ^ “kintoneに生成AI搭載へ、青野社長「AIの民主化を後押しする」(2024年11月7日)|BIGLOBEニュース”. BIGLOBEニュース. 2024年12月28日閲覧。
- ^ “電話解析AI「MiiTel Phone」、kintoneとの連携を強化”. 立川経済新聞. 2024年12月28日閲覧。
- ^ “長崎県西海市、生成AI全庁導入で年間2,072時間の業務削減へ 活用基盤にkintoneを採用”. EnterpriseZine (2024年12月20日). 2024年12月28日閲覧。