ギマランイス公
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(ギマランイス伯から転送)
ギマランイス公(ギマランイスこう、ポルトガル語: Duque de Guimarães)は、ポルトガル王国の公爵位。1464年にポルトガル王[1]アフォンソ5世がフェルナンド2世・デ・ブラガンサ(後の第3代ブラガンサ公)をギマランイス伯に叙爵、1475年にギマランイス公に昇格したのが始まりであった。
1537年に第3代ギマランイス公テオドジオ1世の妹イザベルがポルトガル王マヌエル1世の息子ドゥアルテ王子と結婚したとき、テオドジオ1世は公爵領を持参金として割譲、ドゥアルテは第4代ギマランイス公になった。2人の息子ドゥアルテ2世が未婚のまま死去したため公爵領は王冠領に回収されたが、数十年後にポルトガル王フィリペ3世が公位をジョアン4世に授けたことで復活した。
ギマランイス公の一覧
[編集]- フェルナンド2世(1430年 - 1483年) - ギマランイス伯、ブラガンサ公
- ジャイメ1世(1479年 - 1532年) - ブラガンサ公
- テオドジオ1世(1510年 - 1563年) - ブラガンサ公
- ドゥアルテ1世(1515年 - 1540年)
- ドゥアルテ2世(1541年 - 1576年)
- ジョアン4世(1604年 - 1656年) - ブラガンサ公としてはジョアン2世、1640年にポルトガル王[2]に即位
- アルデグンデス(1858年 - 1946年) - ポルトガル王ミゲル1世の娘、パルマ公カルロ3世の次男であるバルディ伯爵エンリコと結婚
- ドゥアルテ・ピオ(1945年 - ) - ブラガンサ公
脚注
[編集]参考文献
[編集]- "Nobreza de Portugal e do Brasil" – Vol. II, pp. 651-652. Published by Zairol Lda., Lisbon 1989.