ギーゼッケ アンド デブリエント
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(ギーゼッケ・アンド・デブリエントから転送)
ギーゼッケ アンド デブリエント(Giesecke & Devrient GmbH)は、ドイツ・ミュンヘンに本社を置く印刷会社である。
概要
[編集]ユーロ紙幣の印刷を行い欧州中央銀行に供給している欧州有数の紙幣印刷会社である。紙幣以外にも様々な有価証券やチケットなどの印刷も行っている。
また、ユーロ紙幣以外にも自国で紙幣を印刷できない発展途上国などに対しても紙幣の印刷を請け負っている。かつて世界一価値の低かったジンバブエ・ドルの印刷も請け負っていた。
日本法人
[編集]種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒105-0001 東京都港区虎ノ門一丁目17番1号 |
法人番号 | 7010401046741 |
代表者 | 代表取締役 松本 祥憲 |
資本金 | 2億円 |
純利益 |
3億1841万9000円 (2023年12月期)[1] |
純資産 |
8億9332万6000円 (2023年12月期)[1] |
総資産 |
12億9480万9000円 (2023年12月期)[1] |
決算期 | 12月末日 |
日本法人である、ギーゼッケ・アンド・デブリエント株式会社は、日立製作所のグループ会社・日立ハイテクノロジーズとの合弁会社となっている。また、同社はソフトバンクモバイルのプリモバイルで利用するプリペイドUIMカードの製造元となっている(端子仕様は、独自仕様のものとICチップ製造企業にてモジュール化されたものとが存在する)。
ジンバブエへの関与
[編集]ジンバブエとは、それ以前の政府であるローデシアの頃からの取引である。G&D社は、ジンバブエのハイパーインフレ時にも、ジンバブエに対して紙を供給していた[2]。
2008年7月1日、同社の取締役会は、ジンバブエ準備銀行への紙幣用紙を即時供給中止することを決定したことが報道された。これは欧州連合、国連による国際制裁と、ドイツ政府による「公式の要求」に応じたものである[3]。
ミャンマー紙幣
[編集]ミャンマーの紙幣を発行していたが、2021年ミャンマークーデターにより発行困難となり、2021年4月より停止[4]。
参考文献
[編集]- ^ a b c ギーゼッケ アンド デブリエント株式会社 第22期決算公告
- ^ "Zimbabwe Can't Paper Over Its Million-Percent Inflation Anymore; Under Pressure, German Company Cuts Off Shipments of Blank Bank Notes to Mugabe," Wall Street Journal. July 2, 2008.
- ^ Ohlden, Anna. "Giesecke & Devrient Halts Deliveries to the Reserve Bank of Zimbabwe," PRNewswire. July 1, 2008.
- ^ ミャンマーの紙幣発行が困難に ドイツ企業が技術供与停止 | 共同通信
外部リンク
[編集]- Giesecke & Devrient: Creating Confidence.
- ウィキメディア・コモンズには、ギーゼッケ アンド デブリエントに関するカテゴリがあります。