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クローザー (野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
MLB最多の652セーブを記録したマリアノ・リベラ

クローザー: closer)は、野球においてチームがリードしている状況で最後のアウトをとるために起用されるリリーフ投手である。抑え(おさえ)、守護神(しゅごしん)、ストッパーとも呼ばれる[1]。英語ではかつてファイヤーマンショート・リリーバーとも呼ばれていた。クローザーの成績はセーブという記録で評価される。サイ・ヤング賞に選出されたクローザーや、アメリカ野球殿堂入りを果たしたクローザーも存在する。

起用法

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クローザーは一般的にチームで最も良いリリーフ投手が担当することが多く、チームが3点差以内でリードしている状況で最後のアウトを数個とるために起用される。相手チームにリードされている状況で起用されることはほとんどない[2]。クローザーの成績はセーブという記録で評価され、メジャーリーグベースボール(MLB)では1969年から公式記録となっている[3][4]。クローザーは次第にセーブ機会で9回の開始時に登板するスペシャリストとして認識されるようになった。試合の最後のアウトをとる際にはプレッシャーがさらに大きくなるため、9回は重要なイニングであるとされる[3][5]

クローザーはチームのリリーフ投手の中で最も高い年俸であり、先発投手と同等の年俸であることが多い[3][6]。クローザーの怪我や、クローザーにふさわしい成績のリリーフ投手の不在により、クローザーを担当する投手がチームに存在しない場合、そのチームは「closer by committee」をもつと言われる[7]

歴史

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ブルース・スーターは、現役時代の登板のうち20%で9回に登板した最初の選手である。

ニューヨーク・ジャイアンツ監督のジョン・マグローは最初期にクローザーを起用した監督の1人である。マグローは1905年にクロード・エリオット英語版を10回の登板のうち8回でリリーフ投手として起用した。セーブは1969年まで公式記録ではなかったが、基準が遡及して適用され、エリオットの1905年の記録は6セーブとなった[8][9]

セーブ機会のために投手を1人確保するという慣習は1970年代後半に始まった[8]。1977年、シカゴ・カブス監督のハーマン・フランクス英語版は、セーブ機会の8回または9回にほぼ必ずブルース・スーターを起用した[7][10]。それまでも他のチームにおいてローリー・フィンガーズリッチ・ゴセージなど、セーブ機会を中心に起用される投手はいたが、フランクスはセーブ機会でほぼスーターのみを起用するようになった[10]。スーターは現役時代の登板のうち20%で9回に登板した最初の投手である。1987年、ジョン・フランコは出場試合の半分以上で9回に登板した最初の投手となり[11]、1イニングでの登板で記録されるセーブとしては当時の新記録となる24セーブを記録した[12]。1994年、リー・スミスは出場試合の75%以上で9回に登板した最初の投手となった[11]。各チームのクローザーが9回開始時に登板する割合の平均は、1970年代には10%であったのに対し、2004年にはほぼ3分の2まで上昇した[13]

1994年、リー・スミスは出場試合の75%以上で9回開始時に登板した最初の投手となった。

オークランド・アスレチックス監督のトニー・ラルーサデニス・エカーズリーをほぼ9回の場面でのみ起用したことから、クローザーの先駆者と考えられることがある[2][14][15]。ラルーサは「(アスレチックスが)毎週多くの試合でリードしていたら…1イニング以上投げる者にとっては大きな仕事だ…また、(エカーズリーの)露出が多くなりすぎないというさらなる利点もあった。我々は(エカーズリーが)1回の登板につき3人または4人の打者と対戦するようにした」と説明した[3]。この戦術が成功したことで、様々なチームが同様にクローザーを起用するようになっていった[6]。1990年、ボビー・シグペンは1イニングの登板で41セーブ、全体では57セーブを記録し、それまでの記録を大幅に更新した。フランシスコ・ロドリゲスは2008年に1イニングでの登板で54セーブを記録した[12]

1980年代まではチームの主力リリーフ投手は「ファイヤーマン」と呼ばれており[16]、これは走者が塁にいる際に登板することを、火を消して救助することに例えたことに由来する[3][17]。その他にはショート・リリーバー、ストッパーなどと呼ばれることもあったが、1990年代初頭までにはクローザーと呼ばれることが一般的になった[16]。ファイヤーマンは僅差でリードしている場面で、通常は走者が塁上にいる際に、試合の最後の2イニングまたは3イニングを投げることが多かった[3][18]。例えば、リッチ・ゴセージはクローザーとしての最初のシーズンにおいて、10アウト以上を記録した試合が17試合あり、そのうち7イニング以上を投げた試合は3試合あった。ゴセージは3度のシーズンで130イニング以上を投げた[18]。スーターとゴセージは、キャリアを通して1イニング以下を投げてセーブを記録した試合よりも2イニング以上を投げてセーブを記録した試合の方が多かった。フィンガーズは、記録したセーブのうち10%以上で3イニング以上を投げた唯一の投手である[19]。次第にクローザーはチームが3点以内でリードしている試合の9回にのみ起用されるようになった[13]。アウトを7個以上とってセーブを記録した試合は、マリアノ・リベラは通算1試合しかないのに対して、ゴセージは53試合ある[20]。ゴセージは「私と同じ仕事ができるまでは、(リベラを)史上最高のリリーフ投手と言わないでほしい。私がやったことをやらせてほしい。彼は現代で最高のクローザーかもしれないが、同じ条件で比較しなければならない」と述べた[21]

戦術

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トニー・ラルーサ監督は、デニス・エカーズリーを主にセーブ機会に1イニング限定で起用することで、現代のクローザーの発展に貢献した。

ESPN.comのライターであるジム・ケイプル英語版は、9回にクローザーがセーブを記録することは「大抵の場合、当然の結果にすぎない」と記した[18]レトロシート英語版デイヴィッド・スミス英語版は1930年から2003年までのシーズンを調査し、リードした状態で9回に入ったチームの勝率は数十年にわたって事実上変わっていないことを発見した。8回以降に1点リードしていると勝率は約85%、2点リードの場合は約94%、3点リードの場合は約96%であった[18]ベースボール・プロスペクタス英語版は、9回にセーブを記録しやすくするために主力リリーフ投手を温存するのではなく、走者が塁上にいる重要な局面で早めに登板させることで、1年あたり4勝以上増える可能性があると予測した[22]トム・タンゴらは The Book: Playing the Percentages in Baseball の中で、主力リリーフ投手を3点リードの9回に登板させるよりも、1点または2点リードの8回に登板させる方が価値があると記している[23]。ケイプルは「監督は、成績と銀行口座の残高をつり上げるために、安くセーブをさせることによってクローザーとその代理人を喜ばせる必要があると感じている」と記した[18]。タンゴらは、3点リードの9回で平均的なリリーフ投手が登板するよりも、優秀なリリーフ投手が登板した場合、勝率が2%上昇し、2点リードでは4%、1点リードでは6%上昇すると推定した[24]ボルチモア・オリオールズ元監督のジョニー・オーツは、セーブを考案したジェローム・ホルツマン英語版に対し、ホルツマンが9回に投げる投手を生み出したと述べたが、ホルツマンは9回に最高のリリーフ投手を登板させるようにする戦術を編み出したのは監督たちであると述べた[25]。ホルツマンは、監督がクローザーを起用することで「投手のセーブを悪用し、クローザーを優遇する」可能性があると指摘した[26]。ラルーサは、リリーフ投手は自身の役割と試合に呼ばれる状況を知ることが重要であると述べた。ラルーサは「確かに7回と8回で分が悪くなることもあるが、9回の最後の3つのアウトをとることが最も厳しい。そのプレッシャーに対応できる者が欲しい。私にとって最も重要なことだ」とも述べた[3]。アスレチックスGMのビリー・ビーンは、クローザー以外の投手が9回に投げて試合に負けたら、メディアから多くの批判を受けるだろうと述べた[18]

批判

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ラルーサは、リードしたまま9回までクローザーを温存するという戦術に固執すると、状態が良くないチームはクローザーがうまく働かなくなる可能性があると指摘した[3]。例として、2012年シーズンではフィラデルフィア・フィリーズ監督のチャーリー・マニエルが、終盤のイニングで同点となった6試合を含む重要度が高い場面でクローザーのジョナサン・パペルボンを起用しなかったために、チームはシーズン中盤までに7勝を失った可能性がある。ジョナー・ケリは「最も予測しやすい状況以外で投手を使うことへの恐怖、または単なる惰性から、クローザーは同点で走者がいるような実際に試合の行方を左右する場面よりも、9回に2点差で走者がいない、対処しやすい場面の方がはるかによく使われる」と提言し、パペルボンについて「フィリーズが、期待できるほぼ全ての投手が85%から90%の確率でうまく対処できる場面のみではなく、本当に必要な場面で彼を使い始めなければ、パペルボンはガレージから出てこない20万ドルのアストンマーティンのままだろう」と述べた[27][28]

批評家の中には、プレーオフの試合、特にチームが敗退の危機にある場面において9回にクローザーを登板させる戦術は非論理的であると指摘する者もいる。2010年のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズの第4戦と第6戦では、いずれの試合でも同点の終盤でフィリーズ監督のマニエルがクローザーのブラッド・リッジを起用せず、他のリリーフ投手が決勝点を与えた[29][30]。同様に、2010年のアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズの第3戦と第6戦では、いずれの試合でもニューヨーク・ヤンキースが途中まで2点のリードを許していたが、監督のジョー・ジラルディはこの接戦の場面でマリアノ・リベラを起用せず、その後他のリリーフ投手が失点を重ねたことでヤンキースは敗北した。ESPNのマシュー・ウォレスは「ジラルディはヤンキースが6-1で負けている第6戦の9回でリベラを起用したが、彼らの船はもう海に出ていた」と嘆いた[31]

殿堂入り

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アメリカ野球殿堂入りを果たしたリリーフ投手は8人いる。最初に選出されたのは1985年のホイト・ウィルヘルムであり[32]、その後ローリー・フィンガーズデニス・エカーズリーブルース・スーターリッチ・ゴセージトレバー・ホフマンリー・スミスマリアノ・リベラが選出された[注 1]。エカーズリーは1イニングでのセーブが一般的になってから殿堂入りした初めてのクローザーである。エカーズリーは、自身が殿堂入りしたのは、先発投手とリリーフ投手の両方を経験したことが理由であると思うと述べた[35]。エカーズリーは「もし私が今日クローザーとしてやってきて20年プレーしていたら、私は(殿堂入りを)果たしていただろうか。これらの投手たちは20年間、するべき仕事をした。彼らは他に何をすればいいのだろうか」と述べた[36]。2019年、リベラはMLB史上初めて満票で殿堂入りを果たした選手となった[37]

主な賞

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メジャーリーグベースボール(MLB)

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クローザー 球団
殿堂入り マリアノ・リベラ ニューヨーク・ヤンキース 2019年
リー・スミス シカゴ・カブス
トレバー・ホフマン サンディエゴ・パドレス 2018年
リッチ・ゴセージ ニューヨーク・ヤンキース 2008年
ブルース・スーター セントルイス・カージナルス 2006年
デニス・エカーズリー オークランド・アスレチックス 2004年
ローリー・フィンガーズ オークランド・アスレチックス 1992年
ホイト・ウィルヘルム ニューヨーク・ジャイアンツ 1985年
サイ・ヤング賞 エリック・ガニエ ロサンゼルス・ドジャース 2003年 (NL)
デニス・エカーズリー * オークランド・アスレチックス 1992年 (AL)
マーク・デービス サンディエゴ・パドレス 1989年 (NL)
スティーブ・ベドローシアン フィラデルフィア・フィリーズ 1987年 (NL)
ウィリー・ヘルナンデス * デトロイト・タイガース 1984年 (AL)
ローリー・フィンガーズ * ミルウォーキー・ブルワーズ 1981年 (AL)
ブルース・スーター シカゴ・カブス 1979年 (NL)
スパーキー・ライル ニューヨーク・ヤンキース 1977年 (AL)
マイク・マーシャル ロサンゼルス・ドジャース 1974年 (NL)
クローザー 球団
MVP デニス・エカーズリー * オークランド・アスレチックス 1992年 (AL)
ウィリー・ヘルナンデス * デトロイト・タイガース 1984年 (AL)
ローリー・フィンガーズ * ミルウォーキー・ブルワーズ 1981年 (AL)
ジム・コンスタンティー フィラデルフィア・フィリーズ 1950年 (NL)
ワールドシリーズMVP マリアノ・リベラ ニューヨーク・ヤンキース 1999年
ジョン・ウェッテランド ニューヨーク・ヤンキース 1996年
ローリー・フィンガーズ オークランド・アスレチックス 1974年
ラリー・シェリー ロサンゼルス・ドジャース 1959年
最優秀新人選手賞 クレイグ・キンブレル アトランタ・ブレーブス 2011年 (NL)
ネフタリ・フェリス テキサス・レンジャーズ 2010年 (AL)
アンドリュー・ベイリー オークランド・アスレチックス 2009年 (AL)
ヒューストン・ストリート オークランド・アスレチックス 2005年 (AL)
佐々木主浩 シアトル・マリナーズ 2000年 (AL)
スコット・ウィリアムソン シンシナティ・レッズ 1999年 (NL)
グレッグ・オルソン ボルチモア・オリオールズ 1989年 (AL)
トッド・ウォーレル セントルイス・カージナルス 1986年 (NL)
スティーヴ・ハウ ロサンゼルス・ドジャース 1980年 (NL)
ブッチ・メッツガー サンディエゴ・パドレス 1976年 (NL)
ジョー・ブラック ロサンゼルス・ドジャース 1952年 (NL)
リーグチャンピオンシップシリーズMVP 上原浩治 ボストン・レッドソックス 2013年 (AL)[38]
アンドリュー・ミラー クリーブランド・インディアンス 2016年 (AL)
マリアノ・リベラ ニューヨーク・ヤンキース 2003年 (AL)
ロブ・ディブルランディ・マイヤーズ シンシナティ・レッズ 1990年 (NL)
デニス・エカーズリー オークランド・アスレチックス 1988年 (AL)
オールスターゲームMVP マリアノ・リベラ ニューヨーク・ヤンキース 2013年

* 同じ年にサイ・ヤング賞とリーグMVPの両方を受賞した選手

日本野球機構(NPB)

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クローザー 球団
殿堂入り 高津臣吾 ヤクルト 2022年
佐々木主浩 横浜 2014年
大野豊 広島 2013年
津田恒実 広島 2013年
名球会 藤川球児 阪神 2022年
上原浩治 巨人 2022年
岩瀬仁紀 中日 2010年
高津臣吾 ヤクルト 2003年
佐々木主浩 横浜 2000年
MVP デニス・サファテ ソフトバンク 2017年 ()
佐々木主浩 横浜 1998年 ()
郭源治 中日 1988年 (セ)
江夏豊 日本ハム 1981年 (パ)
江夏豊 広島 1979年 (セ)
クローザー 球団
日本シリーズMVP デニス・サファテ ソフトバンク 2017年
東尾修 西武 1982年
クライマックスシリーズMVP 呉昇桓 阪神 2012年 ()
セ・パ交流戦MVP 小林雅英 ロッテ 2006年
最優秀新人 大勢 巨人 2022年 ()
栗林良吏 広島 2021年 (セ)
山﨑康晃 横浜DeNA 2015年 (セ)
牧田和久 西武 2011年 ()
三瀬幸司 ダイエー 2004年 (パ)
平井正史 オリックス 1995年 (パ)
森田幸一 中日 1991年 (セ)
与田剛 中日 1990年 (セ)

脚注

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注釈

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  1. ^ 殿堂入り投手のジョン・スモルツは4シーズンの間クローザーを務めているが、主に先発投手であったと考えられている[33][34]

出典

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  1. ^ クローザー【意外と知らない野球用語】”. Full-Count (2021年2月1日). 2024年9月24日閲覧。
  2. ^ a b Zimniuch 2010, p. 169.
  3. ^ a b c d e f g h Jenkins, Chris (September 25, 2006). “Where's the fire?”. The San Diego Union-Tribune. オリジナルのJune 28, 2011時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110628203118/http://www.signonsandiego.com/uniontrib/20060925/news_1s25saves.html 
  4. ^ Jack Moore "On the Closer Position: The Save and RP Usage" Fangraphs, December 30, 2009 On the Closer Position: The Save and RP Usage” (December 30, 2009). January 8, 2010時点のオリジナルよりアーカイブMay 6, 2010閲覧。
  5. ^ Couch, Greg (August 2004). “Last three outs require mental toughness on the part of a closer”. Baseball Digest 63 (8): 54–57. ISSN 0005-609X. 
  6. ^ a b Zimniuch 2010, p. 143.
  7. ^ a b Dickson, Paul (2011). The Dickson Baseball Dictionary. W. W. Norton & Company. p. 195. ISBN 978-0-393-34008-2. https://books.google.com/books?id=ceeU7xSLw5kC&pg=PA195 December 30, 2011閲覧。 
  8. ^ a b Morris 2006, p. 318.
  9. ^ McNeil 2006, p. 53.
  10. ^ a b Marchman, Tim (January 11, 2006). “Mr. Sutter Goes To Cooperstown...”. The New York Sun. オリジナルのFebruary 15, 2015時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150215072753/http://www.nysun.com/sports/mr-sutter-goes-to-cooperstown/25685/ December 20, 2011閲覧. "Pitchers like Goose Gossage and Rollie Fingers were being used largely in save situations while Sutter was still in the minors; Sutter being used almost exclusively that way was an incremental change." 
  11. ^ a b Baseball Prospectus Team of Experts 2007, p. 59.
  12. ^ a b Posnanski, Joe (September 14, 2011). “The Meaning of Mariano”. SI.com. オリジナルのJanuary 4, 2012時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120104055430/http://joeposnanski.si.com/2011/09/14/the-meaning-of-600-saves/ 
  13. ^ a b Baseball Prospectus Team of Experts 2007, p. 60.
  14. ^ Should managers play Scrabble with relievers? - MLB - Yahoo Canada Sports”. March 10, 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。March 25, 2018閲覧。
  15. ^ Kornheiser, Tony (20 February 2017). Pardon the Interruption. ESPN. Tony La Russa changed the game of baseball. Tony La Russa invented the closer with Dennis Eckersley. Handed him the ball the beginning of the ninth—didn't bring him in the eighth, didn't bring him in the seventh—Goose Gossage, 'cause I covered him, pitched a lot of two- or three-inning relief situations. If he got around the lineup once, he got hit the second time. A lot of guys get hit the second time ... They are not comparable positions.
  16. ^ a b McNeil 2006, p. 98.
  17. ^ Dickson 1999, p. 194, 396.
  18. ^ a b c d e f Caple, Jim (August 5, 2008). “The most overrated position in sports”. ESPN.com. オリジナルのJune 29, 2011時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110629023701/http://sports.espn.go.com/espn/page2/story?page=caple%2F080805 
  19. ^ Schecter, Gabriel (January 18, 2006). “The Evolution of the Closer”. National Baseball Hall of Fame. June 8, 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月20日閲覧。 “Gossage and Fingers weren't far behind, with Fingers the only pitcher who pitched at least three innings in more than 10% of his saves. Sutter and Gossage had more saves where they logged at least two innings than saves where they pitched an inning or less.”
  20. ^ Rosen, Charlie (2011). Bullpen Diaries: Mariano Rivera, Bronx Dreams, Pinstripe Legends, and the Future of the New York Yankees. HarperCollins Publishers. p. 213. ISBN 978-0-06-200598-4. https://archive.org/details/bullpendiariesma0000rose/page/213 
  21. ^ Zimniuch 2010, p. 97.
  22. ^ Baseball Prospectus Team of Experts 2007, pp. 72–73.
  23. ^ Tango et al. 2007, p. 221.
  24. ^ Tango et al. 2007, pp. 215–16.
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  26. ^ Holtzman, Jerome (June 18, 1989). “Pitching Keeps Cubs Armed And Ready After Getting Past Challenging Stretch”. Chicago Tribune. オリジナルのJuly 14, 2014時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140714161815/http://articles.chicagotribune.com/1989-06-18/sports/8902100793_1_cubs-bullpen-darrin-jackson-calvin-schiraldi 
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参考文献

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関連項目

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外部リンク

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