コーイケルホンディエ
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(コイケルホンディエから転送)
コーイケルホンディエ(蘭: Kooikerhondje)は、オランダ産の小型犬の一種。俗にコイケルホンド、コイケル等と呼ばれる。
日本では知名度が低い犬種であったが、日本人メジャーリーガーの大谷翔平がコーイケルホンディエを飼っている事が知られ、注目される。
JKCの登録頭数は、1999年に6頭で近年は132頭(2007年)、87頭(2008年)、115頭(2009年)、96頭(2010年)、85頭(2011年)、112頭(2012年)、80頭(2013年)と100頭前後で増えてきている。
近親繁殖にならないよう注意が必要である。
歴史
[編集]銃が発明される以前のカモ猟では網が用いられていたが、網を打つ前に鳥をおびき寄せるのがこの犬の仕事だった。
カモ猟では、ふさふさした尾を茂みの中から見え隠れするように動かし、仕掛けた網や、銃の射程にカモをおびき寄せていた。
第二次世界大戦が終了するまでにはほとんどが全滅してしまい、一時期は世界で5頭までに減少した。現在では愛好家の努力によって少しずつ増えてはいるが、依然として本国オランダ以外では非常に希少な犬種となっている。現在では、主にペットとして生存している。
エピソード
[編集]2023年11月17日、日本人メジャーリーガーの大谷翔平が2度目のMVPに選ばれた際、受賞発表時のアメリカのテレビ局での中継で大谷の傍らに映り“most valuable puppy”(最も価値のある子犬)と紹介され、注目された[1][2][3]。同年12月に、日本語名の「デコピン」および英語名の“Decoy”(ディコイ)と名前が明かされた[4]。
特徴
[編集]- 体重は約7〜15kg、体高は35〜40cm。
- 体高と体長がほぼ等しい。
- 垂れ耳には豊富な飾り毛と垂れ尾を持っている。
- 被毛は、真直ぐ、或いは軽くウェーブした長めの被毛を持っている。耳や腹、尻、四肢などには飾り毛があり、特に尾には豊富な飾り毛を持っている。
- 元々猟犬であるため、ボール遊びなど十分な運動を必要とする。
- 性格は、陽気で気立てが良い。フレンドリーで活発、環境適応性が広く遊び好き。頭もよく、飼い主や家族に忠実である。
- 神経質な面あり、家族以外には警戒心が強い。賢い分、トレーニングが必要である。
脚注
[編集]- ^ “大谷愛犬 オランダ原産コーイケルホンディエ 大谷同様高い能力 購入に2年以上待つことも”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2023年11月18日) 2023年11月18日閲覧。
- ^ MLB [@MLB] (2023年11月17日). "Topps made a baseball card for Shohei Ohtani and his "most valuable puppy" 🥺 …". X(旧Twitter)より2023年11月18日閲覧。
- ^ “Shohei Ohtani's dog debuts during MVP announcement”. MLB.com (2023年11月17日). 2023年11月18日閲覧。
- ^ “大谷翔平の愛犬は「デコピン」!米国では「発音が難しいので『Decoy(ディコイ)』と紹介」…即トレンド1位に”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2023年12月15日) 2024年1月2日閲覧。