サミール・アミン
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(サミール・アミーンから転送)
amir Amin at the 2012 Subversive Festival (en) in Zagreb. | |
人物情報 | |
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生誕 |
1931年9月3日 エジプト カイロ |
死没 |
2018年8月12日(86歳没) フランス パリ |
学問 | |
研究分野 | 経済学、政治学 |
サミール・アミン(アラビア語: سمير أمين、Samir Amin, 1931年9月3日 - 2018年8月12日[1])は、エジプト・カイロ生まれの経済学者。国際連合大学第三世界フォーラム部会長。
人物
[編集]父親はエジプト人、母親はフランス人。エジプトのカイロで出生し、ポートサイドで育ち、1947年から1957年までフランス・パリで政治学、経済学、統計学を学ぶ。パリではフランス共産党に参加するが、後に距離を置くようになり、毛沢東思想やクメール・ルージュの思想などからも影響を受けた。
マルクス経済学の立場から開発途上国の「従属理論」をフランク、カルドーゾなどと相前後して提唱した。彼の理論としては、世界資本主義システムでの中心=周縁論などが代表的である。この議論は80年代には下火になるが、イマニュエル・ウォーラーステインの世界システム論に影響を与えることになる。
2018年8月12日、フランス・パリにて死去[1]。86歳没。
邦訳著書
[編集]- 『不等価交換と価値法則』(亜紀書房, 1979年)
- 『世界的規模における資本蓄積(1)世界資本蓄積論』(柘植書房, 1979年)
- 『世界的規模における資本蓄積(2)周辺資本主義構成体論』(柘植書房, 1979年)
- 『世界的規模における資本蓄積(3)中心=周辺経済関係論』(柘植書房, 1981年)
- 『帝国主義と不均等発展』(第三書館, 1981年)
- 『現代アラブ――経済と戦略』(新評論, 1981年)
- 『世界は周辺部から変る』(第三書館, 1982年)
- 『アラブ民族――その苦悶と未来』(亜紀書房, 1982年/新装版, 1991年)
- 『価値法則と史的唯物論』(亜紀書房, 1983年)
- 『マオイズムの未来』(第三書館, 1983年)
- 『不均等発展――周辺資本主義の社会構成体に関する試論』(東洋経済新報社, 1983年)
- 『階級と民族』(新評論, 1983年)
- 『開発危機――自立する思想・自立する世界』(文眞堂, 1996年)
出典
[編集]- ^ a b “World acclaimed Marxist thinker Samir Amin dies” (英語). Ahram Online (2018年8月12日). 2018年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月13日閲覧。