サリーン・S7
サリーン・S7 | |
---|---|
S7R | |
概要 | |
販売期間 | 2000年- |
ボディ | |
乗車定員 | 2人 |
ボディタイプ | 2ドア クーペ |
駆動方式 | MR |
パワートレイン | |
エンジン |
2000年-2004年 7.0L V8 OHV 2005年- 7.0L V8 OHV ツインターボ |
最高出力 |
2000年-2004年 558PS/6,400rpm 2005年- 760PS/6,300rpm(ツインターボ) |
変速機 | 6速MT |
前 | ダブルウィッシュボーン式 |
後 | ダブルウィッシュボーン式 |
車両寸法 | |
全長 | 4,774mm |
全幅 | 1,981mm |
全高 | 1,041mm |
車両重量 | 1,247kg |
S7 (Saleen S7) は、アメリカの自動車メーカーサリーンが開発したスーパーカーである。
概要
[編集]2000年に市販車より先にル・マン用プロトタイプレースカーが販売され、その後公道向け一般車両としても発売された[1]。一般向けの公道走行可能な車両も、先に登場したレースに準じた仕様となっている。エンジンはフォードのV型8気筒エンジンを参考に、サリーンが全て新開発したオールアルミ製7LのV型8気筒OHVをミッドシップに搭載し、最高出力558PS/6,400rpm、最大トルク72.86kg・m/4,000rpmというパワー&トルクを発揮する。0-400m加速は11.8秒、最高速度は200mph(約322km/h)に到達する。
車体はスーパーカーらしく全体に低く流麗なスタイルで、シャシはアルミニウムハニカム構造でスチールチューブのサブフレームを延長したものとなっている。サスペンションはレーシングタイプの ダブルウィッシュボーン・コイルダンパーで、ブレーキはサリーンとブレンボの共同開発品を装備する。マフラーは後方リアバンパー部分から突き抜けた片側2本ずつの左右4本出し。内装は市販車仕様は空調、オーディオ等の快適装備に、さらに豪華なコノリーレザーの本革を使用。フルバケットシートはオーナーの体形に合わせ、採寸するという贅沢な仕様となっている。
日本では木村拓哉のかつての愛車として知られる。
S7 ツインターボ
[編集]2005年にマイナーチェンジでエンジンにツインターボが装着されたモデル[2]。出力は約200PS向上して750PS/6,300rpmを発生、さらに0-100km/h加速2.8秒、最高速度248mph(約399km/h)と、パフォーマンスも強化された。 さらに2006年には「コンペティションパッケージ」というレース用オプションが登場、これにアップグレードすると最高出力1,000PS、最高速度は260mph(約420km/h)にも達する。
S7をレース用にアップグレードしたS7RがFIA GT選手権やル・マン24時間レースなどの欧州レースを中心に活躍している。