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ゴールデンイーグル (競馬の競走)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゴールデンイーグル
The Golden Eagle
開催国 オーストラリアの旗 オーストラリア
競馬場 ローズヒルガーデンズ競馬場
第1回施行日 2019年11月2日
2023年の情報
距離 芝1500m
賞金 1着賞金525万豪ドル
賞金総額1000万豪ドル
出走条件 サラブレッド北半球産3歳、南半球産4歳
負担重量 北半球産3歳56.5kg、南半球産4歳57.5kg、牝馬2kg減
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ザ・ゴールデンイーグル(The Golden Eagle)は、オーストラリアローズヒルガーデンズ競馬場で開催される競馬の競走である[1]

概要

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2019年にシドニースプリングカーニバルの新たな主要競走として新設されたレースで、ローズヒルガーデンズ競馬場の芝1500mで開催される。賞金総額1000万オーストラリアドル、1着賞金525万オーストラリアドル[1]凱旋門賞メルボルンカップよりも賞金が高額に設定されている[注釈 1]

南半球産4歳馬、または北半球産3歳馬のみが出走可能な競走であり、G1・G2・G3・リステッド重賞格付けは認定されていない[1]。本競走はローズヒルガーデンズ競馬場における2歳限定G1のゴールデンスリッパーステークス、3歳限定G1のゴールデンローズステークスに続く「ゴールデンスラム」の第3戦に位置づけられており、3競走を全勝した馬には500万オーストラリアドルのボーナスが支払われる[2]

本競走のねらいとして、オーストラリアでは能力の高い牡馬は3歳までに引退して種牡馬になってしまうため、明け4歳の春競馬に目標となる高額賞金を設定し、引退を遅くして長く競馬に使ってもらえるようにしている[3]

本競走にはその賞金の10%が各出走馬のオーナーが指定した慈善事業団体に寄付されるというシステムがある[4]

歴史

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2018年12月に主催者のレーシングニューサウスウェールズ(RNSW)により翌2019年からの創設されることが発表され、賞金総額750万オーストラリアドル(1着賞金410万オーストラリアドル)とオーストラリアの競走としてはジ・エベレストに次ぎ、同国の国民的行事として知られるメルボルンカップ(2018年当時賞金総額730万オーストラリアドル)を上回る高額の賞金が用意された[2]

メルボルンカップも主催するレーシングヴィクトリア(RV)によって2019年から賞金総額800万オーストラリアドルに増額されたため第2位の座を譲ったが[5]2022年にゴールデンイーグルは賞金総額が1000万オーストリアドルに増額され、メルボルンカップよりも賞金総額が高くなった[1]

2023年11月4日、日本のオオバンブルマイがオーストラリア以外、北半球産の馬としては初めて優勝した[6]

歴代優勝馬

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施行日 調教国・優勝馬 日本語読み 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師
2019年11月2日[7] オーストラリアの旗Kolding コールディング 騸4 1:28.28 グレン・ボス クリス・ウォーラー
2020年10月31日[8] オーストラリアの旗Colette コレット 牝4 1:32.67 コビー・ジェニングス ジェームス・カミングス
2021年10月30日[9] オーストラリアの旗I'm Thunderstruck アイムサンダーストラック 騸4 1:27.90 ヒュー・ボウマン マイク・プライス&マイケル・ケント・ジュニア
2022年10月29日[10] オーストラリアの旗I Wish I Win アイウィッシュアイウィン 騸4 1:28.19 ルーク・ノーレン ピーター・ムーディー
2023年11月4日[11][12] 日本の旗Obamburumai オオバンブルマイ 牡3 1:29.26 ジョシュア・パー 吉村圭司
2024年11月2日[13] イギリスの旗Lake Forest レイクフォレスト 牡3 1:27.98 シーレン・ファロン ウィリアム・ハガス

日本調教馬の成績

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脚注

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注釈

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  1. ^ 2023年時点で賞金総額1000万オーストラリアドルは日本円にして約9億5200万円で、1着賞金は525万オーストラリアドルは日本円にして約5億円[1]

出典

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  1. ^ a b c d e 【ザ・ゴールデンイーグル2023】レース概要・過去の優勝馬など 日本から武豊騎手&オオバンブルマイが出走予定【1着賞金5億円】”. netkeiba.com (2023年11月5日). 2023年11月6日閲覧。
  2. ^ a b “The Golden Eagle: Rosehill to host Australia’s second richest race”. Fox Sports Australia. (2018年12月5日). https://www.foxsports.com.au/horse-racing/the-golden-eagle-rosehill-to-host-australias-second-richest-race/news-story/7b3b803264ab50cfc0004aaa2d16d383 2023年11月6日閲覧。 
  3. ^ 総賞金約9.5億円の“大盤振舞”! 日本馬初参戦「ゴールデンイーグル」が高額賞金のワケ”. netkeiba.com (2023年11月3日). 2023年11月6日閲覧。
  4. ^ 【豪州 ザ・ゴールデンイーグル】コルディング、記念すべき第一回の覇者に!”. netkeiba.com (2019年11月2日). 2023年11月6日閲覧。
  5. ^ Melbourne Cup worth $8m”. RACING.COM (2019年6月11日). 2023年11月6日閲覧。
  6. ^ 【ゴールデンイーグル】オオバンブルマイVで約5億円ゲット!豪で大盤振る舞い 武豊の代打・パーが大仕事”. スポニチ Sponichi Annex (2023年11月4日). 2023年11月6日閲覧。
  7. ^ Race 7 - Rosehill Gardens - Sat 2 Nov 2019” (英語). www.racing.com (2019年11月2日). 2023年11月6日閲覧。
  8. ^ Race 8 - Rosehill Gardens - Sat 31 Oct 2020” (英語). www.racing.com (2020年10月31日). 2023年11月6日閲覧。
  9. ^ Race 7 - Rosehill Gardens - Sat 30 Oct 2021” (英語). www.racing.com (2021年10月30日). 2023年11月6日閲覧。
  10. ^ Race 8 - Rosehill Gardens - Sat 29 Oct 2022” (英語). www.racing.com (2022年10月29日). 2023年11月6日閲覧。
  11. ^ Race 7 - Rosehill Gardens - Sat 4 Nov 2023” (英語). www.racing.com (2023年11月4日). 2023年11月6日閲覧。
  12. ^ ゴールデンイーグル”. netkeiba.com (2023年11月4日). 2023年11月6日閲覧。
  13. ^ Race 8 - Rosehill Gardens - Sat 2 Nov 2024” (英語). www.racing.com (2024年11月2日). 2024年11月2日閲覧。

関連項目

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