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シャーロト・ドュジャーデーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Charlotte Dujardin
CBE
Dujardin in 2012
個人情報
フルネームCharlotte Susan Jane Dujardin[1]
生誕 (1985-07-13) 1985年7月13日(39歳)[2]
Enfield, Greater London, England
身長1.70 m (5 ft 7 in)
体重61 kg (134 lb)
スポーツ
イギリスの旗 英国
競技馬術競技 馬場馬術
チームBritish Dressage Federation
プロ転向2011
担当コーチCarl Hester, Ian Cast
成績・タイトル
最高世界ランク1
獲得メダル
Equestrian
イギリスの旗 英国
オリンピック
2012 London Team dressage
(馬名 Valegro)
2012 London Individual dressage
(馬名 Valegro)
2016 Rio de Janeiro Individual dressage
(馬名 Valegro)
2016 Rio de Janeiro Team dressage
(馬名 Valegro)
2020 Tokyo Team dressage
(馬名 Gio)
2020 Tokyo Individual dressage

(馬名 Gio)
World Equestrian Games
2014 Normandy Spécial dressage
(馬名Valegro)
2014 Normandy Freestyle dressage
(馬名Valegro)
2014 Normandy Team dressage
(馬名 Valegro)
2018 Tryon Spécial dressage
(馬名 Mount St John Freestyle)
2018 Tryon Team dressage
(馬名 Mount St John Freestyle)


European Dressage Championships
2011 Rotterdam Team dressage
(馬名Valegro)
2013 Herning Spécial dressage
(馬名Valegro)
2013 Herning Freestyle dressage
(馬名Valegro)
2015 Aachen Spécial dressage
(馬名 Valegro)
2015 Aachen Freestyle dressage
(馬名 Valegro)
2023 Risenbeck Team dressage
(馬名 Imhotep)
2015 Aachen Team dressage
(馬名 Valegro)
2021 Hagen Team dressage
(馬名 Gio)
2013 Herning Team dressage
(馬名 Valegro)
2021 Hagen Individual dressage
(馬名 Gio)
2023 Risenbeck Special dressage
(馬名 Imhotep)
2023 Risenbeck Freestyle dressage
(馬名 Imhotep)
Dressage World Cup
2014 Lyon Individual dressage
(馬名Valegro)
2015 Las Vegas Individual dressage
(馬名Valegro)
2023 London Individual dressage
(馬名 Imhotep)
イギリスEnfieldにあるシャーロト宛の金色のポスト.

シャーロト・ドュジャーデーン(英語:Charlotte Susan Jane Dujardin, 1985年7月15日 - )はイギリスの馬場馬術選手・作家。

2020年東京オリンピック大会にイギリス代表選手として参加した。2021年7月27日馬場馬術競技の団体競技にてイギリス代表選手として銅メダルを獲得[3]、同7月28日個人競技でも銅メダルを獲得[4]した。

イギリスにおいて乗馬スポーツで最も成功した選手にたとえられる。愛馬Valegroと数々のメジャー大会を連覇し全ての馬場馬術のメジャータイトルを獲得した上、世界記録を持つ。イギリス代表選手としてオリンピック馬場馬術とEuropean Team Dressage championshipsおいてイギリス団体チームの優勝に貢献している。

愛馬Valegroの引退に伴い、幾頭かの新しい馬に騎乗した。9歳牝馬のMount St John Freestyleと参加した世界馬術選手権2018 FEI World Equestrian GamesとGrand Prix Spécialの両大会おいて団体と個人競技で銅メダルを獲得した。

幼少から青年期

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ロンドンインフィールド地区で生まれ, 2歳の時に乗馬をはじめた。3歳でポニークラブの障害飛越競技で2位になった。そのような中で母親が乗馬を継続して行けるようポニー馬を売買して贖った。幼少期に、学習障害の一種のディスレクシアと診断を受けている。青年期にはイギリス国内のHorse of the Year Showにおいて4回、All England Jumping Course at Hicksteadにおいて3回勝者となっている。

経歴

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トレーナーだったDebbie Thomasと出会ってから馬場馬術に転出、イギリスの馬場馬術オリンピック金メダリストのカール・ハスラーのもとで働きながら才能を見いだされた。 2011年ハスラーらによって後の愛馬になるValegroをあてがわれ、国際大会に初参加した。馬との相性がよくオランダのロッテルダムで開かれたEuropean Dressage Championshipで金メダル、同じ2011年ロンドンで行われたFEIワールドカップグランプリで優勝した。 2012年には2012 World Cup freestyle eventにおいてスコア87.875%で優勝し、2015年4月19日アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスで開催されたthe FEI World Cupでは最終日の競技でスコア94.169%という成績で優勝した。これにより国際メジャータイトルを同じ馬に騎乗して4連覇するというかつてなかった記録を成し遂げた。

2013年のFEI国際馬術連盟のベスト アスリート アワード(Best Athlete Award)に選ばれた。[5]

2019年のEuropian Dressage Championshipへ(馬名)Mount St John Freestyleに騎乗して参加した。団体競技において一時銀メダルが確定したが馬の左ひばら部に潜血が認められたため4位になった。[6]個人競技で銀メダルを獲得している。

東京2020オリンピックの後2021年9月ドイツのハーゲンで行われたEuropian Dressage Championshipにおいて(馬名)Gioに騎乗して参加、団体競技で銀メダル、そして個人競技で銅メダルを獲得した。同年12月17日イギリスのLondon International Horse Show開催中行われたDressage World Cupにおいてフリースタイルで金メダルを獲得した。

オリンピック

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2012年のロンドンオリンピックにイギリス代表選手としてValegroと共に出場し、同年8月7日馬場馬術競技の団体金メダルを獲得、さらに2日後にスコア90.089%を得て馬場馬術競技の個人金メダルを獲得した。 Valegroと2016年リオデジャネイロオリンピックでは団体と個人のイギリス代表選手として出場し、馬場馬術競技の個人金メダルを獲得し前回のオリンピック含め金メダル連覇を成し遂げた。この大会でイギリスは馬場馬術競技の団体銀メダルを獲得している。 2016年12月14日にValegroをリタイアさせ、ペアを解消した。

BOAは2021年7月2日(馬名)Gioとペアでイギリス代表の馬場馬術競技選手として東京2020オリンピック大会馬場馬術競技に出場することを発表した。ペアとして騎乗したGioはDutch Wormblood種の栗毛で10歳の騸馬だった。[7]その結果、同年7月27日 団体競技において銅メダルを獲得、同年同月28日個人競技でも銅メダルを獲得した。この時点でイギリス代表の女子オリンピック選手として過去三大会を合わせて最多6個のメダルを有している。

しかし2024年パリ大会直前になって不適切行為があったとして代理人からFEIに出場辞退を申し出た[8][9]

国際大会成果

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競技の成果
大会 馬名 得点 順位 団体または個人
2011 European Championships Valegro 78.830% 金メダル Team
76.548% 6th Individual Special
79.357% 9th Individual Freestyle
2012 Olympic Games Valegro 83.663% 金メダル Team
90.089% 金メダル Individual
2013 European Championships Valegro 85.942% 銅メダル Team
85.699% 金メダル Individual Special
91.250% 金メダル Individual Freestyle
2014 World Cup Final Valegro 92.179% 金メダル
2014 World Equestrian Games Valegro 85.271% 銀メダル Team
86.120% 金メダル Individual Special
92.161% 金メダル Individual Freestyle
2015 World Cup Final Valegro 94.196% 金メダル
2015 European Championships Valegro 83.029% 銀メダル Team
87.577% 金メダル Individual Special
89.054% 金メダル Individual Freestyle
2016 Olympic Games Valegro 85.071% 銀メダル Team
93.857% 金メダル Individual
2018 World Equestrian Games Mount St. John Freestyle 77.764% 銅メダル Team
81.489% 銅メダル Individual Special
2019 European Championships Mount St. John Freestyle EL 4th Team
66th Individual
2021 Olympic Games Gio 79.544% 銅メダル Team
88.543% 銅メダル Individual
2021 European Championships Gio 79.829% 銀メダル Team
87.246% 銅メダル Individual

作家活動

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2018年3月27日にTrafalgar Square Books社から"The Girl on the Dancing Horse: Charlotte Dujardin and Valegro"を出版した。

脚注

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  1. ^ New Year's Honours list 2017”. Gov.uk. Government Digital Service. p. 14 (30 December 2016). 30 December 2016閲覧。
  2. ^ Charlotte Dujardin”. olympedia.org. 23 July 2024閲覧。
  3. ^ 結果 - 馬場馬術団体グランプリスペシャル - 7月27日” (日本語). olympics.com. 2021年7月27日閲覧。
  4. ^ 結果 - 馬場馬術個人グランプリフリースタイル - 7月28日” (日本語). olympics.com. 2021年7月28日閲覧。
  5. ^ 2013年のFEI(国際馬術連盟)の受賞者” (日本語). fei.org. 2021年12月26日閲覧。
  6. ^ Charlotte Dujardin elimination sees GB lose European Dressage silver” (英語). www.bbc.com. 2021年9月20日閲覧。
  7. ^ 9 Facts & FAQs About Gio, Charlotte Dujardin’s Dressage Horse” (英語). horseyhooves.com. 2021年9月20日閲覧。
  8. ^ Charlotte Dujardin: British eventer pulls out of Paris Olympics after video emerges showing her "repeatedly hitting a horse's legs, and claiming it was an error of judgement"” (英語). BBC Sport (2024年7月23日). 2024年7月23日閲覧。
  9. ^ FEI announces provisional suspension of Dressage athlete Charlotte Dujardin (GBR)” (英語). FEI (2024年7月23日). 2024年7月23日閲覧。

外部リンク

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