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ジェレミー・トゥララン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジェレミー・トゥララン
マラガ時代のトゥララン (2012年)
名前
ラテン文字 Jeremy TOULALAN
基本情報
国籍 フランスの旗 フランス
生年月日 (1983-09-10) 1983年9月10日(41歳)
出身地 ナント
身長 183cm
体重 78kg
選手情報
ポジション MF (DH) / DF (CB)
利き足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2001-2006 フランスの旗 ナント 94 (1)
2006-2011 フランスの旗 オリンピック・リヨン 154 (0)
2011-2013 スペインの旗 マラガ 44 (3)
2013-2016 モナコの旗 モナコ 82 (1)
2016-2018 フランスの旗 ボルドー 51 (0)
代表歴
2001-2002 フランスの旗 フランス U-17 9 (4)
2002-2003 フランスの旗 フランス U-18 7 (1)
2003-2006 フランスの旗 フランス U-21 19 (5)
2006-2010 フランスの旗 フランス 36 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2018年1月20日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ジェレミー・トゥララン(Jérémy Toulalan, 1983年9月10日 - )は、フランスナント出身の元サッカー選手。元フランス代表。現役時代のポジションはミッドフィールダー

来歴

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地元のFCナントからプロデビューし、2004-05シーズンにはリーグ最優秀若手選手とリーグベストイレブンに選出された。2006年にオリンピック・リヨンに移籍し、2006-07シーズンと2007-08シーズンにリーグ優勝を果たした。2006年10月11日のEURO2008予選フェロー諸島戦でフランス代表デビューし、EURO20082010南アフリカW杯に出場した。

ナント

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地元のサッカークラブ、FCナントの下部組織出身で、2001-02シーズンのスタッド・レンヌとのブルターニュ・ダービーでプロデビューした[1]。2002-03シーズンと2003-04シーズンは試合出場機会が限られたが、2004-05シーズンにはフィジカル能力に長けたミッドフィールダーとしての立ち位置を確立し、RCストラスブール戦ではFCナント在籍期間中唯一の得点を挙げた。クラブは降格ラインぎりぎりの17位に終わったが、個人の活躍は評価され、リーグ・アン最優秀若手選手とリーグ・アンベストイレブンに選出された。

オリンピック・リヨン

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2010年2月のインタビューにて

2004年夏にはリーグ・アン3連覇中のオリンピック・リヨンが移籍金1000万ユーロを提示してトゥラランの獲得を狙ったが、ナントは拒否した。2005-06シーズン終了後にはマアマドゥ・ディアッラジェレミー・クレマンを同時に失ったリヨンが再びトゥラランにオファーを出し、2006年5月19日に移籍金750万ユーロの4年契約で移籍した[2]。ナントでは背番号17を着けていたが、2003年のコンフェデレーションズカップにおいて亡くなったカメルーン代表マルク=ヴィヴィアン・フォエ(リヨン在籍時に17番を着けていた)に敬意を表す気持ちから28番を選んだ。開幕の古巣・ナント戦でデビューし、フル出場した[3]。主に4-3-3システムが採用されたチームの中盤でジュニーニョ・ペルナンブカーノキム・シェルストレームティアゴ・メンデスらとトリオを組み、2位に勝ち点17差で6連覇を果たした原動力となった。

2007-08シーズンにはリーグ最優秀選手賞にノミネートされたが、チームメイトのカリム・ベンゼマにタイトルを譲った。2008年夏には多くのクラブがトゥララン獲得に乗り出し、パトリック・ヴィエラの代役を期待したアーセナルや、パリ・サンジェルマンに移籍したクロード・マケレレの後継者を探していたチェルシーFCなどが強い関心を示した[4]。しかしリヨンにとどまることを望み、5月7日には2013年までの新契約を結んだ[5]。2010年1月13日、リーグカップFCメス戦で移籍後初得点を決めた。2010年夏にジャン=アラン・ブームソンギリシャパナシナイコスFCに移籍したため、2010-11シーズンはセンターバックにコンバートされ、キャプテンマークを付けることも多くなった。しかし、後述のW杯での件もあり思うような活躍ができず、チームも低迷した。

マラガ

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2011年6月17日、スペインマラガCFに約1100万ユーロの4年契約で移籍。自身初の国外でのプレーとなった。移籍後は主にセントラルミッドフィールダーとして出場している。

モナコ

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2013年7月6日、大型補強を行うASモナコへ移籍が決定[6]。契約は2年間だが、1年の延長オプション付き。

ボルドー

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2016年6月29日、FCジロンダン・ボルドーへ自由移籍で加入[7]。契約は2年間。

代表

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2000年、初の世代別代表となるU-17フランス代表に招集された。2006年にはU-21フランス代表としてUEFA U-21欧州選手権に出場し、準決勝でオランダに敗れた。大会ベストイレブンに選出されたが、同ポジションのMFリオ・マヴュバやMFイスマイル・アイサティも選ばれたため、トゥラランは左ウイングでの選出だった。

2006年8月24日、フランスA代表に初招集され、UEFA EURO 2008予選フェロー諸島戦にフル出場してデビューを飾った[8]UEFA EURO 2008本大会のメンバーにも選ばれ[9]、チームはグループリーグ敗退という期待外れの結果に終わったが、負傷したパトリック・ヴィエラに代わってレギュラーとして出場し、グループリーグ3試合全てにフル出場した数少ない選手となった。レイモン・ドメネク監督は事あるごとに「トゥラランはヴィエラの理想的な後継者である」と述べ[10]リオ・マヴュバアルー・ディアッララッサナ・ディアッラを押しのけてレギュラーポジションを掴んだ。2010 FIFAワールドカップにも招集されたが、グループリーグで勝ち点1しか奪うことができずに敗退した。2010年8月6日、トゥラランを含む5人の代表選手がフランスサッカー協会規律委員会に召喚され、大会中にチームが置かれていた状況についての説明を求められた[11]。8月17日、本大会出場選手全員に対して1試合の出場停止処分が下った[12]

人物・特徴

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  • シャイで謙虚な性格として知られている。シンプルなパス、優れたテクニック、効果的なタックルと堅実な守備が持ち味である[13]。本来のポジションは守備的ミッドフィールダーであるが、センターバックとしてもプレーできる。

所属クラブ

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代表歴

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出場大会

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試合数

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  • 国際Aマッチ 36試合 0得点(2006年-2010年)[14]


フランス代表国際Aマッチ
出場得点
2006 1 0
2007 8 0
2008 13 0
2009 8 0
2010 6 0
通算 36 0

タイトル

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クラブ

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オリンピック・リヨン

個人

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脚注

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  1. ^ “Nantes v. Rennes Match Report”. Ligue de Football Professionnel. (2002年3月23日). http://www.lfp.fr/ligue1/feuilleMatch.asp?saison=2001/2002&code_evt=D1&code_jr_tr=J30&num_ordre=7 2010年5月11日閲覧。 
  2. ^ “Jeremy Toulalan signe à Lyon”. NewsSearch. (2006年5月19日). オリジナルの2012年7月12日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20120712090243/http://news.search.ch/sport/fussball/2006-05-19/foot-jeremy-toulalan-signe-a-lyon.fr.html 2010年5月11日閲覧。 
  3. ^ “Nantes v. Lyon Match Report”. Ligue de Football Professionnel. (2006年8月4日). http://www.lfp.fr/ligue1/feuilleMatch.asp?saison=2006/2007&code_evt=D1&code_jr_tr=J01&num_ordre=6 2010年5月11日閲覧。 
  4. ^ “Nantes v. Lyon Match Report”. Eye Football. (2008年4月6日). http://www.eyefootball.com/news/4456/Chelsea-chase-Jeremy-Toulalan/ 2010年12月21日閲覧。 
  5. ^ “Toulalan prolonge à Lyon, Benzema et Ben Arfa devraient suivre” (French). Eye Football. (2008年3月7日). http://www.rtl.fr/fiche/64103/football-l1-toulalan-prolonge-a-lyon-benzema-et-ben-arfa-devraient-suivre.html 2010年12月21日閲覧。 
  6. ^ “トゥララン、新天地はモナコに決定”. GOAL. (2013年7月6日). http://www.goal.com/jp/news/126/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9/2013/07/07/4099598/%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%A9%E3%83%A9%E3%83%B3%E6%96%B0%E5%A4%A9%E5%9C%B0%E3%81%AF%E3%83%A2%E3%83%8A%E3%82%B3%E3%81%AB%E6%B1%BA%E5%AE%9A?ICID=HP_BN_4 2013年7月7日閲覧。 
  7. ^ ボルドーがモナコから元フランス代表MFトゥラランを獲得…2年契約 - 超ワールドサッカー 2016年6月29日
  8. ^ “France v. Faroe Islands Match Report”. UEFA. (2006年8月11日). オリジナルの2009年4月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090404014002/http://en.euro2008.uefa.com/tournament/qualifying/matches/match%3D83974/index.html 2010年5月11日閲覧。 
  9. ^ “France squad for Euro 2008”. London: The Guardian. (28 May 2008). http://www.guardian.co.uk/football/2008/may/28/france.euro2008.squad?gusrc=rss&feed=football 11 May 2010閲覧。 
  10. ^ “Toulalan won´t shy away from replacing Vieira”. Soccer News. (2008年8月7日). http://www.soccernews.com/toulalan-won%C2%B4t-shy-away-from-replacing-vieira/2994/ 2010年12月21日閲覧。 
  11. ^ “French football in chaos after players' mutiny”. Sports Illustrated. (2010年8月6日). オリジナルの2010年8月19日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100819192411/http://sportsillustrated.cnn.com/2010/soccer/08/06/france.ap/index.html 2010年8月17日閲覧。 
  12. ^ “Nicolas Anelka given 18-match France suspension”. British Broadcasting Corporation. (2010年8月17日). http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/8893705.stm 2010年12月21日閲覧。 
  13. ^ “A Great Player – Toulalan: Shy, humble and dorky”. Ole Ole. (2008年11月10日). オリジナルの2010年2月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100211131540/http://www.oleole.fr/blogs/france-road-to-world-cup-2010/posts/a-great-player-toulalan-shy-humble-and-dorky 2010年5月11日閲覧。 
  14. ^ ジェレミー・トゥララン - National-Football-Teams.com

外部リンク

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