スブラマニヤム・ジャイシャンカル
スブラマニヤム・ジャイシャンカル Subrahmanyam Jaishankar | |
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ジャイシャンカル、2023年 | |
生年月日 | 1955年1月9日(69歳) |
出生地 | インド、ニューデリー |
出身校 |
セント・ステファン大学(BA) ジャワハルラール・ネルー大学 (MA, MPhil, PhD) |
所属政党 | インド人民党 |
配偶者 | Kyoko Jaishankar |
子女 | 3 (Dhruva, Arjun & Medha) |
内閣 | 第2次モディ内閣 |
在任期間 | 2019年5月30日 - |
ラージヤ・サバー議員 | |
選挙区 | グジャラート |
在任期間 | 2019年7月5日 - |
在任期間 | 2015年1月28日 - 2018年1月28日 |
在任期間 | 2013年12月1日 - 2015年1月28日 |
在任期間 | 2009年6月1日 - 2013年12月1日 |
その他の職歴 | |
駐シンガポール高等弁務官 (2007年1月1日 - 2009年6月1日) | |
駐チェコ共和国インド大使 (2001年1月1日 - 2004年1月1日) |
スブラマニヤム・ジャイシャンカル(英語: Subrahmanyam Jaishankar, S. Jaishankar とも、1955年1月9日 - )は、インドの外交官、政治家。インド人民党所属のラージヤ・サバー議員。第2次モディ内閣で外務大臣を務めている。
駐アメリカ大使、駐中国大使、外務次官などを歴任した[1][2][3]。
生い立ち
[編集]軍事アナリストであり公務員だったK・サブラーマンヤンとSulochanaの息子として、ニューデリーで生まれる[4]。ジャワハルラール・ネルー大学で核外交を専攻し、国際関係論の博士号を取得した。
最初の妻と死別した後に、日本人女性と再婚した[5]、最初の妻との間に長男と長女、再婚した妻との間に次男を儲けている[6]。 ヒンディー語に加えて、タミル語 、ロシア語、中国語、日本語、英語、ハンガリー語が話せる。
名はジャイシャンカル、スブラマニヤムは家族名。S・ジャイシャンカルとも。中国語での名は「蘇 傑生」。
経歴
[編集]1977年にインド外務省に入省した。1979年から1981年までソビエト連邦のモスクワで勤務し、ロシア語を学んだ。
1996年から2000年まで、東京のインド大使館で勤務した[7]。この期間は、インドが核実験を実施した影響で日印関係は下降傾向であったが、森喜朗首相がインドを訪問したことにより関係回復へと向かった[8]。2000年、駐チェコ共和国インド大使に任命された。
駐中国大使
[編集]ジャイシャンカルは駐中国インド大使に就任し、在職期間は4年半とこれまでで最長となった[9]。北京では、中国とインドの経済、貿易、文化関係の改善、および中印国境紛争の対処にあたっている[10][11]。 2012年、インド大使としては彼は10年ぶりにチベットを訪問した[12]。
駐アメリカ大使
[編集]2013年9月に駐アメリカインド大使に任命された[9][13]。
外務次官
[編集]2015年1月29日に外務次官に任命された。次官就任の発表は、ナレンドラ・モディ首相が議長を務める2015年1月28日の任命委員会の会議の後に行われた[1][2]。
外務大臣
[編集]著作
[編集]- Jaishankar, S. (2020). The India Way: Strategies for an Uncertain World. Harper Collins. ISBN 978-9390163878
- S・ジャイシャンカル著、笠井亮平訳『インド外交の流儀:先行き不透明な世界に向けた戦略』白水社、2022年。ISBN 978-4560094709
脚注
[編集]- ^ a b ACC Appointment, Press Information Bureau, 29 January 2015
- ^ a b S Jaishankar, is the new foreign secretary, Hindustan Times, 29 January 2015
- ^ “新外相の妻は日本人 距離感変わらぬインド外交”. 産経新聞. 2019年8月8日閲覧。
- ^ S Jaishankar to be India’s Next Envoy to Washington, First Post, 9 August 2013
- ^ “S Jaishankar, Surprise Pick In Modi's Cabinet, May Play Key Role On Foreign Affairs”. Pranay Sharma. Outlook (30 May 2019). 12 June 2019閲覧。
- ^ Haniffa, Aziz (11 March 2014). “India's new US envoy presents credentials to Obama”. Rediff.com
- ^ “Dr. S. Jaishankar, Ambassador of India – Beijing. Embassy of India, Beijing, China”. 4 June 2019閲覧。
- ^ Japan-India Relations (Basic Data), Ministry of Foreign Affairs of Japan, November 2012
- ^ a b Jaishankar moving to U.S. after eventful tenure in China, The Hindu, 13 December 2013
- ^ India’s relationship with China expanding substantively: S. Jaishankar, The Business Standard, 20 May 2013
- ^ Disturbance of Peace at Border Can Vitiate Ties: India to China,The Economic Times, 21 August 2013
- ^ Indian ambassador makes visit to Tibet for first time in 10 years,Global Times, 3 July 2012
- ^ “Meet Subrahmanyam Jaishankar, the new Indian Ambassador to USA”. 24 December 2013閲覧。
- ^ “PM Modi allocates portfolios. Full list of new ministers”, Live Mint, (31 May 2019)
外部リンク
[編集]- スブラマニヤム・ジャイシャンカル (@DrSJaishankar) - X(旧Twitter)
外交職 | ||
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先代 ニルパマ・ラオ |
駐中国インド大使 2009年 – 2013年 |
次代 Ashok Kantha |
駐アメリカインド大使 2013年 – 2015年 |
次代 アルン・クマール・シン | |
先代 スジャータ・シン |
外務次官 2015年 – 2018年 |
次代 ビジャイ・ゴーカレ |
公職 | ||
先代 スシュマ・スワラージ |
外務大臣 2019年 – |
現職 |