ジャンヌ=マリー・ダルレ
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ジャンヌ=マリー・ダルレ(Jeanne-Marie Darré, 1905年 ジヴェ – 1999年1月26日 ル・ポール=マルリー)はフランスのピアニスト。ショパンやリストのピアノ独奏曲や、サン=サーンスの協奏曲の、叙情的で優雅な解釈で名高い。レジオン・ドヌール勲章やフランス芸術文化勲章シュヴァリエ章を授与された。
略歴
[編集]パリ音楽院でイシドール・フィリップとマルグリット・ロンに師事し[1]、ガブリエル・フォーレやカミーユ・サン=サーンス、モーリス・ラヴェルらにも学んだ。
14歳でデビューし、16歳で最初の録音を行なう。21歳のときにポール・パレーの指揮の下でラムルー管弦楽団と共演し、単独の演奏会でサン=サーンスのピアノ協奏曲を全曲演奏する。ヨーロッパで最初の演奏旅行を行なったのを皮切りに、1980年代に演奏活動から引退するまで定期的に演奏活動を行なった。ただしアメリカ合衆国での演奏は、1962年に2月に、シャルル・ミュンシュの指揮するボストン交響楽団とカーネギーホールで初共演したのが唯一の機会となった。1958年から1975年までパリ音楽院の教授として後進の指導に当たった。主な弟子にイレーナ・ヴェレッドやマリレーヌ・ドッスらがいる。
脚注
[編集]- ^ 著者吉澤ヴィルヘルム、発行者矢野恵二『ピアニストガイド』株式会社青弓社、印刷所・製本所厚徳所、2006年2月10日、222ページ、ISBN 4-7872-7208-X
外部リンク
[編集]- Kozinn, A (1999年2月1日). “Jeanne-Marie Darre, 93, a Pianist of Lyrical Power”. Obituaries (The New York Times) 2007年9月29日閲覧。
- Morrison, B (1999年2月20日). “Champagne piano”. Obituaries (The Guardian) 2007年9月29日閲覧。